2013年05月17日

F1に復帰するホンダ、緊急記者会見はUstreamで実施

ホンダが2015年からF1に復帰する。英国の名門チームであるマクラーレンにエンジンを供給するエンジンサプライヤーとしての参戦だ。チーム名は「マクラーレン・ホンダ」となる。F1は2014年からターボエンジンとなる。ホンダとマクラーレン、そしてターボエンジンとなるば、思い出すのはホンダの黄金期。あの16戦中15勝という圧倒的な強さを見せた体制が復活するのである。

2014年からではなくて、2015年の復帰というのが、「どこまでファンを待たせるんだ」とやきもきするが、現在のF1はエンジンが強ければ早い車をつくることができるわけではない。エンジンは車体の一部であり、トータルバランスが悪いと、エンジンだけ良くても速くならない。速いマクラーレン・ホンダを実現するには、時間が必要だったのだろう。

さて、本日(2013年5月16日)の緊急記者会見はUstreamで実況中継された。ネット時代ならではの広報活動である。記者会見というと、一般的にはクローズなものであるが、Ustreamなどを活用することで、早く、多くの人に物事を伝えることができる。

「マスコミの仕事はどうなるのだ」という声が聞こえてきそうだが、マスコミはその場所にいたことを利用して、当事者に質問をするなど独自の取材活動ができる権利はそのまま持っているわけで、Ustreamを使われたから、仕事に影響が出るとは考えにくい。

それにしても、私がちらりとUstreamにアクセスしたときは、1万人くらいの人が視聴していた。それほど多くの人がアクセスしていたにも関わらず映像はクリアだった。改めて映像を気軽に流せる時代になったことを感じた。

そういえば、Googleの開発者向けイベントのGoogle I/Oも一日中映像を流している。人が集まるキーノートスピーチでも映像や音声はほとんど乱れずにライブ中継されていた。個人的には、たくさんの人が集まるイベントのライブ中継は、映像は低解像度で音声も途切れがちというのが当たり前だった。この認識は変えないといけないと感じた。これから何かを始めるときは、インターネットでも映像によるプロモーションが普通になるのだろう。

ということで、ライブ中継されたホンダのF1復帰記者会見は、Ustreamで見られる。見逃した人はチェックしてみるといい。きっと伝説の始まりになるだろう記者会見だから。下にも映像を埋め込んでおく。


では、今回はここまで。



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2010年03月16日

無料ゲームによるマーケティング/マネタイズ

SNSで無料のゲームで遊べることをうたうことが増えてきました。正確にはゲームだけではなくSNSで動くアプリケーションが増えてきました。SNSのアプリケーションの元祖を特定するのは難しいですが、SNS特有の知り合いとの交流機能以外を提供すると言う意味ではFacebookが最初だったと思います。

海外のSNSでは、Facebookに続いてMySpaceもアプリケーション機能を実装しました。趣味で使うSNSだけでなく、ビジネス人脈を構築するLinkedInもアプリケーション機能を提供するようになりました。

日本では、モバゲータウンが無料ゲームで人を集めたのが最初と言っていいかもしれません。これより古くからやっているサービスがあるかもしれませんが、友人との交流以外の機能をウリにしたSNSはモバゲーが最初といえるでしょう。

さらに、無料ゲームの分野ではGREEが少し時間をおいて出てきます。GREEはいわゆるSNSらしいSNSでしたが、マネタイズの必要性からでしょうか、テレビCMを見ても無料ゲームのサイトであることを強調しています。

そして、mixiですが、こちらもアプリケーション機能を提供しています。サンシャイン牧場など人気のある無料ゲームも増えてきました。ただし、個人的な感想ですが、mixiは最大規模の会員数を誇るだけあって、単に遊べるだけのアプリではなくて、そこにマーケティングの意味を含めたアプリも出てきています。

例えば、ホンダのCR-Zをプロモーションするアプリでは、趣向をこらしてCR-Zの宣伝を実施しています。ユーザー名を変えさせてまでCR-Zという文字列を露出させるアプリが出てくるとは夢にも思いませんでした。従来はマスメディアに頼っていた告知をSNSで可能になってきた証拠でしょう。もちろん、アプリケーション自体が人を魅了するものでなくては、そもそも告知効果を狙えません。どこにどうお金をかけるかという基本的な問題は、告知をする方からすると難しい判断を迫るものになるかもしれませんが...。

ゲームやゲームに類するものは、深く楽しもうと思ったら追加でお金を払うようになっていることがほとんどです。よくmixiアプリを公開すればものすごく儲かるといわれることがあります。これは成功事例だけを耳にして他のことを忘れているか、ものすごい幻想をいだいているかのどちらかでしょう。

最後はコンテンツが勝つわけで、アバターやデジタルグッズなどゲームを深く楽しめるものでマネタイズするにしろ、ユーザー調査などマーケティング目的で公開するアプリにしろ、アプリそのものの魅力がビジネスの基本になってくるのでしょう。

