2008年11月18日

インターネット三河屋さんを実現するには

読みたかった本をやっと入手できたので読んでいる。「次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの」(湯川鶴章 著)だ。実はまだ読み終わっていない。80%くらいまで読み進めたところで、著者の言いたいことは出てきたと思うので、この時点でメモを残しておきたいと思う。

結論からいうと、インターネットマーケティングはサザエさんに出てくる三河屋さんを目指すべきということ。サザエさんの家族状況を把握し、必要なものを必要なときに適正な価格でデリバリーする。これが、現在考えられる究極の姿であり、それを実現するために各プレイヤーが動いているというのだ。

正直なところ、私はインターネット広告に詳しくないので、本書に書いてあることを理解できるかどうか不安だった。読んでみると難しい内容ではなかった。読者ターゲットを広告人以外のところにも設定しているのだと思うが、インターネット広告に携わる人であれば誰でも知っている言葉にも用語解説を付けているなど、初心者向けの親切設計にありがたみを感じた。

で、肝心の著者が伝えたいことであるが、最初に結論を書いておいてなんだが、私は30%も理解していないと思う。本書には「広告マーケットプレイス」「CRM」「デジタルサイネージ」「Web解析」というキーワードがいたるところに出てくる。各キーワードが意味しているところは、どこかで読んだか聞いたかをしているので、それほど的外れな理解はしていないと思う。ただし、これらの技術を核にした「マーケティングプラットフォーム」と言われると、ちょっと腑に落ちる理解ができなかった。

思うに、「マーケティングプラットフォーム」という言葉が意味するものが、読む人によって意味が変わってくるからだと思う。私がイメージする「マーケティングプラットフォーム」と著者が伝えたい「マーケティングプラットフォーム」のイメージは異なっているのだろう。確かに、「マーケティング」や「プラットフォーム」という言葉は広い範囲の意味を表す。この2つの言葉の和であれば、さらに意味するものが広がる。そのあたりで私は頭の整理ができていない。

本書は通勤時間に少しずつ読んでも2日あれば読めてしまうだろう。私はもう1回読み直して、もう少し理解を深めたいと思う。すぐに読めるが、内容が浅いわけではなく、エッセンスだけしか紹介していないだけなのだ。著者が重要なプレイヤーになる企業のWebサイトを紹介している。本書から得るものは、これらのWebサイトを覗いてから、さらにもう1回読み直すことで理解できるような気がする。





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2008年10月28日

静かを主張する赤いポッチの憎いやつ、その名はThinkPad

AMN主催の「ThinkPadブロガーミーティング」に参加したことは、以前のブログで報告しました。そこでThinkPadを2週間借りられるモニタープログラムがあったので申し込んで見ました。貸し出し期間は2008年10月23日から30日までの2週間。借りることができた機種は、ビジネス向けでは定番の「ThinkPad T500」です。ハードウエアのスペックなどはレノボのWebサイトの方が詳しいので、ここでは説明しません。あくまでも使った上での感想を紹介します。
 
まず、驚いたのは静かなこと。オフィス内は昼間だと電話の音などガヤガヤとさまざまなノイズが耳に入ります。しかし、残業中など遅い時間になるとオフィス内は静かになり、昼間は気にしなかったノイズが気になり始めます。最近のパソコンは静かになってきているとはいえ、ファンの音など耳障りな音を発します。ThinkPadは静か、とても静か。夜遅い時間のオフィスだけでなく、一般家庭でも夜遅くに一人で使うのに、家人に迷惑をかけることがありません。
 
私が家で使っているのは6年前に購入したノートパソコンなのですが、それと比べると比較にならないくらい静かです。6年前のパソコンと比べるのもどうかと思いますが、他に比べる対象がないので勘弁ください。で、静かなことは仕事に集中するのに役立つのですが、パソコンで音楽を聴くのにも役立ちます。私はこうしてブログを書いている間、Last.fmでストリーミングされる音楽やハードディスク内に溜め込んだ楽曲をMediaPlayerで再生して楽しんでいます。夜だとなかなか大きな音で再生できないのですが、あまり音量を絞ってしまうと、ファンの音などが気になって、音楽自体がノイズになってしまいます。私が使っている6年前のノートパソコンがそうでした。でも、ThinkPadは違います。音を絞っても音楽だけが聞こえます。おそらく、スピーカーの性能も私の6年前パソコンとは違うのでしょう。正直なところビジネス向けが中心のThinkPadで音楽を聴くことについては期待していませんでした。でも、私の6年落ちノートPCより音質がいいのです。なんということだ!私の愛機が勝っているところがないじゃないか。まあ、6年前のパソコンと比べるほうが悪いのですけどね。
 
次に、ThinkPadといえば赤いポッチです。ポインティングデバイスなのですが、これは本当にいい。ThinkPadモニタープログラムで借りているからほめているわけではありません。赤いポッチは「TrackPoint」といいます。マウスの代わりなのですが、非常にスムーズにマウスカーソルを意図したところに動かすことができます。私は10年位前のThinkPadのユーザーでして、その時もTrackPointの感触に驚いた覚えがあります。10年前のTrackPointと比べるとさらに進化しているようで、久しぶりに使った割には普通に使えてしまいました。結局、モニタープログラム期間中、マウスをつなげる必要はありませんでした。TrackPointはそれくらいいいのです。借りているThinkPadにもともとマウスが付属していないことからも、レノボのTrackPointに対する自信が分かります。
 
マウスが不要ということは、モバイルシーンでものすごい武器になると思います。多くのノートパソコンはパッドをスリスリしてマウスカーソルを動かすインタフェースを持っています。でも、外出中ならともかく、社内でノートパソコンを会議に持ち込んだりした人の多くは、マウスをつなげてパソコンを操作しているのではないでしょうか。マウスはかさばるデバイスです。そんなものを持ち込まなくても、ノートパソコンにはじめからついているポインティングデバイスでマウスと変わりない操作ができるのです。ThinkPadは持ち運んで使うノートパソコンとして優れていると思います。ただし、世の中はタッチパッドじゃないとダメな人も多いようです。ThinkPadにはTrackPointだけでなく、タッチパッドも備えています。個人的にはTrackPointだけのモデルがほしいところです。
 
さて、このTrackPointですが、ノートパソコンに搭載するだけではもったいないかなと思います。携帯電話に搭載すると便利になるのではないでしょうか。スマートフォンでは現在の方向キーだけでナビゲーションするのは結構つらいものがあります。iPhoneのようにタッチパネルもいいのですが、何かを正確にポイントするにはマウスカーソルのようなものが欠かせません。場所をといらないTrackPointですから、携帯電話に搭載することでスマートフォンを楽に操作できるようになると思います。
 
