2008年11月30日

宴会の予約って昔はどうしてたんだろう

唐突ですが、26人程度の宴会の幹事をすることになった。仕事関係ではなく、趣味のサークルみたいなものでイベントがあるので、それの打ち上げだ。店を予約するという行為は珍しい話ではない。今回もいつもの居酒屋で宴会をしようと思ったら、「あいにくその日は席が一杯で...」と断られてしまった。

さて、どうするか。こんなときはぐるなびでしょうということで、最寄り駅から店を探した。打ち上げは土曜日だから、店なんてすぐに見つかるだろうと甘く考えていたら、とんでもない。どこに電話をかけても「すいません。予約で埋まっています」と断られるばかり。10件目を越えたあたりから、店を探すという行為がかなりつらくなってきた。

ぐるなびで検索した店が全滅したあとは、とりあえずYahoo!グルメにアクセスしてみた。ぐるなびとは少し検索結果が異なる。ぐるなびにない店をリストアップし、上から順番に電話をかけた。幸いなことに、5件目くらいの店でやっと予約が取れた。これで一安心。

今回、こんな苦労をしたが店の予約はできた。もし、ぐるなびとかYahoo!グルメがなかったとしたら、私はどのようにして店を探していたのだろうか。電話帳で探す?それとも街に出て自分の足で探していただろうか。でも、電話帳だと店の雰囲気やコースメニューの内容などが分からないし、自分の足で探す方法は時間がかかるし、うまく探せないことだってあるだろう。

インターネットが普及する前は、やはり自分の経験や先輩からのクチコミが主流だったと思う。お店の名刺をたくさん保管している人もいるだろう。そのように独自のデータベースで、そのときにふさわしい店をセレクトしていたにちがいない。現在は、ぐるなびなどのおかげで、みんなが共通のデータベースを見るようになったと言っていいかもしれない。同じ情報で全員が動いているので、よさそうな店はすぐに予約で埋まってしまうし、自分の足で店をさがす目利きの技術も衰えてきているように思える。でも、普段は通らない場所によさげな店を見つけることもできるので、昔と今のどちらがいいかといわれれば、当然ながら現在の方がいい。

少し将来の話をすると、先輩からのクチコミはSNSで実現できるかもしれない。Facebookがやろうとしたことではあるが、Facebookのフレンドが気に入ったレストランを広告に使うアイデアがあった。プライバシーの侵害などで問題になり、大々的に導入されることはなかったが、いずれ解決されるだろう。ソーシャルグラフを活用したマーケティング時代の到来である。

さて、今回はインターネットに助けられた。これがなければ、打ち上げができないところだった。インターネットは、やはり探し物に便利だね。

posted by やすお at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月29日

Thanksgiving Dayなど海外のイベントを身近に感じられるようになってきた

11月の第4木曜日は米国でのThanksgiving Dayだ。この日から米国ではクリスマス商戦へと突入していく。日本に与える影響は?ほとんどないだろう。

私は2007年から海外のSNSも使うようになった。最初はMySpace。mixiなど日本のSNSと比べて、コンセプトがまったく違うことに衝撃を覚えた。次は、Facebookにのめりこむことになっていく。Facebookに限らず、海外のSNSでは海外のフレンドの動向がよく分かる。それを見ていると、Thanksgiving Day.など海外の祝日情報が目に飛び込んでくる。

正直なところ、日本にいるままだとThanksgiving Dayについて考えることは、私にはない。だが、SNSを通じて世界中の習慣というかイベントに少し参加できる。これがフラット化する世界なのだろうか。だとすると、SNSこそがフラットな世界を実現するツールということになる。そういえば、NHKスペシャルのデジタルネイティブでも彼・彼女らがメインに使うツールはSNSだった。

さて、日本を中心とした場合、SNSといってもmixiが中心となる。mixiは海外の人の参加はほんどない。なので、日本の習慣をベースとしたコミュニティが形成される。それはそれで悪くはないのだが、それでは日本以外の国の人たちは、どんどんフラット化する世界に参加するのに、日本だけはいつまでも井の中の蛙状態のまま取り残されてしまう。今はやりの言い回しだとガラパゴス状態とでもいえばいいのだろうか。

前回の投稿「mixiがFacebookの後を追う」でmixiはFacebookの後を追うように進化していることに触れた。うまくいけば、mixiはガラパゴス状態から抜け出すことができる。mixiのアプリケーションはOpenSocialに準拠する。mixi会員はOpenSocial準拠のアプリケーションを通じて、他のワールドワイドなSNSと接続できるようになるかもしれない。mixiはmixiの強みというか良さがあるので、それを残しつつ開かれたSNSになってほしいと思う。

さて、Thanksgiving Dayだが、この日の食事のメインは七面鳥の丸焼きになる。私は七面鳥のサンドウィッチが大好きで、米国に行ったときなどは、ターキーサンドを朝食に食べることが多い。米国に行くと食べたくなるというのが正直なところかもしれない。とまあ、七面鳥のことを思い出すのもFacebookでThanksgivingについて触れているStatus Updateがあったり、SuperPokeなどのアプリケーションでThanksgiving用の特別なアイテムが用意されたりするからだ。いろんな経験ができるSNSは実に面白い。

posted by やすお at 03:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月28日

mixiがFacebookの後を追う

mixiのサービスががらりと変わってしまうと言っていいかもしれない。今回の発表のインパクトは大きい。といっても内容はFacebookの後追いだ。どのように変わるのか想像できる範囲だし、失敗することもないだろう。でも、「それでいいのかmixiさん」という気持ちだけが残る。

mixiにこれから訪れる変化は次の通り。

2008年12月10日から15歳以上であれば会員になれる。これまで名目上は18歳以上の"大人"のSNSであったわけだが、高校生以上を対象にする。モバゲータウンに飽きた人の受け皿を狙っているのだろうか。

そして、翌日の12月11日には、mixi内で動かすアプリケーションを開発できるようにmixi platformを開放していく。Facebookのように、mixi内で流通させるアプリケーションが登場することだろう。2009年春にはmixiの以外のサービスでmixiのデータを使えるようにする「mixi Connect」を公開する予定だ。これもFacebookのFacebook Connectに似ている。いや、似ているというより、名称を含めてパクリではないだろうか。

アプリケーションが揃ったところで、満を持してなのだろうか、2009年春にmixiが招待制から登録制に変わる。招待状がなくてもmixi会員になることができるようになる。また、登録制にすることで、mixiに入っている知り合いが少ない35歳以上のユーザーも取り込むようだ。

