2009年03月17日

Facebookの新画面は派手な変化だけど、iPhoneアプリをFacebook Connectに対応させた方が重要な意味を持つ


SNS大手のFacebookが新しい顔に変更した。最近のライフログの流行を意識してなのか、つぶやきを投稿するTwitterを買収できなかったからなのか、真相は分からないが、ストリームでフレンドの行動を知る機能が強化されている。これまでもNews Feedでフレンドのライフログが流れてきていたのだが、新しい顔ではストリームに注目がいくように設計されている。まあ、正直なところ使い勝手が上がったとは思いにくい。広告なのか自分へのリコメンドなのか分かりにくい部分もあるし、フレンドリクエストやアプリケーションの招待通知とpoke通知などが分かれた場所にあって分かりにくい。

どうもFacebookは新画面が嫌われる傾向にあるようで、前回の画面のリニューアルでも長期の移行期間を設けたにもかかわらずユーザーにすんなりと受け入れられたわけではない。個人的には、前回のリニューアルの画面は気に入っていたのだけどね。でも、今回はダメだ。

ダメと言い切るだけでは何なの、今回のリニューアルでよくなった点も挙げておこう。よくなったのは、これまで「Page」と呼ばれていたページの扱いだ。従来のPageはPublic Profileと名称変更された。Pageは企業やブランド、有名人、製品などがあたかも個人のようにふるまうプロフィールページである。ブランドや製品が擬人化され、それらがプロフィールページを持つイメージである。これらのブランドや製品には"ファン"になることで、個人と同様に最新情報を知ることができる。

これまで、フレンドの最新情報を知るには、News Feedに流れてくる情報を見ていた。これまではPageの更新情報はNews Feedに流れてこなかったが、Page改めPublic Profileの情報のみをNews Feedに表示するように切り換えられるようになった。これにより、これまでPageのファンに登録していたものの更新情報を見逃すことが多かったのを、より容易に更新情報を把握できるようになった。よくなったのは、これくらいかな。

■iPhoneアプリをソーシャルに
Facebookの画面リニューアルの陰に隠れて、あまり表には出なさそうなのが、iPhoneアプリにFriend Connectの機能を組み込めるようにしたこと。既存のアプリケーションに対してほんの数行のプログラムコードを組み込むと、Friend Connectの機能を使って、Facebookのフレンドをゲームで対戦したり、情報を共有したりできるようになるという。私はプログラマではないので、こんな簡単にできるのだろうかと疑問に思うが、とにかくものすごい工数がかかるものではないというのが、Facebook側の言い分だろう。


How To: Implement Facebook Connect on the iPhone in 5 minutes from Cat Lee on Vimeo.


さて、iPhoneのアプリケーションがソーシャル化すると何が便利になるのか。ポイントは2つある。

1つは、さきほども書いたが、Facebookのフレンドと情報共有できること。FacebookはもとからWallやメッセージの機能を持ってはいるが、現在はアプリケーションをどれだけ使いこなすかが利用のポイントとなる。そして、Facebook自体もiPhoneのアプリケーションがあるが、そこで使える機能は限定されている。インストールして使うFacebookアプリケーションはiPhoneでは使えない。

iPhoneアプリ自体がFacebook Connectに対応することで、iPhoneでFacebookのほぼ全機能を使えるようになる可能性が出てくる。今年以降は、欧米でもモバイルサービスが伸びてくるだろう。それに合わせるように、Facebookアプリケーション開発者がiPhone向けのアプリケーションをリリースしてくるに違いない。そうなると、モバイル環境でのFacebook利用者が増えるだろう。日本ではmixiがパソコンよりも携帯電話経由でアクセスされることが多くなったのと同様に、Facebookもモバイル機器でのアクセスがWeb版より多くなる時がくるかもしれない。それ、2009年なのか、2010年なのか2011年なのかは分からない。

そして、2つ目は、iPhoneのアドレス帳とFacebookを接続できること。iPhoneのアプリケーションだからiPhone内部の情報にアクセスすることは容易にできる。それとFacebookのフレンド情報をリンクできるようになるのだ。単純にアドレス帳の同期をするだけでなく、iPhoneのアドレス帳経由で、LinkedInといった他のSNSやTwitterなどと連携できるようになるだろう。

Facebook Connectを使うということは、他社サービスの利用者をiPhoneのアドレス帳経由でFacebookに取り込むようなイメージになるかもしれない。これはこれでBeaconが失敗したときのように、やりすぎるとユーザーから反発をくらうだろう。プライバシーを守りながら、できるだけ個人情報にアクセスさせる必要がある。うまくできたら、iPhoneをクライアント端末とし、ソーシャルグラフをFacebook+iPhoneのアドレス帳で管理するサービスをFacebook上で展開できるかもしれない。

携帯電話(iPhone)をおさえつつ、Facebookサービスの拡充を目指す試みは、やり方を間違えなければ大きなトレンドになり、大きなビジネスになると思う。

ふう。今回も長くなってしまった。今回はここまで。みなさんはどう思いますか?

posted by やすお at 02:43 | Comment(0) | TrackBack(2) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

ブログとSNSの融合!  『LST』についてお知らせ 
Excerpt: LSTにブログパーツができたので早速貼ってみました。←←これは地図バージョンですが、スライドショーのバーションとか全部で5種類あります。是非、LSTに参加してブログパーツを活用して..
Weblog: ドリームネッツの井上カズナリのブログ
Tracked: 2009-03-23 18:25

TwitterとFacebookとFriendFeedが似てきた
Excerpt: 大型連休(ゴールデンウイークまたは黄金週間ともいう)後の5月7日が、多くの人にとって久しぶりの出勤となったのではないだろうか。私も5月2日から5月6日まで休みを取った。で、その5月7日なのだが、奇妙な..
Weblog: ネット雑記 〜3年後のネットが見えるかも〜
Tracked: 2009-05-09 15:42



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。