2013年06月11日

米Apple社の開発者会議(WWDC2013)が始まりますよ

2013年6月11日(火)の2:00am(日本時間)に、米Apple社の開発者向け会議であるWWDC2013が開幕する。多くの人が注目しているのは、最初の基調講演だろう。米Apple社のCEOであるTim Cook氏が、何かを発表する。世界中が基調講演に注目している。

参加できない人は、オンラインでビデオを見ることになる。会場にいる人だけでなく、このようなオンラインでの視聴者を加えると、いったい何人がアップルの動向を見守っているのだろうか。

会場に設置されている看板から推測すると、「iOS 7」が発表されるようだ。噂では、最近流行のフラットデザインを採用した画面になるらしい。フラットデザインとは、iOSに限らず立体的で写実的なアイコンなどを使用した画面デザインではなく、平面的だがシンプルな形状で機能を示すような画面デザインである。Windows 8の画面デザインはフラットデザインの代表的なものだ。

デザインの制約が多そうなので、下手するとアイコンとして機能しなくなるなど分かりにくくダサイものとなってしまう。デザインに関しては、アップルにはこだわりがあるところなので、どこまで洗練したデザインに仕上げてくるのか期待したいところだ。逆に言えば、アップルが格好いいデザインを提示できなければ、フラットデザインは普及することはないだろう。それだけセンスが問われている。

iOS以外は何が登場するのか、何かサプライズがあるのか、ジョブズ亡きあとのAppleは One more thing.をなかなか提供できずにいる。ここで何か驚くものを出してほしいものだ。一般的には、イノベーションを起こせる会社としてAppleは期待されている。ジョブス時代は期待をいい意味で裏切る企業だった。今回はどうだろうか。






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2013年05月28日

スマホが家電ネットワークのハブになる

今回は小ネタである。自分が購入した家電がネットワークに接続できて便利だなと感じている。何が便利なのかと考えたとき、実はスマホで機器を操作できるのが便利だと気が付いた。このブログの読者の方々はデジタル家電が好きな人も大勢いるだろう。「何を今さら」と言われても仕方がないが、そんな最先端を行っている人ばかりではないので、少し未来の家電を考えてみたいと思う。

1年前のことであるが、私はAVアンプを購入した。私はAVマニアではないので、エントリクラスの製品である「TX-NR616」という型番の製品を選択した。AVアンプは短い期間で買い替えるものではないので、10年近く使用したパイオニアのAVアンプからの買い替えだ。

このTX-NR616であるが、さすがにインターネット時代のデジタル家電である。ネットワーク接続に対応している。DLNA(Digital Living Network Alliance)に対応しているので、パソコンやホームサーバーで管理している音楽ライブラリを再生したり、インターネットラジオを聴くこともできる。iPodなどポータブル音楽プレーヤをUSBで接続してイヤホンではなくスピーカーから音を鳴らすこともできる。もちろん、DVD/ブルーレイ機器を接続すれば、規格に対応したデジタル音源を楽しめる。

久しぶりに家電を購入すると技術の進歩に驚かされる。デジタル関連の機器については特に進歩が速いので、自分がいかに古い世界にいたのかを思い知らされる。最新モデルは「ONKYO 7.1ch対応AVレシーバー TX-NR626(B)」で、Bluetoothでスマホを接続することもできる。

さて、技術の進歩はいいのだが、使いこなすにはそれなりの知識というか慣れが必要である。メーカーも簡単に使えるように努力はしており、私が購入したAVアンプだけではないと思うが、設定画面などは本体の小さなディスプレイで操作するのではなく、AVアンプなのでテレビに接続し、テレビの画面に設定画面を表示しながらリモコンで操作するスタイルが一般的になっているようだ。

先ほど紹介したインターネットラジオの選曲やDLNAサーバーのミュージックライブラリからアルバムやアーティストを選択して聴きたい曲にたどり着くのもテレビの画面を見ながら操作する。確かに、画面を見ながらでないと操作しずらい。

そこでメーカーが用意しているのがスマホアプリである。たいていはiPhone/Android用のアプリを用意している。私が購入したONKYOのアプリはWi-Fiに接続してある状態で、スマホの画面を見ながら機器の操作ができる。いわゆるリモコンソフトであり、珍しくもないのだが、便利と感じたのは事実である。

よくよく考えると、リビングにはリモコンがたくさん置いてあって、はっきり言うと邪魔である。テレビだけではなく、DVDレコーダやアンプ、エアコン、セットトップボックス、照明、扇風機...。挙げればきりがない。

思ったのが、「すべての家電がネットワークに接続していれば、スマホだけで機器を操作できるのになあ」だ。ハードウエアはスマホ(またはiPod TouchやNintendo DSといったゲーム機器など)だけで、メーカーはアプリだけを開発すればリモコンというハードウエアを用意しなくてもすむ。ユーザーにとってもハードウエアが増えて邪魔になることもないし、スマホであれば紛失することも少ないだろう。

また、テレビに接続しない機器については、省エネ設定や機器の調子をスマホでみられるようになるかもしれない。ネットワークに接続できる冷蔵庫や電子レンジが登場したこともあったが、市場には受け入れられなかった。さまざまな原因があるとは思うが、操作性(ユーザーインタフェース)が悪かったのも要因の1つではないだろうか。

そもそもハードウエアのリモコンは、特にAV機器のものはボタンが多くて使いにくい。スマホアプリであれば、必要なときに必要なボタンだけを表示するようなユーザーインタフェースにもできるだろう。現在のリモコンをシミュレーションするだけのアプリではなく、スマホ、特にタッチパネルを使った機器によるユーザーインタフェースはまだ改善の余地はあると思う。

パナソニックは自社の家電をスマホ対応にした。困るのはメーカーの囲い込み戦略の一つとしてのスマホ対応であれば不要である。標準的に使えるようになってこそ業界全体の成長があると思う。もうメーカーが単独でユーザーを囲い込む時代は終わったと思う。例外はアップルであるが、例外中の例外である。ただし、アップルはイノベーションを起こし続けない限り未来はない。そういう意味では安泰な状況ではない。

とにかく、家電はどんどんネットワーク対応してほしい。セキュリティについては考える必要もあるが、むやみに外部のインターネットに接続できないようにすれば解決できる課題だと思っている。手元で高度な機能を利用するのは気分がいい。ハイスペックな家電の機能を活用するためにも操作するユーザーインタフェースが改良されなければ意味がない。そのためにも、家電の中心には、機器群を操作するハブが必要になる。それがここ数年ではスマホがその役割を担うのだろう。