2008年9月30日現在で1568万人の会員を抱えるmixi。これからも持続的に成長するためには、もっと会員を集めなければならない。そのために、15歳から17歳までの若年層に門戸を開き、招待制を廃止することで会員登録のハードルを下げる。

Facebookもサービス開始時は招待制だったが、途中で登録制に変更している。mixiもFacebookのやり方に倣ったのだろう。つまり、2009年春にmixiは日本版Facebookになるわけだ。確かにFacebookのサービス内容は、今のところ考えられるSNSの中では最良のものだと思う。Facebookの急成長を見せられたわけだから、mixiが真似したがる気持ちも分かる。

この戦略が吉と出るか凶と出るかは神のみが知ることだ。私は「なんか行けそうな気がする〜」と吟じたいほど楽観的である。Facebookでは人気のSuperPokeなどがmixiで使えるようになったら楽しいと思う。でも、気にしなければならないのは、日記の存在。mixiは特殊なブログプラットフォームとも言える。日記がメインコンテンツなわけだ。mixi内でアプリケーションが使えるようになると、日記の役割は相対的に小さくなる。メインコンテンツが小さくなると、サービス基盤が変わることになるので、そこをユーザーがどう判断するか微妙なところだ。

それにしても、日本のSNSもようやく次世代SNSへと進化することになった。さらにその先まで考えると、今回のmixiの戦略は絶対に成功してほしいところである。最初にも書いたが、Facebookという前例があるので、大きな失敗はしないだろう。でも、日本でのFacebookの利用状況を見る限り、油断はできない。

さて、次世代mixiはFacebookの後追いなので、2009年春を待たずに雰囲気だけでも感じたいのであれば、Facebookに会員登録することを推奨する。慣れるまでに時間がかかるとは思うが、今のうちに次世代SNSについて知っておくのは重要だと思う。

posted by やすお at 03:26 | Comment(0) | TrackBack(2) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月27日

プレゼントは触れるものがいいよね

SNSにリアルな贈り物ができるサービスが登場している。偶然かどうかは分からないが、日米を代表する巨大SNSで対応する。

日本代表はmixi。年賀状をマイミクシィに送ることができる「ミクシィ年賀状」だ。リアルビジネスをインターネットサービスと連携させた好例だと「mixi年賀状のアイデアはすばらしい、問題は会員が使う気になるかどうかだ」で書いた。11月下旬より受付スタートとなっているが、まだ受け付けていないようだ。大丈夫なのだろうか。ちょっと心配になってきた。いいアイデアだとは思うので、ぜひ成功させてほしいところだ。

そして、米国代表はFacebook。リアルなプレゼントを贈ることができるアプリケーション「RealGifts」が登場した。アプリケーション名の通り、本物のギフトをFacebookでつながっているフレンドに贈ることができる。住所など連絡先を知らなくても贈り物ができるのはミクシィ年賀状と同じだ。ただし、FacebookのRealGiftsアプリケーションで日本にプレゼントを贈ることができるかどうかは調べ切れなかった。おそらくダメだと思う。でも、日本に居ながらにして米国在住のフレンドにギフトを贈ることはできるかもしれない。それはそれで使い道がありそうだ。

バーチャルギフトの市場はそれなりに大きくなってきているらしい。だが、もらってうれしいのはリアルなプレゼントだろうし、1回のプレゼントで使うお金もバーチャルギフトと比べると桁が違う。リアルなプレゼントをSNSのフレンドに贈る仕組みは、これから大きくなる可能性がある。

最近のテレビコマーシャルでは、お歳暮に関連するものが多くなってきた。「プレミアムビールを贈りましょう」なんていっているCMを見ると、「俺に贈ってくれ」といいたくなるが、まあ、それはそれとして、RealGiftsのようなサービスがmixi内で使えるようになると、お歳暮やお中元市場が活性化する可能性がある。インターネットを活用した既存ビジネスの拡大といえばそれまでなのだが、なぜかそれが新しく感じてしまう。不思議だ。それほどネットだけで完結する環境に慣れてしまったのだろうか。

さて、FacebookアプリケーションのRealGiftsだが、紹介ビデオが面白い。英語なのだが映像だけで何が言いたいのか伝わってくる。きっと、私たちが期待するものをシンプルに提供しているサービスだからだろう。ビデオは下に貼り付けておく。


RealGifts - Share the Excitement from RealGifts on Vimeo.


posted by やすお at 02:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月26日

世界はフラットになりつつあるが、日本人には言葉の壁がある

「デジタルネイティブ」というNHKの番組で感じたこともあって、今さらながら「フラット化する世界」を読んでいる。NHKスペシャル「デジタルネイティブ」では、インターネット、特にSNSを活用して世界中とつながり、コラボレートする姿が報道された。これを見て、「フラット化する世界じゃん」とテレビに突っ込みを入れたのは、私だけではないだろう。

デジタルネイティブは特別な存在ではない」というエントリでも触れたが、世界がフラットかする流れは必然なのだろう。ということで、まだ読んでいなかった本「フラット化する世界 [増補改訂版] (上)」を入手して、漠然としたイメージしか持っていなかった"フラット化する世界"について調べてみた。まだ、上巻の半分くらいしか読んでいないので、結論を出すのは早いのだが、ここまでで感じたことを記録しておこうと思う。

本書では、インターネットの登場により、米国の仕事がインドにアウトソースされる例などを紹介していた。通信インフラが整うことで、地理的な壁を取っ払い、生産性(投資効果)が高い場所の人に仕事を依頼できるようになった。おおざっぱに言うと、フラット化とはこのようなイメージだ。少なくとも私が読んだ範囲では。

さて、地理的な壁を取っ払うことには何も問題ないし、米国内で処理していた仕事をアウトソースすることについても何も問題ない。ただ、このような環境を構築できたのは、世界の標準語が英語だからできたのではないかと感じた。同様な環境を日本で構築できるだろうか。自分の仕事をインドや中国にアウトソースできるのだろうか。中国の大連では日本企業から依頼されたデータ入力作業を行う人がたくさんいると聞いている。大連には日本語を話せる人も多くいるそうだ。

しかし、日本語でやりとりできるところはこれから増えるのだろうか。どう考えても、英語圏から依頼される仕事と、日本語で依頼される仕事では、英語圏の仕事の方が多いだろう。だとすると、これからアウトソーシングの案件が増え続けると、日本語よりも英語の案件を優先するようになるのではないだろうか。インドや中国の人口が多いといっても限りがある。インドや中国で人の手当てが難しくなったとき、日本向けのアウトソーシング案件は破綻してしまうのではないか、日本のビジネスが回らなくなってしまうのではないかと思ってしまう。

