前回の「検索でおもてなし− 「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を読んで」というエントリでは検索技術が次世代Webサービスで重要な役割を果たすと書いた。今回は第10章の「Semantic Technology[セマンティック・テクノロジー]意味を理解し始める時代へ」をネタにブログを書いてみようと思う。
セマンティック技術とは、情報の意味や関連性をコンピュータに理解させた上で、何らかの情報処理をコンピュータにさせる技術である。「何のことやら?」と疑問に思うのは自然なこと。セマンティック技術を使うと、自分が閲覧しているWebページが音楽に関することなのか、IT技術に関することなのか、きちんと理解させた上で、音楽だったら自分の好みとを照らし合わせて、関連するアーティストを提示したりできる。今でもLast.fmで実現できていそうな機能だが、セマンティック技術を活用すると、他のWebサイトにある情報を関連付けて、ユーザーに適したアーティスト提示できるようになる。これでもまだ分かりにくい。
本書によると、セマンティック技術はそれほど新しいコンセプトではないらしい。ただ、セマンティック技術を実装したサービスがまだまだ少ないのも事実。紹介しているサービスの数も少ない。
現在はWeb2.0の時代といえる。セマンティック技術は次の「Web3.0」で主役となるテクノロジーになるだろう。これまでは、情報は情報として単独で存在していた。今でもWebのハイパーリンクにより、文書間のつながりは構築できる。ただし、ハイパーリンクでは情報の関連まで表現できない。これをセマンティック技術で補うと考えていいだろう。
SNSで人と人のつながりをソーシャルグラフというもので表現できるようにはなってきた。これは想像だが、セマンティック技術を活用すると、人と人とのつながりを、恋人同士なのか、会社の同僚なのか、親戚なのか、それらを踏まえた上で適切な情報をソーシャルグラフ内に流せるようになるのではないだろうか。
分かりやすく言うと、「空気を読むSNS」が実現するかもしれない。mixiにしろFacebookにしろ、人と人のつながりは均一なものである。遊び友達や趣味の仲間もいれば会社の同僚もいる、もしかしたら取引先の人もいることだってあるだろう。自分の趣味の情報を入手するのに、取引先が興味を持っているWebサイトの情報は不要である。趣味の仲間で共有している情報から、さらに新しい何かを引き出せれば、それが本人にとって本当に有益なリコメンデーションになる。現在のリコメンデーションは「空気を読まない」ので、自分に関連した人の情報はすべて有益であると判断することがある。これをセマンティック技術で排除して、より適切な情報を簡単に得られるようにするわけである。
ただ、セマンティック技術はもっと深い意味があるテクノロジーだと思う。私の不勉強で中途半端な説明になってしまって申し訳ない。セマンティックテクノロジーは次世代のWebを考える上で避けて通れないものだと感じている。もっと調べた上で、分かったことをこのブログで紹介していこうと思う。
以下、第10章で取り上げられたWebサイトのリンクです。ご参考まで。