話は変わるが、スマホで操作できるメリットの1つに、手元の画面で情報を確認できるというのがある。テレビに操作画面が表示されていても小さくて見にくかったりするので、手元で拡大・縮小しながら操作できるスマホは便利だと思う。

これからの高齢者社会を考慮して、スマホの柔軟な表示方法を活用することもメーカーは視野に入れなければならないのかもしれない。個人的にはしっかりと視野に入れてほしい。テレビの電子番組表は小さくて見づらいのだ。最近は、テレビ番組表もスマホアプリで見ている。番組の検索も速いし、手元で見られるというのがやはり大きいのだ。完全に個人的な感想である。

では、今回はここまで。


タグ:家電 スマホ


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2013年05月14日

ネットとモバイルの未来が見られそうなGoogle I/O 2013

米Google社が主催する開発者向けイベント「Google I/O 2013」が2013年5月15日から5月17日に米国サンフランシスコで開催される。ネットサービスやモバイル向けサービス、ゲームについて新しいものが発表されそうだ。

英語ができない私は、日本語の記事がアップされるのを待つだけなのだが、英語が分かる人やとにかく早い情報が欲しい人向けには、グーグルが便利なものを用意している。

基調講演などをライブで見られるようにライブストリーミングを実施するのだ。で、グーグルはブログ向けのガジェット(ブログパーツのようなもの)を用意しており、自由にブログやWebサイトに埋め込むことができる。

さっそく、このページに貼ってみた。この記事を投稿した5月14日現在、イベントのカウントダウンの時間しか表示されない。Google I/O 2013が始まったら映像が流れるのだろう。きっと驚く発表もあるに違いない。



海外のイベントをネットで中継してもらえると、距離の都合でなかなか参加できない人にとっては便利だ。ネットの基本である、距離を超えるを実感する。また、ライブストリーミングされた映像は後でYouTubeでも公開される予定なので、時間を超えてイベントを体験できる。

あとは、言葉の壁を超えるくらいだろうか。Google翻訳がリアルタイムに正確な翻訳をし、ライブストリーミングの字幕として翻訳結果が表示されると便利だろうなと、そう考えるのは私だけではあるまい。

で、肝心のGoogle I/O 2013ですが、グーグルからの案内と、どのような発表があるのか予想記事がいくつか出ているので、ここで紹介しておく。




では、今回はここまで。



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2010年06月08日

開発者向けイベントが盛り上がるのは強い企業の証拠

もうすぐアップルの開発者向け会議「WWDC 2010」でキーノートスピーチが始まる。日本時間の2010年6月8日の午前2時だ。スティーブ・ジョブス氏がiPhone HD( iPhone 4 でしたね)の発表をするのだろう。もしかすると、iPhone以外のサプライズもあるかもしれない。あのアップルだから、あのジョブス氏だから予想ができない。

今回、新型iPhoneのテスト機がバーの忘れものとして世に出てしまったので、iPhone自体はもう新しさを感じられないだろう。なので、余計にサプライズを期待してしまうのである。

アップルという会社はハードウエアを売る会社ではない。iPodやiPhone、iPadなどすぐれたハードウエアを売っているのだが、実はiTunesとの連携が重要だったりして、ソフトウエアを含めたサービスを売っている会社なのだと思っている。ハードウエアが中心にはなってしまうが、そのハードを中心としたアップルのエコシステムをアップルが統率していることは、いろいろ意見があるだろうが、そこまでできる、しかもユーザーに受け入れられているのは見事としか言いようがない。

と、ここまで書いてWWDC 2010のキーノートまであと15分しかない。先を急ごう。

そもそもこのWWDCは「World Wide Developers Conference」の略である。AppleやiPhoneの文字は一つもなく、"地球規模の開発者会議"と訳せるほど、アップル色がない。というのはイベントのタイトルだけで、実際にはアップル色しかないカンファレンスであるのだが。

地球規模で注目される開発者向けのイベント―――。ここでいう開発者は主にソフトウエア技術者のことを指している。この開発者が元気なプラットフォームは力強い。当然と言えば当然で、すぐれたハードウエアがあってもそれを動かすソフトウエアがなければ何も付加価値を生まないからだ。アップルの開発者会議が盛り上がるということは、アップル製品をプラットフォームを中心としたビジネスが盛り上がることを意味する。説明するまでもないが、アップルの成功は先進的なユーザーと開発者によって支えられていると思う。

では、アップル以外はどうなっているかというと、開発者向け会議で元気なのは、GoogleとFacebookなのかなあと思う。Googleはクラウドとスマートフォンの分野で開発者の注目を浴びている。Facebookはソーシャルグラフを利用したソフトウエアという次世代のソフトウエア利用環境を提示している。

やはり開発者会議が盛り上がる企業は元気だなと思う。一方、昔元気だったのはマイクロソフトだ。今のWWDCのような盛り上がりを見せていたマイクロソフトの開発者向け会議だが、今はイベントの名前を忘れてしまうほど注目されなくなった。昔はビル・ゲイツ氏が何を話すかがニュースになっていたが、今ではマイクロソフトのトップが話すことが影響を及ぼす範囲は狭くなっている。

というところで、あと2分でWWDCのキーノートが始まる。ブログはこのへんにして少し、キーノートを見ようと思う。英語分からないけどね。

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2010年03月13日

人間判断機能が文書スキャナに、迷惑メール判定機能がリコメンド機能に

とあるメルマガで知ったのですが、CAPTCHAという機能が文書のスキャンに役立っているそうです。CAPTCHAというのは、ネットのサービスなどで、ユーザー登録をするときに、スパマーが大量にアカウントを取得しないように歪んだ文字列の画像を入力させる機能です。みなさんも1度は見たことがあると思います。文字列を歪ませれば、それは人間しか読むことができず、正しく入力したときは、それは人間が入力したものであると判断する仕組みです。

そのスパマー退治システム「CAPTCHA」を別の用途に転用した例があります。機械が読めなかった文字列をCAPTCHAで表示し、人間に正しい文字列を入力した結果をフィードバックさせることでスキャンの精度を上げていくのに使われているそうです(関連記事:Anti-spam tool used to translate old books)。実際にGoogleは書籍や雑誌をスキャンするためにCAPTCHAを提供する会社を買収までしています(関連記事:グーグル、認証システムベンダーのreCAPTCHAを買収)。

「機械が読めない文字列の画像」と「正しい文字列」の組で「人間が入力した文字列」を判断するかわりに、「機械が読めない文字列」と「人間が入力した文字列」の組で、「正しい文字列」を得ようとするわけです。