結局、日本は言葉の壁に阻まれてフラット化する世界のメリットを享受できないのではないかと思ってしまった。NHKスペシャル「デジタルネイティブ」に登場した日本人も、やはり英語でコミュニケーションができる人だった。距離の壁はインターネットで解決できたかもしれない、しかし、言葉の壁はまだある。グーグルなどは世界中の知恵を整理することがミッションなので、翻訳機能を提供してはいるが、言葉の壁を取っ払うまでは機能していない。言葉の壁を破壊しない限り、本当のフラット化する世界はやってこないと思う。

結局、自分が英語でコミュニケーションできるようになれば問題ないんだけどね。少しずつ頑張ってはいますが、なかなか上達しないですね。「フラット化する世界」の下巻を読み終わったら、また感想をアップします。

posted by やすお at 01:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月25日

FacebookがTwitterを買収しようとしてたんだね

全然知らなかったけど、米国の大手SNSであるFacebookが、ミニブログ最大手のTwitterを買収しようとしていたらしい。実現はしなかったらしいけど、Facebookは何を狙っていたんだろうか。

Facebookには、自分のstatusを書き込めるミニブログ機能がある。実は、買収などしなくても、Facebook内でTwitterの機能を使うことができる。Twitterの書き込みをFacebookのstatusに反映させられるFacebookアプリケーションなどがあるからだ。それなりに多くの人がTwitterをFacebookのstatus更新に使っているのを見かける。でも、statusの更新のためにTwitterを買収するとは思えない。きっと何か面白いことを考えたのだろうけど、ちょっと想像できないな。

Twitterはミニブログ(マイクロブログともいう)という単なるつぶやきアプリケーションと考えるか、ゆるやかなソーシャルメッセージングプラットフォームと考えるかで、Facebook内でどう活用されるかが変わってくると思う。私はTwitterをメールとチャットの間に位置づけられるコミュニケーション手段だと思っている。新しいコミュニケーションとしてTwitterがFacebookと融合すると面白いかなと思う。

マネタイズに苦労しているTwitterと資金はあるがなかなか爆発的な収益には結びついていないFacebook。この2つのソーシャルサービスが融合することで、両社が成長路線を描ければよかったのだが。まあ、買収案件がお流れになったので、結局どうなったのかは誰にも分からないけどね。

posted by やすお at 20:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月22日

私のGmailもやっとテーマに対応しました

Twitterやさまざまなブログで紹介されていたGmailのテーマ対応。日ごろからGmailを使っている私の画面もすぐにテーマ対応になると思っていた。

甘かった。大甘ではないが期待すればするほど対応していないGmailの画面を使い続けるのがつらく感じてきた。「グーグルよぉ、もう俺のところも対応していいだろう?」と思っていたのだが、なかなか画面が変わらない。結局1日遅れで私のところにもテーマ機能がやってきた。

期待が大きすぎたのだろうか、いざテーマを変更してみるとなかなか自分好みのものが見つからない。私は仕事でもGmailを使うことがあるので、会社で画面を表示していてもあまり違和感が出ないように、できるだけシンプルな画面にしている。

今回のテーマ対応でもクールでシンプルなテーマはないかなと探したのだが、意外とない。写真を使ったものが好みなのだが、とても会社で使うようなものではない。私は結局Green Skyにしてしまった。水色から緑に色が変わった程度だ。

新しいテーマは今後追加されていくだろう。テーマは個人の好みで画面をカスタマイズできる機能であるが、色弱の人など、目の疾患をかかえている人にとっては、正しく使えるようにするための必須機能になっている可能性が高い。Gmailのようなインターネットサービスはユビキタスサービスを目指さなければならない。そんなときに、グーグルは、たかがテーマかもしれないが、されどテーマなのだということを認識しておいたほうがいいかもしれない。余計なおせっかいかもしれないが。

posted by やすお at 02:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月21日

だから3次元の仮想世界はまだ早いんだってば

グーグルの仮想世界サービス「Lively」が2008年末にサービスを停止する。今年の7月にローンチしたばかりだというのに、もう止めてしまうのだ。決断が早いとほめるべきなのだろうか。それとも、仮想世界に夢を見すぎだと叱責するべきなのだろうか。

私はこの決断は正しいと思う。3次元仮想世界といえば米リンデンラボ社のSecond Lifeがある。マスコミにも大きく取り上げられ、これからは3次元の仮想空間に人が集まり経済活動を行うようになる未来を、ほとんどそれが規定路線であるかのように報じていた。だが、もうSecond Lifeについて語る人はほとんどいなくなってしまった。私も「第6回:仮想世界とユーザーインタフェース − 「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を読んで」で指摘したが、仮想世界は時期尚早なのだ。

3次元空間を自由に動き回るにはまだパソコンの性能が不足している、サービスを提供する側のサーバー性能はもっと足らない。ましてや、携帯電話で3次元仮想空間なんて、もっともっと先の話だ。

3次元仮想空間のコンセプトが悪いわけではない。私はハードウエアの性能とユーザーインタフェースの革新が起これば、3次元仮想空間内での活動は実現すると思う。残念なのが、そのイノベーションは少し遠い将来になることだ。

インターネットが普及しはじめたころ、ASP(Application Service Provider)経由でソフトウエアを提供するサービスが登場した。業務アプリケーションプログラムをインターネットの向こう側に配置して利用するという形態だ。残念ながら当時の回線スピードではなかなか使い物にならず、ASPは衰退していった。

3次元仮想世界サービスもこのASPと同じなのだと思う。ASPは名前を変えて、SaaS(Software as a Service)となって、現在は普及しつつある。インターネット回線のスピード向上がSaaSを普通のコンピュータ利用環境へと変化させたのだ。

3次元仮想空間サービスも、さらなるハードウエアの性能向上と3次元空間を自由に扱えるユーザーインタフェースの改善、3次元空間をオーサリングするツールの向上がなされれば、復旧する可能性は大いにある。何回も言うが、まだ早いだけなのだ。タイミングの問題である。