ポストパソコンは携帯電話だと言われてきました。パソコンに替わる機能を持つのははスマートフォンです。これまで、スマートフォンはお世辞にも使いやすいナビゲーションではありませんでした。iPhoneで変わったとはいえ、まだまだというところではないでしょうか。少なくともナビゲーションにおいては、TrackPointがスマートフォンに搭載されることでスマートフォンのユーザーが増えるような気がします。GoogleはAndroid携帯を出しています。レノボもAndroidまたはWindows Mobileの端末を出してみてはいかがでしょうか。ThinkPadのデザインをした携帯電話って格好いいと思うんだけどなあ。だめでしょうか。法人向けの需要は結構あるのではないでしょうか。

というところで、ThinkPadレポートは終わりです。もっと書きたいことはあるのですが、あまり書くと宣伝っぽくなってしまうので、個人的に気に入った2点、静かなところと赤ポッチ(TrackPoint)についてレポートしました。

最後に、悪いところは特になかったです。あえて指摘するなら、ディスプレイの解像度が高くて、表示される文字の大きさが小さく見えることです。視力が衰えてきた人にはこの文字の小ささはつらいところがあります。まあ、フォントの設定でなんとかなるのですが、それをやらなければならないのは40歳以上の人には苦痛以外のなにものでもありません。不満な点はそれくらいでした。

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2008年10月23日

RSSリーダーのBloglinesは誰が買うべきなのか

前回の記事で書けなかったRSSリーダーのBloglinesにまつわる動きについて勝手気ままに書いてみようと思う。

Bloglinesは検索エンジンのAsk社の傘下にあるが、現在は売りに出されている。今のところ買い手はいないらしい。収益がほとんどないサービスなので、買い手がつかないのも分からないではない。では、どこが買うのか、勝手な予想をしてみよう。

Googleは買わないよね。Google Readerという立派なサービスがあるからね。だとすると、RSSリーダーを持っていないインターネット企業ということになる。ぱっと思いつくのはMicrosoftとYahoo!だ。Microsoftによる買収話は実際にあったらしいが実現はしなかったようだ。私はMicrosoftが買収するのがいいのかなと思う。MicrosoftはRSSフィードを取り込むRSSリーダーのサービスを持っていないはず。情報を効率よく配信するプラットフォームを持ってないのは、今後のインターネットビジネスの展開において不利になる。もちろんMicrosoftが提供するサービス群の間ではRSS/XMLの技術が使われていると思う。エンドユーザーまでRSSフィード経由で情報を届ける仕組みを持っていないだけだと思う。

一方、Yahoo!にはMy Yahoo!があるので、新しいRSSリーダーはあまり必要ない。だが、現在のMyYahoo!は新聞の一面のようにさまざまなコンテンツを一覧するには便利なのだが、大量のRSSフィードを処理するのには向かない。エンドユーザーが必要とするさまざまな分野の大量の情報を効率よく表示するには、BloglinesのようなRSSリーダー機能が必要になる。MyYahoo!とBloglinesが融合することで非常に面白いポータル画面が出来上がるかもしれない。

■メディア企業が買収してもいいかな
ニュースサイトを運営するメディア企業がBloglinesを買収しても面白いかもしれない。自社サイトのニュースをオーディエンスの読ませるためのインフラとして使うのだ。

特に米国ではコンテンツのオープン化が進んでいる。自社のニュース記事はさまざまなサイトに配信されるし。広告を含めて自社オリジナルのコンテンツに接触してもらうには、コンテンツにワンストップでアクセスさせる工夫が必要だ。RSSリーダーはオーディエンスを、自社サイトにとどまらせるツールになるのではないだろうか。

また、自社サイトで大量のRSSフィードを配信している場合は、単純に自社サイトのコンテンツだけを読ませるために、BloglinesのようなRSSリーダーを組み込んでもいいだろう。いっそのことトップページをRSSリーダーの画面にしてしまってもいいかもしれない。

 * * *

勝手なことを書きなぐってしまったが、RSSフィード技術が情報配信における重要な技術になることは疑いようがないと思っている。Bloglinesはパーソナライズ機能を持ったポータル事業者や大量のニュースを配信するメディア企業にとってお買い得な企業・サービスだと思うのだが、どうだろうか。



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2008年10月22日

Bloglines復活! RSSフィードの未来は明るいか

先日の記事でRSSリーダーのBloglinesがやばいことになっていると書いた。TechCrunchで話題になったからだろうか、なんとBloglinesが突然復活したのだ。不具合が解消されて、RSSフィードを定期的に読み込めるようになった。Bloglinesのブログや、もちろんTechCrunchでも記事になっている。


でも、このタイミングで復活したことを素直に喜んでいいのだろうか。見方を変えれば、ブログなどで話題になってしまったので"仕方なく"対応したのかもしれない。つまり、トラブル解消なんてやる気は持っていなかったかもしれないのだ。これはまったく根拠がない話なので真実はそうでないと思いたい。予定通りの進ちょくで、たまたま完了したのが、TechCrunchなどで指摘された翌日だったのかもしれないわけだから。もちろん、こちらの方の説であることを祈りたい。


■RSSフィードは情報血管の中を走る赤血球だ

インターネットを人間の体にたとえると、線(ライン)は血管であると考えられる。RSSフィードは情報を運ぶ赤血球の役割を持つといえるだろう。情報がなければビジネスも日常生活も回らない現代社会である。情報を末端のオーディエンスにお届けするためにはRSSフィードの技術が欠かせない。酸素がないと生きていけないように、血栓ができないように、動脈硬化をおこさないようにするインフラ整備も必要であるが、酸素(情報)を運ぶ赤血球(RSSフィード)を効率よく大量に運ぶことも頭に入れておかなければならない。

もちろんRSSフィード以外にも情報を流通させる手段はあるだろうし、RSSフィードより優秀な手段も考案されるかもしれない。ただし、今のところはRSSがベスト。インターネットにつながるサーバーやパソコン、携帯電話、ゲーム機、家電など、情報を配信するデバイスすべてがRSSフィードを処理できるようになれば、便利な未来が見えてくるだろう。

さて、次回はBloglinesの買収話について思うところを紹介しようと思う。今回は長くなってきたので、ここで一区切りつけます。

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2008年10月20日

RSSリーダーのBloglinesは息の根が止まってしまうのか

かつてWebブラウザベースのRSSリーダーとしてトップシェアの位置にいたBloglines。今となってはGoogle Readerがトップの座にいる。Bloglinesの逆襲はあるのだろうか。残念ながらもう勝負はついたのかもしれない。
 