扱う情報を組み合わせることで別の機能を生みだした例だと思います。似たような例として、迷惑メールの判定機能とユーザーへのリコメンド機能があります。

迷惑メールをフィルタリングする機能でベイジアンフィルタというものがあります。詳しい説明は省きますが、学習型の迷惑メール判定機能です。メールを受信したとき、迷惑メールが自分のInboxに入ってしまったとき、ユーザーがこれは迷惑メールだと指定すると、メールの内容などが学習されて、次回から迷惑メールと判断させるものです。ユーザーが適切に迷惑メールを指定すると非常に高い確率で迷惑メールを判別してくれます。

このベイジアンフィルタですが、特定のユーザーにおすすめの記事や商品を提示する機能としても使われているようです。よく考えたら、迷惑なものの反対はお薦めするものになります。つまり、迷惑メールに使うベイジアンフィルタは、ユーザーにとって“不利益な情報”を抽出して、ユーザーに見せなくします。一方、リコメンドで使うベイジアンフィルタは、ユーザーに“有益な情報”を抽出して、ユーザーに見せるわけです。

表から見るとまったく異なるテクノロジーかと思いきや、実は同じ機能だったというわけです。このような例はほかにもありそうです。探してみると面白いかもしれません。そして、いつも触れているものをさまざまな角度から見直すことで、新しい発見ができるかもしれません。

では、今回はここまで。

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2010年03月11日

従来メディアの厳しい現実が分かる面白い資料が載っていたので紹介

インターネットによって従来のメディア企業は破壊的な変革を求められている。これは前から言われていたこと。私にとっては改めて書くまでもない“常識”の範囲である。しかしながら、常識として考えられない人は多い。まさに“ゆで蛙現象”である。その場所にいる人は、その場所がどのように変化したのか認識するのが難しいのだ。離れた場所にいる人は、変化が発生していることに気が付き、変化が起きていることを警告できる。だが、多くの人は変化を嫌う傾向があるので、外野からの警告は聞き入れられないことが多い。

そこで数字で現実を直視できるようにすれば、変化にさらされている人も、ぬるま湯が熱湯になっていることに気が付くだろう。TechCrunchの記事『Googleのチーフ・エコノミスト曰く「新聞がニュースで儲けたことなどない」』は刺激的な記事見出しである。これまでの新聞をバッサリと切り捨てている。おそらく、これくらい書かないと新聞の人には伝わらないと判断したのかもしれない。

そして、従来メディアが生き残る方法もTechCrunchの記事『Marc Andreessen、旧メディアにアドバイス―「生き残りたければ船を焼いて退路を絶て」』にある。こちらはさらに刺激的である。内容も刺激的というよりも絶望的である。書いてあることは実行不可能だからだ。

日本経済新聞(日経新聞)は、いわゆる電子新聞を発行する。位置づけとしては紙の新聞の拡張版だ。朝刊と夕刊という従来の新聞に加えて“Web刊”として電子新聞を発行する。料金体系も紙の新聞を購読していればWeb刊を安く読めるという感じで、まず紙ありきのサービスのように見えなくもない。

簡単に言ってしまえば、“船を焼く”決断ができないのである。まあ、紙をなくすことが“船を焼く”ことなのかどうか議論する余地はあると思うが、とにかく従来のビジネスモデルの延長でしかネットサービスを考えられないのである。とはいえ、船を焼けば明るい未来が見えてくるのかというと、必ず見えてくるわけではない。そこが難しいところである。

ところで、日経新聞のWeb刊はそれなりに成功しているようである。従来のサービスの延長の方がオーディエンスにとっても分かりやすいので、Web刊が受け入れられているのはないかと私は推測している。ということは、今の新聞を読んでいる人しかWeb刊を買わないわけで、最初の物珍しさがおさまれば一気に衰退に向かっていく可能性さえあるわけだ。いろんな意味で日経新聞のWeb刊が試されている。

とにかく厳しい現実を理解できたメディア企業だけが這い上がることができる。それがどこになるかはまったく分からない。日経新聞が一歩リードしているような感じではあるが、どうだろうねぇ。

破壊的な変化が発生してるフェーズでは、古いものが復活するよりも、新しいものが古いものを駆逐していく方が効果的である。ウォークマンがiPodになったようなイメージだ。ソニーはなぜiPodを開発できなかったのか。それはウォークマンがあったからだと私は思っている。ソニーは昔のウォークマンを超えるウォークマンを開発しなければならないシチュエーションだったと思う。アップルはウォークマンを持っていなかったので、次世代の音楽の楽しみ方を自由に企画できたからiPodを世に出すことができたのだろう。

情報システムも古いシステムを改良するより、スクラップ&ビルドで作りなおした方が手っ取り早い場合がある。古いものに固執していては新しいものが見えなくなる。そんな諺があったような...。

とにかく、メディア企業は経営の度胸が試されている。

では、今回はここまで。
タグ:メディア


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2010年02月06日

WebブラウザのGoogle Chromeのシェアが上がっているようです

みなさんはWebブラウザは何を使ってますでしょうか。ちなみに、このブログの訪問者が使っているWebブラウザはFirefoxが最大勢力です。2位がInternet Explorer(IE)、3位がGoogle Chrome、4位がSafari、5位がOperaという順番です。Firefoxより若干少ないのがIEで、Google Chromeはその半分くらいのシェアになっています。この結果、一般的なサイトと異なります。IEのシェアが落ちてきているとはいえ、IEがFirefoxより少ないとは思えせん。このブログにはネットに関心がある人が多く読んでいらっしゃると思います。そのような人がFirefoxを好むのでしょう。ちなみに、私もFirefoxを愛用しています。気に入った拡張機能がみつかってしまうと、もう他のブラウザには移行できなくなります。

さて、もうひとつ注目するべき点があります。3位のGoogle Chromeです。後発のWebブラウザでありながら3位の位置まで上がってきました。これもこのブログの特徴なのかもしれませんが、実際にGoogle Chromeのシェアはジワリと上がってきているようです。

そんなわけで、私もGoogle Chromeを入れてみました。白状すると、Google Chromeが初登場したときにインストールしてしばらく使っていたことがありました。しかし、当時のChromeはFirefoxの拡張機能に勝てる要素がなく、私はすぐにFirefoxに戻りました。今回はChromeの拡張機能が増えてきたので改めて試すことにしたわけです。

結果から言うと、まだFirefoxには及ばないなあというところ。表示速度などメリットもあるのですが、私のFirefoxの設定にはかなわないのです。もちろん私の設定が一般的ではない可能性もあります。もう少しGoogle Chromeを調査したいと思います。

Googleのパソコン用OSであるChrome OSのキーパーツとなるWebブラウザであるので、これからさらに改良されて使い勝手が向上すると思います。欲を言えば、Firefoxのすべての拡張機能とすべてのGreasemonkeyスクリプトが動くようになれば、私個人はGoogle Chromeに乗り換えると思います。拡張機能をインストールしたFirefoxの起動はものすごく重いので、それを解決していたらいいなと願うばかりです。

