前回は「ビデオはイノベーションの種になる?」というエントリで映像が持つインパクトについて書いた。今回は第9章の「Search[サーチ]ポストグーグルの潮流」をネタにブログを書いてみようと思う。検索技術はユーザーをおもてなしするのに欠かせない機能になる。単純な検索から、「検索」という言葉の枠を超えた検索が身近になる時代がやってくる。
インターネットで検索というと、グーグルを筆頭にヤフーとマイクロソフトを思いつく。キーワードをWeb画面で入力すると、瞬時に該当するWebサイトを返してくる機能だ。インターネット検索なしに仕事や趣味の調べものをすることは事実上不可能になっているのではないだろうか。
ただし、現在の検索機能が完全というわけではない。検索で足らない機能の例を挙げてみると、ユーザーがキーワードを入力しないと結果が返ってこない、検索結果にノイズがある、キーワードで探しにくいものがある、大体3つくらいある。
これらを解決しそうなのが、「自然言語検索」と「人力検索」だ。また、キーワードで探しにくいものの代表に映像があり、映像を探すのに特化した機能を開発している企業も出てきている。
自然言語検索は、キーワードを並べて欲しい情報を探すのではなく、日常使っている文章を入力すると結果が返ってくるというものである。例えば、「初代大統領米国」とキーワードを羅列するのではなく、「米国の初代大統領は誰?」というように入力すると「ワシントン」に関するWebサイトが表示される仕組みだ。ユーザーが不必要なWebサイトを検索結果から排除することができる。
人力検索は、グーグルのような検索インデックスだけで検索結果を返すのではなく、人手で検索結果を返すものである。調べ物をするときに、「近くにいる知っている人に聞く」というのが、もっとも正確で早い。これをWebを介して実現しようというものだ。海外ではいくつか人力検索のWebサイトが立ち上がっている。人力検索の問題は、人手が必要なので、検索結果は正確かもしれないが、漏れが生じる可能性がある。個人的にはポピュラーになる検索方法とは思えないが、Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトとして使われる可能性は十分にある。
検索方法は多種多様なものが出てきているが、そもそも「検索」でできることは「何かを探すこと」だけなのだろうか。英語で検索のことは「Search(サーチ)」という。海外ではサーチ機能を、情報を探すだけでなく情報をリコメンドする機能にも使っている。例えば、アマゾンではオススメの書籍などをリコメンドする機能がある。これは、ユーザーの購入履歴を一種のキーワードとして、アマゾンが持つ巨大な全ユーザーの購入履歴から同じような行動をする人を探し出し、オススメの商品をサーチ結果として返しているわけだ。
もちろん日本のサービス事業者もリコメンド機能を提供する企業がたくさんあり、サーチとリコメンドは同じものなのだと気づいていると思う。検索技術なくしてリコメンドはできないからだ。多くの人々は「検索」という言葉から、自らが動いて何かを見つけるというイメージを抱く。「サーチ」と「レコメンド」を似たような機能だと認識できないのは当然のことである。
最近のWebトレンドとして、パーソナライズが重要になっている。より個人に近いところでWebサービスを展開し、ユーザーに対する“おもてなし”を強化する動きだ。よりユーザー満足度を上げるためには、パーソナライズされた画面において、レコメンドされた情報をきちんと提供する必要がある。このとき、ユーザーには見えない形ではあるが、サーチ(検索)機能がWebサービスを支えることになる。
以下、第9章で取り上げられたWebサイトのリンクを紹介する。ご参考まで。