コンテンツの魅力でビジネスができるのは、あり意味で理想です。オーディエンスに受け入れらるかどうかかは微妙なところですが、ゲームには人はお金を出すという現実がある以上、コンテンツ本体でマネタイズするのはそれほど無茶な話ではないのかなと思います。余談ですが、オールドメディアの代表である新聞も電子版を始めるわけですし。

そうか!ニュースサイトもゲームにしてしまえば自然にオーディエンスからお金を徴収できるのか!と夢なようなことを考えてしまいました。

では、今回はここまで。
タグ:ゲーム


posted by やすお at 03:09 | Comment(0) | TrackBack(1) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年11月28日

ルパン三世は何をしようとしているのでしょうか

ルパン三世・・・男があこがれる男ではないでしょうか。

そのルパン三世がmixiに登録しました。何が目的なのか分かりません。せっかくなのでマイミク申請を出してみました。すると、申請を送ってから数秒後(1秒かかってないかもしれません)には、私の申請を承認してもらいました。ルパン三世はかなり気さくな人のようです。

話はそれだけではありません。なんと、ルパン三世はmixiの会員にお願いをしています。盗んでほしいものを教えてほしいのだと。日記には盗んでほしいものを入力する登録フォームへのURLが記載されています。そこに行くと、入力欄が1つあるだけのシンプルな画面があります。盗んでほしいものをそこに記入するだけでいいみたいです。

私は、最近話題になっている事業仕訳を見ていて、「そういえば、少し前は埋蔵金がうんたらかんたらという話があったな」と思ったので、「日本政府が持っている埋蔵金」と入力しました。すると、昔テレビで見た題名を表示する映像が流れるではありませんか。あのタイプライタをたたく音とともに一文字ずつ画面に表示していくアレです。表示される題名はもちろん、先ほど入力したものです。なんだか感動しました。

ルパン三世は登録されたものは盗む方針のようです。ただし、「峰不二子のハート」は入力してはいけないようです。本人は「盗む自信がないわけじゃない」と日記に書いていますが、私はさすがのルパン三世でも盗めないのだなと思いました。強がらなくてもいいのにね。

さて、ルパン三世はmixiに登場したり、盗むものを公募したり、何が目的なんでしょうね。

◎参考リンク


posted by やすお at 01:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年04月23日

クラウドソーシングで大量のCM映像を制作してしまった面白いキャンペーン

まずはYouTubeに投稿されたこの動画を見てほしい。21秒ほどの短い動画だ。耳に残る曲に合わせて女性がダンスをしている動画である。



この動画は、ロッテのガム「Fit's」(フィッツ)のキャンペーン「Fit's DANCE CONTEST」に応募されたものである。コンテストでは、CMソングに合わせて踊っている動画をYouTubeに投稿し、再生回数が多い動画を投稿した人は賞金などをもらえるというものだ。YouTubeと共同でしかけた宣伝である(YouTubeでの特別サイト)。このキャンペーンは成功しているようで、2009年4月22日現在、1200の動画が投稿されている。冒頭で挙げた動画はこの中の1つである。

マーケティング施策として、テレビ向けのコマーシャル映像を制作することは普通のことだし、口コミ効果を狙って、動画投稿サイトのようなソーシャルメディアを活用することも増えてきている。ただし、ソーシャルメディアを活用といっても、これまではテレビCMをYouTubeのような動画投稿サイトで流したり、ブログパーツを用意してブログに貼ってもらったりすることが多く、どちらかというと、企業が用意したコンテンツを一般の人によって、徐々に世間に浸透させていく戦略をとることが多いと思う。

今回のロッテのキャンペーンは、ブログオーナー向けにブログパーツを用意しているし、YouTubeでCMを見られるようにしているのは当然のこと、それに加えて、あたかも一般の人にCMを制作してもらうかのような仕組み(キャンペーン)を提供した。CMソングを素材として用意し、それを使ってダンスを踊る映像をコンテストとして募集したのだ。結果、集まったのが1200もの動画というわけだ。1つのCMソングで1200もの映像を制作するのは1つの企業だけでは不可能だ。このように一般人の力を借りたマーケティングというのもおもしろい。

一般人の力を借りて何かを実現することをクラウドソーシングという。ロッテから見れば、1社が提供できるCMの限界を超えたバリエーションのCM映像をキャンペーンによって獲得できたともいえる。そして、投稿された映像はバイラル効果によってさらに世間に認知されるようになる。ソーシャルメディアによるバイラルマーケティングとクラウドソーシングによるこれまでの限界を超える量のCM制作という、かなり高度なこと2つを成し遂げている。