では、今回はここまで。

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2009年12月05日

グーグルは言葉の壁を崩せるのか

最近のグーグルの動きは面白い。最近という書き方はあまり正確ではない。いつもエキサイティングではあるが、最近はいつもよりいっそうエキサイティングなだけなのだ。先日も日本語入力ソフトのGoogle日本語入力のベータ版をリリースし、パソコン用OSのChrome OSと組み合わせることで、ITの盟主の座を確固たるものにしそうな勢いだ。

ちょっと待て。グーグルのミッションはIT分野の盟主になることではない。グーグルのミッションはご存知の人も多いかもしれないが、「世界中の情報を整理すること」である。検索機能も地球上の知識を整理して人類が役にたつように整理するものだ。Book Searchで書籍を検索できるようにスキャンしているのも同じ理由だ。

そして、今回は翻訳機能についてである。2009年12月3日に発表した「Translated Search」では、入力されたキーワードを翻訳してWeb検索する機能を提供する。必要な情報が日本語以外の言葉で記述されていても、探し出すことが可能になる。グーグルによる言葉の壁を超えるチャレンジではないかと思う。

実は、翻訳関係の機能はすでにいくつか公開している。記事の最後にまとめて紹介しようと思う。

世界中の知識を、言語の境なく利用できるようになるのは歓迎すべきことだと思う。問題は翻訳精度であったり、使い勝手の部分だったりするだろう。これらは技術の進歩で解決可能ではないかと楽観的に思っている。まあ、時が解決すると思っている。

ベルリンの壁は人民が破壊した。言葉の壁はグーグルが破壊するのだろうか。それとも、バベルの塔を建設したために神の怒りをかい、異なる言葉を話さなければならなくなったように、グーグルはただバベルの塔を建設しようとしただけになってしまうのか。長いスパンで見なければならないが、個人的には言葉の壁はそろそろ撤廃できるのだったらしてほしいと思っている。神様もそろそろ許してくれないだろうか。

◎参考記事


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2009年12月04日

Google日本語入力はChrome OSの標準機能になるのだろうなあ

2009年12月3日、グーグルは日本語入力ソフト「Google日本語入力」をベータリリースしました。日本語で文字を入力するのに必須のIMEですが、このソフトをGoogleが開発する意義は何でしょうか。

早速インストールして使ってみました。正直なところ悪くないなと思います。このブログもGoogle日本語入力を使って書いています。速度も申し分ないし、変換精度も悪くないです。辞書の学習が進めば、MS-IMEを性能面ですぐに超えてしまいそうな感じです。

グーグルの公式ブログ「思いどおりの日本語入力 - Google 日本語入力」では、グーグルの中では傍流のプロジェクトのように紹介されています。グーグルではエンジニアの勤務時間の20%を自由に使うことができます。その中で生まれたプロジェクトとされています。将来はグーグルの正式サービスに昇格するかは不明ですが、私は正式プロダクトになると思います。

なぜなら、Googleが開発中のChrome OSに必要な機能だからです。これも想像の範囲でしかありませんが、Google日本語入力はChrome OS日本語版の標準IMEになると思います。やはり日本版のOSには日本語入力機能が不可欠です。Chrome OSはオープンソースプロジェクトですから、Google以外の人や企業が開発しても構いません。とはいえ、現実的には標準のようなものが必要でしょう。Windowsに例えると、OSの標準機能としてMS-IMEが備わっているが、サードパーティーのATOK(ジャストシステム)もあり、ユーザーが好みで選択できる状態にするのかなと思います。

IMEのように使用機会が多いソフトは、まさに手になじむものが求められます。グーグル日本語入力を万人に薦められるかと言われると難しいところです。でもまあ、試してみる価値はあると思います。無料ですし、使いにくいなと感じたらアンインストールしてしまえばよいだけです。

私はMS-IMEをメインに使っていますが、Google日本語入力にはスムーズに移行できました。自分で登録した単語なども、MS-IMEからエクスポートして、Google日本語入力にインポートできます。次世代のIMEとして使えるか試す価値はあります。機能改善などを受け付けるWebページもあるので、何かあれば報告してみてもいいかと思います。そこで議論されたことが正式版に実装されることもあると思います。

では、今回はここまで。
タグ:google IME


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2009年11月27日

サイボウズLiveのコンセプトは良いと思う

Webベースのグループウエアを提供しているサイボウズが、多種多様なグループを構築できるWebサービス「サイボウズLive」を発表した。セカンドグループウエアと位置付けているサービスで、社内だけでなく、取引先や趣味のサークル、親類といった単位でグループを設定し、グループ内で情報交換ができるようになる。

サイボウズのプレスリリースを読んで思ったのは、「これはビジネスSNSとして使えるコンセプトのサービスだ」ということ。これまでのグループウエアは社内で使うのが前提であった。仕事上の情報を共有するのがグループウエアの目的であるので、おいそれと社外の人を参加させるわけにはいかないのは理解できる。だが、仕事は社内だけで完結することは少ない。他社と連携して仕事が進んでいくことの方が多い。その場合、関係者全員で共有したい情報があっても、社内ではグループウエアで、社外にはメールで、というように情報伝達手段が別れざるをえなかった。

サイボウズLiveは社内と社外をシームレスにつなげることができるのではないかと期待したい。もちろん、社内と社外では流せる情報が異なるので、そのコントロールをどうするのかは課題になるだろう。

LinkedInといったビジネスSNSが世の中にはある。それを活用できればいいのだが、現実にはうまくいっていない。これは、企業が使う情報共有システムはエンドユーザーが使うビジネスSNSではないからだと思う。企業が主体となって利用を推進するグループウエアから進化していかないと、使えるビジネスSNSは登場しないような気がする。

その点、サイボウズLiveは企業向けグループウエアから進化したサービスだ。完全な感想であるが、うまくいきそうな気がする。懸念すべき点は、サイボウズの1社が提供するシステムであること。すでにグループウエアはマイクロソフトからIBM、サイボウズとさまざまなベンダーの製品がインストールされている。これら複数ベンダーの製品を連携させることができるサービスが登場したとき、企業内の情報共有システムはSNSをベースにしたものに切り替わっていくだろう。

サイボウズLiveもまだまだ進化していかなくてはいかないだろうが、出発点のコンセプトの良さで秀でている。


◎参考記事


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2009年11月21日

ついにGoogleのパソコン向けOSが発表されました

ようやく米Google社が開発したパソコン用OS「Google Chrome OS」が発表されました。TechCrunchの記事では、発表会の模様など映像を交えて紹介しているので、そちらをご覧ください。

