2008年12月27日

仕事納めの日に飲みながら考えた

今日は仕事納め。仕事は早めに切り上げて、納会なるささやかな飲み会をオフィスで開催。その後、会社近くのお好み焼き屋さんで本格的に飲む。何杯かのビールと何枚かのお好み焼きをいただいたところでお腹が一杯になったので店を出る。帰宅することになったのだが時間はまだ早い。せっかくだから、家から近いお気に入りのバーでウィスキーを飲むことにした。たった一人の二次会だ。

このブログも、そのお気に入りのバーで書いている。バーのカウンターでパソコンや携帯電話を使うのはマナー違反。メモとして使っているRHODIAに、このブログの下書きをしている。男一人がバーのカウンターでいてもヒマなだけなので、もくもくと何かものを書くのに向いている。

カウンターの上には、RHODIAと山崎のロック。山崎を飲むのは久しぶり。このさっぱり感は思考を邪魔せずに心地よい酔いへと誘う。

さて、何を書こうか。仕事納めの日は2008年を振り返るのがいいのだろうか、それとも2009年を占うようなことを書くのがいいのだろうか。ジャズが流れるこの空間は過去を振り返るのにふさわしい。理由はない。私がそう感じるからだ。

ここまで書いておいてなんだが、とあるSNSのブログ向けの記事を書いていたので、山崎のロックは飲み干してしまった。今カウンターの上にあるのはワイルドターキーのロックである。少しパンチが効いたバーボンを飲むことで、頭を切り替えてこのブログを綴ろうと思う。

2008年最大の出来事は、もちろんこのブログを始めたこと。3月から書き始めて現在は200エントリーを越えたところだ。一日に何件もの記事を投稿するタイプではないので、仕事をしたり、ニュースやブログを読んだりする過程で、自分が思ったことをこのブログに書いてきた。まさに雑記である。

Web2.0という言葉が出始め、インターネットの次のトレンドが「ソーシャル」にあることが分かってきた。面白いのは、これまでIT革命という言葉があったが、純粋にコンピュータの技術を活用したビジネスモデルの変革を示していたと思う。Webの活用もIT革命の一つであるが、Web2.0の時代は、さらにソーシャルという要素が加わる。ソーシャルを重視したWebサービスの代表がmixiやMySpace、FacebookといったSNSになる。

ITの歴史は面白い。コンピュータがメインフレームを示していたころは、業務効率を上げて事務処理をする従業員を減らすのがコンピュータ導入の目的だった。これはIT革命と呼ばれた時代まで続く。また、IT革命時代の後半はデルモデルのように、お金儲けのためにITを使うようになった。コスト低減のために、なるべく人手を介さないで自動でビジネスが回ることを目的とした。

そして、Web2.0の時代がやってきた。ITは人を排除し続けてきたが、人を介することでより業務効率や利益の向上を目指すようになってきた。人と人がつながって何かを生み出すサービスがこれまでのWebサービスに取って代わりつつある。ソーシャルニュースは、人が面白いと思ったニュースを投稿(投票)するサービス。たくさんの人が投稿(投票)することで、現在何が起こっているのかが浮かび上がってくる。

SNSも主役となるのは個人である。交流範囲の物理的(地理的)な制限を取っ払った。人と人のつながり(ソーシャルグラフ)内で流れる情報は、ソーシャルグラフ内の人にとって有益だとみなされるのが前提になっている。これまで、ITのみで情報のフィルタリングをしていたが、人をコアにして、ある意味、人が必要な情報を取捨選択できるようになった。地理の壁を越えたインターネットには必要な機能なのかもしれない。インターネット内の情報は爆発的に増えている。すべてを受け取っていると、生身の人間では処理しきれない状態になる。爆発する情報を処理するのにコンピュータを使ったのがIT革命であり、コンピュータと人を使うのがWeb2.0といえる。

このアプローチ(Web2.0)によるコンピュータの進化はしばらく続くだろう。"しばらく"という言葉はあいまいであるが、このWeb2.0の時代がどれだけ続くのか、私には分からないので"しばらく"という言葉を使う。最近ではWeb3.0という言葉を見かける。だが、これはバズワードだ。そもそもWeb2.0という言葉もバズワードに近い。いつ消えてもおかしくない。

また、あいまいさで言えば、"ソーシャル"もあいまいな言葉だ。2009年はSNSをはじめ、ソーシャルサービスがもっと分かりやすいサービスになると思う。法整備もなされるだろう。私はソーシャルメディアを使う人は、まだ慣れていないと思う。プライバシーの問題などがFacebookなどで発生するのは、ユーザーが慣れていないからだろう。

2009年はソーシャルサービスに対する人々の意識を変えなければならないだろう。だんだん分かりにくくなってしまった。ワイルドターキーのパンチが効きすぎたのかもしれない。

これまで、人に合わせるようにコンピュータが進化してきた。2009年内とは言いにくいが、近い未来には人とITが歩み寄る、歩み寄らなければならない状態になる可能性がある。頭の中でもやもやしているが、何か大変な変化が訪れる予感がしている。

なんか大きく出てしまったが、ウィスキーを2杯飲んだ酔っ払いのたわごとと思って気軽に考えてもらいたい。

posted by やすお at 03:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月26日

ネットで知り合った友人たち−人間関係が再構築される

RSSリーダーに登録したブログを読んでいると、偶然だとは思うが"友達"について改めて考えてみた内容の投稿を相次いで見かけた。確かに、友達の定義が変わろうとしているのが2008年から2009年にかけての動きなのだと思う。

インターネット登場前は前提として友達になれるのは顔を知っている人だけだった。これがインターネット登場とともに前提がくずれはじめ、SNSが登場したことで破壊された。私はSNSを含むソーシャルメディアが友人の定義を破壊し、再構築しているのだと思う。