残念ながら「Lively」は終了してしまうが、きっと少し遠い未来に復活するだろう。そのときが楽しみでもある。

posted by やすお at 01:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月20日

グーグル携帯が2009年前半にも日本で発売されそう

NTTドコモは2009年前半にグーグル携帯を発売するかもしれない。これはグッドニュース。高機能なスマートフォンはソフトバンクのiPhoneとウィルコムのW-ZERO3かWILLCOM 03くらいしかなかった。NTTドコモの参入で日本でもスマートフォン市場が盛り上がるだろう。KDDIもグーグル携帯を発売する計画があるようで、そうなればスマートフォン戦国時代が本格的に始まる。

iPhoneが日本でそれほど売れていないのに、スマートフォンが盛り上がるのか疑問に思う人もいるだろう。私はソフトバンクからiPhoneが出てしまったから、思った以上に出なかったのだと思う。そもそも日本のスマートフォンはウィルコムが牽引してきた。個人市場はすでにウィルコムが握ったと考えてよい。

一方、NTTドコモは、法人に対してかなりの台数を販売するだろう。NTTドコモもブラックベリーで企業向けにスマートフォンを販売しているが、高額で複雑な料金や、バックエンドのサーバーやグループウエアを用意しなければ導入できないことなどが響き、ほとんど売れていないのが現状だ。

市場が求めているのは、普通に使える普通のスマートフォンだと思う。ただし、市場が拡大するためには法人需要をなんとかしなければならない。そこはNTTドコモがなんとかしてくれるんじゃないかなと思っている。そして、法人需要を満足させつつ、法人市場の伸びと連動するように、個人市場も動くだろう。

とにかく、私はグーグル携帯に期待している。iPhoneでもいいのだが、正直なところ、iPhoneは製品として完成されていて面白くない。たとえるなら、iPhoneはミスユニバースで優勝した美人であり完成された美という存在で、グーグル携帯はダイヤの原石のような存在だと思っている。磨けば光る、いや磨いて光らせるところに面白さが出てくるように思っている。もちろん、完全な私見だ。

私の携帯電話のキャリアはNTTドコモだ。できるならキャリアを変えずに、携帯電話を買い換えたい。NTTドコモのグーグル携帯は次の候補となりえる。どんな端末が出るのか、大いに期待したい。できれば、「こんな電話が欲しい−携帯電話とソーシャルメディアが合体したやつ」で紹介した「INQ1」みたいな機種だとうれしい。

2008年11月19日

生存証明−ライフログってことかな

最近仕事が忙しいのでつらいと感じることがある。生きているのかどうかもよく分からなくなっていて、たんたんと機械のように仕事をしている。もともと感情豊かに仕事をするたちではないので、いいといえばいいのだが、悪いといえば悪いのである。

ということで、いつ死んでもおかしくないかもしれないと思ったので、自分が生存していることをどのように証明すればいいのか考えてみた。

家庭や仕事などリアルに会っている人たちには、物理的(医学的)に証明できるので問題はない。見れば分かるだろう。

困ったのはSNSでつながっている人たちにどう伝えるのかだ。もちろん、SNSでつながっている人の中には普段から顔を合わせている人がいるので、きっとその人はSNSの中で、私の生存証明(死亡証明)をしてくれるだろう。しかし、そのSNSフレンドでさえ、私のネットワークをすべて網羅しているわけではない。全員に伝えることはできないのだ。

困った。ならば、ライフログを常に記録し続けなければならない。何かいい方法はないだろうか。FriendFeedには私の活動が記録されるが、これも記録がなければないで、誰かが「最近、あいつのログを見ないなあ」と思うだけかもしれない。むしろ、気が付いてくれたことに感謝するべきで、普通なら気づかれない可能性の方が高いのである。

困った。自分の脈拍とかが定期的にFriendFeedやFacebook、mixiに流れてもらうとうれしいのだが、そんな仕組みはない。自分では作れないので、誰かに作ってもらいたいところだ。

これは、これから迎える高齢化社会にも役立つと思う。特に一人暮らしの高齢者に何かが起こったときに、誰かに気づいてもらう仕組みが必要だと思う。お湯を沸かすポットのお湯が何日たっても減らなければ異常事態が発生していると検知する仕組みがあるようなないようなことを聞いたことがある。アイデアはいいが、何かが発生してから気が付くまで時間がかかりすぎる。異常事態が発生したときは一刻も早く現場に駆けつけたいものだ。だからこそ、リアルタイムに脈拍などを測定し、生存している証拠としてどこかにライフログを記録する必要があると思うのだ。

ちなみに、一般的にライフログというとFriendFeedのように日々の活動を記録するネットサービスのことを意味する。重要なのは活動を記録することだけではなくて、活動がなくなったことを検知することがライフログの役目なのではないかなと思った次第である。携帯電話と組み合わせるとか、なんとか既存のテクノロジーで実現できないものだろうか。

posted by やすお at 03:17 | Comment(1) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月19日

こんな電話が欲しい−携帯電話とソーシャルメディアが合体したやつ

友人の連絡先はどこに格納していますか。私はパソコンのメールソフトやGmailにあるアドレス帳や携帯電話の電話帳で管理している。管理しているといっても、携帯電話には電話をかける相手くらいなのでそれほど多くはない。パソコンのメールソフトには、オフィスのパソコンであれば仕事で連絡を取る相手が記録されているし、Gmailだったら仕事関係も友人もすべてまとめて登録してある。

そして、最近はSNSでつながっている人の連絡先も重要になってきた。SNSの中でしかコンタクトしない人は、メールアドレスも知らないし、電話番号も知らない。へたをすると本名さえ知らない場合もある。デジタルネイティブではない私のようなデジタルイミグラント(デジタル移民)にとって、インターネットで知り合えた人も大切な友人である。何か面白いことがあったら話しを聞いてほしいことがあるし、この情報はあの人に教えなきゃといった妙な使命感みたいなものが湧いてくることもある。なので、いつでも連絡を取れる体制でいたいというのが要望。

もちろん、SNSのモバイル版サービスを使えばコンタクトできるのだが、携帯電話の画面では操作性が悪い。そもそも、日本のガラパゴス携帯電話ではFacebookやLinkedInのような海外のSNSとつなぐことができない場合がほとんどだ。特に、私が使っているNTTドコモの携帯電話はcookieを食えないので、ユーザー認証が必要なサービスはアウトとなる。FacebookやLinkedInがNTTドコモの端末IDによる認証なんかサポートしてくれないだろうし。