TechCrunchの記事によると、Bloglinesには一部のRSSフィードを読み込めないエラーが発生しているようだ。しかも復旧するのに時間がかかっているというのだ。驚いたのはBloglinesのファウンダーであるMark Fletcher氏もBloglinesのトラブルにうんざりしているようで、Twitterで「いいかげんにしてくれ。Google Readerを使わなきゃならんのか」と書き込んでいる。
 
以前、このブログでも指摘したが、Bloglinesのベータ版はベータ版のままで正式版になる気配がまったくない。私はBloglinesを使っていたが、ベータ版がなかなか正式版にならないことで、Bloglinesの将来性に疑問を持った。なので、今ではGoogle Readerを使っている。どちらのRSSリーダーにも一長一短はあるのだが、今ではGoogle Readerにすっかり慣れてしまった。Bloglinesのベータ版が正式版になっても、Bloglinesに戻ることはないだろう。Google ReaderもすぐれたRSSリーダーである。
 
さて、RSSフィードはブログを読むためのサービスとして出力されているわけではない。RSSフィードは基本的にはXMLファイルである。なので、Webサービスなどプログラム間でデータ交換をするのにも使える。記事情報をさまざまなWebサービスで再利用するといったことも、RSSフィードを媒介にすることで可能になる。
 
BloglinesはせっかくRSSフィードをハンドリングする技術を持っているのだから、RSSリーダー以外のビジネスを展開してほしかった。RSSフィードの高速処理はBloglinesの強みだと思う。RSSフィードなどXMLデータを使ってWebサービス間でデータ交換しなければならないケースは増えるだろう。少なくとも、コンテンツアグリゲーションサービスやソーシャルメディアなどはユーザーが生成するデータをRSS(XML)で送受信することが必須になる。それらを処理する何かのWebサービスを生み出してほしかった。
 
どちらにしろ、RSSリーダーとしてのBloglinesは終わったかもしれない。この事実は事実として受け止めよう。RSSリーダーは登録しているフィードのリストをインポート/エクスポートする機能を備えている。アプリケーションとしては別のアプリケーションに移行しやすいものだといえる。Bloglinesも購読しているRSSフィードをエクスポートする機能を持っている。ご丁寧に、TechCrunchの記事でもエクスポートの手順を皮肉を込めて説明している。私もGoogle Readerに飽きたら、別のサービスに乗り換えることだろう。
 

posted by やすお at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月20日

インターネットビジネスに携わる人の話を生で話を聴けるイベント

インターネット事業を手がけるデジタルガレージが主催するイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2008」(NCC2008)が2008年11月5日と6日の二日間で開催される。場所は東京・恵比寿ガーデンホール。受講料は無料(事前登録が必要)。国内外で活躍するインターネットビジネス企業の経営者が集まり、次世代のインターネットビジネスについて話す。私も都合がつけば参加したいと思う。申し込みはここからできる。

これらインターネット企業はWebサイトでの情報発信も盛んではあるが、ライブで話を聴くことでインターネットビジネスの温度などを体感できるだろう。特に「Web2.0」という言葉がだんだん色あせてきて、"次"を探したくなるこの時期に、インターネットビジネスの現場の声を生で聞けるのは貴重な体験になると思う。やはり生は気持ちいいのだ。

個人的に注目しているスピーカーは、次の人たちだ。

Reid Hoffman氏(LinkedIn社 創業者、会長 兼 社長)
ビジネスSNSの動向を知るには、この人から話を聞くしかないだろう。社内SNSの導入が進み始めたことを考えると、社内情報共有システムは社内SNSから、外部とのコネクションを構築できるビジネスSNSに向かうのではないかと個人的には感じている。今のところ、ビジネスSNSとしてはLinkedInが頭ひとつ出ている感じだ。

夏野剛氏(慶應義塾大学 教授、ドワンゴ 顧問)

NTTドコモの印象がまだまだ強い夏野氏だが、ドワンゴをどのように育てるのか見ものである。

Spencer Hyman氏(Last.fm社 COO)
音楽業界を変えるのはAppleだけではないと思う。可能性としてはストリーミング配信がどのように音楽ビジネスを変えていくのか興味深い。

Loic Le Meur氏(Seesmic社 創業者 兼 CEO)

動画版TwitterといわれるSeesmicというサービスがある。日本で流行るかどうか予測できないのだが、YouTubeやニコニコ動画が普通に受け入れられているのを見ると、パソコンまたは携帯電話で動画を見ることは苦痛と感じる人は少ないのかもしれない。実は、YouTubeはいずれ消えてしまうサービスだと思っていた。だが、現実には正反対のことが起きて、動画はビジネスになろうとしている。そんなわけで、Twitterは普通に使える私にとって動画のTwitterとはどんなものなのか、その将来性も含めて注目している。

Andrew "bunnie" Huang氏(Chumby Industries社 ハードウエア・エンジニアリング担当副社長 兼 創業者)
Chumbyは、ニュースや音楽、写真などを表示できる目覚まし時計のような形状をしたデジタル機器。日本での発売も決定しており、このデバイスがどう受け入れられるのか見てみたい。デジタルフォトフレームなどがじわじわと売れていると聞いている。Chumbyはデジタルフォトフレームの機能を取り込みつつ、さらにインテリジェンスになった機器といえる。


ということで、参加できれば講演内容などをレポートしたいと思う。

posted by やすお at 03:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月18日

スタートページのiGoogleがリニューアル、Chromeと役割が似てないか?

iGoogle_1224264530093.pngまだ米国版だけの話ですが、スタートページのiGoogleがリニューアルしました。これまでは上部にタブが表示されていましたが、画面左側に縦に並ぶように変更されました。タブが増えてくると、横にどんどん広がっていくので操作性が悪化していました。リニューアル後はタブ名称が左側のタブに並ぶことで、非常に便利になりました。タブ間を移動するのが苦にならなくなりました。

また、iGoogleに配置するウィジェット(ガジェット)で対応しているものは全画面表示(キャンパスビューという)ができるようになりました。ウィジェットの右上にあるアイコンをクリックすると、選択したウィジェットだけが画面に表示されます。元に戻すのも左上のアイコンをクリックするだけ。これにより、Webブラウザでいくつもタブを開く必要がなくなります。新しいiGoogleでは、iGoogle上でアプリケーションを実行してもらうのを狙いとしています。ウィジェットが全画面表示になるのはその表れでもあります。

iGoogle_1224264714659.pngここでふと思ったのですが、iGoogleとWebブラウザのChromeは役割分担ができているのでしょうか。過去にChromeの狙いのような記事を書きました(関連記事1関連記事2)。ChromeがパソコンのOSになりそうという内容です。しかし、iGoogleを見ると、こちらの方がOSに近いように思えます。アプリケーションを起動するスピードは、最初からウィジェットとして起動しているiGoogleの方が速くなります。わざわざChromeを使うまでもありません。まあ、ChromeがOSになるのは将来の話だけど、iGoogleは今そこにある現実だと考えれば、現状では2製品が存在してしまうのもしょうがないのかもしれません。

posted by やすお at 03:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月14日

もう“Windows”という製品名でいいんじゃない?─ Windows 7

バージョン番号では分からないから年号で表記し、年号だと翌年には古く感じるからマイクロソフトの思いを名称にし、そして結局は元に戻る。全体を通すと結局分かりにくくなっているような気がします。

