そんな時代になったら、現在普及しているWebサービスがテレビでも動くようになっているだろう。もちろんテレビとパソコンとは異なるので、テレビと相性がいいアプリケーションが動くことになる。例えばTwitterだ。
テレビ番組を見ているときに、思わずテレビに向かってツッコミを入れてしまったことはないだろうか。サッカーや野球中継を大勢で見ていると、「あー、おしい!」とか言いながら盛り上がることは多い。それはTwitterでやれないだろうか。テレビ番組にTwitterでツッコミを入れるわけだ。画面の横には常にTwitter経由のツッコミが流れているのを見ながらテレビ番組を楽しむスタイルになる。同じ番組に集まる人はおそらく同じ感覚の持ち主だろう。視聴者が他人のツッコミを見ているうちに仲良くなったりして楽しいかもしれない。
例えば、将棋や囲碁の対局中継。プロの棋士が指している途中で、「その手があったか!」とか「俺だったらこうするけどなあ」など、好き勝手なことを言える。縁台将棋を数千人から数万人の単位でやるようなものだ。盛り上がると思うのだけどなあ。
さて、テレビ局にもメリットはある。番組に集まるTwitterユーザーの数とツッコミの数を番組評価の指標にできるからだ。Twitterユーザーの属性を取得することだってできるかもしれない。今よりもより正確な視聴者属性をとることができるのではないだろうか。もちろん、Twitterユーザーのツッコミで番組が荒れる危険もある。でもそれは視聴者の意見として真摯に受け止め、次の番組制作に生かすことだってできるだろう。
最後に、対局中継の例をさらに進めると、もっと面白いことができる。例えば、プロ棋士とツッコミ集団との対局だって可能だ。ここは群集の英知を使ってみよう。将棋にちょっとは自信があるTwitterユーザーの何人かが指し手を提案する。周りで見ているほかの人が、出てきた指し手の評価をし、投票システムかなんかで実際に打つ手を決める。そうして、プロ棋士と群集が対局をする。
結果はどうなるかな。やってみないと分からないけど、案外プロに勝ってしまうかもしれない。そうなったら楽しいよね。
こんなことを考えているうちに、やっぱりテレビはまだまだいけるなと感じました。放送とインターネットはよく対立する構図で語られることがよくあるが、いいところを使っていけば、別の面白いものができるだろう。対決なんて不要だよ。