愚痴はこれくらいにして、さらに要望を述べると、SNSの友人に連絡を取りたいときにも携帯電話のアドレス帳を使いと思っている。携帯電話を使って誰かに連絡をするとき、電話帳を開いて、相手先の電話番号やメールアドレスを呼び出しているだろう。そのインタフェースでSNSの友人に連絡を取りたいのだ。携帯電話のアドレス帳からSNSでつながっている友人に直接メールを出したり電話したりするイメージである。

友人同士のつながりにSNSはどんどん重要な位置を占めるようになるだろう。それと同様に仕事でのつながりもSNSで表現するようになる可能性がある。そうなれば、SNSと携帯電話は連携しなければならなくなる。

inq.jpgというところで、イギリスの携帯電話事業者の英3(スリー)社は、ソーシャルメディアに対応した携帯電話「INQ1」(写真)を発表した。FacebookやSkype、Windows Live Messengerを簡単に携帯電話で扱えるようになる。IP通信に携帯電話キャリアの電話網を使うモバイル機器ともいえる。とはいえ、電話であることに変わりはなく、携帯電話がソーシャルメディアと密接に連携することを予感させる電話だ。ただし、コンタクト管理はそれぞれのサービスの連絡先を統合することはできていないみたいなので、先ほど私が要望していたすべてのSNSのコンタクト先を一元管理することはできないようだ。

また、INQ1のようなことならiPhoneで実現できるかもしれない。だったら、iPhoneでいいような気がするが、別のソリューションもある。日本には、ソーシャル電話帳ともいえる「Ripplex」というサービスがある。それをiPhoneで使えるようになればいい感じになるかもしれない。Ripplexについては、「Ripplex -- ソーシャルグラフ構築のインフラを狙う」や「アドレス帳ソフトのRipplexは携帯電話だともっと便利になる」を参照してほしい。その記事でも触れているが、Ripplexが携帯電話のアドレス帳の代わりになると、これからのソーシャルメディア時代にはものすごく便利になるのだ。

ということで、Ripplexを搭載した携帯電話があると便利だなと、INQ1を見て思いました。まあ、これもiPhone用のRipplexアプリがあれば十分のような気がするのだが、iPhoneはiPhoneで問題があるので、思い切り個人的ではあるが、NTTドコモの端末で対応してほしいところなのだ。

勝手な意見を書いてしまった。たまにはいいよね。



2008年11月18日

インターネット三河屋さんを実現するには

読みたかった本をやっと入手できたので読んでいる。「次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの」(湯川鶴章 著)だ。実はまだ読み終わっていない。80%くらいまで読み進めたところで、著者の言いたいことは出てきたと思うので、この時点でメモを残しておきたいと思う。

結論からいうと、インターネットマーケティングはサザエさんに出てくる三河屋さんを目指すべきということ。サザエさんの家族状況を把握し、必要なものを必要なときに適正な価格でデリバリーする。これが、現在考えられる究極の姿であり、それを実現するために各プレイヤーが動いているというのだ。

正直なところ、私はインターネット広告に詳しくないので、本書に書いてあることを理解できるかどうか不安だった。読んでみると難しい内容ではなかった。読者ターゲットを広告人以外のところにも設定しているのだと思うが、インターネット広告に携わる人であれば誰でも知っている言葉にも用語解説を付けているなど、初心者向けの親切設計にありがたみを感じた。

で、肝心の著者が伝えたいことであるが、最初に結論を書いておいてなんだが、私は30%も理解していないと思う。本書には「広告マーケットプレイス」「CRM」「デジタルサイネージ」「Web解析」というキーワードがいたるところに出てくる。各キーワードが意味しているところは、どこかで読んだか聞いたかをしているので、それほど的外れな理解はしていないと思う。ただし、これらの技術を核にした「マーケティングプラットフォーム」と言われると、ちょっと腑に落ちる理解ができなかった。

思うに、「マーケティングプラットフォーム」という言葉が意味するものが、読む人によって意味が変わってくるからだと思う。私がイメージする「マーケティングプラットフォーム」と著者が伝えたい「マーケティングプラットフォーム」のイメージは異なっているのだろう。確かに、「マーケティング」や「プラットフォーム」という言葉は広い範囲の意味を表す。この2つの言葉の和であれば、さらに意味するものが広がる。そのあたりで私は頭の整理ができていない。

本書は通勤時間に少しずつ読んでも2日あれば読めてしまうだろう。私はもう1回読み直して、もう少し理解を深めたいと思う。すぐに読めるが、内容が浅いわけではなく、エッセンスだけしか紹介していないだけなのだ。著者が重要なプレイヤーになる企業のWebサイトを紹介している。本書から得るものは、これらのWebサイトを覗いてから、さらにもう1回読み直すことで理解できるような気がする。





posted by やすお at 02:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月15日

ミニブログのTwitterが収益をあげるために必要なこと

ニュースサイトのCNETに、実に興味深い記事が載っていた。「Twitterが生き残るために--ビジネスモデル10案」という記事なのだが、勝手にTwitterの収益モデルについて考えたものだ。ここで挙げたビジネスモデルのどれがTwitterにとって有益なのかアンケートも実施しているので、投票してみるのも面白い。

私は、「企業バージョン」に投票した。最近の企業情報システムはいわゆるWeb2.0の機能を取り込んでいる。社内SNSや社内ブログといった、社員同士が情報を発信し共有するというスタイルがどんどん普及している。昔はグループウエアで情報共有をしていた、ちょっと前は社内情報ポータルだった。そして今度は社内SNSで情報共有をするようになってきたわけだ。

Web2.0系のサービスでまだ企業内に取り込まれていないのは、Twitterのようなミニブログだ。ミニブログはマイクロブロギングサービスともいわれるが、自分のつぶやきをどんどん公開するサービスである。書き込みに対してフォローすると、RSSリーダーで最新記事を読むのと同様に、フォローした人の最新書き込みをチェックすることができる。

Twitterのようなミニブログのいいところは、短いメッセージを短時間に大量の人に伝えられることだ。私自身の経験だが、ニュースを一番先に知るのはTwitterであることが増えてきた。地震速報よりも先に地震情報を得ることもあった。Twitterはマスメディアほど同時に大量の人に情報を伝えることはできないが、Twitterには誰に情報を伝えたのかが分かる。つまり、特定のユーザーは誰をフォローしているのか分かるので、情報を欲している人にだけ必要な情報を届けることができるのだ。また、140文字以内のテキストしか送れないことが逆に利便性を生み出している。

