2008年10月31日

OpenIDがきてるよ

OpenIDにかかわる動きがあわただしい。前回のエントリで書いたように、MicrosoftがWindows LiveのIDをOpenIDとして使えるようにすると発表したかと思えば、続いてGoogleもGmailのメールアドレスをOpenIDとして使えるようにした。そして、日本では日本国内における普及、啓蒙を目的とした業界団体「OpenIDファウンデーション・ジャパン」が2008年10月1日に設立されている。2008年にOpenIDが動き出したことを受けてかどうか分からないが、今後の取り組みについて記者会見を開いた

Yahoo!はすでにYahoo! IDをOpenID化しているので、これで大手インターネット関連企業が持っているサービス向けの独自IDはOpenIDとして使えるようになった。ただし、各社はOpenIDのプロバイダとして提供しているにとどまり、他社が発行したOpenIDでは自社サービスにログインできないようにしている。この片方向でしか接続できないというのは前回のエントリで書いたとおりだ。実に中途半端である。

OpenIDを発行するプロバイダだけ増えて、肝心のユーザーは何を基準にOpenIDプロバイダを選べば良いのか戸惑ってしまうのではないだろうか。OpenIDと騒いでみても、ちょっと便利にWebサイトが使えるくらいで、結局は自社サービスを使わせるための方策でしかないのかもしれない。

インターネット上でのユーザー認証はものすごく重要な機能になる。だれもが必要な機能だと認めながら、安全に処理するにはシステム的に苦労をするところでもある。まして、ECとからむと、そのOpenID保持者自体が安全かどうかなども、しかるべきWebサービスがしかるべき方法で情報をとりだせなければならない。OpenIDの拡張でセキュアなOpenIDが発行される可能性もあるが、もっと先の話である。

なんだかんだ言ったが、現在のOpenIDではまだ力不足なのである。いいところまで来ているけどね。



posted by やすお at 02:17 | Comment(0) | TrackBack(2) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月30日

オープン化なのか、新たなる囲い込みなのか

マイクロソフトが開発者会議(Microsoft Developer Forum 2008)を開催しているので、Microsoftネタがつきることはない。今回注目したいのは、インターネットにおける個人認証方法についてだ。OpenIDというものがじわじわと普及してきているのだが、マイクロソフトがOpenIDをデファクトスタンダードだと認め、マイクロソフトのWindows LiveのIDでOpenID対応のWebサイトにログインできるようにするというのだ。

注意しなければならないのは、今回の発表では、Windows LiveのIDでマイクロソフト以外のWebサイトにログインができるようになることを言っているだけなこと。他のOpenIDプロバイダが発行したIDでWindows Liveのサービスが使えるわけではない。もっと簡単に言うと、「Windows LiveのIDを取得しておけば、マイクロソフトのWebサービスだけではなく、他のWebサービスも簡単に使えるようになりますよ」と言っているだけにすぎない。将来的にはYahoo!やOpenID.ne.jpなどが発行したOpenIDでWindows Liveサービスを利用できるようにするのだろうが、今回の発表ではそこまで踏み込んでいない中途半端な内容になっている。

そういえばマイクロソフトは「.NET Passport」というIDを発行していた時期があった。これは現在のOpenIDと似たもので、.NET Passportさえ持っていればインターネット上のどのサービスも使えるようにするのをゴールとしていた。残念ながら.NET Passportに対応したWebサイトはそれほど増えなかったため、インターネットの個人認証を.NET Passportで統一するという野望は夢と消えた。

.NET PassportはWindows Liveへと進化したわけであるが、その役目は今のところ昔の.NET Passportとそれほど変わらない。変わったのは、OpenID対応Webサービスが増えているのを事実として認めて、マイクロソフト自らはOpenIDプロバイダの1社として立ち振る舞うことだ。これは賢い判断である。

ただし、先ほども書いたが、他のOpenIDプロバイダが発行したIDでWindows Liveを使えないのはいかがなものか。今のところWindows LiveがOpenIDになったといっても、Windows Liveサービスのユーザーにしかメリットがない状況である。結局は、一定の利便性向上をユーザーに与えながらも、Windows LiveのIDでユーザーを囲い込んでいるようにしか思えない。異なるWebサービスを1つのIDで認証する仕組みは誰もが欲しがっている。その世界を提供できるのは今のところOpenIDくらいしかないのだが、IDの発行元がいろいろ制限を付けてしまうと一気に利便性は下がる。そのあたりを考慮してOpenIDプロバイダになってほしいところだ。