私の過去の投稿『他人以上、友達未満」の交友関係』では、SNSでの知り合いを"フレンド"とよび、他人以上友人未満の人間関係だと定義した。このエントリを書いた時点の正直な感覚であった。今では、この言い方では不自然な場合があると感じている。SNSで知り合い、顔を合わせないままではあるが、少なくとも自分は友人関係を構築できたと思っている人も出てきた。もう友人未満ではなく、友人と呼びたい関係だ。リアルの友人と異なるのは、顔を合わせてないだけ。少しずつではあるが、ネットでしかつながっていない友人が増えてきている。

頭の中がまだ整理できていないのだが、ネットだけのフレンドが友人へと変わりつつあるのか、それともネット空間をリアル空間と区別しないようになりつつあるのか、何がどう変化しているのか、正直なところよく分からない。でも、何かが起きている。"人間関係2.0"というべきものなのだろうか。いや、そんな大げさなものではないかもしれない。

インターネットなどテクノロジーの登場で、友人関係を含むコミュニティのありかたが変化してきたのは事実だ。人間関係がリアル世界だけではなく、サイバー空間にも持ち込まれている。2009年、またはそれ以降に、どのような変化が訪れ、人々の意識がどのように変化するのか予想できない。きっとネットを前提としたリアル世界の生活というものが再構築されていくのだろう。

posted by やすお at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月24日

ネットが息苦しくなってきた

人間には他人とつながりたいという欲求があるそうだ。mixiなどのSNSが人々に受け入れられているのは、リアルであれネットだけであれ、他人とつながっている安心感を得られるからだろう。しかし、必要以上につながりを求めていると、居心地がいい空間が、とても息苦しい空間になってしまう。インターネットという無限の広さを持つサイバー空間が一転して狭苦しい空間に感じられてしまうのだ。

日経メディアラボが発表したメディア予測によると、2009年のインターネットは「息抜きの場なのに息苦しい」ものになるという。この感覚、分かるような気がする。すでに「mixi疲れ」という言葉があるように、たくさんの人とコミュニケーションできる環境を持ちながら、そのコミュニケーション自体が苦痛になっていく場合がある。mixiには足あと機能があり、自分のプロフィールや日記を閲覧したユーザーが分かるようになっている。この機能をうれしいと思う人が大勢いるのは確かだ。でもそれが「あの人が見てくれたのだから、私も足あとをつけなくては」だったり、「日記にコメントを書いてくれたから、私もコメントを返さなきゃ」とプレッシャーに感じてしまう人も少なからず存在する。日経メディアラボの予測は、後者のようなネットでのコミュニケーションにプレッシャーを感じている人が増えるという予想だと思う。

2008年はソーシャル系のサービスが乱立した。どのWebサービスも他人とつながる機能を提供した。私もたくさんのサービスを試している。ソーシャルグラフも大きくなる一方だ。mixiでのつながり、MySpaceでのつながり、Facebookでのつながり、Twitterでのつながり、 LinkedInでのつながり、ブログでのつながり...。各Webサービスごとにソーシャルグラフは異なる。もちろん一部は重なっているが、1つのサービスだけでしかつながっていない友人は多い。

ただでさえ忙しい現代人である。ソーシャルサービスごとに自分を使い分けてコミュニケーションできる器用な人はどれくらいいるのだろうか。時間に追われていると、「コミュニケーションできる」から「コミュニケーションしなければ」という状態に変化しやすい。「しなければ」になってしまうと、楽しいコミュニケーションが苦しいものになってしまう。私も少なからず、各サービスを利用することが苦痛になっていたことがあった。今はその苦しみを超えて、適度に付き合えるようになったと思う。

楽しいが苦痛になったとき、どう解決するか。それは、コミュニケーションを義務と考えないこと。自分を納得させなければならないので困難ではあるが、私が知っている解決方法はこれくらいしかない。返事ができなかったり、日記を更新できない事が気にならないように開き直るしかない。他人を思いやる心が強い人ほど開き直れないだろうけどね。

私には、あるSNSでいつもコメントを書き込んでもらっている人がいる。その人にお会いしたときに「すいません。コメントを返せなくて...」と言ったところ、「勝手にやってるだけだから気にしないでいいよ。自分のペースでやればいいんだから」と言ってもらえました。自分のペースを見つけることが、ソーシャルメディアを楽しめるようになる王道かもしれない。


◎2009年のメディア予測――ネット空間、「息抜きの場」なのに息苦しい
http://nikkeimedialab.jp/blog/2008/12/post.html

posted by やすお at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月23日

クリスマスを感じるとき

2008年も残り少なくなってきた。目の前にはクリスマス本番が迫っている。小売業では11月の末、早いところでは10月末のハロウィーンが終わったらクリスマスの飾りつけを始めている。最長2ヶ月の期間を経て本番のクリスマスを迎えるわけだが、最大限に盛り上がっていなければならないところ、自分の中でどうもしっくりと来ないのだ。クリスマス気分になれない。

もちろん、日本ではクリスマスは休日ではないし、今年はクリスマスイブの24日とクリスマスの25日はどちらも平日である。私のようなサラリーマンはいつものように仕事をするだけだ。帰宅時間が早くなるわけではないので、いつも通り、帰宅したら子供は寝ているだろうし、妻も寝る直前だろう。そんないつもと変わらないことしかしないから盛り上がりに欠けるのだろうか。バブル真っ最中だったころは、クリスマスは恋人と夜を過ごさなければならないという決まりがあり、実現できなかったものは「寂しいヤツ」というレッテルを貼られた。最近はどうだろうか、バブル期ほどがっついた感じはしないが、実のところはどうだろうか。

さて、我が家にとってのクリスマス最大のイベントは、子供へのクリスマスプレゼントである。まだサンタクロースを信じている(と思う)ので、クリスマスプレゼントは子供が寝静まったところで枕元にそっと置く。伝統的なプレゼントの渡し方を今年もやる予定だ。この方式で大変なのは、子供が欲しがっているものを調査すること。子供と一緒におもちゃを買いに行けるわけではないので、事前に聞いておかないと欲しがっているものをあげられなくなる。また、子供抜きでプレゼントを購入するという技も出さなければならない。

