2009年08月12日

FacebookがFriendFeedを買収−どう融合していくか楽しみ


驚いたというか、世界最大と言ってもいいSNSのFacebookがライフストリーミングの世界では玄人好みのサービスを提供しているFriendFeedを買収したというのだ。TechCrunchの記事「FacebookがFriendFeedを買収(更新情報あり)」でも報道されている。両社のサービスは似ているところが多く、ユーザー同士が自分のライフログを交換し合うのは同じである。

このブログでもFacebookとFriendFeedはよく登場する。ミニブログサービスのTwitterと比較して、FacebookやFriendFeedを紹介することもよくある。過去に予想していたわけではないが、FacebookとFriendFeed、そしてTwitterはソーシャルメディアという分野の中で統合への道を歩むと予想していた。


私の予想は、TwitterとFriendFeedが統合されるというものだった。だが、FacebookがTwitterを欲しがり、その交渉が決裂したことでTwitterはとりあえず独自路線を歩むことになった。資金繰りがいいのだろうか。一方、FacebookはTwitterほどのユーザーがいるわけではないが、アルファブロガーのRobert Scoble氏のようにTwitterよりディープに使っているコアなユーザーも多くいる。Facebookとしては、Twitterよりも技術的に深みがありそうなFriendFeedを取ったのであろうか。

さて、FriendFeedとFacebookは似ているサービスと書いておきながら、否定することになるのだが、コンセプトの時点で異なるものがある。それは、ユーザー間のつながり方だ。FriendFeedはTwitterと同じく、片想いを中心とするつながり方をする。ユーザーが一方的に気になるユーザーをフォローできるようになっている。一方、Facebookはmixiと同じように両想いのつながりがサービスのベースとなる。フレンドリクエストを送って、承認されればめでたくお互いのライフログの閲覧が許されるといった感じだ。

ちょっとした違いのように思えるが、"恋人同士の関係"と"カリスマとカリスマにあこがれている人の関係"くらい異なる。もちろん、FriendFeedやTwitterもお互いがフォローすることで"恋人同士の関係"になる。なので、FacebookとFriendFeedは完全に異なるサービスではないが、微妙だが異なる点の方が多いと考えてよい。

そのような違いがある2つのサービスでありながら、FacebookはFriendFeedを買収したのである。Facebookにしてみたら、FriendFeedをそのままFacebookに統合することはできない。なので、買収の目的はFriendFeed自体を手に入れることではなく、FriendFeedの開発者を手に入れることだったのではないかと憶測されている。確かに、技術には定評があるFriendFeedの開発陣だ。FacebookとFriendFeedのエッセンスをうまく統合していくに違いない。もしかすると、それはFacebookではなく、次世代Facebookの可能性だってある。

この分野の開発スピードはとても速い。Mixiしか知らない日本人にとってみれば、Facebookは次世代SNSの姿そのものである、だが、Facebook自体はMixiが追いつく前にその先を行く可能性がある。なんかすごいね。

きっと各ユーザーのストリームをうまくコントロールしてソーシャルグラフ上に流すことができるようになるのだろう。必要な人に必要な情報を漏れなくノイズなく、それを実現するのはストリームによる情報の流れを制御することが必要になる。FacebookとFriendFeedの開発陣はやってくれるだろう。

まあ、将来は分からないけどね。意外と、FacebookとFriendFeedの技術陣の仲が悪かったりするかもしれない。これはITで解決できないリアル人間系の問題であるので、目指すゴールのアイデアを出し合って、素敵なソーシャルメディアライフをユーザーが送れるようにしていただきたいものである。

では、今回はここまで。

posted by やすお at 01:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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