Chrome OSの紹介ビデオ2本: OS入門編と性能/UIデモ編

Chrome OSを簡単に説明してしまうと、起動時間が短いクラウド時代のパソコン用OSといえる。一昔前(二昔前?)に「ネットワークコンピュータ」というものが話題になった。当時はサンが力を入れていたと記憶している。まあ、シンクライアントみたいなものだ。コンピュータはネットにつなげ、アプリケーションはサーバー側で実行する。クライアントPCはほぼ表示だけを担当するコンピューティングである。

当時は現在と比べてネットワークがそれほどはやくなかった。貧弱なネットワーク環境では、ネットワーク経由でアプリケーションを使うには無理があった。そのような問題があり、ネットワークコンピュータは存在感をなくしてしまった。

そして、現在はクラウドコンピューティングの時代である。ここにきて、かつてネットワークコンピュータと呼ばれたものが名前を変えて浮かび上がってきた。現在のネットワーク環境だと、サーバー側にあるアプリケーションを利用するのは容易なことだ。やっとネットワークベースのコンピューティングが日の目を見ることなる。

これは、マイクロソフトのOSを否定した上で、グーグルが新しいコンセプトのOSを提供することで実現する。コンピュータはやっと次に時代に進もうとしている。

とはいえ、こんな大げさなことにならないかもしれない。Chrome OSだって、安いネットブックを販売するために採用されるだけの存在になってしまうかもしれない。そのあたり、将来は不確定ではあるが、新しい時代を作ろうとするグーグルの姿勢を評価したいと思う。

ちなみに、Chrome OSはオープンソースで提供される。利用料金もかからない。ただし、普通の人があまったパソコンにChrome OSを入れられるほど簡単なものではないようだ。もし、どうしてもChrome OSを触ってみたい人は、これもTechCrunchの記事に手順が書いてあるので試してもいいだろう。もちろん、Chrome OSをインストールして何か不具合が発生しても、このブログは一切関知しません。

Chrome OSを今すぐ使って見たい人はこうする-仮想マシン上だから簡単・安全

では、今回はここまで。
タグ:google CHROME OS


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2009年10月28日

検索エンジンはもういらない?

前回の記事「GREEよ!おまえもか! 140文字に魅せられたサービスたち」の最後に、「Twitter風サービスはGoogleなど検索エンジンを脅かす存在になる可能性があります」と書きました。これは、極端に表現すると検索エンジンはいらなくなっていくのではないかと感じたからです。もちろん、Webに散らばっている情報を整理して抽出するのに検索エンジンの機能は必要でしょう。不要になるのは、エンドユーザーが使う検索インタフェースのことです。いわゆる検索窓ってやつですね。

ここから少し自分のWebからの情報収集について感じたことを書きます。

まず、Googleは「Google Social Search」という検索機能を発表しました。Google Labsで機能をオンにすると、英語版の画面で使えるようになります。機能や使い方などは別の記事で取り上げるつもりです。今回は、この検索機能を使ったときに感じたことを報告します。

不思議な体験だったのですが、検索窓にキーワードを入力して検索を実行したとき、なぜか懐かしさを感じたのです。「キーワードを入れて検索ボタンを押すという行為って久しぶりだなあ」と思ったわけです。

振り返ってみると、最近の私は、仕事に関連する情報は、Twitterのタイムラインに流れてきますし、それ以外の情報も購読しているRSSフィードで事足ります。一般的なニュースを知りたければ、新聞やニュースサイトがあります。そもそも、一般的なニュースは検索して読むことはありません。

と、このような行動をしていましたので、Webサイトで何かを検索するということをしばらくしていなかったわけです。

RSSやTwitterで取得した情報で、必要なものや後で読み返す可能性があるものはソーシャルブックマークに保存します。そこでも情報をタグで整理するので、キーワードで検索することはありません。タグの一覧を見て、必要な情報を保存したタグをクリックするだけです。

Webの情報を整理するのに慣れてきただけかもしれません。ただ、自分が必要としている情報が、あらかじめカスタマイズされた状態で届けられる状態に常にあるのなら、検索エンジンを使う機会はどんどん減っていくのは想像できます。

検索エンジンが表に出るのは、人が新しい分野に足を踏み入れた時など限定的になっていくのかもしれません。考えてみれば、わざわざ検索しなくても必要な情報が手に入る状態の方が便利といえば便利ですよね。

では、今回はここまで。

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2009年10月17日

Google Waveを少し使ったが、正直なところよく分からない

Googleが開発中の新しいコミュニケーションプラットフォーム「Google Wave」が使えるようになった。Invitationを送っていただいた先輩に感謝します。

さて、このGoogle Waveですが、正体が何者なのか良く分かりません。Google Waveの画面を表示したところ、次に何をすればいいのか分からなくて、しばらく画面の前で固まってしまいました。

コミュニケーション&コラボレーションツールなので、Google Waveを使える人が何人かいないと役に立たない。これまで報道されていたように、リアルタイムに情報を交換できるし、情報を分散させずに1か所で管理しておけるというのは便利に思える。ただし、便利になるには前提があって、コラボレーションをしようとする人が全員Google Waveを使うようになる必要があることだ。

ひとつのサービス内ですべてのことができると便利なのだが、現状ではまだそこまでの技術革新や意識改革ができていない。結論から言うと、まだまだ未完成のツールであると言える。

話は変わるが、Googleの技術者は頭がいいなと思う。おそらく今回のGoogle Waveも天才エンジニアにとってみれば、分かりやすくて便利なツールなのだろう。しかし、私のような一般人は、Google Waveについて多くを理解できないと思う。このあたり、一般人にも分かるようにGoogleは説明すべきだったと思う。

とにかく、新しいコンセプトのツールである。今後、Google Waveに慣れたユーザーが何を作り出していくのか楽しみである。また、コミュニケーション&コラボレーション環境が、どのように変化していくのか見ていきたいと思う。



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2009年10月15日

テクノラティジャパンのサービス終了に思うブログの役割

突然のことでしたが、ブログ検索エンジンの日本版「テクノラティジャパン」のサービス終了のお知らせメールを受け取りました。2009年10月23日でテクノラティジャパンの歴史が終わります。米国テクノラティ社の事業方針の変更によるサービスの停止ということなので、完全にサービスが停止するわけではありません。これまでテクノラティジャパンに登録していた人は、米国版のTechnoratiにアカウントを移行すれば大丈夫です。私も米国版にアカウントを移しました。

