かつてWebブラウザベースのRSSリーダーとしてトップシェアの位置にいたBloglines。今となってはGoogle Readerがトップの座にいる。Bloglinesの逆襲はあるのだろうか。残念ながらもう勝負はついたのかもしれない。
TechCrunchの記事によると、Bloglinesには一部のRSSフィードを読み込めないエラーが発生しているようだ。しかも復旧するのに時間がかかっているというのだ。驚いたのはBloglinesのファウンダーであるMark Fletcher氏もBloglinesのトラブルにうんざりしているようで、Twitterで「いいかげんにしてくれ。Google Readerを使わなきゃならんのか」と書き込んでいる。
以前、このブログでも指摘したが、Bloglinesのベータ版はベータ版のままで正式版になる気配がまったくない。私はBloglinesを使っていたが、ベータ版がなかなか正式版にならないことで、Bloglinesの将来性に疑問を持った。なので、今ではGoogle Readerを使っている。どちらのRSSリーダーにも一長一短はあるのだが、今ではGoogle Readerにすっかり慣れてしまった。Bloglinesのベータ版が正式版になっても、Bloglinesに戻ることはないだろう。Google ReaderもすぐれたRSSリーダーである。
さて、RSSフィードはブログを読むためのサービスとして出力されているわけではない。RSSフィードは基本的にはXMLファイルである。なので、Webサービスなどプログラム間でデータ交換をするのにも使える。記事情報をさまざまなWebサービスで再利用するといったことも、RSSフィードを媒介にすることで可能になる。
BloglinesはせっかくRSSフィードをハンドリングする技術を持っているのだから、RSSリーダー以外のビジネスを展開してほしかった。RSSフィードの高速処理はBloglinesの強みだと思う。RSSフィードなどXMLデータを使ってWebサービス間でデータ交換しなければならないケースは増えるだろう。少なくとも、コンテンツアグリゲーションサービスやソーシャルメディアなどはユーザーが生成するデータをRSS(XML)で送受信することが必須になる。それらを処理する何かのWebサービスを生み出してほしかった。
どちらにしろ、RSSリーダーとしてのBloglinesは終わったかもしれない。この事実は事実として受け止めよう。RSSリーダーは登録しているフィードのリストをインポート/エクスポートする機能を備えている。アプリケーションとしては別のアプリケーションに移行しやすいものだといえる。Bloglinesも購読しているRSSフィードをエクスポートする機能を持っている。ご丁寧に、TechCrunchの記事でもエクスポートの手順を皮肉を込めて説明している。私もGoogle Readerに飽きたら、別のサービスに乗り換えることだろう。












