2009年08月26日

mixiアプリ、盛り上がるといいね


日本を代表するSNSであるmixiで、mixiアプリを使えるようになった。mixiアプリとは、mixi内で動くブログパーツみたいなもの。SNSの特徴をいかしてマイミクと遊べるミニゲームなど、ソーシャルメディアらしいつくりとなっている。

過去記事「mixiがFacebookの後を追う」や「mixi、次世代へ」でも触れたが、SNS内のアプリケーションというものは海外のSNSでは当たり前の機能になっている。最初は米国のSNSであるFacebookがこの機能を公開した。それがきっかけで、世界一のSNSへと成長したわけだ。このSNS内アプリは、音楽を中心としたSNSであるMySpaceにも実装され、日本語版のマイスペースでもアプリケーションが使えるようになっている。そういう意味では、mixiアプリは国内初のSNS内アプリというわけでもない。

■mixiでは爆発しないかも

私もmixiアプリをいくつか入れてみた。入れてはみたものの、最初、何を入れようか迷った。使いたいmixiアプリが多くて迷ったのではない。その逆だ。面白そうなmixiアプリがないのである。始まったばかりのサービスなので、アプリの絶対数が少ないのは仕方がないのだろうが、ミニゲームで暇をつぶしたい人以外は、興味をそそるものがあったのだろうか。

mixiアプリのラインナップが充実するかどうかは、開発者がどれだけ増えるのかとユーザーがどれくらい期待しているかにかかってくる。つきつめれば、ユーザーがmixiに何を求めるかで、需要の大きさが決まる。すでに、SNS内でアプリケーションを使えるようにすれば、ユーザーが勝手にインストールして使う時代は終わったと思っている。MySpaceは、音楽を中心にしたコミュニケーションが中心なので、MySpace内のアプリケーションはほとんど使われていない。アプリケーションで遊んでいる時間があるのなら、好きなアーティストの音楽を聞いたり、ライブの情報を仕入れたりするのに時間を使うからだろう。

一方、Facebookはフレンドとの交流がユーザーの目的となる。単にチャットやメッセージのやりとりだけでなく、Facebookアプリケーションを使ってバーチャルギフトを送るなどでコミュニケーションの幅を広げることができる。アプリケーションがうまい具合にユーザーの目的とかみ合っているのだ。だから、Facebookアプリケーションは爆発的に広がった。ユーザーがたくさんいればたくさんの開発者が参入し、さらにアプリケーションとユーザーが増えると言う好循環になっている。

では、mixiではどうだろうか。mixiのメインコンテンツは、コミュニティでのコミュニケーションで、次に日記といったところだろう。mixiは会員とのコミュニケーションが主目的である。だったら、Facebookのようにmixiアプリも爆発的に普及しそうに思える。

ここで、もう一つ重要なのが、日本人気質である。誤解を恐れずにいうと、mixi内のコミュニケーションはムラ社会のコミュニケーションである。個人と個人のコミュニケーションではなく、集団の中で情報を循環させるコミュニケーションなのである。先ほど、mixiのメインコンテンツはコミュニティと書いたが、まさしく、コミュという集団内の情報交換の場所を提供するのがmixiなのである。決して個人対個人のコミュニケーションではない。そして、SNS内アプリケーションでユーザー間の交流が発生するものは、個人対個人のコミュニケーションが要求される。これは多くの日本人に合わないだろう。もし、mixiアプリが普及するのであれば、日本人のデジタルネイティブ世代が欧米流のコミュニケーションに慣れた証拠になるだろう。

■やはりFacebookの後を追うmixi

少し厳しいことも書いたが、mixiはmixiでがんばっていると思う。Facebookの成功をよく研究していると思う。そして、コラボレーションアプリを用意することで、1つのマネタイズ手法も確立し、Facebookモデルをも越えようとしている。うまくいけばいいけれど。

問題は、mixiアプリの情報を表示しなければならなくなった画面だろう。日記、コミュ、写真、アプリ、エコー・・・と、情報が分散されて表示されるので、かなりごちゃごちゃして見にくくなった。画面をもっとすっきりと見せられるようになれば、mixiアプリも普及するかもしれない。現在は、mixiアプリを入れることで、日記やコミュの更新情報が見にくくなるような感じがする。

では、Facebookのようにユーザー個人に関する更新情報をNews Feedなどストリームにまとめて流してしまえば解決するように思える。しかし、これもいい解決方法とはいえない。先ほども書いたように、mixiのメインコンテンツはコミュの書き込みと日記である。これを読みにくくすると「mixiが使いにくくなった」と批判を浴びるだろう。ストリームに日記やアプリの更新情報を一緒に流してしまうと、mixi内での日記やコミュの書き込みの表示頻度が下がってしまう恐れがある。mixiアプリが普及するとメインコンテンツが弱くなるという皮肉な結果になる。

mixiは情報を整理して、しかもユーザーが求めるものをこれまで以上に見やすいように画面設計しなければならないだろう。mixiアプリを続けるのならね。これも、広告収入との関係があるので、うまくいかないと判断し、広告主が増えないとなったら、あっさりとmixiアプリから撤退するかもしれない。

どちらにしろ、mixiは次世代SNSへの一歩を踏み出した。始めたからには、日本一のSNSらしく普及に努めてほしい。そして、日本に閉じたサービスから抜け出し、世界に通用するSNSになってほしいと思う。コミュニケーションは国境を超える。すでに日本国内だけで交流する時代ではない。mixiアプリが交際展開のきっかけになるといいと思う。難しいだろうけど。

では、今回はここまで。ちょっと長くなったね。

posted by やすお at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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