このWebサービスの時代にバージョン番号が意味あるのかどうか疑問です。Webサービスは日々機能強化します。画面をリニューアルしたからといって名称を変更することはまずありえません。そのような時代なのだから、Windowsも"7"なんてつけないで、単に"Windows"としてしまえばいいのではないでしょうか。

"Windows"をリリースしておいて、機能強化はサービスパック(SP)で対応するようにすれば、向こう10年は製品名で苦労することはないはず。Windows 3.1/95系列とWindows NT系列の異なるOSを統合し、単一アーキテクチャで製品をリリースできる今ならできると思います。大きな変更はできないけれど、OSの役割はWebブラウザを含むソフトウエアを確実に動かすことだから、もうそろそろOSは基本に戻って、開発はアプリケーションソフトやWebサービスを重点的にしたほうがいいかなと思います。

ところで、Windows 7はパッケージソフトとしてリリースされるのでしょうか。従来の延長線上であれば、Vistaと同様に不発に終わるのではないかと思います。Vistaがイマイチなのは、OSの機能が乏しいのではなく、Windows XPで十分に用を足せるからだと思います。つまり、もうOSとしての機能は不要だとユーザーは主張しているのです。

さて、マイクロソフトはWindows XPユーザーを振り向かせるWindows 7を出すことはできるのでしょうか。マイクロソフトが戦う相手はLinuxでもなく、アップルでもなく、グーグルでもありません。最大の敵は、古いWindowsやOfficeを使い続けるユーザーなのです。この人たちに勝てなければ、グーグルやYahoo!には勝つことができないでしょう。出資先のFacebookと何かをするのならともかく。

どうなるんでしょうね。

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2008年10月09日

ソーシャルメディアをマネタイズするには発想の転換が必要なのかもしれない

ソーシャルメディアを使ったキャンペーンの半分は失敗するという。ソーシャル
メディアの中には、人と人とのつながりや属性情報がふんだんにあるというの
に、なぜキャンペーンが失敗してしまうのだろう。

◎「ソーシャルメディアキャンペーン」の半数は失敗--アナリストが指摘する理由
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20381661,00.htm


ぱっとは思いつかないが、何か重要なことを見落としているような気がします。
しかもとてつもなく基本的なことじゃないかな。当たり前すぎて、そこにあるの
に見えていない、みたいな。何か発想の転換が必要な気がします。

そもそもFacebookやmixiといったSNSは“メディア”なのかということも考えない
といけないかも。CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア、Consumer
Generated media)というけれど、実態はコミュニケーションツールだと思って
いる人が多いのかもしれない。少なくとも広告主が考えるよりも。

もしかすると、ソーシャルメディアに集う人々がソーシャルメディアに慣れてい
ないだけなのかもしれない。だとすると時間が解決してくれる。少なくとも私は
時間が解決すると考えている。具体的な根拠はないけれど。

posted by やすお at 15:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月08日

Yahoo!カレンダーが新しくなるぞ

みなさんはスケジュール管理に何をお使いだろうか。私は、ほぼ日手帳とGoogle
カレンダーを愛用している。共有カレンダーとしては会社が用意しているグルー
プウエアを使っている。

今のところこの組み合わせで満足しているのだが、Yahoo!カレンダーのリニュー
アルの記事を読んで、少し考えさせられた。

◎Yahooのカレンダー, 10年ぶりに更新
http://jp.techcrunch.com/archives/20081007ten-years-later-yahoo-finally-updates-its-calendar/

画面を見る限りは、Googleカレンダーに似ている。Yahoo!のギラギラしたインタ
フェースでないことに好感を持った。これなら仕事中に画面を開いていても問題
なさそうだ。

Yahoo!カレンダーの強みは、テレビ番組やスポーツイベントの日程を簡単にカレ
ンダーに取り込めること。私がGoogleカレンダーに対して持っている不満が、新
しいYahoo!カレンダーで解消できるかもしれない。日本語版がリニューアルした
ら乗り換えてしまうかも。

posted by やすお at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月08日

【タイトル変更】メールで投稿できるようにしてみました

メールでブログを更新できることは知っていましたが、使ったことがないので、とりあえずテスト。これはGmailから更新しています。

私のブログは速報ニュースではないので、メールで更新する機会はほとんどないと思います。でも、何かあった時のために、手段だけは確保しておこうと思います。

とはいえ、何も情報がないのもさみしいので、今日の気になったニュースを投稿してみます。

Facebook、MS「Live Search」をウェブ検索機能として統合
FacebookがLive Searchを公開…あれ、どこへ行った? ああ、みつかった。


Facebookにマイクロソフトの姿が出てきました。Facebookにとって、マイクロソフトに軒を貸して母屋を取られることにならないよう注意しなければなりません。使い勝手だとかは別途機会があれば報告します。

楽天会員IDの決済機能が外部サイトで利用可能に、「楽天スーパーポイント」にも対応

ECサイトではどのような手段で顧客からお金をいただくかが問題になります。セキュリティなど非常に厳しい基準をクリアする必要があるので、なかなか課金インフラを自前で持つのは難しいです。なので、楽天のようなところがきっちりとやってもらえると助かるECサイトは多いのではないでしょうか。でも、楽天に出店すればいいだけの話でもありますけどね。


※リッチテキストフォーマットで投稿したのですが、記事リンクは無視されちゃいますね。もうちょっとテストしてみます。

※2008年10月19日に追記
記事タイトルを変更しました。「ブログから投稿」とありましたが、「メールで投稿」が正しいものです。今まで気がつかなかったことが恥ずかしい。失礼しました。

posted by やすお at 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月06日

国産のスタートページ「trunc」が機能強化

エクストーンが開発した国産のスタートページ「trunc」が機能強化した。個人で使うスタートページ(パーソナライズドホームページ)というと、iGoogleやNetvibes、MyYahoo!、PageFlakesといった外資系サービスが主流になっている。国産勢もがんばっていることがうれしい。

