2009年09月01日

せっかく政権交代するのだから、政治もネット対応にしてほしい


2009年8月31日の総選挙は歴史に残ることになるだろう。民主党が308議席を獲得し、単独で過半数を占めた。これにより、政権交代が実現し、自民党は下野し、民主党が与党となることが決まった。

民主党が訴えているように二大政党制になっていくのか、民主党が新しい自民党として政治をするだけなのか、その結果は1年以上先にならないと分からない。はっきりしているのは、小泉改革以上の変革がこれから先の日本に待っていること。今の日本に蔓延している閉塞感を打ち破ることができるかもしれないし、さらにひどい状況になる可能性だってある。とにかく、私を含めて国民は民主党に政権を与えた。これからの日本がどうなるか、それは政治家だけでなく、我々国民も何らかの責任があるのではないだろうか。

と、政治の話をこのブログでやっても仕方がないので、政治とネットについて軽く触れたいと思う。

■ネットでの選挙活動を違法にするな

今回の選挙では、Twitter議員なる人が登場した。逢坂誠二氏などがそうで、つぶやきサービスのTwitterを使って、政治活動を含む内容をつぶやいている。報道で取り上げられている「当選確実なう」とつぶやいたのも逢坂氏である。

過去に記事「インターネットを使えない選挙活動?笑っちゃうよね」でも指摘したが、公示期間中に選挙活動に関することをWebサイトに記載したり、Twitterで何かをつぶやいたりすると公職選挙法に抵触してしまう。米国の大統領選挙でオバマ氏がTwitterやFacebookを使って選挙活動したことは有名な話だ。オバマ氏はそのようなソーシャルメディアを活用することで、支持者を増やし、米国民に対して「CHANGE」「Yes. WE CAN」というメッセージを伝えることができた。日本人にもオバマ氏のこのメッセージは伝わっている。

こんな使いやすいWebサービスがあるのなら使った方がいい。古臭い法律に縛られて、国民にメッセージが伝わらないのなら、法律を改正すればいい。何もかもを変えることができる権限を持った民主党には、このタイミングで公職選挙法の改正に力を入れてもらいたい。移動中の車からは候補者の名前くらいしか言えない不思議な法律なら変えてしまった方が国民の利益になる。

■政治はネットでやればいいんじゃない?

ネットと政治をからめると、そもそも議員を選挙で選んで政治をする間接民主制が必要かどうかも分からなくなってくる。間接民主主義は、国民全員が議会で議論することは不可能なので、代表者(代議士)が国民の代表として議会を運営する形態である。古代の村を統治するのでなければ、直接民主制を導入するのは難しいので、現代では間接民主制をとるしか効率的な国家の運営はできなくなっている。

ただし、これはネットが登場する前の話である。インターネット上でバーチャルな議会を開催し、国民は自分の意思でその議会に参加できるようにはならないだろうか。法案を提出するのは一定数の賛同者が集まれば提出できるものとし、可決するかどうかはネット経由で国民が投票すればいい。ITを使えば、1億人くらいの投票結果を集計するのなんて一瞬だろう。つまり、法案に関しては、国民投票を行って可否を決めるというわけだ。

ネットなどITを使えば、直接民主主義で国を運営することも不可能ではないだろう。もちろんすぐに実現できるわけではないが、民意をより正確に反映できるテクノロジーであれば、積極的に導入すべきではないだろうか。

■民主党が与党でいられる時間は長い?短い?

民主党は浮動票を味方につけて政権交代を果たした。かつての自民党のように支持基盤が強いわけではない。ということは、民主党による政治がうまくいかなければ、今回民主党に投票した人は、次の総選挙で民主党以外の政党に投票する可能性は高い。

民主党は短い期間で成果を求められる。マニフェストに書かれたことをすべて実現することは難しいだろうが、1年、いや半年以内に何か目に見える成果を出す必要があるだろう。そうしなければ、国民が不満に思い、「自民党と同じじゃないか」と批判にさらされかねない。もちろん、国民だけでなく自民党を中心とした野党からも解散総選挙への圧力が大きくなるだろう。

民主党は次回の選挙に備える意味でも、公職選挙法を早急に改正した方がいいのではないだろうか。少なくとも、高速道路を無料にしたり、高等教育を無償にしたりするよりも重要だと思う。

では、今回はここまで。

posted by やすお at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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