さて、改めて「テクノラティジャパンとは」のページを読んでみると、サービス開始時のブログの役割が分かります。ざっくりまとめると下記のような感じです。

  • ブログは「会話」である。
  • ブログは一般人の意見を表現しているものである。
  • テクノラティはブログの更新情報をトラッキングすることでリアルタイムに「今」を可視化している。

このようにまとめてみて、そういえばブログってそういう存在だったなあと懐かしく思いました。たった2年くらい前のことなのでしょうけれど。

そして、上記の「ブログ」の部分を「Twitter」に置き換えて読み直すと、現在の姿が出てきます。テクノラティが目指したブログ経済圏はTwitterに進化したともいえるでしょう。実は、テクノラティジャパンのサービス終了のニュースを最初に知ったのがTwitterのタイムラインを見てでした。もちろん、テクノラティからお知らせメールが届く前です。それくらいTwitterはリアルタイムに「今」を伝えるメディアになっています。

Twitterはマイクロブログと呼ばれています。日本ではミニブログと表現する方が多いかもしれません。テクノラティのことを思うと、Twitterはブログが進化した姿なのかもしれません。

さて、偶然にも、テクノラティとTwitterの日本語版を運営しているのはデジタルガレージという会社です。きっとTwitterに注力していくのでしょう。

では、今回はここまで。

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2009年09月18日

これまで身近ではなかったローカル情報をより身近にする

スタートアップのWebサービスを売り込めるTechCrunch50というイベントで、「RedBeacon」というサービスが優勝した。RedBeaconは地域内のリアルなサービスを見つけることができるサービスである。例えば、水道工事を請け負う企業やパン屋さんなどを探すことができる。日本にあるサービスに例えると、電話帳のタウンページみたいなものだろうか。それをもっと高機能にしたものをWebで実現する。

このサービスの肝は、消費者の生活圏をインターネットにできたこと。インターネットは距離を超えて地球の裏側でおこっていることを知るのに役立ったが、ラーメンの出前の頼み先など、実生活に根差したサービスを探すことは比較的難しかった。想像で書いてしまうが、RedBeaconは、距離の制限を超える必要はない生活圏をもっと身近にすることができたのだと思う。

さらに想像すると、米国では小さな店舗でもインターネットを活用しているのではないかという仮説を立てられる。RedBeaconのようなサービスは、地元の店や中小企業がインターネットでの情報発信をしていなければ、ひっかかりもしないだろう。逆に言うと、十な数のお店や企業が、サービスエリア内の顧客に対して情報発信をしていることになる。日本ではまだまだだろうなあ。今後増えては来るのだろうけれど。

地元の情報って探しにくいものだ。特に規模が小さな個人商店などは、よほど立地が良くない限り、インターネットで話題にならない。口コミ効果が出てこないのだ。それを解決するには、個人商店でも簡単に情報発信できるようなITインフラが必要だろう。Twitterなんかは忙しい個人商店でも始められやすいのではないだろうか。ブログまでできれば、もっと表現力が上がるので、なお良い。

RedBeaconのようなサービスが注目を集めたということは、もっとローカルの情報を整理するサービスを求められているに他ならない。地図情報などをからめて、リアルに自分のいる場所から近いところにあるサービスをより使えるようになるのは面白い。

余談だが、地方が独自に経済対策するときに、地元の商店を連携させるのを公約しておけば、当選できた自民党候補者もいたかもしれない。さらに、バーチャルな商店街を構築し、経済をしっかりと回していくことができたかもしれません。地方の商店街はシャッター通りとなっているところがたくさんあります。これらを解決できればどれほど喜ばれるか。

日本でもインターネット時代だからこそ、リアルに自分に近いものと向き合うことはいいことだと思う。

では、今回はここまで。

◎参考記事
タグ:TechCrunch


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2009年08月25日

マッシュアップはもう時代遅れ?

前回の投稿「なんでもやりたい病にかかってます」で、「ソフトウエアを開発したい。自分でプログラミングしたい」と書きました。WebサービスのAPIを使って、何か形ある物を作ることができたら楽しいだろうなあというのがきっかけです(これも前回に書きましたね)。

私がイメージしているのは、複数のWebサービスを連携させて新しいものを開発するマッシュアップが一番近いです。でも、この「マッシュアップ」という言葉を最近はあまり耳にしません。私のフィルタにかかってこないだけかもしれませんが、数年前の盛り上がりに比べると、まったく目立ってない感じがします。数年前は、Google MapsのAPIと経路検索のAPIを組み合わせたマッシュアップサービスがたくさん公開されました。また、ビジネスパーソンの出張をサポートする「出張JAWS」というWebサービスなどが、マッシュアップの成功事例としてよく取り上げられていました。

プログラミングの知識がなくてもマッシュアップサービスを開発できるように、米Yahoo!は「Pipes」というWebアプリケーションを公開したし、マイクロソフトは「Popfly」というWebアプリケーションを公開しました。

エンドユーザーが自分のWebサービスを開発できる−まるで、パソコン普及期のエンドユーザーコンピューティングの時代再来かと感じたほどです。ちなみに、エンドユーザーコンピューティングとは、ノーツといったアプリケーションプラットフォームを使って、エンドユーザーが自分で使うアプリケーションを開発するパソコンの使い方です。パソコンに詳しい人がExcelマクロを使って業務を効率化されるのもエンドユーザーコンピューティングの1つです。

そして、エンドユーザーコンピューティングが主流にならなかったのと同じように、マッシュアップによるエンドユーザーが開発したWebアプリケーションは主流にはならないかもしれません。先ほど紹介したマイクロソフトのPopflyですが、偶然にも2009年8月24日にサービスを停止してしまいました(関連記事:MS、マッシュアップサービス『Popfly』を間もなく閉鎖)。後継サービスには、「Microsoft Web Application Platform」「Microsoft XNA」「Microsoft Kodu」「Microsoft Express」などがあるので、Popflyは発展的サービス停止なのかもしれませんが、それでも何かさびしい感じがするのは私だけでしょうか。

外部に公開しているマッシュアップサービスの成功事例である「出張JAWS」も問題が出てきています。サービスは継続しているのですが、経路検索機能が使えないなど、運営コストに問題が出てきているようです。マッシュアップサービスの開発は低コストでも、サービス運営は通常のサービスと同じくらいのコストがかかるのだと想像します。結局、運営コストまで含めたビジネスモデルがなければ、外部に公開するサービスとしては、開発コストを抑えただけでは成り立ちにくいのでしょう。マッシュアップに限った話ではありませんけどね。

暗い話を書いてしまいましたが、明るい話がないわけではありません。マッシュアップサービスのコンテストである「Mashup Awards(マッシュアップ・アワード)」は、2009年秋に始まります。2006年から始まって、今回が5回目になるようです。続いているということが大切です。マッシュアップという手法はWebサービス開発において、開発コストを下げるのは間違ないと思います。あとは、外部に公開するならマネタイズできるビジネスモデルが必要だし、社内システムとして使うのであれば運用コストをどう捻出するかが課題になると思います。