国産のサービスのうれしいところは、海外では知られていないが、日本では有名なサービスがtrancでは使えること。Mixiの日記の更新情報などはNetvibesなどでは見られないが、truncならスタートページに表示できる。この日本人にやさしいところが国産ならではである。

trunc.bmp今回のtruncの機能強化で一番目を引くのが、スタートページに貼り付けるウィジェットを自由に配置できるようになったこと。これまでは、3列や4列表示といったある程度きまったレイアウトでしかウィジェットを配置できなかったが、新しくなって、まるでWebブラウザの中でOSが動いているかのように、ウィジェットを配置できる。これにより、スタートページというよりもWebOSといったほうがしっくりくるくらいのユーザーインタフェースとなった。ただし、WebOSというからには、ファイルを自由にコピーや削除したり、表計算ソフトなどを動かしたりしなければならないので、厳密にはそこまで言うと言い過ぎになる。


ウィジェットをWebブラウザ内で自由に配置する技術はエクストーンが元々持っている技術だ。これをどのように活用し、さらにどのような技術を付け加えていくのだろうか。truncまたは別のサービスの今後を楽しみにしたい。

posted by やすお at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月03日

マイクロソフトもクラウド・コンピューティングへ?

マイクロソフトは、インターネット上で動作するというOS「Windows Cloud」(仮称)を1カ月以内に発表すると、スティーブ・バルマーCEOが発言したのだ。このタイミングで具体的な製品名に近いものを示唆するのは驚いた。とうとうマイクロソフトもインターネットに軸足を移すのかもしれない。コンピュータのOSやオフィスソフトだけでは限界なのかもしれない。もしかしたら、ITの大きな進化の流れの中の必然なのかもしれない。どういう理由があるのか分からないが、マイクロソフトもクラウドを無視できなくなってきたということなのだろうか。

では、ソフトウエアはすべてインターネットで動くようになるのだろうか。そこはCOMPUTERWORLDの記事「マイクロソフトのバルマーCEO、新OS「Windows Cloud」について語る」に興味深いことが書いてあったので引用する。
バルマー氏は、Google Docs & Spreadsheetsの利用者は比較的少ないと強調、「ユーザーは、Officeパッケージのような豊富な機能を求めており、Webブラウザ上で動くソフトウェアよりもずっとパワフルなソフトウェアを必要としている」と述べ、Googleの戦略に対して否定的な意見を示した。
この発言は事実を客観的に言っていると思う。そして本音も。Webサービスだといくら騒いでいても、パソコンにはOSがどかんと載っているし、文書を作成するときには、パソコンにインストールされたオフィスソフトを使う人の方が多い。

実際、このブログもWordを使っている。Webアプリケーションだと反応が悪いなど、ローカルにインストールしたソフトと比べて使い勝手が悪い。考えながら大量の文字をタイピングするには反応が速いソフトが必要なのである。通信速度が速くなっても、Webブラウザでアプリを動かしている限り、ローカルのソフトにスピード面で勝つのは難しい。なんだかんだ言いながらも、まだまだマイクロソフトの天下はしばらく続くのである。

では、なぜマイクロソフトは「Windows Cloud」(仮称)を出さなければならないのだろうか。私はマーケティングのことを考えて、あえて"Cloud"という言葉を使ったのだと思う。あくまでも予想だが、「Windows Cloud」(仮称)はこれまでのWindows Serverとなんら変わらないと思う。"Cloud"というバズワードを入れておけば、データセンターで大量の注文を見込める。そんなところだろうか。

また、従来のWindows Serverとはまったく異なるものを出したとしても、その上で動かすWebサービスがGoogleやYahoo!だったら、マイクロソフトにとっておいしくはない。OSを発表するのであれば、マイクロソフトはその上で動かす革新的なWebサービスを発表するべきだ。もしかすると、もうどうでもいいサーバーOSで話題を作り、1カ月以内に、何か想像できないが、ものすごいWebアプリケーションを発表するのかもしれない。

もしかするとだが、「Windows Cloud」(仮称)対応の文書作成Webアプリケーションでも発表するのかもしれない。Google Docsと比べて格段に使いやすくなり、ローカルにインストールしたWordと同等の使い勝手を実現するような製品を発表したら、それなりに大きいインパクトを出すことができる。

いろいろ考えられるが、期待して待つことにしよう。

◎関連記事


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2008年10月02日

ニュースサイトの記事の値段は誰が決めるのか

流通業とWebサービスの比較をしてみようと思う。分かりやすくするために、ここで取り上げるWebサービスは新聞社など旧メディアが運営するニュースサイトだとする。

ニュースサイトのジレンマは、紙に印刷すると料金を払ってもらえるのに、Webサイトに記載すると無料で見せなければならなくなる。中身は同じでも、記載するメディアで料金が変わるおかしな世界だ。これを流通の世界にたとえるなら、牧場でチーズを買うと500円払わなければならないが、スーパーでは0円で入手できるようなものだ。同じチーズが流通経路の違いで価格が変わるのはおかしい。でもニュースサイトの世界では、Webで読むニュースはタダという認識が強い。

なぜ、このような現象が起きるかというと、サービスの対価を決める権限がユーザーに近いところにシフトしているからである。Webサイトで提供されるニュースは、読者からすればブログ記事やmixiの日記に関わらず同等に扱われる。mixi日記やブログが無料で提供されているので、新聞社や出版社がインターネットで配信しているニュースもタダだと思ってしまう。そして、一度無料で公開してしまうと、後で有料にするのは想像以上に難しい。こういう状況に陥った状況になってしまうと、完全にオーディエンスが価格の決定権を持つことになる。

異常な状況に思えるだろうが、流通の世界でも同じような権力のシフトがおこっている。家電について考えてみよう。20年くらい前になるだろうか、松下電器産業(現在のパナソニック)や日立製作所、東芝といった家電メーカーは、価格をある意味でコントロールしていた。「メーカー希望小売価格」という表記をご存知の方もいるかもしれない。商品の価格はメーカーが決めていたのだ。そして、オープンプライスの導入により、人々に提示される価格は基本的には小売店が決められるようになった。

小売の力は大きい。お客と直に接するのは小売店である。販売員は商品の原価がどうこう言うよりも、商品を大きくとらえて、いくらだったらお客様は買っていただけるかを計算する。価格の決定権が小売店に移った状況である。小売業ではまだここまでであるが、近いうちに、商品を購入する人が価格を決めるようになるのかもしれない。実際、ヤフーオークションなどでは、ユーザーが欲しい価格で商品を落札するので、すでにユーザーが価格を決めるようになりつつあるのかもしれない。

