2008年12月05日

Facebook Connectが地味に実装されている


最近のWebサービスはソーシャル機能を取り入れることが多くなってきた。そのため、Webサービスを使うにはユーザー登録をし、ログインしてからでないと使えなくなっている。ユーザーが誰で正規のユーザーであるかどうかは、各Webサービスが判断するとこなどで、ユーザー認証機能は各Webサイトが独自で持っている。

そのユーザー認証の部分を共通化したのが、OpenIDだろうか、古くはマイクロソフトの.NET Passportなどもあったが、いつの間にか消えていた。

ソーシャルメディア乱立時代に、共通のユーザー認証技術の議論がなされるのはいいことだと思う。Facebookの「Facebook Connect」も基本的にはユーザー認証技術の1つと捉えられている。確かに、FacebookのユーザーIDで、(Facebookから見たら)外部のWebサービスを使えるのは便利だ。ソーシャルメディアであれば、必ずプロフィールを登録するよう勧められるが、そのデータもFacebookから引っ張ってくればいい。さらに、外部サービスから見れば、そのサイトでの活動内容がFacebookにも通知される。Webサービス間で相互にデータをやりとりできるので、Facebook Connectはデータポータビリティ(Data Portability)とも言われる。

TechCrunch Is Now “In A Relationship” With Facebook Connect_1228412208140.png具体的に実装したWebサービスを探してみると、ニュースサイトのTechCrunchが対応していた。残念ながら日本語版は未対応で、米国版のみの提供だ。私も使ってみたが、プロフィールアイコンがコメントの横に表示され、Facebookプロフィールへのリンクも表示される。そして、コメントした内容は、自分のWallにも自動で投稿される。TechCrunchとFacebookが一Facebook - Yasuo Itoh_1228414701536.png体化した感じだ。Facebook Connectのことを伝えるTechCrunchの記事「TechCrunch Is Now "In A Relationship" With Facebook Connect」には大量のコメントが投稿されているが、そのほとんどはFacebook Connectを利用している。

しかし、これだけでは地味すぎてFacebook Connectのメリットが出ていない。ユーザー認証の共通基盤として考えるのであれば、Facebook ConnectよりOpenIDに対応したWebサイトの方が格段に多い。ユーザー認証だけならOpenIDの方が便利である。Facebook Connectは相互にデータをやり取りできる機能で何が実現できるか、アイデア次第で面白い世界を広げるきっかけになりそうだ。ソーシャルメディアがFacebookを介してさらに密につながろうとしている。

日本では、過去に「mixiがFacebookの後を追う」でお伝えしたように、似たような仕組みを国内最大手のSNSであるmixiが提供する。mixi独自のサービスだとなんとなくガラパゴスSNSになってしまいかねないが、日本語という壁の中において、mixiを中心としたソーシャルメディアコングロマリットを構築できれば、規模のメリットも出てくるのではないかなと思う。どちらにしろ、ソーシャルメディア間のデータ交換は、どのような仕組みを採用するかはともかく、必須機能になるだろう。そうして、各ソーシャルメディア間の距離はどんどん縮まり、ソーシャルメディアの壁をこえて人々はつながり合うことになる。メディアを利用する人のつながりは1つの権力なっていくのではないだろうか。



posted by やすお at 03:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。