今年だけではないが、私は今年も直前になってもクリスマス気分になれない。子供のころはクリスマスを楽しんでいたような気がする。大人になるとクリスマスはどうでもいいことになってしまうのだろうか。
タグ:クリスマス


posted by やすお at 01:10 | Comment(1) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月20日

データセンターはコミュニケーションインフラを担っていることを再認識

私が利用しているブログサービスのSeesaaが半日ほど止まっていた。このブログが読めるということは、すでに復旧している証拠なので、とりあえず落ち着いたというところだ。トラブルの原因はデータセンターの電源障害である。火災による電源障害であり、もしかすると大惨事になっていた可能性もある。

私が知る限りではブログが見えなくなっていた以外は、特に大きな問題はなかった。まあ、半日以上もサービスが止まるのは尋常ではないし、原因がデータセンターの火災とあれば、なぜそのような事態になってしまったのか理由を説明して欲しいところである。もちろんSeesaaには詳しい顛末が報告されるし、改善案も出されるのだろう。

※障害報告がありました。
障害報告(2008.12.20)

データセンターは銀行のようなものだ。銀行は顧客のお金を預かるところであるが、データセンターは顧客のデータやアプリケーションを預ける場所である。データセンターでデータがなくなってしまうのは、銀行強盗でお金を盗まれたのと同じくらい、あってはならないことである。お金の流れが止まると経済が止まってしまうように、データセンターのデータにアクセスできなくなると、ソーシャルメディア系サービスも止まってしまう。データそのものをユーザーがデータセンターに預け、他の人と共有する、ソーシャルメディアにおけるデータは、人と人をつなげるものである。銀行があつかうお金にたとえたが、人間の体でたとえるなら、データは血液みたいなものである。循環することで価値を生み出す。

ブログが止まっていた半日間、ブログ記事を投稿できないことで、こちらの情報発信の機会を損失した。また、同じSeesaaを使うブログを読むことができなかった。少し強い言い方であるが、コミュニケーション手段を奪われたのと同じ感覚になった。伝えたいことを伝えられない時間が生じたことは、想像以上にインパクトが大きい。

データセンターはデータを預かるサービスではなく、NTTなどコミュニケーションインフラを提供するサービスであることを認識してもらいたい。NTTの回線がダウンするのも困るが、データセンターが止まってしまっては、データが流れる回線だけあってもデータが流れなければ意味がないのである。通信回線はデータがなければただの針金である。コンピュータはソフトがなければただの箱というのと同じである。

posted by やすお at 03:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月19日

Webメールにいろいろ組み込めるようにするのが流行っているみたいですが

GoogleのGmailでTO-DOリストを表示できるようになったり、Yahoo!メールではよりソーシャルメディア化したりなど、それなりに進化をしているようだ。情報を入手する起点がメーラーになっている人も多いので、そのような人にはうれしい進化なのだろう。

しかし、そんなに機能を連携させて使うことは多いのだろうか。私は正直なところ、GmailでTO-DO管理機能は使わない。他のサービスを使っているからだ。たくさんのブログを巡回しているとGmailにいくつかのパーツを組み込めることを歓迎している人も多い。もちろん、ツールというものは人それぞれ好みがあって、私が必要ないという機能も、他の人にはかけがえのないツールになっていることだってある。

複雑な機能は人を混乱させる。マイクロソフトのOfficeスイートが典型的な例で、ユーザーが欲しがるものをどんどん追加して巨大なソフトにしてしまったことで、かえって使いにくくなってしまった。もちろん機能追加をしないと新しいバージョンを購入してもらえないという仕方がない事情もあったのだろうけど。

Webサービスは、最初はシンプルなものだった。HTMLやJavaScript、Webブラウザの仕様といった壁があり、デスクトップアプリケーションと比べてどうしてもシンプルせざるを得なかった。ところが、最近はRIAなどといってWebブラウザ上でリッチインタフェースのアプリケーションを開発することができる。

Webサービスをより便利に使いたいという欲求は素直なものだ。ただ、ユーザーの声だけに耳を傾けていると、マイクロソフトのOfficeスイートの二の舞になりかねない。便利さとシンプルさを両立させながらWebサービスは進化してほしい。具体的にどうしてほしいのか言えないけれど、歴史は繰り返してほしくないのだ。
タグ:Webサービス


posted by やすお at 03:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月18日

GREEの時価総額がmixiを超えた。デジタルデータ有料販売はSNSの収益源になる

時価総額だけが企業の価値ではないですが、マザーズ市場はSNSのGREEの価値をmixiより上と判断しているようです。もちろん、上場したばかりでこれから株価がどのように動くか分かりませんが、投資家はGREEを評価しているということなのでしょう。

会員数が多いのはmixiですが、GREEは何を評価されているのでしょうか。

GREEにはアバターのアイテムを有料で販売しています。これが安定的な収益源となっているとのこと。アバターを着飾るためのデジタルデータを有料で販売するビジネスモデルはモバゲータウンと似ています。無料ゲームで会員を集めたり、テレビCMを使ったプロモーションをしたりなど、やっていることがあまりにもモバゲーと似ているというのは置いておいて、デジタルデータの有料販売はmixiにはない文化です。これがGREEは将来性のある会社だと投資家に判断された理由の1つだそうです。

インターネットは有料と思っている人がほとんどだと思います。その思い込みの中にいるとデジタルデータの有料販売というのはありえないビジネスモデルです。海外のSNSに目を向けると、Facebookもバーチャルギフトというデジタルデータがそれなりの収益源になっているようです。デジタルデータの購入は日本だけの流れではなさそうです。

デジタルデータを有料で購入するのは、音楽をiTunes Music Storeで購入する感覚と同じでしょうか。私は実際にモノがないと納得できないタイプなので、iTunesで楽曲を購入したことがありません。CDがないと変な感じになるのです。一般的にCDではなく音楽をダウンロードして購入するのは珍しいことではなくなりました。その流れでSNS内でのデジタルデータの購入も一般化していくのかもしれません。