Webサイトのニュースはいきなり無料でみせるという暴挙に出たわけだが、いずれにしても最後には現在のように無料で記事を読める時代が来るのだと思う。記事がオーディエンスに読まれるためには、10年前は各社のWebサイトをユーザーは訪問すればよかったが、インターネット上のコンテンツが増えてくるにつれてコンテンツプロバイダ1社だけではオーディエンスに記事を読んでもらうのが難しくなってきた。Yahoo!のようなコンテンツ・アグリゲータやGoogleのように検索サービスで記事を流通せざるをえなくなってきた。そして現在はユーザーがどのポータルサービスを利用するのか、記事を読む方法を複数から選択できるようになっている。Yahoo!に出したから多くの人にリーチするとは限らない状態になってきたわけだ。記事を読む方法(情報の流通経路)をエンドユーザーがコントロールできるようになり、記事を有料で見せようという議論さえ過去のものにしてしまった。

さて、広告費だって無尽蔵ではないだろうから、未来永劫このような状態が続くとは思わない。強い権力をもったオーディエンスは次に何を要求するのだろうか。持続可能な経済の枠組みの範囲であればいいのだろうが、果たしてそうだろうか。
タグ:NEWS


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2008年10月01日

Web2.0の次にくるもの:クラウドの進化

インターネットの未来を考えていこうというのがこのブログの主旨なので、当然ながらポストWeb2.0について触れないわけにはいかない。自分の中で将来はこうなるという明確なビジョンが出来上がっていないので、書きながら考えていこうと思う。ということで、このテーマは長期かつ不定期連載になるだろう。今回は「クラウドの進化」としてみたが、これだけでも説明しなければならないことは山ほどある。今回はキーワードとなるものを中心にメモを残そうと思う。

さて、クラウドというと「クラウド・コンピューティング」を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。グーグルやアマゾンなどが、大量のサーバーマシンを束ねて、あたかも1台の巨大なコンピュータのように使うコンピュータの利用技術のことである。つまり、現在(2008年)では、クラウドとはコンピュータのハードウエアを連想するものである。

さて、クラウドの将来はどうなるのか、これは「アプリケーション・クラウド」の世界に進むのではないかと予想している。「アプリケーション・クラウド」という言葉は私が勝手に考えた言葉である。さくっと説明してしまうと、コンピュータの利用者は、どんなアプリケーションを使っているのか知らなくても目的の処理ができるアプリケーションの利用技術のことである。クラウド・コンピューティングの世界では、クラウドを構成するハードウエアの種類や台数をユーザーが意識することはない。それを拡張して、自分がやりたいことを実現するためのハードウエアやアプリケーションを意識しなくてもいい世界が「アプリケーション・クラウド」である。

分かりにくいかもしれないので、画像編集を例にして説明する。デジタルカメラで撮影した画像を友達とインターネットで共有したい場合、次の手順で目的を果たそうとするのではないだろうか。

  1. 撮影した写真を「Flickr」や「Photobucket」にアップロード
  2. 「Flickr」や「Photobucket」にログインして該当する写真を選択し、見栄えを調整
  3. 写真共有サービスの機能を使って、友人に写真のリンクをメール

現在のWebサービスでは写真を見せるという意識でいると、「Flickr」などのWebサービスが頭に浮かんでしまう。見栄えを調整するのも、Webサービスが備える画像編集機能に縛られるし、それがいやならローカルで実行するPhotoshopのような画像編集ソフトに頼るしかない。ユーザーの目的は、「きれいな写真を友達に見せたい」とはっきりしているのに、目的を忘れてどの手段を採用すべきかで頭を使うことになってしまう。

「アプリケーション・クラウド」では、FlickrやPhotobucketというWebサービスはバックエンドになる。ユーザーは何をしたいかをコンピュータ(クラウド)に指示するだけで、適切なWebサービスを選択して目的のものが得られるというイメージだ。アプリケーションの仮想化と言ってもいいかもしれない。マッシュアップと似ているが、マッシュアップは複数のWebサービスをまとめてはいるが、マッシュアップでできあがったものは、結局1つのWebサービスである。ユーザーから隠れるバックエンドにはならない。

このようなコンピュータの利用方法を実現するとなると、広告をどのように入れるのか、機能分担はどのようにするのかなど、細かいことをたくさん決めなければならない。ただ、コンピューティング環境としては、ユーザーの目的指向が強くなっていくのだと思う。「User Objective Oriented Computing」(UOOC)とでも言ったほうがいいのかもしれない。

とりあえず今回はここまで、詳細はまだ私にも見えていない。

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2008年09月26日

新しいWebサービスがどんどん登場するのはいいのだけど

今日もたくさんのWebサービスが立ち上がっています。大きめに報道される分だけでも"いくつも"のWebサービスがある。今日立ち上がったサービスが3年後に生き残っている確率は低いだろう。Googleだってやっと10年経っただけなのだしね。TechCrunchが主催のTechCrunch50でもスタートアップ企業が紹介された。これらのサービスが3年後に残っているかは微妙なところだ。

私が気になっているのは、新しいWebサービスは立ち上げっぱなしになっていないだろうかということ。サービス提供者は、Webサービスを人に知らしめるために、サービス概要などをWebサイトで派手に説明し、ニュースサイトやブログではニュースとして新しいWebサイトを紹介する。インターネットの中の人から見れば、派手なイベントになっている状態である。アーリーアダプターがこぞって新しいWebサービスに登録し、何か面白いことができないか探っているフェーズである。

Webサービスが3年後にも生き残っているためには、アーリーアダプターだけでなくもっと一般のユーザーに使われている状態まで持っていく必要がある。それが今のところ十分でないような気がするのだ。私もどちらかというと新しいWebサービスが登場すると試したくなるアーリーアダプターだと思う。このブログでも新しく登場したWebサービスの紹介をしたことがある。自分の反省を踏まえると、FacebookやTwitterのようにすっかりと定着したサービスについては、比較的継続して取り上げているかと思う。しかし、アーリーアダプターに使われているだけの状態のサービスを継続的にブログで紹介することはしていない。それがたとえ気に入ったWebサービスであったとしてもだ。

アーリーアダプター同士で批評しているだけなら、すばらしいWebサービスであっても普及する可能性は小さいと思う。では、どうすればいいのか。ブロガーの責任を放り出すようで申し訳ないのだが、Webサービス運営者がもっと情報発信をしなければならないのだと思う。サービス内容の紹介だけでなく、例えば企業内での活用方法、企業システムとシームレスに接続するための手順、一般消費者向けのサービスであれば、継続的にサービスを利用するための仕組みなどを提供しなければならないと思う。ある意味、地味な活動であり、ニュースサイトやブログで取り上げにくい情報の発信だと思う。でも、地味な活動を地道にコツコツとやっておかなければ、アーリーアダプターでさえ離れていってしまうだろう。

