2008年10月29日

mixi年賀状のアイデアはすばらしい、問題は会員が使う気になるかどうかだ


2008年10月28日にmixiの新機能が発表になるというので、朝から期待していたところ、「ミクシィ年賀状」のニュースが朝からちらほらと配信されていた。第一印象は、華々しさはないが、日本のコミュニティサイトとしてはごくまっとうなサービスだなあというところ。決して否定的な意味ではなくて、どちらかといえば、私は肯定的に考えている。

日本人の年賀状を送る習慣(リアルビジネス)をインターネットサービスと融合させた好例だと思う。大昔に言われた「クリック&モルタル」という言葉を久しぶりに思い出してしまった。実際にはクリックはmixiで、モルタルは郵便事業会社にあたるので、当時のクリック&モルタルとは意味が違う。Web2.0時代のクリック&モルタルということになるだろうか。

mixiなどのSNSサービスとリアルビジネスが連携する例はこれからも出てくると思う。mixiにしても年賀状だけでなく、郵政事業会社と連携するなら暑中見舞いにも応用できるし、小売店と連携すればお歳暮やお中元、誕生日プレゼントなどギフトを贈るのにも使える。やはり、モノを贈るというのは、シチュエーションによっては問題もあるけれど、たいていの場合は相手に喜んでもらえるものだ。SNSというインターネットでの人間関係をさらに深めるために、実際にモノを贈ることができるのはいいことだと思う。

今回のミクシィ年賀状に問題があるとすれば、実際に会員が使うかどうかだ。正直なところ、mixiでリアルな年賀状を送るくらいなら、mixiのメッセージで年賀状を送ったほうが手っ取り早いのではないだろうか。個人情報保護の観点から、リアルな年賀状を送るのも受け取るのもそれなりの手間がかかる。面倒な操作を乗り越えて年賀状を送る人がどれくらいいるのか気になるところだ。追い討ちをかけるようだが、デジタルデータでしかないバーチャルギフトに価値を見出すことができる若い世代が確実にいる。彼ら彼女らにとって、リアルの年賀状を出してみようという動機付けにはならないかもしれない。

しかも、受け取る側から見ると、贈られてきた年賀状を受け取らないという選択ができるのも気になるところ。もちろんスパム年賀状対策として受けて側に受信の可否を聞くのは当然だと思う。でも、贈った側からすると、自分が送った年賀状が拒否されたことが分かったら、「マイミクだと思っていたけど、何か嫌われているのかな」と余計な心配をしてしまうことになるだろう。これが元で騒動になる可能性もある。よくよく考えてみると危険な機能なのかもしれない。

でもでも、インターネットとリアルビジネスとの連携はこれからもたくさんの例が出てくると思う。私は楽観的に考えているので、マイミクに年賀状やプレゼントを贈れるようになるともっと楽しくなると考えている。年賀状だけでなく、誕生日プレゼントやバレンタインデー、ホワイトデーなどの贈り物は、mixiでということになるかもしれない。それはそれで面白いと思う。リアルにモノが売れるようになるので、経済を活性化させるのに貢献するだろうし。

とにかく、ミクシィ年賀状はどうなるか注目してみたい。ぜひ、ミクシィは送られた年賀状の枚数などは公開してほしいと思う。


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posted by やすお at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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