この記事を書いている間も、まだデジタルデータ、しかも音楽でも映像でもない静止画をお金を出して入手する感覚がまだしっくり来ません。でも、世の中の流れと、今回のGREEの時価総額を見ると、デジタルデータはお金を出してでも入手する価値があるものに変化しつつあるのかもしれません。となると、インターネットは無料という概念もひっくり返る可能性があります。

インターネットビジネスの健全な成長を実現するには、どこかでマネタイズしないといけません。それを広告でまかなうのか、ユーザーから直接お金を頂戴するのか、これまでは圧倒的に広告モデルが主流でした。今後は、ユーザーの意識変化によって、直接ユーザーからお金をいただく販売モデルもやりやすくなるのかもしれません。

posted by やすお at 01:17 | Comment(0) | TrackBack(1) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月16日

スマートフォンは便利だと少しだけ思ってきた

火曜日の夕方から1泊の出張に出かけます。最近は出張といえども、あたかもオフィスにいるかのように連絡を取れるようにしておくことを求められます。出張中はよほどの緊急案件でないかぎり電話がかかってくることはなく、たいていの用事はメールで済ませることができます。

実はそのメールが曲者です。出張中にメールを読める環境を用意しなければならないのです。ノートパソコンを常に携帯し、いつでもどこでもメールをチェックするモバイラーの方もいらっしゃるでしょう。私はノートパソコンを持ち歩きたくない派です。少し前までは出張中はメールを見ないと決めていました。緊急の要件であれば携帯電話を鳴らせばすむだけだと思っているからです。そのための携帯電話なんだしね。

とはいえ、出先でメールをチェックできるのは便利だと思います。急ぎの案件でなくても、何か連絡を受けていれば、迅速に応対できるし、何かアイデアを求められているのなら、アイデアを出すための時間を出先で取ることができるからです。私はひょんなことで、スマートフォンの「W-ZERO3」を持つことになりました。これでメールをチェックしています。出張中はW-ZERO3だけを携帯します。パソコンは持って行きません。元々持ち運べるノートパソコンを持っていないですし。

実は、会社で購入したiPhoneも私の手元にあります。これも出張に持って行きます。今回、W-ZERO3とiPhoneのどちらが使いやすいか試してみたいと思います。これまで使った感想だと、文字入力まで考えるとW-ZERO3かなとは思いますが、使い込むと印象が変わるかもしれません。現在まではW-ZERO3を便利に使っています。メールとブログを読むのに重宝しています。通勤中にメールとRSSをチェックできるようになり、すっかり読書の時間が減ってしまいました。そんなわけで、スマートフォンも便利だなあと思い始めてきた次第です。ようやくポストパソコンになりつつあるのかなあと感じています。

さてスマートフォンもいろいろ出ていますが、こっそり本命だと思っているのはAndroid端末です。iPhoneのように大きな画面で、各種アプリケーションが動き、文字入力が容易であればいうことありません。もちろん端末の価格も気になるところですが、iPhoneよりは低価格で発売されるような気がします。問題は、私が使っているNTTドコモからAndroid端末が発売されるかどうかだったりします。

ここまで書いていて、スマートフォンのおかげでどこでも仕事できる体制が完成すれば、それは悲しいことかなと思ってきました。便利になるのは間違いないですが、自分の時間をどんどん減らされるような気がします。そのうち、「メールしたのになぜ返事をしないんだ。スマートフォンでメールを読めるだろ」と土曜日の夜中に怒られそうです。便利な道具は使い方次第で生活を壊してしまう凶器になりかねません。テクノロジーを進歩せることは重要ですが、テクノロジーによって監視社会になったり、閉塞感を生み出したりしてはいけないと思います。「いつでもどこでも」というキーワードは便利な反面、自由を奪うものになる可能性があります。だからどうしろというわけではありませんが、テクノロジーは生態系すべてにハッピーであるべきだと思います。

スマートフォンの話題から外れてしまいましたが、私が心の底から欲しいと思う機種が登場することを期待します。

2008年12月13日

着々と進むFacebookの世界進出

すでに世界一のSNSになっているかもしれないFacebook。その座を守る、または確実に追いつくためだろうか、フランスにオフィスを設立した。ヨーロッパでのプレゼンスを高めるためだ。ヨーロッパには英国のロンドンとアイルランドの首都ダブリンに続いてのオフィス設立である。

インターネットを介して仕事ができるようになったとはいえ、ユーザー数を伸ばしたり、広告出稿を増やしたりするためには、どうしてもその場所でのプレゼンスが十分に高くなければならない。知らないWebサービスを使うのは勇気がいることだ。少しでもユーザーに安心して使ってもらうために、現地で現地語によるサポートが必要になってくる。

もちろん広告のために現地オフィスを設置することもあるだろう。広告に限らず企業対企業のビジネスで顔を合わさないことはほとんどない。顔が見えない相手との取引はあまりしたくないから。

ということで、フランスにオフィスを設立するのはFacebookが世界制覇をするために必要な投資であると思う。日本などアジア地域にもオフィスが欲しいところだ。アジア地域の拠点は日本である必要はない。中国でもいいし、韓国でもいい、シンガポールはそれなりに現実味がある。

できれば東京にオフィスを構えてほしいところだ。東京にオフィスを設立する気がFacebookにあるなら、私もぜひ参画したい。シンガポールでもいいかな。

まあ、妄想をしていても仕方がない。Facebook自体はBeaconの失敗があって、物事をすべて慎重に行う傾向がある。なので、オフィス設立の件はユーザー数の増加のペースと比べてゆっくりに見える。だが、着実である。「うさぎとかめ」の寓話ではないが、ゆっくりと確実に物事を進めた方が最後に勝つのかもしれない。ヨーロッパでのFacebookの活躍に注目したい。