結局、Webサービスのシングルサインオンが実現されるのはまだまだ先の話になりそうだというのが分かった。難しい問題だから時間がかかるのはしかたがない。OpenIDを支持するのであれば、徹底的に支持を表明してほしいものだ。



posted by やすお at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(2) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月29日

mixi年賀状のアイデアはすばらしい、問題は会員が使う気になるかどうかだ

2008年10月28日にmixiの新機能が発表になるというので、朝から期待していたところ、「ミクシィ年賀状」のニュースが朝からちらほらと配信されていた。第一印象は、華々しさはないが、日本のコミュニティサイトとしてはごくまっとうなサービスだなあというところ。決して否定的な意味ではなくて、どちらかといえば、私は肯定的に考えている。

日本人の年賀状を送る習慣(リアルビジネス)をインターネットサービスと融合させた好例だと思う。大昔に言われた「クリック&モルタル」という言葉を久しぶりに思い出してしまった。実際にはクリックはmixiで、モルタルは郵便事業会社にあたるので、当時のクリック&モルタルとは意味が違う。Web2.0時代のクリック&モルタルということになるだろうか。

mixiなどのSNSサービスとリアルビジネスが連携する例はこれからも出てくると思う。mixiにしても年賀状だけでなく、郵政事業会社と連携するなら暑中見舞いにも応用できるし、小売店と連携すればお歳暮やお中元、誕生日プレゼントなどギフトを贈るのにも使える。やはり、モノを贈るというのは、シチュエーションによっては問題もあるけれど、たいていの場合は相手に喜んでもらえるものだ。SNSというインターネットでの人間関係をさらに深めるために、実際にモノを贈ることができるのはいいことだと思う。

今回のミクシィ年賀状に問題があるとすれば、実際に会員が使うかどうかだ。正直なところ、mixiでリアルな年賀状を送るくらいなら、mixiのメッセージで年賀状を送ったほうが手っ取り早いのではないだろうか。個人情報保護の観点から、リアルな年賀状を送るのも受け取るのもそれなりの手間がかかる。面倒な操作を乗り越えて年賀状を送る人がどれくらいいるのか気になるところだ。追い討ちをかけるようだが、デジタルデータでしかないバーチャルギフトに価値を見出すことができる若い世代が確実にいる。彼ら彼女らにとって、リアルの年賀状を出してみようという動機付けにはならないかもしれない。

しかも、受け取る側から見ると、贈られてきた年賀状を受け取らないという選択ができるのも気になるところ。もちろんスパム年賀状対策として受けて側に受信の可否を聞くのは当然だと思う。でも、贈った側からすると、自分が送った年賀状が拒否されたことが分かったら、「マイミクだと思っていたけど、何か嫌われているのかな」と余計な心配をしてしまうことになるだろう。これが元で騒動になる可能性もある。よくよく考えてみると危険な機能なのかもしれない。

でもでも、インターネットとリアルビジネスとの連携はこれからもたくさんの例が出てくると思う。私は楽観的に考えているので、マイミクに年賀状やプレゼントを贈れるようになるともっと楽しくなると考えている。年賀状だけでなく、誕生日プレゼントやバレンタインデー、ホワイトデーなどの贈り物は、mixiでということになるかもしれない。それはそれで面白いと思う。リアルにモノが売れるようになるので、経済を活性化させるのに貢献するだろうし。

とにかく、ミクシィ年賀状はどうなるか注目してみたい。ぜひ、ミクシィは送られた年賀状の枚数などは公開してほしいと思う。


◎関連記事


posted by やすお at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月28日

海外のSNSを使うと日本以外の文化も身近になるね

ハロウィンですね。ショッピングモールなどはハロウィンの飾り付けで、オレンジ色のカボチャだらけです。正直なところ、ハロウィンって何のお祭りなのか分からないのですが、それでも何か楽しい気分になれます。きっと日本人はお祭りが好きなのでしょう。