ブロガーの一人として、面白いWebサービスのユーザーとして、書きっぱなしにしないことを肝に銘じたいと思う。本当に面白いものは一般に普及することでもっと面白くなる。微力ながらいいものを普及させるために、地道にブログを書いていこうと思う。でも、一番の問題は、継続的に紹介したくなるWebサービスがどれだけ出てくるかだったりする。新しく登場したWebサービスがすばらしいものになるかどうかは自分の観察眼などが問われるわけで、それを鍛えなきゃとも思う。
タグ:Webサービス


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2008年09月19日

ソーシャルメディアが奪うポータルサイトの座

海外のニュースサイトを中心にコンテンツのオープン化が進んでいます。すでに音楽の世界ではストリーミングで流すのであれば無料でOKというコンセンサスを得られつつあります。

ニュースサイトでは会員登録をすると自分好みのコンテンツを配置できるMYページ機能を持つところが増えてきました。New York TimesのMYページ機能である「MY Times」では、Washington PostやWall Street JournalのRSSフィードをMY Timesに組み込んで表示することができます。BusinessWeekもMYページ「Business Exchange」を公開しています。BusinessWeekの「Business Exchange」は、MYページというよりも、ソーシャルネットワーク(SNS)に近いです。会員になってトピックを作成したり、すでにあるトピックスに関連記事を投稿したりするなど、ソーシャルニュースの機能を盛り込んでいます。当然ですがBusinessWeekのBusiness Exchangeでも他サイトの記事を投稿することができます。

さて、両サイトも他サイトへのリンクをOKしているのが重要です。コンテンツのオープン化は避けられないのであれば、いかにオーディエンスを自社サイトに引き止めておくのかがキーになります。

ここで、オーディエンスの立場になってみましょう。自分が知りたい情報をどこから入手するのかを考えてみます。最近はYahoo!などのポータルに流れるニュースを読んで仕事に生かす人が増えました。これからはどうでしょうか。情報収集の達人といわれるような一部の人々はソーシャルメディアで紹介されているニュースを読んでいることでしょう。自分が欲しいニュースを的確に探し出すための新しい習慣になっている人もいる可能性があります。そうなると、ソーシャルメディアは旧来のポータルが持っている"インターネットへの入り口"という機能を持たざるを得なくなります。ニュースサイトは、ユーザーがどのサイトからアクセスを始めるのか、その最初の一歩をおさえるのが重要になってきます。最初のアクセスがあった場合、自社の記事をたくさん読んでもらうための仕組みも必要になります。

これはポータルサイトの座をソーシャルメディアが侵略しているのと同じではないでしょうか。ポータルになるのであれば、オーディエンスの最初の1アクセスをもらうために、自社だけでなく関連する他社の情報を自サイトに載せるのは自明でしょう。つまり、ワンストップで記事を読んでもらうために必要なことです。

もちろん、最初に記事を読むのはメールマガジンだったり、RSSリーダーであったり、アクセスする手段は様々です。その多様な手段から最初の1アクセスをもらうためには、やはり読みたくなるすぐれたコンテンツを提供することが重要になると思います。ということは、ニュースサイトは地道にコンテンツの質を上げていくことが、ユーザーのトラフィックを得る早道になるかもしれません。

さまざまなWebサイトがソーシャル○○を実現しようと浮き足立っています。ユーザーを囲い込みながら適切な情報・広告配信ができるプラットフォームになりえるので、注目されるのは仕方がないのかもしれません。

posted by やすお at 01:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年09月18日

雨どいと肉球とフクロウとThinkPad

記事のタイトルだけでは何のことやら分からないと思いますが、これがなんと全部つながっていくのです。そんな不思議な体験をしてきましたので報告します。

実は、9月17日(水)、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)が主催する「ThinkPadブロガーミーティング」に参加してきました。レノボ・ジャパンの大和事業所でThinkPadを開発している責任者の方に、ThinkPadの技術的な濃い部分を説明していただきました。

Lenovo Japanさて、ThinkPadは元々IBMのブランドでした。ご存知の通り、IBMはパソコン事業をレノボ・グループに売却し、ThinkPadブランドもレノボに移っています。ThinkPadはレノボのものとなりましたが、開発拠点は日本の大和事業所のまま変わっていないし、開発スタッフもほぼそのままだそうです。大和事業所の中はIBMとレノボが同居している形になるのですが、徐々にレノボのスタッフがいる面積の方が広くなっているという余談もありました。ついでに言うと、私の自宅から大和事業所へは歩いていける距離にありまして、見慣れている建物の中にいる人と話ができたのもうれしかったです。

さて、私の余談もここまでにして、記事タイトルの「雨どい」と「肉球」と「フクロウ」の話をしましょう。このキーワード、レノボの、正確には日本のものづくりの魂がはいっているといっても過言でありません。日本の開発スタッフだからThinkPadがThinkPadとして存在できているといえます。

まず「雨どい」。これは、キーボードの上にお茶などをこぼしたときに本体を壊さないように液体を排出する仕組み「ThinkPadドレインシステム」を示します。これは雨水を屋根にためないで効率よく下水や地面に排出する雨どいからヒントを得ています。ThinkPadでは液体をこぼしたときに、本体の裏に液体を排出するための道を用意しています。なので、キーボードに上にお茶をこぼしても、本体の重要な部品を濡らすことなく本体裏面からお茶を排出できます。デモ映像をみると、こぼした液体が本体にしみこんで裏からしたたり落ちているように見えます。でも、本体は壊れません。

次に「肉球」。これは猫の肉球にように、しっかりと地面などをホールドしながら、しなやかに歩くときのショックを和らげるものを示します。具体的には本体の底面についているゴム足です。また、ノートパソコンでもっとも重要な部品だと、レノボでは考えているハードディスクドライブをマウントするのにもこのゴム足を使って、耐衝撃性を上げています。

そして、「フクロウ」。これは、フクロウが音を立てずに獲物を近づくのをモチーフにして、冷却性能を保ちながら、冷却ファンをできるだけ静かに動かすテクノロジー「ThinkPad Owl Silent Technology」が開発されました。他社製品と比較して、冷却性能と騒音レベルを高いレベルでバランスをたもっているとのことです。

ThinkPadにはこの3つの技術以外にも、キーボードのタッチ感やキートップの形状、マザーボードの取り付け方法など、細かいところまで配慮して設計されているとのことでした。

日本のものづくりがここにあるのではないかなと思います。そういえば、トヨタ自動車もアルプス越えをする渡り鳥「アハネヅル」を研究して、自動車の開発の参考にしているそうです。レノボも自然界に解を求めるところなど、ものづくりの最先端を感じさせるエピソードでした。