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2008年12月12日

iPhoneみたいなインタフェースからネットブックに最適なOSを考えてみる

先日のエントリ「実はGoogle OSの正体かもしれない」で、Google Chrome+Native Clientの組み合わせがネットブックに採用されるのではないかと書いた。今回はネットブックに最適なOSについて考えてみたいと思う。

ネットブックは価格と引き換えに、小さな画面で動作速度もそれほど速くはないマシンというのが一般的な姿である。アプリケーションはデスクトップに置いてもいいのだが、記憶容量が小さいため、基本的にはネットの向こう側にあるWebサービスを使うことになる。なので、ネットブックはWebブラウザが動くことが最重要項目なのである。

正直なところ、デスクトップOSは何でもいい。先のエントリでGoogle Chrome+Native Clientと書いたが、別にWindows XPでもChromeでもLinuxでも構わない。非力なマシンでも快適にWebブラウザが使えればいいのである。ネット接続が早ければなおよしといったところか。

さて、ここで紹介したのはパソコン用OSから進化したものである。非力なマシンで画面が小さいといえば、モバイル端末である。例えばiPhone。携帯電話の中では大きな画面を持ってはいるが、パソコンの画面をそのまま表示するのはつらい。ユーザーインタフェースを大事にするアップルは、iPhoneのユーザーインタフェースを工夫し、アプリケーションランチャーのようなインタフェースを完成させた。これにより、パソコンのOS並みの操作が可能になった(ちょっと言いすぎか)。

ネットブックのiPhoneを目指したかどうかは分からないが、TechCrunchの記事「Netvibesの設立者、iPhone風ネットPC用OSを開発中」では、iPhoneに似たユーザーインタフェースを持つネットブック用独自OS「Jolicloud」を紹介している。確かに使いやすそうである。やはり機器の大きさごとに最適なユーザーインタフェースって必要なんだなと思う。

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2008年12月11日

実はGoogle OSの正体かもしれない

GoogleのWebブラウザでx86コードを実行する技術「Native Client」は、脱マイクロソフトの世界へと導いてくれるかもしれない。Webアプリケーションでリッチインタフェースのアプリケーションを動かそうとしたら、JavaScriptを使うか、Flashを使うのが常套手段だ。これらは、パソコンのOS上で動かすデスクトップアプリケーションの操作感をWebブラウザで実現するためのものだ。

「Native Client」は逆転の発想をした。x86コードをそのままWebブラウザで動かそうというのだ。デスクトップアプリケーションをそのまま動かそうというのだから、JavaScriptやFlashと比べて、高速に実行することができるし、実現できることもデスクトップアプリとほぼ同等のものを実現できるだろう。

さて、Native Clientで実装されたアプリケーションとWebブラウザの関係は、デスクトップアプリとWindowsなどのデスクトップOSの関係と同じだ。ということは、GoogleのWebブラウザであるChromeがNative Clientに対応すれば、そのまんまChromeがGoogleのOSになることができる。

このブログでも「グーグルの新Webブラウザ「Chrome」の本当の狙いとは」というエントリで、グーグルはChromeでクラウドコンピューティング時代のOSを提供するのではないかと予想した。Native ClientはGoogle OS実現に向けて一歩踏み込んだものかもしれない。先のエントリで書いたように、ChromeがWindowsなしで動くようになれば、マイクロソフトのテクノロジーを使わずにデスクトップアプリケーションを実行できるようになる。

グーグルがNative Clientをどのように使っていくのか楽しみである。そして、昨今のネットブックの流行からも分かるように、低価格で小型のモバイルパソコンにはWindowsのような重いOSは不要だ。もしかすると、Chrome+Native ClientがネットブックのOSとして使われるようになるかもしれない。そもそも、ネットブックに採用されているOSはWindows XPである。マイクロソフトにとっては、新しいWindows Vistaを使って欲しいところだが、それだと重すぎて使えないのだろう。新しい製品が出荷されたらできるだけ早く新しいOSに移行させようとするマイクロソフトが、旧世代のXPをネットブック専用とはいえ、まだXPを出荷しているのが異例である。

グーグルはWindows XPとVistaの間を埋めることができるだろうか。いや、もしかするとそんな単純な構図ではないのかもしれないが。

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2008年12月10日

ビデオの活用はどこまでいくんだろう

日ごろからITについていろいろ予想しているのだが、見事に外れたものがある。それはビデオをインターネットで公開すること。簡単に言ってしまえば、YouTubeがこれだけ支持されるとは思わなかったのだ。映像を流すにはネットワークの帯域が必要。多くの人が満足できる画質の映像を配信することは難しいだろうと思っていた。それに映像を制作するにはコストがかかる。文章を書くのと比べると数倍から数百倍くらいだろうか。そんな手間をかけて、映像を公開する人なんてそんなに多くは出てこないだろうと思っていた。

事実は私の予想をはるかに超えるスピードで進展した。通常のテレビ番組くらいの解像度であれば、現在のブロードバンド環境であれば問題ない。そして、YouTubeをはじめ、HD画質で映像を配信するところが出てきた。FacebookもHDでの配信が可能になった。HDといっても大画面テレビに映して観賞できるようなものではない。画質についてはデジタル放送のHDにはかなわない。だが、追いつくのも時間の問題かもしれない。

映像制作コストについても、撮影機材が安く済むのでどんどん下がっている。HD画質でなければ、携帯電話の動画撮影機能を使って動画を撮影できる。そのままYouTubeにアップしてしまえば手間はない。HD画質で投稿する場合でも、HD撮影できるビデオカメラも安く購入できる。ちゃんと調べてないので間違っているかもしれないが、売れ筋はHD撮影可能な機種ではないだろうか。

ビデオチャットも、私は使っていないがそれなりに市民権を得ているようだ。テレビ電話は電話線ではなくインターネット網を使うことで普及した。携帯電話にもテレビ電話機能があるが、IPネットワーク上で展開するIPテレビ電話が携帯電話でも普及していくのではないだろうか。

ビデオ版TwitterといわれるseesmicというWebサービスも登場している。これは動画がコミュニケーションツールになったことを意味する。seesmicの映像はまだ解像度が低いが、これもHDになっていくのだろうか。