Facebookなど海外のSNSを使っていると、必然的にハロウィンなどで盛り上がります。もちろんハロウィン以外にもイベントがあるので、まだ日本では知られていないものも思いがけず知ることができます。もちろん、欧米のお祭りはWebサイトを検索すればたくさんヒットするのですが、祭りは人が騒ぐことで祭りになるもの。人の活動を感じられるSNSだとライブ感が伝わってきます。

私も調子に乗って、FacebookのSuperPokeというアプリケーションを使って、フレンド全員にハロウィンに関するものを送ってしまいました。フレンドの方々、ぜひ受け取ってみてください。

さて、イベントは楽しいものだけではありません。911同時多発テロのような悲しい記念日もあります。9月11日は追悼の意を表す人がFacebookでは多かったことをここに記録しておきます。911も日本ではすっかり歴史の教科書の中に埋もれてしまいまいたが、米国ではまだ思い出にするには早いのです。そんな空気もフレンドを通じて感じることができました。

特に、このエントリで何かを主張しようとは思っていません。他者を知るきっかけを持つことはすばらしいことなんじゃないかなと思って、つらつらと書いてみました。世界平和につながるかもしれないし、日本にいながらにしてさまざまな考え方を吸収するチャンスをFacebookなど世界展開しているSNSが与えているかもしれません。
タグ:海外文化 SNS


posted by やすお at 02:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月28日

静かを主張する赤いポッチの憎いやつ、その名はThinkPad

AMN主催の「ThinkPadブロガーミーティング」に参加したことは、以前のブログで報告しました。そこでThinkPadを2週間借りられるモニタープログラムがあったので申し込んで見ました。貸し出し期間は2008年10月23日から30日までの2週間。借りることができた機種は、ビジネス向けでは定番の「ThinkPad T500」です。ハードウエアのスペックなどはレノボのWebサイトの方が詳しいので、ここでは説明しません。あくまでも使った上での感想を紹介します。
 
まず、驚いたのは静かなこと。オフィス内は昼間だと電話の音などガヤガヤとさまざまなノイズが耳に入ります。しかし、残業中など遅い時間になるとオフィス内は静かになり、昼間は気にしなかったノイズが気になり始めます。最近のパソコンは静かになってきているとはいえ、ファンの音など耳障りな音を発します。ThinkPadは静か、とても静か。夜遅い時間のオフィスだけでなく、一般家庭でも夜遅くに一人で使うのに、家人に迷惑をかけることがありません。
 
私が家で使っているのは6年前に購入したノートパソコンなのですが、それと比べると比較にならないくらい静かです。6年前のパソコンと比べるのもどうかと思いますが、他に比べる対象がないので勘弁ください。で、静かなことは仕事に集中するのに役立つのですが、パソコンで音楽を聴くのにも役立ちます。私はこうしてブログを書いている間、Last.fmでストリーミングされる音楽やハードディスク内に溜め込んだ楽曲をMediaPlayerで再生して楽しんでいます。夜だとなかなか大きな音で再生できないのですが、あまり音量を絞ってしまうと、ファンの音などが気になって、音楽自体がノイズになってしまいます。私が使っている6年前のノートパソコンがそうでした。でも、ThinkPadは違います。音を絞っても音楽だけが聞こえます。おそらく、スピーカーの性能も私の6年前パソコンとは違うのでしょう。正直なところビジネス向けが中心のThinkPadで音楽を聴くことについては期待していませんでした。でも、私の6年落ちノートPCより音質がいいのです。なんということだ!私の愛機が勝っているところがないじゃないか。まあ、6年前のパソコンと比べるほうが悪いのですけどね。
 
次に、ThinkPadといえば赤いポッチです。ポインティングデバイスなのですが、これは本当にいい。ThinkPadモニタープログラムで借りているからほめているわけではありません。赤いポッチは「TrackPoint」といいます。マウスの代わりなのですが、非常にスムーズにマウスカーソルを意図したところに動かすことができます。私は10年位前のThinkPadのユーザーでして、その時もTrackPointの感触に驚いた覚えがあります。10年前のTrackPointと比べるとさらに進化しているようで、久しぶりに使った割には普通に使えてしまいました。結局、モニタープログラム期間中、マウスをつなげる必要はありませんでした。TrackPointはそれくらいいいのです。借りているThinkPadにもともとマウスが付属していないことからも、レノボのTrackPointに対する自信が分かります。
 
