2009年12月01日

Twitterの有料化の話は基本的に誤報でした


先日の投稿「有料のTwitter、なんか違う気がする」で、Twitterが課金システムを用意していることを取り上げました。結論から言うと、これは誤報です。米Twitter社とパートナーシップを組んでいるデジタルガレージという会社もプレスリリースで否定しています。

DGモバイルが企画しているサービスをTwitter本体の機能として捉えたことが誤報の原因になったようです。DGモバイルはデジタルガレージという会社の子会社なので、ITmediaはDGモバイルが日本でTwitterを運営していると勘違いしたのでしょう。ITmediaの記事でも「日本でTwitterを運営するDGモバイルが」となっています(2009年11月30日現在)。これは誤りです。

Twitter関連の話はさすがにものすごい速さで伝わっていきます。日本発のニュースが海外のメディアにまで伝わって行きました。それだけ、Twitter関連、しかも世界中で話題になっている有料コンテンツの話ですから、騒ぎが大きくなるのも仕方がないのかもしれません。

■DGモバイルはサードパーティとしてTwitterでの課金手法を示した

Twitter本体の有料化は誤報でしたが、Twitterというプラットフォーム上で課金をする仕組みは誤報ではないようです。デジタルガレージの子会社であるDGモバイルは"サードパーティ"として、Twitter上で課金する手法を明らかにしました。ITmediaの記事では「Twitterのビジネスモデルに言及」にありますが、正確には「DGモバイルという会社が考えているTwitterを使ったコンテンツ課金のビジネスモデル」といったところです。

これはこれで重要な話です。コンテンツを流通させやすいTwitterで課金システムを使えるようになれば、Twitterのエコシステムとしては歓迎すべきものだからです。

例えば、ミュージシャンがTwitterをプロモーションの場として使うことを考えてみます。Twitterでできることは、アーティストまたはアーティストの関係者がつぶやきを公開することしかできません。楽曲の購入サイトへのリンクを投稿することもできますが、楽曲を購入して決済までするには何回もクリックしなければなりません。

一方、Twitterで課金システムを使えると、決済までの手続きが簡単になります。特に日本ではモバイルでTwitterを使う人が多いと思います。モバイルでのビジネスはその瞬間に購入ボタンを押させる必要があります。つぶやきを見たらすぐに購入という流れにしたいのがコンテンツプロバイダの本音です。そのためにもTwitterで使える課金システムが必要になってきます。

■Twitterはプラットフォーム、拡張機能はサードパーティが提供するのが望ましい

Twitterの特徴として、API(Application Programming Interface)を公開し、それを使うことでサードパーティがさまざまな拡張機能を提供できるというものがあります。DGモバイルが企画している課金システムもそのような拡張機能の1つと考えていいでしょう。

Twitter本体が課金システムを用意すると、日本独自のサービスを使えない可能性があります。つまり、日本の普通の携帯電話での決済ができなかったり、PC版でもPayPalでなければ決済できなかったり、ひどければ、米国で発行されたクレジットカードでなければ決済できないといった事態になる可能性だってありえます。

結局、Twitterの周りにいるサードパーティ次第でTwitterの機能は強化さえるということ。これは課金システムだけに当てはまることではありません。このようなTwitterでマネタイズを考えている企業があることだけも重要だと思います。

では、今回はここまで。

posted by やすお at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。