正直なところ、現在のデジタル放送くらいの画質で一般人が画像を投稿し、コミュニケーションにも使うようになるのだろうか。また、携帯電話でHD画質の動画を撮影できるようになるのだろうか。まだ私には信じられないが、きっとこのような世界は来るだろう。それが3年後なのかは分からないが、それほど遠くない未来のような気がする。10年以内にはくるだろう。そういえば、携帯電話に搭載されるデジタルカメラ機能であるが、100万画素以上の機種なんて登場しないと思っていた。それが今は800万画素の機種まである。私が持っているコンパクトデジタルカメラが500万画素だ。すでに本家のデジタルカメラが携帯電話に負けている。こんな世界が動画にもくるのだろう。

世界恐慌の影響で、ソニーは2008年12月9日に8000人の正社員と8000人以上の契約社員を削減するという驚くべき発表をした。映像といえばソニーかパナソニックかビクターかというところなので、ちょっと触れてみたが、従来は実施するのに大きなコストがかかっていたものを低価格で一般の人ができるようになると、経済全体が小さくなっていくような気がしてならない。私は経済のことはよく分からないが、どうなんでしょうね。

posted by やすお at 02:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月09日

なんでもソーシャルメディアの予感

Facebook Connectがリリースされたと思ったら、GoogleがFriend Connectをリリースした。Facebook ConnectはFacebookの認証機能を借りてWebサイトをソーシャル化できる。Friend Connectの方はOpenSocialをベースにしているだけあって、Facebook Connectよりもオープンな仕様になっているようだ。

どれが成功するのか、またはすべて成功/失敗するのかは分からない。1ついえるのはすべてのWebサイトがソーシャル機能を持つことができるようになったこと。ソーシャル機能とは、Webサイトのオーナーとビジターがコネクトするのをサポートする機能だ。この機能をメインとして、ビジター同士がつながることもありえるだろう。

Facebook ConnectやFriend Connectに対応したWebサイトでは、ビジターのソーシャルグラフを参照して、きめ細かなサービスを提供できるようになる。またユーザー認証機能を自前で用意しなくても、FacebookやGoogleに任せることができる。

認証機能を使った例としては、TechCrunchが記事のコメントを書くときのユーザー認証の方法として、Facebook Connectを採用した。FacebookのユーザーIDを持っていれば、新たにユーザー登録しなくてもコメントを書き込める。また、書き込んだコメントはFacebookのニュースフィードに流れる。コメントを書き込んだ人がどのような記事を読み、どのような内容のコメントをしたのかFacebookでつながっているフレンドに通知できる。

GoogleのFriend Connectを使ったWebサイトもちらほらと登場している。実はこちらの方が大きなインパクトのような気がしている。個人ブログでFacebook Connectを採用したところは見たことがないが、Friend Connectは個人ブログ(もちろんIT関連のブログばかりではある)で採用しているものもよく見かける。

ブログのソーシャル化は急ピッチで進むと思う。私が利用しているSeesaaブログでは「このブログの読者になる」という機能があり、Seesaaブログの利用者同士がゆるやかにつながるソーシャル機能がすでにある。アメーバブログやライブドアブログにも似たような機能がある。つまり、ブログサービス自体はどんどんソーシャル化へと進んでいる。ただし、サービス事業者内の閉じた機能であり、Livedoor IDでSeesaaブログの読者になることはできない。Friend Connectはブログサービスの垣根を越えたソーシャルグラフを構築できる。もともとソーシャル化への道を進もうとしていたブログサービス事業者である。どの機能に対応するにせよ、ブログがSNSになるのはそう遠い未来ではない。

もちろんブログだけではなく、通常のWebサイトでもFriend ConnectやFacebook Connectは使える。企業サイトでは自社製品・サービスのファンに集まってもらい、企業とファンの間でつながりを構築できる。ファン同士でコミュニティのようなものを立ち上げることもできるだろう。企業にとってうれしいこととなるか悲しい結果となるかは、企業の対応次第であるが、これからは多くの人の知恵を使ってビジネスを展開する時代である。ソーシャルグラフを構築する機能をGoogleやFacebookが提供するのは企業にメリットがあると思う。また、ECサイトもソーシャルグラフ内でのおすすめ商品などがクチコミで広がるようなことがあれば、かなり強力な販促になるだろう。

日本ではmixiがmixi Connectというコンセプトを発表している。これもOpenSocialがベースになっているらしい。日本のサービスが使うとなれば、GoogleやFacebookよりもmixiが持っているソーシャルグラフを活用したほうが、企業にとっても個人ユーザーにとっても都合がいい。世界がフラットになる時代である。より広く使われる標準で日本のWebサイトもソーシャルメディア化して欲しいものである。

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2008年12月06日

2回目の通過点−コンピュータの進化の延長線上にあるソーシャルメディア

今年(2008年)の3月から始めて、これが200番目のエントリとなる。100エントリ記念のときも書いたが、このブログはまだ1年もたっていない未熟なものだ。これからどのような道を歩んでいくのか、私の中に漠然としたものはある。けれども、3年後にこのブログがどうなっているのかは分からない。ブログの外では、リアルな仕事をしている。仕事の内容が変わればブログの内容もガラリと変わる可能性だってある。そもそも、ブログシステムが3年後にも存在しているとは限らない。技術の流れは速いからだ。

ただし、なにもかもが変化するわけではない。変化を恐れてはならないが、変わらない部分だってあるのだ。このブログでは基本的には世の中を見ながら興味があることについて書いている。そのスタイルは変わらない。ブログがベースになっているかどうか分からないが、私はきっと3年後もそのとき興味を持っていることについて情報発信しているに違いない。

さて、今時点で私が興味を持っているのは、ソーシャルメディア。mixiやFacebookといったSNSなどを中心に、インターネットのビジネスはどう展開されるのかといった話題だ。今回のエントリは、なぜ現代はソーシャルメディアの時代になったのか考えてみたい。