さて、この動画をどこで知ったかというと、音楽を中心としたSNSであるマイスペースのフレンドからのメッセージからだった。私はこのCMをテレビで見たことがない。普段はあまりテレビを見ないということもあるのだが、そんな私にも、YouTube経由だけれども、Fit'sという商品を知ることができた。SNSというソーシャルメディアがなければ、私はFit'sというガムの存在を知ることはなかっただろう。そして、フレンドからのメッセージがなければ、こうしてブログを書くこともなかった。そういう意味では、私もロッテのマーケティング戦略にはまった一人である。楽しめたからいいんだけどね。

ちなみに、私はこのCMソングを歌っている" たむらぱん"というアーティストを応援している。マイスペースから誕生したアーティストだ。これからもっと大きくなるアーティストなので、チェックしてみてはいかがだろうか。

では、今回はここまで。

posted by やすお at 00:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年04月17日

サイバーエージェントは著名人を自分のリソースだと思っているのだろうか

サイバーエージェントは、2009年4月16日に著名人をつかったマーケティング事業を行うTMN(サイバーエージェントの100%子会社)を設立した。サイバーエージェントが運営しているブログサービス「Ameba」では、たくさんの芸能人がブログを書いている。ギネス記録を樹立した上地雄輔オフィシャルブログ「神児遊助」もAmebaで運営されている。このような著名人のブログはアクセスが多いので、メディアとしての価値が高い。著名人のブログに広告を載せれば広告効果は高くなるだろうし、口コミ効果も抜群だ。

という効果を期待して、TMNはAmebaの著名人ブロガーが商品・サービスを体験した感想をブログに書く「記事マッチ」という広告商品を広告主や広告代理店に販売する。つまり、著名人が書くブログの記事を広告にしてしまうのだ。これは想像でしかないが、「新発売のビールを飲んだら超オイシー!」というような記事を書かせて、意図的な口コミを発生させるのだと思う。

このビジネスモデルの問題は、広告が広告と分からないことである。あたかも著名人が自分の言葉で語ったことであるかのように読んだ人は勘違いしてしまう。しかし、実際は広告主などから頼まれて特定の商品を宣伝しただけだ。ブログ記事に「これは記事マッチの依頼で書いたものです」といった断り書きがあれば別だが、そのような配慮がなければ、読んだ人をだますことになりはしないだろうか。もし、何も配慮をしないで、著名人に記事を書かせた場合、サイバーエージェントの評判は落ちるに違いない。

著名人のブログで特定の商品やサービスを取り上げるのは、テレビやラジオ、新聞・雑誌のCMに芸能人が出演するようなものだ。CMは他の編集コンテンツとは明確に区別される。「記事マッチ」の仕組みは、何も配慮がないと、たとえば、テレビ番組の内容がCMだけになってしまったようなものである。

実際には、「これは記事マッチです」といった断り書きが表示されるのだろうが、そうすると今度は大きな口コミ効果を望めなくなる。あくまでも著名人に語らせることに意味があるのだから。

まあ、ブログに書く記事以外にも、著名人メディアと企業が共同で商品開発をすることもあるそうなので、そちらをメインにした方が無難かなと思う。広告と分かってブログ記事を書いた著名人に対しては、ファンが不信感をもったりするなど、あまりよくない状態となる。サイバーエージェント(TMN)は、ブログ記事は誰のものなのか改めて頭に入れておいた方がいいと思う。

◎参考記事


posted by やすお at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年01月10日

インターネット広告の伸びが小さくなったから、エンドユーザーにお金を払ってもらうということなんだろう

小額課金(マイクロペイメント)がひそかに話題になっている。これまでの主流はエンドユーザーには無償でサービスを提供し、その代わり広告で開発・運営費をまかなうというビジネスモデルだった。これが2008年の金融の混乱により、実体経済に影響が出てきている。そしてインターネット広告にも影響が出始めた。2007年までのような広告出稿を見込めなくなったのだ。そこで、足りなくなった売り上げは、エンドユーザーからいただいてしまいたい。そのために必要なものがだんだん揃いつつあるといったところだ。事実かどうかは検証していないが、それほど外してないのではないだろうか。

個人向けの小額課金は、iTunes Music Storeなどもあり、だんだん人もネットでの小額課金に抵抗がなくなってきたように思える。SNSのMySpaceもマイクロペイメントの導入を検討しており、おそらく楽曲購入の決済に使うのだろう。

音楽以外でも、実現はしていないが、ポッドキャストやメルマガなどで有料化を検討しているものもある。あるポッドキャストでアンケート結果を聞いたのだが、すぐれたコンテンツには半数以上の人が有料でも構わないからポッドキャストを聴きたいという結果が出ていた。

私は、これまでの広告モデルでインターネットビジネスが成り立っていたことが異常だと思う。広告が冷え込んできた今、サービスにきちんと対価を支払うという当たり前の状況が生まれたらいいなと思う。

ちなみにこのブログは有料化するつもりはまったくありません(2009年1月現在)。ご安心ください。

posted by やすお at 03:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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