Twitterを企業に導入すると、社内ブログや社内SNSと似た機能を提供できる。社内ブログは記事を投稿するのにまとまった時間や気合みたいなものが必要だが、社内Twitterは思いついたときに思いついたことをポストすればいい。読みやすさなんかも無視していい。どうせ140文字しか送れないのだから。しかも、お互いがフォローしていれば、それは社内SNSでつながりがあることと同じになる。擬似的な1対1のコミュニケーション(チャット)も可能になる。

実は、企業向けのTwitterはすでにある。Yammerというサービスがそうだ。このブログでも何度か触れている。Yammerは企業情報システムで必要なものを着実にリリースしていきている。例えばグループ機能などだ。TwitterもTwiccoというグループ機能をリリースし、特定のグループで特定の情報共有をする機能を実現した。社内で使うには高いセキュリティレベルを維持する必要があるので、そのままでは社内に導入することはできないだろうが、やりようはありそうな気がする。

情報共有を含む社内コミュニケーションの効率を上げるために、ミニブログを企業に導入する動きが2009年以降に出てきそうな気配である。先行するYammerは2008年のTechCrunch50で優勝したサービスだ。世界中が気になっているサービスといえなくもない。

◎参考記事






posted by やすお at 19:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月15日

デジタルコンテンツを無料で公開するということ

Web上でデジタル形式で提供されるコンテンツには、音楽や新聞記事、雑誌記事、コミック、書籍、映像などさまざまなものがある。ニュースサイトで公開されているニュース記事などのほとんどは無料で入手できる。音楽は有料で販売されているケースがほとんどだが、最近ではストリーミング配信であれば無料で1曲まるごと聞くことができるようになった。

デジタル化された雑誌記事やコミックなどは有料で販売されているが、これらも音楽と同じ運命をたどるのだろうか。きっと長期的にはそうなるだろう。では、デジタルコンテンツの価値はどこにあるのだろうか。音楽であれば、やはりCDの売り上げに結びつくかもしれないし、ライブに来てくれるお客さんが増えるかもしれない。でも、新聞や雑誌記事の場合、テキストを読んだらそこで完結してしまう。ライブのような仕掛けが作りにくいのだ。もちろん、新聞社のセミナーが、音楽業界でいうところのライブにあたるのだろう。しかし、ニュース記事はほとんどの場合、1度読んだらそれで終わりである。つまり、基本的にはニュース記事はフロー情報なので、手元に残しておく必要がないのだ。これが音楽だったら自宅で聞いたり、iPodなどで聞いたりという再利用の仕方がある。映像も同じだろう。気に入った映画などはDVDで買いなおしたりする。

テキスト情報を中心としたニュース記事は、資料として切抜きを保存する用途はあるが、音楽や映像のように何回も繰り返して読み直すことはしない。新聞社や出版社は記事本体で儲けるのではなく、セミナーなどで儲けるしかなくなるのだろうか。ちょっと違うような気がするが、音楽業界が楽曲だけでビジネスが成り立たなくなったようなことが、あらゆる業界で起こるのかもしれない。

これから何が起ころうとしているのか、まだ頭の中で整理できていませんが、デジタル化できるコンテンツは、売り方をがらりと変えないといけないだろう。市場が小さくなる方向に変わってしまう可能性だってある。それをどう乗り越えるか、コンテンツ産業に携わる人の手腕が問われる。

ビヨンセの曲をFacebookアプリケーションのiLikeで聞けたりするものだから、コンテンツ産業はどうなるんだろうと考えてしまった。一般消費者にとっては低コストで音楽を聞けるのは歓迎すべきことだが、これでアーティストが育たなくなると楽しみを奪われてしまうわけだから、結局は自分のためにならない。難しいところだ。

posted by やすお at 03:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月14日

リアル世界に進出するSNS

子供の遊び場は部屋の中かもしれないが、大人の遊び場はバーである。おっと、これは言いすぎか。とにかく、バーでお酒を飲むというのは、ちょっとした大人のたしなみである。友人たちと語らい、バーテンダーと語らい、恋人と語らい、酒とも語らう。まさに社交場である。

「一杯おごるから、ちょっと俺の話を聞いてくれよ」そう言って、一人の男がバーテンダーにバーボンを注文する。男たちは、ぐいとバーボンをのどに滑らせ、落ち着いたところで話を始める。

そんな素敵な体験をなるべくたくさん作りたい。そんなことを考えたかどうかは定かではないが、「Bar Tab」というFacebookのアプリケーションでは、フレンドに一杯おごることができる。Facebookではバーチャルギフトを贈ることができるが、これはリアルに贈り物ができる。遠くはなれた友人と酒を酌み交わすのは容易ではない。Bar Tabならどちらか片方がバーにいれば、おごることができる。別のバーにいながら、飲み物を送りあうといったこともできる。ここまでできれば、バーチャル飲み会である。心の底から楽しめるかどうか分からないが、面白そうである。

そういえば、日本のmixiもマイミクに年賀状を送るサービス「ミクシィ年賀状」を開始した。SNSはよりリアル世界とのつながりを深めるのかもしれない。

友人を続けるには、こまめに話しかけたりするのもいいが、効果的なのは贈り物をすることだと思う。知り合いからプレゼントをもらっていやな顔をする人はいない。Facebookなどはバーチャルなギフトを送ることができるが、実際に手で触れるものをもらったら、数倍うれしいのではないだろうか。

Bar Tabやmixi年賀状は、贈り物をする心はインターネット経由で届け、物理的なものは本当に届くようにする。なかなかいい仕組みのように思えてきた。

私はデジタルネイティブではないので、バーチャルギフトでは物足りない。やはり物理的に触れるものでないと受け取ったという気がしないし、贈る場合もなんかしっくりこない。こんなデジタルイミグラント(デジタル移民)にとっては、バーチャルとリアルを結ぶ架け橋のようなサービスは受けると思う。Bar Tabは今のところ米国アリゾナ州のみのサービス。日本でもサービスを開始してくれたら楽しいのになあと感じる。



posted by やすお at 01:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月13日

子供たちにもっと他人と触れ合える遊び場を

デジタルネイティブの続きではないが、少しだけ関係ある話をします。番組では、ビデオチャットのシーンがよく登場しました。ビデオチャットがかなり一般的になっているのだなあと驚いたこともあるのですが、それ以上に、チャットの相手がネットだけでの交流で完結しており、実際に会ったことがないということでした。テキストだけのチャットと異なり、ビデオチャットでは音声で会話をするので、文字情報以外のノンバーバルなコミュニケーションができます。もちろん、実際に顔を合わすのと同等とはいいませんが、限りなくリアルに会っているのに近くなると思います。

