2010年02月17日

プライベートとビジネスの両方の立場での発言を求められる−Google Buzz


Google Buzzがリリースされたときに書いた記事「Google Buzzがやってきた」で、自動フォローの機能がプライバシーの観点で問題ではないかと指摘したところ、この仕様はすぐになくなりました。対応が早かったのは良かったです。そのほかにも他人のメールアドレスが見えてしまうなど問題はあったようなのですが、とりあえず収束しているようです。

さて、このGoogle Buzzですが、私もTwitter連携させてTwitterの書き込みをGoogle Buzzに流していたのですが、すぐに連携を外してしまいました。なぜなら、Twitterでつながっている人たちとコミュニケーションする内容と、Google Buzzで私をフォローしている人の世界があまりにも異なるからです。

Twitterはおバカな書き込みをしても許される空気があります。もちろん、真面目に議論をするための書き込みも許されます。同じ人がおバカ発言をしてもいいし、おバカ発言の直後に真面目な話をしても問題ありません。それだけTwitterは自由なのです。

一方、Google Buzzは、どちらかというとメールアドレスをお互いが知っているくらいの間柄の集団で情報交換するのに向いています。具体的に言うと、Gmailのコンタクトリストに入っている人とコミュニケーションするのに便利なサービスです。コンタクトリスト内の人間関係がどのようになっているかは人それぞれですが、匿名掲示板で情報をやりとりするような間柄ではないでしょう。

企業のセキュリティポリシーにもよりますが、Gmailは仕事の情報をやり取りするのにも使われます。会社のメールアドレスの他に、例えば外出中などで取引先にメールを出したいときにGmailを使うケースは多いかなと思います。会社のメールをGmailに転送している人もいらっしゃるでしょう(あくまでもセキュリティポリシーに違反しない範囲の話ですが)。

となれば、Gmailのコンタクトリスト内の人間関係は、プライベートとビジネスの両方の側面を持つことになります。結局、Google Buzzでの情報交換は、個人としての自分と社会人として仕事をしている自分の人格の両方の立場で情報を書き込みことになります。必然的に、あたりさわりのない情報しか発信できなくなります。例えば、会社の悪口など自分の立場を不利にするような発言は慎むことになります。悪口でなくても、そう捉えられる可能性があることは書けなくなります。

いろいろ考えていると、Gmailの機能として実装したGoogle Buzzの視点はかなり面白いのですが、活発なコミュニケーションができるかどうかは疑問が出てきます。Google Buzzはこれからもっと改良されるのでしょうけれど、ユーザーが利用するシチュエーションをもっと想像してもらえると面白いコミュニケーションツールが誕生するのではないかなと思います。電子メールを代替するコミュニケーション手段に発展する可能性もあると思います。

posted by やすお at 02:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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