さて、このブログではネットの未来を見ていこうというのが主旨です。今回、ハードウエアを取り上げたのは、ネットを使う上でパソコンは欠かせないものだと思っているからです。AMNのブロガーミーティングに参加したから書くという理由もあるのですが、ハードウエアの進化なしにネットの進化もないと思っているので、改めてというか自分の勉強のためにメモを残す次第です。

また、人がネットとつながるときも、実際に人が触れるのはハードウエアです。インターネットに接続するのに、最近では携帯電話を使うことが多くなってきてはいますが、やはりパソコンの方が便利であるし、企業内ではまだまだパソコンが主流です。おそらく、仕事でパソコンの代わりに、iPhoneやグーグルのAndroid携帯を使うことはないでしょう。

なので、パソコンを触っていて感じること、つまりハードウエアのデキがネットの利用形態を左右することになるかもしれないのです。操作していて苦痛を感じるようなら、パソコンはみんなからそっぽを向かれてしまうでしょう。ユーザーに対するハードウエアのおもてなしがあり、その上でOSやアプリケーションのおもてなしがあります。それらのどれかが不十分だとユーザーは不満に感じることでしょう。

入り口であるハードウエアは特に重要な部分だと思います。そこは日本のものづくりが一歩進んでいます。製品の安さだけみれば他国で製造された製品に負けてしまうかもしれませんが、設計段階の品質はまだ世界と戦えるのだなと大和事業所の開発スタッフの言葉を聞いて感じました。

なんかThinkPadの宣伝みたいになってしまいましたが、ハードウエアはまだまだ進化をするのだなと確信しました。

posted by やすお at 02:31 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年09月17日

生き残りは難しいスタートアップ企業 − TechCrunch50と40のリストを眺めて

TechCrunchで、スタートアップ企業のワールドカップともいえるイベント「TechCrunch50」が開催された。ここで紹介された企業はしばらく話題になるに違いない。ベータ版をリリースしている場合は、ユーザーが爆発的に増えることを覚悟しなければならないくらいだ。

さて、今年のTechCrunch50で、めでたくプレゼンテーションの機会を得られた企業は、TechCrunchのWebサイトに記載されているので、ここを見て欲しい。ちなみに、優勝は企業向けTwitterといえる「Yammer」である。このブログでもYammerについて記事を書いたので、詳細はこちらを参照してほしい。

さて、昨年(2007年)は、TechCrunch40が開催されている。ここで取り上げられた企業もまだTechCrunchのWebサイトにあるので、ざっとながめて欲しい。現在でもまだ話題になっている企業はあるだろうか。

正直なところ、いくつかの企業しかもう記憶にないのではないだろうか。もちろん、私が知らないだけなのかもしれないし、日本で話題になっていないだけで海外ではものすごい数のユーザーをかかえているとか、あるかもしれない。だが、その可能性は低いだろう。話題になっていれば、海外のニュースサイトなどで取り上げられるだろうから。

ということは、今年のTechCrunch50に選ばれた企業が1年後に生き残っている可能性はかなり小さいと予想できる。Yammer以外にもPopegoなどが話題にはなったが、これから浸透していくかどうかが課題である。Yammerは仕組みが簡単なだけに競合他社がどんどん出てくる可能性がある。また、Popegoは似たようなサービスを提供するサービスはすでにいくつもある。

きびしい競争を勝ち抜かなければ成功はないといえるスタートアップ企業。これからは生き残るための本当の戦いが始まる。どの企業もがんばって欲しい。そして、日本でも元気なスタートアップが登場することを期待したい。幸いなことに、今年のTechCrunch50では3社の日本企業が参加した。来年はどうだろうか。

以下、日本から参加した企業へのリンクを紹介する。

■Opentrace (Rinen)
OpenTrace

■Sekai Camera (Tonchidot)

tonchidot/セカイカメラ

■Gazopa

SteveBeSpiderWhite_small.jpg

posted by やすお at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年09月11日

TechCrunch50で気になったサービス

これからインターネットビジネスを始めるスタートアップ企業が、全世界に向けてプレゼンをするイベント「TechCrunch50」が開催されています。2008年9月8日から9月10日までの3日間、会場となるサンフランシスコでは盛り上がっているに違いありません。残念ながら私は普通の会社員なので、このイベントを見に行くことができません。TechCrunchなどが配信する記事を読んで、次のトレンドを捕まえるのが精一杯です。

さて、たくさんの企業が自社サービスを売り込むために必死でプレゼンをするのですが、次のグーグルとまではいかないけれど、いくつか気になるサービスがあるので紹介しようと思います。


■Popegohttp://popego.com/
PopegoPopegoはTwitterやFlickr、LinkedInといったソーシャルメディアのユーザーIDを登録しておくと、それらの情報を元にユーザーのソーシャルグラフを計算し、オススメのコンテンツを探し出してくれるサービス。あるユーザーが欲しいコンテンツはソーシャルグラフの中にあるというのを前提にして、コンテンツをレコメンドする。登録してみたが、まだ登録ユーザーが少ないのだろうか、2008年9月11日現在では適切なコンテンツを抽出できていない。もしかしたら日本語の処理ができていないのかもしれない。

FriendFeedは購読しているユーザーのフィードを単純に時系列で配信しているだけであり、ノイズも多い。これを解決できるのがPopegoかもしれない。実力は不明。

※参考記事
TC50: Popego、ソーシャル・グラフとユーザーの興味に基づいてカスタム情報フィルターを提供




■Mixxtthttp://www.mixtt.com/
MixxttMixxttはグループ単位での活動を支援するSNS。起業家と投資家、独身男と独身女といった出会いたいグループが出会うためのSNS。リアルに会うことを重要視しており、最初はサンフランシスコのみで使えるようになっているとのことです。順次、他の都市へと利用範囲を拡大していくようです。私は日本に住んでいるので、このサービスには登録していません。

私が注目したのは、グループ単位でつながりを持つところです。"グループ単位"というのがとても日本の慣習と合っているような気がしたのです。合コンの相手を見つけるといった万国共通の使い方はもちろん、ビジネスの相手を探すのに非常に使えそうだと思いました。日本のビジネスパーソンは基本的に個人では動きません。会社という単位で仕事を進めます。Mixxttのグループ単位で情報発信したり他のグループと接触を持ったりするのを、会社単位または部署単位という言葉に置き換えると、日本ではそのままの仕組みでビジネスSNSを構築できそうです。

※参考記事
TC50:Mixttは、グループデートなどの活動を支援する


posted by やすお at 01:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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