マウスが不要ということは、モバイルシーンでものすごい武器になると思います。多くのノートパソコンはパッドをスリスリしてマウスカーソルを動かすインタフェースを持っています。でも、外出中ならともかく、社内でノートパソコンを会議に持ち込んだりした人の多くは、マウスをつなげてパソコンを操作しているのではないでしょうか。マウスはかさばるデバイスです。そんなものを持ち込まなくても、ノートパソコンにはじめからついているポインティングデバイスでマウスと変わりない操作ができるのです。ThinkPadは持ち運んで使うノートパソコンとして優れていると思います。ただし、世の中はタッチパッドじゃないとダメな人も多いようです。ThinkPadにはTrackPointだけでなく、タッチパッドも備えています。個人的にはTrackPointだけのモデルがほしいところです。
 
さて、このTrackPointですが、ノートパソコンに搭載するだけではもったいないかなと思います。携帯電話に搭載すると便利になるのではないでしょうか。スマートフォンでは現在の方向キーだけでナビゲーションするのは結構つらいものがあります。iPhoneのようにタッチパネルもいいのですが、何かを正確にポイントするにはマウスカーソルのようなものが欠かせません。場所をといらないTrackPointですから、携帯電話に搭載することでスマートフォンを楽に操作できるようになると思います。
 
ポストパソコンは携帯電話だと言われてきました。パソコンに替わる機能を持つのははスマートフォンです。これまで、スマートフォンはお世辞にも使いやすいナビゲーションではありませんでした。iPhoneで変わったとはいえ、まだまだというところではないでしょうか。少なくともナビゲーションにおいては、TrackPointがスマートフォンに搭載されることでスマートフォンのユーザーが増えるような気がします。GoogleはAndroid携帯を出しています。レノボもAndroidまたはWindows Mobileの端末を出してみてはいかがでしょうか。ThinkPadのデザインをした携帯電話って格好いいと思うんだけどなあ。だめでしょうか。法人向けの需要は結構あるのではないでしょうか。

というところで、ThinkPadレポートは終わりです。もっと書きたいことはあるのですが、あまり書くと宣伝っぽくなってしまうので、個人的に気に入った2点、静かなところと赤ポッチ(TrackPoint)についてレポートしました。

最後に、悪いところは特になかったです。あえて指摘するなら、ディスプレイの解像度が高くて、表示される文字の大きさが小さく見えることです。視力が衰えてきた人にはこの文字の小ささはつらいところがあります。まあ、フォントの設定でなんとかなるのですが、それをやらなければならないのは40歳以上の人には苦痛以外のなにものでもありません。不満な点はそれくらいでした。

posted by やすお at 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月24日

SNSが歳をとるとどうなるでしょうか

先日、○○回目の誕生日(ちなみに成人式を2回ほど程度)を迎えたからではないですが、私はSNSとどのように関わっていくべきか考えてみました。人は必ず1年で1歳の歳を取ります。これは避けられません。

SNSの歴史は浅いので、インターネットを素直に受け止めることができた若年層がSNSユーザーのほとんどを占めているのが現状ではないでしょうか。2006年のデータですが、Mixi会員の年齢構成を見てみると、30歳以下の会員で70%を占めます。2年経った2008年はどうなっているでしょうか。おそらく傾向はそれほど変わっていないと思います。30歳以上の割合が数パーセント増えたかもしれません。もしかすると、2年前は高校生で規約ではMixiに入れなかった人がどんどん会員になっているかもしれません。そのため、40歳以上の会員は割合で見るとそれほど増えていない可能性もあります。

では、時計の針をもっと先に進めてみます。まず、日本では少子化の影響で新しい会員を増やすのは難しくなるでしょう。また、現会員は冒頭で言及したように、毎年1歳ずつ歳を取っていきます。すると、どんどん高齢者(SNSの会員の中では)の割合が高くなるでしょう。もちろん退会する人もいるでしょうが、年齢が高いから退会するという行動に結びつくとは考えにくく、おそらくどの年齢層でも同じ退会率になるのではないかと思います。

