2009年11月26日

有料のTwitter、なんか違う気がする


営利企業が提供しているサービスで儲けるのは当然のことであり、なんら恥ずかしい行為ではない。無料が当たり前のWebサービスであっても同様である。サービスを利用するエンドユーザーは無料だが慈善事業でやっているわけではない。エンドユーザーの代わりに、広告など別のところからお金を徴収しているだけだ。どこからお金をもらうか考えることがビジネスモデルの構築である。ビジネスモデルがよければ、エンドユーザーとサービス提供者、スポンサーといったすべての関係者が満足する状態となる。

ところで、つぶやきサービス(マイクロブログ)のTwitterであるが、これまで明確なビジネスモデルがないサービスとしても有名であった。ベンチャーキャピタルなどから資金を調達してこれまでサービスしてきた。Twitterがどのようにお金を儲けるのか、そのビジネスモデルがいつ発表されるのか、エンドユーザーだけでなくWebサービス事業者から注目されている。そして、その答えの一部が少しずつ明らかになってきた。

ITmediaの報道「つぶやきを有料コンテンツに――Twitterに課金システム、来年1月から」によると、エンドユーザーからお金をもらう課金システムを提供するようだ。早ければ2010年1月からの提供となる。課金の種類は2つ。1つは、つぶやきを見るのにお金が必要な有償アカウント、もう1つは、有償コンテンツへのリンクを投稿できる機能だ。

有償アカウントは、会員制の情報配信と考えればいいと思う。有償のメルマガやWebサイトの代わりに有償のつぶやきを提供するといった感じだ。どれくらいの人が有償アカウントをフォローするのか未知数ではあるが、一定のニーズはあると思う。

もう1つの、コンテンツごとに課金する方式はどうだろうか。感覚としては「お金がかかるのなら見ない」ということが多いかもしれない。これは、つぶやく側がどれだけ魅力的な(お金を支払うに値する)コンテンツを提供できるかにかかっている。もしかすると、Twitter会員だけがアクセスできるようなページに誘導することで、特別割引で商品を購入するといったことができるようになるのかもしれない。まあ、さまざまな可能性はある。成功するかどうかは置いておくとしても。

さて、私はTwitterをコミュニケーションインフラだと考えている。詳しくは別の機会に書きたいと思うが、Twitterは人間と人間、人間と機械(サーバー)、機械と機械のデータ交換をつかさどるインフラになりえると考えている。インターネットにおけるコミュニケーションのインフラは、基本的には無料または限りなく無料に近い状態で使えるのが望ましいと思っている。

今回のTwitterが用意する課金システムは、なんとなくではあるが違和感がある。マネタイズする必要は分かるし、ネットでの広告市場も大きくはならない現状がある以上、エンドユーザーから少額でもいいからお金を徴収するというのは良く理解できるストーリーではあるのだが。

うーん、書いているうちに何か出てくるかなと思ったけど、無理でした。米Twitter社が電力会社や鉄道会社と同じように、公共のインフラだとユーザーなどに認識されれば、面白くなるような気がする。普通の営利企業である米Twitter社はどこに向かうのだろうか。

posted by やすお at 02:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ツイッターの有料化の話は誤報だったみたいですね。有料化の話は自分のタイムラインにもいくつも流れていました。それをみて、ツイッターの伝達速度の速さが実感できたような気がします。
Posted by エロケン at 2009年11月30日 16:13
はい。誤報のようですね。まあ、コンテンツを有料化する動きが出てきているのは事実なので、DGモバイルが“サードパーティ”として課金システムを提供するのは実現するかもしれません。
Posted by やすお at 2009年11月30日 23:45
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/133916515

この記事へのトラックバック



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。