OpenIDにかかわる動きがあわただしい。前回のエントリで書いたように、MicrosoftがWindows LiveのIDをOpenIDとして使えるようにすると発表したかと思えば、続いてGoogleもGmailのメールアドレスをOpenIDとして使えるようにした。そして、日本では日本国内における普及、啓蒙を目的とした業界団体「OpenIDファウンデーション・ジャパン」が2008年10月1日に設立されている。2008年にOpenIDが動き出したことを受けてかどうか分からないが、今後の取り組みについて記者会見を開いた。
Yahoo!はすでにYahoo! IDをOpenID化しているので、これで大手インターネット関連企業が持っているサービス向けの独自IDはOpenIDとして使えるようになった。ただし、各社はOpenIDのプロバイダとして提供しているにとどまり、他社が発行したOpenIDでは自社サービスにログインできないようにしている。この片方向でしか接続できないというのは前回のエントリで書いたとおりだ。実に中途半端である。
OpenIDを発行するプロバイダだけ増えて、肝心のユーザーは何を基準にOpenIDプロバイダを選べば良いのか戸惑ってしまうのではないだろうか。OpenIDと騒いでみても、ちょっと便利にWebサイトが使えるくらいで、結局は自社サービスを使わせるための方策でしかないのかもしれない。
インターネット上でのユーザー認証はものすごく重要な機能になる。だれもが必要な機能だと認めながら、安全に処理するにはシステム的に苦労をするところでもある。まして、ECとからむと、そのOpenID保持者自体が安全かどうかなども、しかるべきWebサービスがしかるべき方法で情報をとりだせなければならない。OpenIDの拡張でセキュアなOpenIDが発行される可能性もあるが、もっと先の話である。
なんだかんだ言ったが、現在のOpenIDではまだ力不足なのである。いいところまで来ているけどね。