結局、時間が経てばどの年齢層の人も一定の割合でSNSというサービスを利用することになり、会員が増えれば増えるほどリアル世界に近くなっていきます。つまり、長期的な目で見ると、リアルの人口ピラミッドに近くなっていくわけです。リアルとバーチャルのコミュニティの境目がなくなると言うと言いすぎでしょうか。SNSを利用する年齢の幅が広がったことで、70歳のおばあちゃんが20歳の女性と交流を持つことが普通になっているかもしれません。そこまで行くには、私のようなユーザーが70歳になるころ、約30年後まで待たなければなりません。

30年後のSNSが現在と同じサービスをしているとは思えませんが、mixiやFacebookは、必ず来るSNS内の高齢者社会に対応できるよう準備をしておいた方がいいかもしれません。

さて、30年後のSNSで私は何をしているのでしょうか。相変わらずMixiで日記を書いているかもしれないし、友人とF1について語り合っているかもしれません。そして、30年後の私は、昔話を聞きたがる20代の人と交流しているかもしれません。どのような方式でコミュニケーションしているかは、神だけが知っている方式なので想像できませんが、何を話しているかはなんとなく想像が付きます。話す内容は変わらないかもしれませんが、きっと話しに深みを付けることができるのかなと思います。

実は年齢を取った人の深みがある話というのは、30年後のSNSのキラーコンテンツになっているのではないかと思っています。それはSNSが「知恵の伝承」の場になる可能性があるということです。世代を超えて伝えていかなければならないものを、SNSという場が、情報を蓄積し、若い世代に伝えていく。そんな役割を担うのではないかと思います。70歳のおじいちゃんが、20歳の女性に「昔のモータースポーツはなあ、ガソリンで車を動かしていたんじゃ。化石燃料を燃やし続けたことで、今じゃ発電は太陽光まかせになってしまったがのう。はっはっはっ」なんて話をしているかもしれません。

おばあちゃんの知恵袋は、周りにいる人だけにしか伝承しませんが、SNSを経由することで、比較にならないほど多くの人に"知恵"を配信できます。もちろん日本国内だけでなく、すばらしい知恵は海外にも配信されることでしょう。

会員同士のつながりを表現できるのがSNSの強みです。そこに構築されるソーシャルグラフは、知恵を伝承させるためのプラットフォームになるかもしれません。

posted by やすお at 03:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月23日

RSSリーダーのBloglinesは誰が買うべきなのか

前回の記事で書けなかったRSSリーダーのBloglinesにまつわる動きについて勝手気ままに書いてみようと思う。

Bloglinesは検索エンジンのAsk社の傘下にあるが、現在は売りに出されている。今のところ買い手はいないらしい。収益がほとんどないサービスなので、買い手がつかないのも分からないではない。では、どこが買うのか、勝手な予想をしてみよう。

Googleは買わないよね。Google Readerという立派なサービスがあるからね。だとすると、RSSリーダーを持っていないインターネット企業ということになる。ぱっと思いつくのはMicrosoftとYahoo!だ。Microsoftによる買収話は実際にあったらしいが実現はしなかったようだ。私はMicrosoftが買収するのがいいのかなと思う。MicrosoftはRSSフィードを取り込むRSSリーダーのサービスを持っていないはず。情報を効率よく配信するプラットフォームを持ってないのは、今後のインターネットビジネスの展開において不利になる。もちろんMicrosoftが提供するサービス群の間ではRSS/XMLの技術が使われていると思う。エンドユーザーまでRSSフィード経由で情報を届ける仕組みを持っていないだけだと思う。

一方、Yahoo!にはMy Yahoo!があるので、新しいRSSリーダーはあまり必要ない。だが、現在のMyYahoo!は新聞の一面のようにさまざまなコンテンツを一覧するには便利なのだが、大量のRSSフィードを処理するのには向かない。エンドユーザーが必要とするさまざまな分野の大量の情報を効率よく表示するには、BloglinesのようなRSSリーダー機能が必要になる。MyYahoo!とBloglinesが融合することで非常に面白いポータル画面が出来上がるかもしれない。

