2009年04月24日

mixi、次世代へ


日本のSNS大手のmixi(ミクシィ)が、次世代SNSへと動きだした。mixiで動くソーシャルアプリケーション「mixiアプリ」を普及させるために、コミュニケーションファクトリーに出資し、mixiアプリの開発を推進する。また、mixiアプリを広く募集するキャンペーン「ソーシャルアプリケーション アワード」を開催する。

SNSで動くアプリケーションって何?と思う人も多いだろう。これは、ブログで例えると、ブログに組み込むブログパーツみたいなものと思えばいい。ブログパーツはブログ本体以外に天気予報など追加で情報発信するのに使われる。一方、SNSでのアプリケーションはSNS内でつながっているフレンドとのコミュニケーション機能を強化するものになる。mixiだったらマイミクシィ(マイミク)にバーチャルギフトを送ったり、お薦めの動画を紹介したりできるようになる。

実は、SNSで動かすアプリケーションは新しいものではない。米国のSNS大手であるFacebookやMySpaceにはすでに実装されている機能である。海外にはFacebookやMySpaceのアプリを提供するのがメインの企業もある。以前にも紹介したが、SuperPokeなどを提供する米Slide社や、SuperWallを提供する米RockYou!社などが代表的なところだ。なので、mixiの取り組みは新しいものではなく、すでに先行しているSNSにようやく追いつこうとしているところである。ついでに言うと、MySpaceは日本版サービスを提供しており、そこでもアプリケーションを利用できる。日本国内に限ってもmixiが最初というわけではない。

では、mixiの狙いは何だろうか。これは、CNETの記事『「mixiアプリ開放は過去最大の変革」--ミクシィ笠原氏、自社イベントで講演』で紹介されている。つまり、mixiのサービス拡充である。mixiでは日記をキラーコンテンツにして、これまで会員を増やしてきた。日本人は日記が好きなのだろうか、この機能が広く受け入れられて会員数を伸ばし、ページビュー(PV)を増やし、売り上げを伸ばしてきた。そして、今では日記だけでは次の成長路線に乗れないこともはっきりした。次の成長シナリオを描くために、mixiアプリを提供するようになった。と、こんな感じである。

また、mixiだけではさまざまな会員を満足させる機能を実装できなくなってきたので、サードパーティの力を借りるという意味がある。冒頭で紹介したコミュニケーションファクトリーへの出資だったり、「ソーシャルアプリケーション アワード」の開催だったり、積極的に外部のリソースを活用しようとしている。

そして、米RockYou!社はソフトバンクなどとの合弁企業であるロックユーアジアを設立している。ロックユーアジアは米RockYou!社の各種SNS向けアプリケーションのmixi版を提供する。仮想ペットの飼育ゲーム「Super Pets」と軽い挨拶ができる「ハグ☆ミィ」、自分のリアルな感情表現をするコミュニケーションツール「マィ☆モード」のベータ版を提供開始した。

mixiがmixiアプリを推進するのと同時に、実際にmixiアプリを開発してくれる企業があることは、mixiにとっては追い風である。だが、mixiがFacebookのようにアプリケーションで成功するかどうかは、実際にリリースしないと分からない。日本のMySpaceを見ていると、あまりアプリケーションを使う人がいないので、mixiももしかすると成功しない可能性だってある。このあたり、日本企業をうまく巻き込むことで、日本独自のアプリケーションが登場する可能性がある。期待しよう。

mixiについてはもっと書きたいこともあるのだけれど、長くなるので、今回はここまで。ここで書ききれなかった部分が別の日に改めて記事にしたいと思う。

以下、参考記事を挙げておく。

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posted by やすお at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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