子供たちがビデオチャットをすることを、親の世代の常識から見るとどうなるでしょうか。おそらく、部屋にこもってパソコンばかり触っている。もう少し友達と遊んだらいいのに。といった感情を持つと思います。そこは、デジタルネイティブ世代と感覚がずれていることの1つだと思います。デジタルネイティブらは友達と"会って"会話をしているのだから。

なので、いっそのこと子供たちの遊び場をインターネット内につくってしまえばいいかなとも思ってしまいます。最近は、子供同士が集まって遊んでいるシーンを見かけることが少なくなりました。今にはじまったことではないですが、少子化の影響や親の安全指向、ゲーム機の普及などさまざまな原因があります。子供たちが集まっている場所というと、ショッピングセンターのゲームコーナーくらいで、機械に向かってカードゲームやメダルゲームをしていることが多いようです。私の息子もショッピングセンターのゲームコーナーでポケモンバトリオとか、ちょっと前ならムシキングや恐竜キングといったカードゲームで遊んでいました。

外で遊ばせるのが危険だと考えている親もいるので、どんなことがあっても「子供は外で遊ばせろ」と言うつもりはありません。だったら、せめて部屋の中で友達と触れ合う機会を増やすことを考えるべきだと思います。冒頭のビデオチャットの話は子供たちが気軽に集まれる場所を作るのに役立つのではないかと思うのです。

機械に向かって遊ぶメダルゲームではなく、子供たちには他人と触れ合える遊びをしてほしいと思います。複数人で遊べる人生ゲームのようなボードゲームやトレーディングカード、トランプなどはインターネットを通じて知り合えた友達と一緒に遊べるのではないかと思います。ビデオチャットで相手の顔色を見ながら対戦するのは、同じ場所に集って遊ぶより臨場感は減少しますが、一人で遊ぶよりよっぽど子供たちのためではないかと思います。

私の息子は「バトルスピリッツ」というトレーディングカードゲームにはまっています。遊ぶ相手がいないので、遊ぶのは私がいる土日だけという悲しい現状です。こんなとき、他の人とも対戦できる場があればいいのになあと実感しています。

先日、ショッピングセンターの玩具売り場でバトルスピリッツのイベントがあったので参加してきました。そのイベントで、私以外の人と対戦する始めての機会がありました。やはりというか想像通りなのですが、息子はとても生き生きして対戦していました。結果は負けでしたが、強い人と対戦できたことが楽しかったようです。やはり人との交流は大切ですね。

最近の子供たちは忙しいので、ゆっくり友達と遊ぶ時間もありません。そんなとき、インターネットを中心としたテクノロジーが子供たちの発育に役立つのであればどんどん使っていいのではないかと思います。もちろん危険もあるでしょう。そこは、デジタルネイティブ世代が危険を察知する能力を個々に磨いていく必要があるかなと思います。残念ながら親の世代はデジタルネイティブ世代に対して、子供たちが直面するインターネットでの危険をあらかじめ伝えることができません。ただ、あまり過保護にするのもいかがなものかとも思います。人間が本能として持っている危機回避能力に期待してはいかがでしょうか。きっとデジタルネイティブ世代は彼らなりの危機回避能力を身に付けていると思います。親世代が心配することはないのかもしれません。

posted by やすお at 02:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月12日

デジタルネイティブ度55%の俺だけど、ちょっと言わせてもらおう

NHKスペシャルで放送された「デジタルネイティブ」についてたくさんのブログで感想などが書かれている。予想通りというか、「物足りない」といった少しネガティブな意見が多かった。これは、私も感じたことである。

ブログに書いている人はそれなりにデジタルと慣れ親しんでいると考えてよいだろう。そのような人を番組は満足させることができなかった。その結果、感想として「続編を期待する」「これで終わりじゃないよね?」という意見になっていく。私も続編を強く希望する。次は、デジタルネイティブが社会人になったときに、デジタルネイティブではない人々にどのような影響を与えるかを知りたい。それも、少年がCEOをしている話ではなく、その少年が22歳のときにどのような仕事をしていて、実際に職場に配属されたときにどのような振る舞いをするのかを見たい。デジタルネイティブだからといって、全員がベンチャー企業で働くわけではないだろう。大企業に勤めるデジタルネイティブだっているに違いない。そんな普通の企業で普通に働くデジタルネイティブの姿を見てみたい。

「デジタルネイティブ」は特別な存在ではない
と前回のエントリで書いた。デジタルネイティブを物心がついたときにはインターネットがあった世代だとすると、単に新しい世代が将来は台頭するよと言っているにすぎない。デジタルネイティブが次代を変えるといわれても、当たり前すぎるのだ。常に若い人が次代を変えてきたのだから。

今となっては40歳を過ぎたおっさんも、かつては"新人類"と呼ばれていた。旧世代の人類とは価値観などがまったく異なるので、同じ人類とはいえないから新人類と呼んだわけだ。これから20年以上たった現在、新人類は普通に会社組織になじみ仕事をしている。長期的に見れば、新人類以前の人はどんどん引退しており、新人類が普通になってしまっただけかもしれない。そして、20年後は新人類も引退し、デジタルネイティブが普通になる。この現象は今にはじまったことではない。これまでも「世代交代」と呼んできた現象だ。新人類からデジタルネイティブに世代交代するだけなのだ。

古代から「いまどきの若い者は...」と言われていたようだ。きっと、デジタルネイティブ世代が就職するようになるころには、彼らは「いまどきの若者」といわれるに違いない。インターネットがあるから特殊なわけではない。もちろんインターネットが及ぼす影響は大きいだろうが、仮にインターネットがなくても新しい世代は古い世代になかなか理解されないものである。それも含めて世代交代なのだから。

ということで、デジタルネイティブ自体の切り口は面白かったので、本当に続編を期待している。ぜひぜひぜひ制作してください。ガートナーが考えるデジタルネイティブについてもっと紹介してほしいしね。

posted by やすお at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月11日

「デジタルネイティブ」は特別な存在ではない−NHKスペシャルを見ての雑感

2008年11月10日(月)の午後10時から放映されたNHKスペシャル「デジタルネイティブ」は、将来、私たちがどのようにインターネットとかかわっていくのかを見せてくれたのだろう。ただし、正直なところ何がすごいのか分からなかった。伝えたいキーメッセージを見つけられなかった。自分にとって今回のNHKスペシャルはまったく満足できなかった。番組には期待していたのだが残念だ。

