2009年06月03日

マイクロソフトの新検索エンジン「Bing」で妄想してみる−社名変更もありえるかも


マイクロソフトが2009年6月2日に新検索エンジン「Bing」を公開した。これまでWindows Live Searchとして提供していたインターネットの検索エンジンの後継にあたる。検索エンジンのような基本ツールは、ちょっと触っただけでは評価できないが、ニュースサイトなどで公開されている記事を読むと、おおむね好意的に受け取られているようだ。

検索結果はGoogleと大差ないが、画像や動画、関連記事などを探しやすいというのがよくみられる評価だ。目立つのは、動画検索。キーワードで検索すると関連した動画のサムネイルが表示される。目立つギミックとしては、動画のサムネイル画像にマウスオーバーすると、動画の再生が始まることだ。多くのニュースサイトがこのギミックを取り上げている。個人的には、そんな重要な機能とは思えないが、しばらく使っていれば評価は変わるかもしれない。

ということで、検索エンジン自体の性能は、個人の好みもあるので、試してみてはどうかというしかない。私は別のことでマイクロソフトとBingを取り上げようと思う。

実は、驚くのは「Bing」というサービス名称そのものである。「Microsoft」や「Windows」という単語が使われていないのである。マイクロソフトのブランド戦略としていかがなものかと思うが、逆に、マイクロソフトの本気度が出ているのではないかと思うようになった。

ズバリ、マイクロソフトはWindowsブランドを捨て、Microsoftブランドも捨ててしまうのではないだろうかと妄想している。「Microsoft Bing」や「Windows Bing」にしなかったのは、過去のマイクロソフトが持っているイメージを払しょくしたいのではないだろうか。もしかすると、マイクロソフトという社名を変更する可能性もある。

マイクロソフトというソフトウエアの巨人は、インターネット事業においてパソコン用OSのような存在感を出すことに失敗した。時代がマイクロソフトよりもグーグルを求めたのだ。MicrosoftやWindowsというブランドはもはやインターネットの世界では古臭いものという印象さえある。Bingは新生マイクロソフトのベース技術となるかもしれない。それは、現在のWindowsに代わるものになるだろう。

そもそも、iPodだって"ナノ"という製品が出ているナノテクノロジーの時代に、"Micro"という単位は大きすぎる。ミクロの時代は終わり、ナノが先進的というイメージを持つ時代になった。そして、ソフトウエアという単語も古く感じるようになってきた。グーグルの時代はWebサービス、「サービス」がソフトウエアに変わるキーワードとなる。マイクロソフト自身も「ソフトウエア+サービス」というスローガンをかかげていた。皮肉なようだが、ソフトウエアの次はサービスだとマイクロソフトも認識していたことに他ならない。つまり、マイクロソフト(Microsoft)という言葉はもう古いのだ。

また、Windowsはソフトウエアを代表する製品である。ただし、先ほど書いたように、時代はソフトウエアからサービスに移行しつつある。Windowsという言葉が持つイメージも古くなってしまったのだ。

残念ながら、現在のマイクロソフトは、近未来に"レガシーシステム"と呼ばれるものを抱えている。かつてのITの巨人であったIBMはホストコンピュータというレガシーシステムを捨て、サービスプロバイダに変身した。マイクロソフトも現在持っている強みを捨てなければならない時期に来たのかもしれない。

現在持っているものを捨てるのはかなり勇気がいる決断だ。社名変更など簡単には実施できないかもしれないし、Windowsを捨てるのもかなり勇気がいる。ただし、それができれば、ITの巨人の座を奪うことができるかもしれない。帝国の逆襲である。


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今回はかなり妄想が入っているが、ありえない話でもないと個人的に思っている。どうなるかは神のみぞ知るだけれど。

では、今回はここまで。

posted by やすお at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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