2009年04月29日

家電のままパソコン化するテレビ


このブログの「ポストPCを狙う意外な伏兵」という記事でテレビ向けのインターネットサービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」を紹介した。今回は、ヤフーの中の人がこの件でインタビューを受けているCNETの記事「"ネットとテレビ"融合させた新サービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」--開発者に聞く」を紹介しようと思う。

この記事を読むと、いかにテレビというものが完成された家電なのかが分かる。あっさり書いてしまったが、テレビは家電なのである。一方、パソコンは家電とは言えない。テレビは誰もが使える装置であるが、パソコンはユーザーにある程度のスキルを要求する。テレビで番組を楽しむのに、電波について勉強したり、テレビがカラー画像を表示する仕組みを知ったりする必要もない。新しく買ってきたパソコンでWebページを表示しようと思ったら、Windowsでユーザーアカウントを作成したり、Webブラウザの設定をしたり、インターネットへの接続も必要になる。ネットワークからコンピュータの基礎まで、かなり幅広いスキルを要求される。こんなものが仕事や家庭で広く使われているのは不思議である。

話をテレビに戻そう。ヤフーはよく分かっているなと思うのは、人が楽しむコンテンツには2種類あるのを知っていることだ。1つは、能動的に自分のために何かを調べ、役に立つコンテンツ。もう1つは、暇つぶしのコンテンツである。

これまで、テレビはどちらかというと暇つぶしで、パソコンは能動的に自分が必要なコンテンツを探し出すものだった。ヤフーの狙いはテレビが両方のコンテンツを消費できるようにすること。もっと言うと、テレビだけでなく、どこでもヤフーを使えるようにすることだ。これは、以前から出していた「Yahoo! everywhere」構想と一致する。これの第1弾が「テレビ版Yahoo! JAPAN」なのである。

パソコンのデスクトップで動かすようなガジェット(ウィジェットともいう)類は、テレビでも動かせるようになってきている。携帯電話が音声通話だけでなく、インターネット接続やiアプリなどアプリケーションを動かせるような仕組みを実装したことでパソコン化したように、テレビもインターネットに接続でき、ガジェット(ウィジェット)を動かすプラットフォームになることでパソコン化しようとしている。

表示装置としてのテレビはまだまだ進化する。この大型連休(ゴールデンウイークとか黄金週間ともいう)で、テレビを見る時間が増える人もいるだろう。見ながらでいいから、テレビの将来について考えてみると、テレビを2倍楽しめるのではないだろうか。

では、今回はここまで。
よい連休をお過ごしください。

posted by やすお at 03:10 | Comment(1) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

ちょっと興味を持ち拝見させていただきました♪

とてもいいブログですね!

またおじゃましまーす!

Posted by ★なべちゃん at 2009年05月14日 20:30
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