今日もなんとなく気になったものをメモします。2009年から2010年にかけて重要なものになるのは何かなあと考えていたところ、グーグルがこれから起こそうとしていることが、一瞬だけ見えた気がしたので、忘れないうちに残しておきます。
まず、世の中全体の話からします。私が思いついたわけではありませんが、2009年は携帯電話向けのサービスが重視されるようになると思います。iPhoneが登場し、インターネットに接続できる端末が普通に入手できるようになりました。また、Googleも携帯電話のOSといえる「Android」を無償提供し、「T-Mobile G1」という機種も登場しています。ここにきて、いわゆるスマートフォンの市場が急速に立ち上がってきました。ここでお断りしておきますが、スマートフォン市場が伸びてきているのは日本を除く欧米での動向です。日本では、iモードが10年を迎えるほど、古くからインターネットに接続できる携帯電話向けサービスがあります。そのためなのかどうか分かりませんが、iPhoneをはじめとするスマートフォンは欧米と比べると大きな市場になっていません。スマートフォンの中でiPhoneはかなり健闘している方だと思います。
さて、インターネットに接続できる高機能な携帯電話と相性がいいサービスって何があるのか考えてみましょう。"どこでも"というのがキーワードになりそうです。つまり、自分の居場所を情報検索のキーにするサービスです。最初に思いつくのは地図サービスです。目当ての場所に行きたい場合や、近くにある店や建物を探すのに地図があると便利です。GPS付きの携帯電話によるナビゲーションはそれなりに使われています。私もGoogle Mapsのiアプリをダウンロードして、簡易カーナビのように使っています。記事のタイトルにも書きましたが、携帯電話で位置情報が扱えることが重要になります。
GoogleはGoogle Mapsで基本となる地図情報を提供、Androidsで端末を提供、Google Latitudeで友人と位置情報を介してコミュニケーションするソーシャルメディアも提供することになります。着々と携帯電話サービスでのユーザー囲い込みを実現しつつあるように思えます。AndroidやLatitudeはまだ完成しているとは言えないので、グーグルの携帯電話向けサービスのエコシステムはまだ完成していません。でも、これらが揃ったら、グーグルが携帯電話上のサービスも牛耳ってしまうような予感がします。
そして、プライバシーなどで問題を起こしているストリートビューの展開も、今のうちに起りえるトラブルはつぶしてしまおうと考えて、早めにサービスを提供しているのかもしれません。ストリートビューも携帯電話で使えると便利です。目の前に見えている景色と、ストリートビューを見ながら行きたい場所に行けるようになります。
さらに拡張現実(AR)の技術を盛り込むと、目の前の景色に広告を表示するなど、新たな収益源を開拓できます。現在はAdWardsで検索キーワードを販売していますが、同様に場所を販売できるようになります。たとえば、渋谷という場所にお金を払うと、渋谷を歩いている人にバーゲン情報などの広告を配信できるようになります。その場所にいる人に広告を配信できるわけなので、店に来店してもらって商品を買ってもらうことを期待できます。AdWardsではなく、AdLandsとかAdAreaとでも呼べばいいのでしょうか。広告の看板をバーチャル空間に設置できるサービスと言ってもいいかもしれません。
グーグルが何を考えているのか、私には分かりませんが、位置情報と携帯電話、さらに新しい技術を組み合わせることで、新しいビジネスが広がります。一方、アップルはどのようなビジネス展開を考えているのでしょうか。次世代iPhoneがどのような機種になるのかで見えてくると思いますが、まだまだ先のようですね。
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