* * *

とにかく、クラウドコンピューティング時代を迎え、Webサービスが連携する時代は当たり前になっていくでしょう。プログラムの開発が、プログラム部品を組み合わせていく手法が主流になったように、クラウド時代は、クラウドに存在するWebサービスを部品として考え、それを組み合わせていく開発手法が主流になるのは間違ってないと思います。言い方は間違っているかもしれませんが、オブジェクト指向のWebサービスマッシュアップ開発になるのかもしれません。

では、今回はここまで。

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2009年07月11日

GoogleのChrome OSはWindowsを殺すのか(2)

一応、今回は前回の記事「GoogleのChrome OSはWindowsを殺すのか(1)」の続きであるが、週末なので軽めに書く。

前回、IT産業の歴史の中で、盟主が変わるかもしれないということを書いた。今回は、もしかすると逆のことを書いてしまうかもしれない。いや、小さな流れは前回の通りであるが、もっと長い目でみると、面白いことが起こるかもしれない。


■マイクロソフトによる帝国の逆襲はあるか

今後主流になるといわれている、データやアプリケーションがインターネット上に存在するクラウド・コンピューティングの世界では、グーグルが持っている技術やアイデアが強いと思われている。これまでの勢いを考えると、グーグルは勢いを保ったままパソコン用OSでもシェアを取っていくように錯覚する。Chrome OSに関する報道を見ていると、そう思ってしまうのも仕方がない。

しかし、ものはOSである。シンプルをウリにするグーグルなので、最初にリリースするものは軽くて分かりやすくて、使いやすいものになるだろう。問題はその後である。OSの機能として、さまざまなアプリケーションを加えていくことで、どんどん重くなり、使い勝手が悪くなるというのは、マイクロソフトが辿った道だ。グーグルもその道を知らないうちに辿ってしまうかもしれない。それが心配なのだ。

私は、クラウド・コンピューティング時代にふさわしいパソコンというものがあり、それは現在のパソコンとは異なるものになると思っている。その、クラウド時代にふさわしいパソコンを開発できる会社の1つがグーグルだと思っている。

ユーザーはわがままである。シンプルなOSを望むと同時に、多機能なOSも望んでいる。相反するものをどうバランスさせるか、これはグーグルのお手並み拝見といったところか。で、このユーザーにわがままに一番向き合った経験があるのがマイクロソフトなのではないだろうかとも思っている。マイクロソフトがユーザー対応に成功しているとは思えないが、グーグルと比べると一日の長はあると思う。

なんだかんだ言いながら、OSの機能やユーザーインタフェースなどを比較するようになったら、マイクロソフトも復活するのではないかと考えられる。その時、グーグルはどのような手を打ってくるのかも楽しみではあるが。

軽くといいつつ、なかなか軽く書けないし、結局中身がない記事になってしまって申し訳ない。Webだけだったはずのグーグルがいつのまにかマイクロソフトの領域に入ってきており、しかもグーグルの勢いが衰えることもないので、このままどうなるのだろうと気になっていろいろ考えてしまいました。

では、中途半端ですが今回はここまで。
おそらく、このテーマは別の形で続きを書くことになると思います。

posted by やすお at 03:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年07月09日

GoogleのChrome OSはWindowsを殺すのか(1)

ついに、Googleが動き出した。コンピュータの歴史において、私たちは新たな波が到来することを目撃するかもしれない。グーグルがパソコン用OSの「Chrome OS」を発表したのだ。

最初にコンピュータの天下統一を成し遂げたIBM。Windowsなどダウンサイジングという武器でIBMから盟主の座を奪ったマイクロソフト。そして、今度はグーグルがコンピュータの世界の戦いをインターネットという場所に移し、政権交代を狙っている。

その予兆は昨年からあった。2008年9月に、グーグルはWebブラウザの「Google Chrome」を発表している。そして、そのタイミングで私も記事「グーグルの新Webブラウザ「Chrome」の本当の狙いとは」を書き、これから何が起こるかを紹介した。その記事で紹介したことが現実になろうとしている。

グーグルのChrome OSは、今となっては古くなってしまったパソコンOSを作りなおすものになる。マイクロソフトはWindowsというアーキテクチャで成長してきたのはご存じだろう。しかし、インターネットの時代に、Windowsという重厚なオペレーティングシステム(OS)は不要になってきた。しかも開発されるアプリケーションはどんどんWebサービス化されている現状があり、Webアプリケーションがあれば業務向けを含めて事足りてしまう。

つまり、WebブラウザのOS化が進行している現在、パソコンというハードウエアとWebブラウザの中間に位置するWindowsなどパソコンOSは最低限の機能さえあれば十分になってきたのだ。

マイクロソフトの主力製品はWindowsであり、その上で動くオフィススイートである。Windowsがユーザーに意識されない存在になるのは怖いことだ。グーグルは逆に、パソコンOSはあくまでも陰の存在であることを認識したうえで、Webアプリケーションを動かすために最適なプラットフォームを提供しようとしている。グーグルからのメッセージは強烈である。OSの名称にWebブラウザのブランド名であるChromeを採用したのも、Webブラウザこそが次世代のOSであることをアピールするためだろう。


■本格的なクラウドの時代へ


Chrome OSにより、本格的なクラウドコンピューティング時代がくるだろう。アプリケーションやデータはすべてクラウドで提供される。ユーザーはWebブラウザ(おそらくChrome)を通じて、アプリケーションを利用し、データにアクセスする。パソコンは今でいうシンクライアント化するイメージだ。セキュリティ的にも好ましい状態になる可能性だってある。しかも、パソコンのハードディスク容量なんて気にしない、アプリケーションの更新だって各自で実施する必要はない。もしかすると、かなり便利になるのかもしれない。

Chrome OSによって、コンピュータの利用方法は大きく変わるだろう。ネットワークのインフラやテクノロジーの進化のベクトルにも影響を与える可能性だってある。単にWindowsに対抗するOSが出てきたという話ではすまないかもしれない。ITの利用方法が変わることで、IT産業の構造が変わってしまうかもしれない。

などと、さまざまな未来を予想してしまうが、正直なところインパクトが大きすぎて、なかなか整理できない。グーグルが次の政権を取ることだけが確定しているだけで、それをベースにした進化の方向はまだ見えてこない。せいぜい、先ほど書いたように、クラウドコンピューティングが本格普及するくらいのものである。