結論からいうと、SNSは単にコンピュータの進化の延長だからだと思った。初期のコンピュータはスタンドアロン、つまりそれ単体で計算をさせる機械だった。それが通信機能をコンピュータに持たせることで、銀行のオンラインシステムなどを構築できるようになり、さらにパソコンにも通信機能を実装することで、ネットワークを構築し、特に企業ではサーバーを設置して情報共有をはかるなど、コンピュータの導入によって生産性が上がった。その究極の姿がインターネットだろう。

インターネット時代(初期)のコンピュータは、サーバーが主役になる。Webの発明により世界中のコンピュータに保管してある文書にリンクできた。つまり、ドキュメント同士がつながった世界の登場である。ただし、ハードウエア同士がつながることが重要だった時代から、データが重要になったことを意味する。

そして、現代。つながりはデータを使う人間がつながるようになった。これがSNSである。"つながる"という切り口で見ていくと、SNSのようなソーシャルメディアはコンピュータの歴史の延長線上にあることがわかる。ハードウエアからソフトウエア、そして人間へとつなげるオブジェクトを変えながらコンピュータは進化してきた。また、その時代で活躍した企業を見てみると。IBMからマイクロソフトへ受け継がれたコンピュータ産業の盟主は、グーグルやFacebookに移ろうとしている。ソーシャルメディアが騒がれるようになったのは必然だったのかもしれない。そして、しばらくこの動きは続くだろう。ソフトウエアという言葉が古く感じるようになるまで。

今回は200エントリを記念する記事を書いた。次回は300エントリのときだ。そのときはまだ今回と同じような内容のことを書くと思う。でも、1000エントリ記念はどうだろうか。このペースでブログを更新すると、約3年後に1000エントリ記念を書くことになる。そのころには、ソフトウエアの概念が変わるほどの進化があるだろうか。未来を想像するのは楽しい。

posted by やすお at 03:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月05日

Facebook Connectが地味に実装されている

最近のWebサービスはソーシャル機能を取り入れることが多くなってきた。そのため、Webサービスを使うにはユーザー登録をし、ログインしてからでないと使えなくなっている。ユーザーが誰で正規のユーザーであるかどうかは、各Webサービスが判断するとこなどで、ユーザー認証機能は各Webサイトが独自で持っている。

そのユーザー認証の部分を共通化したのが、OpenIDだろうか、古くはマイクロソフトの.NET Passportなどもあったが、いつの間にか消えていた。

ソーシャルメディア乱立時代に、共通のユーザー認証技術の議論がなされるのはいいことだと思う。Facebookの「Facebook Connect」も基本的にはユーザー認証技術の1つと捉えられている。確かに、FacebookのユーザーIDで、(Facebookから見たら)外部のWebサービスを使えるのは便利だ。ソーシャルメディアであれば、必ずプロフィールを登録するよう勧められるが、そのデータもFacebookから引っ張ってくればいい。さらに、外部サービスから見れば、そのサイトでの活動内容がFacebookにも通知される。Webサービス間で相互にデータをやりとりできるので、Facebook Connectはデータポータビリティ(Data Portability)とも言われる。

TechCrunch Is Now “In A Relationship” With Facebook Connect_1228412208140.png具体的に実装したWebサービスを探してみると、ニュースサイトのTechCrunchが対応していた。残念ながら日本語版は未対応で、米国版のみの提供だ。私も使ってみたが、プロフィールアイコンがコメントの横に表示され、Facebookプロフィールへのリンクも表示される。そして、コメントした内容は、自分のWallにも自動で投稿される。TechCrunchとFacebookが一Facebook - Yasuo Itoh_1228414701536.png体化した感じだ。Facebook Connectのことを伝えるTechCrunchの記事「TechCrunch Is Now "In A Relationship" With Facebook Connect」には大量のコメントが投稿されているが、そのほとんどはFacebook Connectを利用している。

しかし、これだけでは地味すぎてFacebook Connectのメリットが出ていない。ユーザー認証の共通基盤として考えるのであれば、Facebook ConnectよりOpenIDに対応したWebサイトの方が格段に多い。ユーザー認証だけならOpenIDの方が便利である。Facebook Connectは相互にデータをやり取りできる機能で何が実現できるか、アイデア次第で面白い世界を広げるきっかけになりそうだ。ソーシャルメディアがFacebookを介してさらに密につながろうとしている。

日本では、過去に「mixiがFacebookの後を追う」でお伝えしたように、似たような仕組みを国内最大手のSNSであるmixiが提供する。mixi独自のサービスだとなんとなくガラパゴスSNSになってしまいかねないが、日本語という壁の中において、mixiを中心としたソーシャルメディアコングロマリットを構築できれば、規模のメリットも出てくるのではないかなと思う。どちらにしろ、ソーシャルメディア間のデータ交換は、どのような仕組みを採用するかはともかく、必須機能になるだろう。そうして、各ソーシャルメディア間の距離はどんどん縮まり、ソーシャルメディアの壁をこえて人々はつながり合うことになる。メディアを利用する人のつながりは1つの権力なっていくのではないだろうか。



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2008年12月04日

忘年会の季節だから、リアルに人と会っておきたい

12月に入り、忘年会の季節となりました。12月は仕事よりも飲んでいる時間の方が長い人もいることでしょう。私はそこまでではありませんが、週に2回くらいのペースで忘年会が入っています。今日も以前所属していた職場の人が集まった忘年会でした。

みんな社内にはいるのだけれど、部署がなくなってしまったので、なかなか集まる機会がありません。もちろん社内ですれ違えば挨拶はしますが、お互い仕事をかかえているので、立ち話もなかなかできません。忘年会はそんな関係の人たちでゆっくりと会話ができるわけです。