SNSを駆使して自分のビジネスを進めていく13歳の少年や、SNSで世界中の社会運動家をまとめる組織をつくったウガンダの青年、日本代表として、はてなの近藤氏がデジタルネイティブ(Digital Natives)として紹介されていたが、この人たちの共通点が分からなかったのだ。しいて言えばインターネットがなければ実現できなかったであろうことを、インターネットを空気のように思っている世代が使いこなしたといったところだろうか。

新しい技術は常に生まれてくる。そして、それを使いこなすのは常に若い人たちだ。これは、インターネット特有の話ではない。パソコンが登場したときも若い人が使いこなした。さすがに今では見かけない光景であるが、ワープロが使えないので、上司が手書きで作成した資料を若い部下がパソコンで清書したり、メールソフトの使い方が分からないので、若い秘書がすべてのメールの送受信をしていたり、笑い話になりそうなことが実際にあった。

現在の新しい技術はインターネットであり、インターネット上で動いているSNSのようなサービスである。デジタルネイティブといっても、現在の新しい技術を若い人が使いこなしているだけではないだろうか。番組でデジタルネイティブとして紹介された人は、特に特別な人に見えなかった。SNSの機能を普通に使っているだけにしか見えない。インターネットで遠くの人とコミュニケーションできるのは、すでに10年以上前から実現されている。SNSが登場したことで、見知らぬ人とコネクトしやすくなったのは事実であるが、それだけである。

番組では、デジタルネイティブの特徴として、下記を挙げていた。

  • 現実とネット 区別しない
  • 情報は"無料"と考える
  • 年齢・肩書き・所属 重視しない

現実とネットを区別しないというのは新しい感覚ではある。でも、インターネットのサービスをどんどん人が使うようになっていけば、現実とネットを区別しないようになるのは必然である。現在その感覚を持っていることは特別な存在になるかもしれないが、本や音楽をネットで購入するのがめずらしくなくなっているのを考えると、ネットだからとかリアルだからと考えている人は、もうすでに少数派になっているのではないかと思うくらいだ。

また、番組中では、「情報は"無料"と考える」については何も言及されていなかったと思う。この情報の価格というテーマは別途考えてみたいが、デジタルネイティブだから情報は"無料"と考えているのかどうか疑問だ。

最後の「年齢・肩書き・所属 重視しない」というのも、今に始まったことではない。インターネットが民間に開放される前から、パソコン通信の世界ではそれが常識だった。パソコン通信では、今ほどソーシャル機能が充実していなかったので、コミュニケーションする相手の属性を知ることが困難だったことはある。それを差し引いても、ネットの文化として、コネクトしたもの同士は対等であるという考えを改めて挙げただけにすぎない。

とはいえ、物心ついたときからインターネットを使える環境があった人間は、私のように大人になってからインターネットに触れた人間とは、コミュニケーションなどにおいて感覚が異なっているのも事実だろう。しかし、古いタイプの人も恐れることはない。先ほども書いたが、インターネットという新しい技術を使いこなした新しい人がいるだけだ。番組のサブタイトルは「次代を変える若者たち」とある。新しいテクノロジーを自分のものにした若者が次代を変えるのは歴史の自然な流れである。現在が特殊なのではないのだ。



【お楽しみ情報】
番組のWebサイトでは、デジタルネイティブ度を診断するテストがあります。ちなみに私は55%でした。はい、古いタイプの人間です。

【追記(2008年11月12日)】
デジタルネイティブが特別な存在ないことについて、言いたいことを書いてみました。あわせてお読みいただければと思います。

◎デジタルネイティブ度55%の俺だけど、ちょっと言わせてもらおう

posted by やすお at 03:16 | Comment(0) | TrackBack(2) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月10日

ヤフーのビジネスSNS「CU」に招待してもらいました

同僚からヤフーのCUに招待してもらいました。この場を借りてありがとうと言わせていただきます。

さて、CUですが、思った以上にシンプルな画面ですね。SNS一般に言えることですが、登録したはいいものの、そこで何をすればいいのか分からないというのがあります。CUも同じものを感じました。ぱっと見た印象だけですが。

その何をしたらいいのか分からないというSNS特有の課題をどう解決するのか、公開ベータになるときに見てみたいと思います。また、ビジネスSNS特有の課題も過去記事「ヤフーのCUはLinkedInのライバルになるのかなあ」で指摘した。これをどう工夫するかはともかく、CUがどう変化するのかも見たいと思います。

まだ登録しただけなので、詳細なレビューは後ほど。

posted by やすお at 07:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年11月08日

ニュース投票サイトのredditが日本語化していた

Diggのようなニュース投票サイトはいくつかありますが、日本以外の企業が提供するサービスは英語のものばかりです。最大手のDiggでさえ日本語のメニューを用意していません。そんな中、いつからかは分からないけど、知らない間にreddit.comはメニューを日本語化していました。Facebookの日本語化のように翻訳ボランティアを募り翻訳をしているようです。まだ完全ではないのですが、笑えるほど不自然な日本語訳もなく、十分使えるレベルにあります。

ただし、reddit.comに投稿されている記事は英語のものがほとんどなので、日本語の記事を投稿してもまったく目立ちません。自分が何か面白い記事はないかと思っていても、英語の記事が見つかるばかり。もちろん、時には英語の記事をじっくりと読まなければならないときもあるでしょう。しかし、大方の日本人は日本語で記事を読みたいはずです。そんなときは、「個人設定」で、内容表示用言語を設定することで日本語の記事だけを表示することができます。2008年11月現在、日本語の記事はほとんどないのが残念です。

国内でサービスを展開しているところは、Newsingをはじめとするいくつかのサービスがあります。私はNewsingを見ることが多いですが、残念なのは面白い記事を投稿するというイメージが先行しているのか、どちらかというとネタ系の記事がほとんどである。もっと大人のサービスにならないのかなあと思いながらも、自分が投票した記事も実はネタ記事がほとんどだったりします。FunnyではなくInterestedな記事がどんどんアップされるようになると、日本のサービスも大きくなるのかなと思います。

話は戻りますが、ニュース投稿サイトは、比較的シンプルな機能だと思います。サービス事業者ごとにサービスを差異化することはそれなりにむずかしいでしょう。欧米のサービスにもかかわらず日本語化しているのは、日本人ユーザーを取り込むのに武器になると思います。細かな配慮があるサービスはいいですね。また使おうと思ってしまいます。

posted by やすお at 02:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。