■メディア企業が買収してもいいかな
ニュースサイトを運営するメディア企業がBloglinesを買収しても面白いかもしれない。自社サイトのニュースをオーディエンスの読ませるためのインフラとして使うのだ。

特に米国ではコンテンツのオープン化が進んでいる。自社のニュース記事はさまざまなサイトに配信されるし。広告を含めて自社オリジナルのコンテンツに接触してもらうには、コンテンツにワンストップでアクセスさせる工夫が必要だ。RSSリーダーはオーディエンスを、自社サイトにとどまらせるツールになるのではないだろうか。

また、自社サイトで大量のRSSフィードを配信している場合は、単純に自社サイトのコンテンツだけを読ませるために、BloglinesのようなRSSリーダーを組み込んでもいいだろう。いっそのことトップページをRSSリーダーの画面にしてしまってもいいかもしれない。

 * * *

勝手なことを書きなぐってしまったが、RSSフィード技術が情報配信における重要な技術になることは疑いようがないと思っている。Bloglinesはパーソナライズ機能を持ったポータル事業者や大量のニュースを配信するメディア企業にとってお買い得な企業・サービスだと思うのだが、どうだろうか。



posted by やすお at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月22日

Bloglines復活! RSSフィードの未来は明るいか

先日の記事でRSSリーダーのBloglinesがやばいことになっていると書いた。TechCrunchで話題になったからだろうか、なんとBloglinesが突然復活したのだ。不具合が解消されて、RSSフィードを定期的に読み込めるようになった。Bloglinesのブログや、もちろんTechCrunchでも記事になっている。


でも、このタイミングで復活したことを素直に喜んでいいのだろうか。見方を変えれば、ブログなどで話題になってしまったので"仕方なく"対応したのかもしれない。つまり、トラブル解消なんてやる気は持っていなかったかもしれないのだ。これはまったく根拠がない話なので真実はそうでないと思いたい。予定通りの進ちょくで、たまたま完了したのが、TechCrunchなどで指摘された翌日だったのかもしれないわけだから。もちろん、こちらの方の説であることを祈りたい。


■RSSフィードは情報血管の中を走る赤血球だ

インターネットを人間の体にたとえると、線(ライン)は血管であると考えられる。RSSフィードは情報を運ぶ赤血球の役割を持つといえるだろう。情報がなければビジネスも日常生活も回らない現代社会である。情報を末端のオーディエンスにお届けするためにはRSSフィードの技術が欠かせない。酸素がないと生きていけないように、血栓ができないように、動脈硬化をおこさないようにするインフラ整備も必要であるが、酸素(情報)を運ぶ赤血球(RSSフィード)を効率よく大量に運ぶことも頭に入れておかなければならない。

もちろんRSSフィード以外にも情報を流通させる手段はあるだろうし、RSSフィードより優秀な手段も考案されるかもしれない。ただし、今のところはRSSがベスト。インターネットにつながるサーバーやパソコン、携帯電話、ゲーム機、家電など、情報を配信するデバイスすべてがRSSフィードを処理できるようになれば、便利な未来が見えてくるだろう。

さて、次回はBloglinesの買収話について思うところを紹介しようと思う。今回は長くなってきたので、ここで一区切りつけます。

posted by やすお at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月20日

RSSリーダーのBloglinesは息の根が止まってしまうのか

かつてWebブラウザベースのRSSリーダーとしてトップシェアの位置にいたBloglines。今となってはGoogle Readerがトップの座にいる。Bloglinesの逆襲はあるのだろうか。残念ながらもう勝負はついたのかもしれない。
 
TechCrunchの記事によると、Bloglinesには一部のRSSフィードを読み込めないエラーが発生しているようだ。しかも復旧するのに時間がかかっているというのだ。驚いたのはBloglinesのファウンダーであるMark Fletcher氏もBloglinesのトラブルにうんざりしているようで、Twitterで「いいかげんにしてくれ。Google Readerを使わなきゃならんのか」と書き込んでいる。
 