デジタルネイティブ世代であれば、重要なつながりだったら、SNSでつながっていればいいんじゃないのだとか、チャットだったら普段から会話ができるんじゃないのとか、まめにメールを出せばいいじゃないなどと思うかもしれない。確かにその指摘は正しいと思います。でも、それだけじゃだめなんです。今ではビデオチャットもやろうと思えばできます。直接会わなくても相手の顔色を伺うことはできます。でも、それって結局はパソコンの前の顔しか見せてないような気がするんです。相手の気持ちを理解できるただろうか、自分がどのようなことを思っているのか知ってもらえただろうか。そんな不安があります。もちろん、そんな不安を持つのは、私がデジタル移民だからかもしれません。世代の差といえばそれまでなのかもしれません。

人を理解するためには大量の情報が必要です。その情報は相手が話してくれることもありますが、相手が話しにくいことは話してくれません。必要であればこちらから聞かなければなりません。SNSは自分が知らせたいことを知らせる場所だと思います。言ってみれば、自分が自分として認識している自分をさらけだすだけなのじゃないかと。自分の本性みたいなものをさらけだしている人は少ないでしょう。

人と仲良くなるということは、誤解を恐れずに言い切ってしまえば、相手の本性を知ることなんじゃないかと思います。そのような本性は、リアルでなされる会話や動作、表情、誰かの発言に対する反応などを総合的に分析することで知ることができると思います。難しく書いてしまいましたが、人を知るには人を観察するところから始めなければならないということです。

お酒の席というのは、よく考えれば不思議な空間です。お酒の力を借りて、みんな饒舌になる。本性とまではいかないけれど、それに近いものを出して話をしたり、行動したりしている。やっぱりお酒って人と仲良くなる効果があるのかなと思ってしまいます。

さて、長々と書きましたが、忘年会という人の集まりは、人を観察するのにいい機会なんじゃないかと思うわけです。なので、「お酒ばっかり飲んで、しょうがないわね」などと言われても、「インターネット時代だからこそ、人と会うこと自体が貴重な体験になる。仕事は一人でできない。だったら、仕事相手と仲良くなるのはいいことだろ」と言い訳をしてもいいのではないかと思うのです。実はこれが言いたかっただけだったりして(笑)。

posted by やすお at 04:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月03日

ミニブログサービスが単体で存在するには何かが足らない

PownceというWebサービスが2008年12月15日に幕を閉じる。Pownceはテキストだけではなく、写真や動画などさまざまなものを投稿できるTwitterと言われている。一時期はTwitterのライバルとされていたらしいが、Twitterにはかなわなかったようだ。

ところで、このミニブログ系のサービスは今後どうなるのだろうか。TwitterのライバルにはPownceのほかにJaikuというサービスもある。さて、Pownceはサービス停止という結果になった。JaikuはGoogleに買収されている。一人勝ちになるかもしれないTwitterもFacebookに買収されかかるなど、それほど安泰としているわけではなさそうだ。そういえば、Twitterはどのようにマネタイズするのかビジネスモデルに問題を抱えているし。

ということで、ミニブログのサービスについて少し考えてみました。気が付いたのは、ミニブログサービスが単体で生き残るのは無理があるのではないだろうかと。サービス自体は単純なものなので、もしかすると飽きてくるユーザーが出てくるかもしれない。マッシュアップでさまざまなツールを作成できるサービスが多いが、基本的にはつぶやきを送受信する機能が劇的に増えるわけではない。結局、ミニブログ単体だけでは機能拡張できなくて、他のサービスに吸収されていくのではないだろうかと。

Jaikuがグーグルに買収されたのは、ミニブログがどんどん消えていく流れの始まりだったのではないだろうか。Pownceは買い手が見つからなくてサービスを閉じざるをえなくなったのではないだろうか。

気になるのはTwitterの動向である。Facebookとの合併がなくなった今、次に消えていくのはTwitterかもしれない。ちょっと考えにくいことではあるけどね。また、Facebookに買収されていたとしても幸福になるとは限らない。Jaikuはグーグルに買われたものの、それを生かしたサービスをグーグルが提供できているかというと、それはできていないと思う。

ミニブログのようなつぶやき系Webサービスは、他のサービスと統合するのは難しいのだろか。サービス自体は単純なので、SNSなどへ簡単に組み込めそうだが、それをやってしまうとミニブログの手軽さがなくなってしまうかもしれない。とはいえ、サービス単体で生き残るには何かが足りないような感じだ。何が足らないのかは分からないが、足してしまうとミニブログではなくなってしまいそうな気がする。

posted by やすお at 02:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年12月02日

SNSのパワーユーザー向けのWebサイト

一人で複数のSNSに登録している人は少なくない。私もその一人である。複数のSNSに登録していて面倒に感じることは、フレンドの情報が散らばってしまうことと、同じフレンドと複数でつながることなどがある。

SNSの情報を1つにまとめたいという要望は多い。FrinedFeedみたいにひたすらコンテンツを集めて表示するというやり方もあるだろうが、最近話題になっている「Power.com」では、SNSにログインしてから各種コンテンツを取得し、まとめて表示する方法だ。Power.comでは各SNSの更新情報が入ったRSSを登録する必要はなく、Power.comと各SNSにログインするだけで、コメントなどをまとめて管理できる。

連絡を取りたいときに、「あの人はどこで知り合った人だっけ?」と探さなければならないことが多々あった。音楽関係ならMySpace、仕事関係ならLinkedInといたようにSNSの性格で、連絡先が見つかることは多いのだが、仕事とも趣味ともつかない境界線上の案件であれば、どのSNSを使って連絡を取ろうか迷ってしまうところだ。Power.comではすべての更新情報などを1箇所で管理できる。

日本のサービスに対応するのは相当先だろうから、mixiなどは当分無理だろう。ただし、これだけSNSが増えてくると、SNSのSNSが必要になってくる可能性も否定できない。Power.comは1つの解だとは思う。ただし、これが主流になるかどうかは不明だ。

今回はPower.comについて記録を残しておきたくて、ブログで触れてみました。Power.comの競合サイトはいくつかあるらしい。関連サイトへのリンクなども記載しているPower.comの記事を集めてみました。

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posted by やすお at 02:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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