2008年07月16日

コンピュータは世界に5台だけでいいの?


IBM創業者のトーマス・J・ワトソンは「コンピュータは世界に5台くらいあれば十分だ」いう意味のことを言ったそうな。65年前の話しですが、クラウド・コンピューティングの世界を予言していたのかもしれません。だったら、5台と言わずに、「5クラウド」とか「5仮想サーバー」とか、せめて「5クラスタ」などの表現にしていたら、すごい予言ということになったのに。

もし「5台」ではなく、クラウドをにおわす別の表現にしていれば、クライアント・サーバー型の分散システムの時代をすっ飛ばして、クラウド・コンピューティングに移行していたかもしれません。そうなると、マイクロソフトのWindowsはこれほど使われなかったかもしれません。もしかすると、Webブラウザが現在のOSそのものになっているかもしれません。パソコンのスイッチを入れると、Netscapeが立ち上がる感じになっていたかもしれません。

コンピューティングの歴史は、集中→分散→集中を繰り返しています。この分散のところをマイクロソフトの時代と呼んでいいでしょう。最初の集中はIBMで、2回目の集中はグーグルということになります。もし、「コンピュータは世界に5クラウドくらいあれば十分」と表現していたならば、マイクロソフトの「分散」時代がなくなっていたわけです。もしかすると、グーグルという企業も登場せずに、ずっとIBMの時代が続いていたかもしれません。言葉というものは恐ろしいです。まさに歴史を変えてしまう力があります。

このクラウド・コンピューティングの世界は奥が深そうです。まだ始まったばかりということもありますが、改めてクラウドについて後日書いてみたいと思います。

posted by やすお at 06:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。