Chrome OSがパソコンメーカーやユーザーに受け入れられるかどうかは、現時点で未知数。今後どうなるか分からないが、分かる範囲で政権交代後の姿を考えてみたいと思う。長くなるので、これは次回以降で紹介する。

ということで、今回はここまで。
続きは「GoogleのChrome OSはWindowsを殺すのか(2)」でどうぞ。

◎参考記事


posted by やすお at 01:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年06月03日

マイクロソフトの新検索エンジン「Bing」で妄想してみる−社名変更もありえるかも

マイクロソフトが2009年6月2日に新検索エンジン「Bing」を公開した。これまでWindows Live Searchとして提供していたインターネットの検索エンジンの後継にあたる。検索エンジンのような基本ツールは、ちょっと触っただけでは評価できないが、ニュースサイトなどで公開されている記事を読むと、おおむね好意的に受け取られているようだ。

検索結果はGoogleと大差ないが、画像や動画、関連記事などを探しやすいというのがよくみられる評価だ。目立つのは、動画検索。キーワードで検索すると関連した動画のサムネイルが表示される。目立つギミックとしては、動画のサムネイル画像にマウスオーバーすると、動画の再生が始まることだ。多くのニュースサイトがこのギミックを取り上げている。個人的には、そんな重要な機能とは思えないが、しばらく使っていれば評価は変わるかもしれない。

ということで、検索エンジン自体の性能は、個人の好みもあるので、試してみてはどうかというしかない。私は別のことでマイクロソフトとBingを取り上げようと思う。

実は、驚くのは「Bing」というサービス名称そのものである。「Microsoft」や「Windows」という単語が使われていないのである。マイクロソフトのブランド戦略としていかがなものかと思うが、逆に、マイクロソフトの本気度が出ているのではないかと思うようになった。

ズバリ、マイクロソフトはWindowsブランドを捨て、Microsoftブランドも捨ててしまうのではないだろうかと妄想している。「Microsoft Bing」や「Windows Bing」にしなかったのは、過去のマイクロソフトが持っているイメージを払しょくしたいのではないだろうか。もしかすると、マイクロソフトという社名を変更する可能性もある。

マイクロソフトというソフトウエアの巨人は、インターネット事業においてパソコン用OSのような存在感を出すことに失敗した。時代がマイクロソフトよりもグーグルを求めたのだ。MicrosoftやWindowsというブランドはもはやインターネットの世界では古臭いものという印象さえある。Bingは新生マイクロソフトのベース技術となるかもしれない。それは、現在のWindowsに代わるものになるだろう。

そもそも、iPodだって"ナノ"という製品が出ているナノテクノロジーの時代に、"Micro"という単位は大きすぎる。ミクロの時代は終わり、ナノが先進的というイメージを持つ時代になった。そして、ソフトウエアという単語も古く感じるようになってきた。グーグルの時代はWebサービス、「サービス」がソフトウエアに変わるキーワードとなる。マイクロソフト自身も「ソフトウエア+サービス」というスローガンをかかげていた。皮肉なようだが、ソフトウエアの次はサービスだとマイクロソフトも認識していたことに他ならない。つまり、マイクロソフト(Microsoft)という言葉はもう古いのだ。

また、Windowsはソフトウエアを代表する製品である。ただし、先ほど書いたように、時代はソフトウエアからサービスに移行しつつある。Windowsという言葉が持つイメージも古くなってしまったのだ。

残念ながら、現在のマイクロソフトは、近未来に"レガシーシステム"と呼ばれるものを抱えている。かつてのITの巨人であったIBMはホストコンピュータというレガシーシステムを捨て、サービスプロバイダに変身した。マイクロソフトも現在持っている強みを捨てなければならない時期に来たのかもしれない。

現在持っているものを捨てるのはかなり勇気がいる決断だ。社名変更など簡単には実施できないかもしれないし、Windowsを捨てるのもかなり勇気がいる。ただし、それができれば、ITの巨人の座を奪うことができるかもしれない。帝国の逆襲である。


◎Bingの関連記事

今回はかなり妄想が入っているが、ありえない話でもないと個人的に思っている。どうなるかは神のみぞ知るだけれど。

では、今回はここまで。

posted by やすお at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年04月29日

家電のままパソコン化するテレビ

このブログの「ポストPCを狙う意外な伏兵」という記事でテレビ向けのインターネットサービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」を紹介した。今回は、ヤフーの中の人がこの件でインタビューを受けているCNETの記事「"ネットとテレビ"融合させた新サービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」--開発者に聞く」を紹介しようと思う。

この記事を読むと、いかにテレビというものが完成された家電なのかが分かる。あっさり書いてしまったが、テレビは家電なのである。一方、パソコンは家電とは言えない。テレビは誰もが使える装置であるが、パソコンはユーザーにある程度のスキルを要求する。テレビで番組を楽しむのに、電波について勉強したり、テレビがカラー画像を表示する仕組みを知ったりする必要もない。新しく買ってきたパソコンでWebページを表示しようと思ったら、Windowsでユーザーアカウントを作成したり、Webブラウザの設定をしたり、インターネットへの接続も必要になる。ネットワークからコンピュータの基礎まで、かなり幅広いスキルを要求される。こんなものが仕事や家庭で広く使われているのは不思議である。

話をテレビに戻そう。ヤフーはよく分かっているなと思うのは、人が楽しむコンテンツには2種類あるのを知っていることだ。1つは、能動的に自分のために何かを調べ、役に立つコンテンツ。もう1つは、暇つぶしのコンテンツである。

これまで、テレビはどちらかというと暇つぶしで、パソコンは能動的に自分が必要なコンテンツを探し出すものだった。ヤフーの狙いはテレビが両方のコンテンツを消費できるようにすること。もっと言うと、テレビだけでなく、どこでもヤフーを使えるようにすることだ。これは、以前から出していた「Yahoo! everywhere」構想と一致する。これの第1弾が「テレビ版Yahoo! JAPAN」なのである。

パソコンのデスクトップで動かすようなガジェット(ウィジェットともいう)類は、テレビでも動かせるようになってきている。携帯電話が音声通話だけでなく、インターネット接続やiアプリなどアプリケーションを動かせるような仕組みを実装したことでパソコン化したように、テレビもインターネットに接続でき、ガジェット(ウィジェット)を動かすプラットフォームになることでパソコン化しようとしている。

表示装置としてのテレビはまだまだ進化する。この大型連休(ゴールデンウイークとか黄金週間ともいう)で、テレビを見る時間が増える人もいるだろう。見ながらでいいから、テレビの将来について考えてみると、テレビを2倍楽しめるのではないだろうか。

では、今回はここまで。
よい連休をお過ごしください。

posted by やすお at 03:10 | Comment(1) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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