以前、このブログでも指摘したが、Bloglinesのベータ版はベータ版のままで正式版になる気配がまったくない。私はBloglinesを使っていたが、ベータ版がなかなか正式版にならないことで、Bloglinesの将来性に疑問を持った。なので、今ではGoogle Readerを使っている。どちらのRSSリーダーにも一長一短はあるのだが、今ではGoogle Readerにすっかり慣れてしまった。Bloglinesのベータ版が正式版になっても、Bloglinesに戻ることはないだろう。Google ReaderもすぐれたRSSリーダーである。
 
さて、RSSフィードはブログを読むためのサービスとして出力されているわけではない。RSSフィードは基本的にはXMLファイルである。なので、Webサービスなどプログラム間でデータ交換をするのにも使える。記事情報をさまざまなWebサービスで再利用するといったことも、RSSフィードを媒介にすることで可能になる。
 
BloglinesはせっかくRSSフィードをハンドリングする技術を持っているのだから、RSSリーダー以外のビジネスを展開してほしかった。RSSフィードの高速処理はBloglinesの強みだと思う。RSSフィードなどXMLデータを使ってWebサービス間でデータ交換しなければならないケースは増えるだろう。少なくとも、コンテンツアグリゲーションサービスやソーシャルメディアなどはユーザーが生成するデータをRSS(XML)で送受信することが必須になる。それらを処理する何かのWebサービスを生み出してほしかった。
 
どちらにしろ、RSSリーダーとしてのBloglinesは終わったかもしれない。この事実は事実として受け止めよう。RSSリーダーは登録しているフィードのリストをインポート/エクスポートする機能を備えている。アプリケーションとしては別のアプリケーションに移行しやすいものだといえる。Bloglinesも購読しているRSSフィードをエクスポートする機能を持っている。ご丁寧に、TechCrunchの記事でもエクスポートの手順を皮肉を込めて説明している。私もGoogle Readerに飽きたら、別のサービスに乗り換えることだろう。
 

posted by やすお at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月20日

インターネットビジネスに携わる人の話を生で話を聴けるイベント

インターネット事業を手がけるデジタルガレージが主催するイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2008」(NCC2008)が2008年11月5日と6日の二日間で開催される。場所は東京・恵比寿ガーデンホール。受講料は無料(事前登録が必要)。国内外で活躍するインターネットビジネス企業の経営者が集まり、次世代のインターネットビジネスについて話す。私も都合がつけば参加したいと思う。申し込みはここからできる。

これらインターネット企業はWebサイトでの情報発信も盛んではあるが、ライブで話を聴くことでインターネットビジネスの温度などを体感できるだろう。特に「Web2.0」という言葉がだんだん色あせてきて、"次"を探したくなるこの時期に、インターネットビジネスの現場の声を生で聞けるのは貴重な体験になると思う。やはり生は気持ちいいのだ。

個人的に注目しているスピーカーは、次の人たちだ。

Reid Hoffman氏(LinkedIn社 創業者、会長 兼 社長)
ビジネスSNSの動向を知るには、この人から話を聞くしかないだろう。社内SNSの導入が進み始めたことを考えると、社内情報共有システムは社内SNSから、外部とのコネクションを構築できるビジネスSNSに向かうのではないかと個人的には感じている。今のところ、ビジネスSNSとしてはLinkedInが頭ひとつ出ている感じだ。

夏野剛氏(慶應義塾大学 教授、ドワンゴ 顧問)

NTTドコモの印象がまだまだ強い夏野氏だが、ドワンゴをどのように育てるのか見ものである。

Spencer Hyman氏(Last.fm社 COO)
音楽業界を変えるのはAppleだけではないと思う。可能性としてはストリーミング配信がどのように音楽ビジネスを変えていくのか興味深い。

Loic Le Meur氏(Seesmic社 創業者 兼 CEO)

動画版TwitterといわれるSeesmicというサービスがある。日本で流行るかどうか予測できないのだが、YouTubeやニコニコ動画が普通に受け入れられているのを見ると、パソコンまたは携帯電話で動画を見ることは苦痛と感じる人は少ないのかもしれない。実は、YouTubeはいずれ消えてしまうサービスだと思っていた。だが、現実には正反対のことが起きて、動画はビジネスになろうとしている。そんなわけで、Twitterは普通に使える私にとって動画のTwitterとはどんなものなのか、その将来性も含めて注目している。

Andrew "bunnie" Huang氏(Chumby Industries社 ハードウエア・エンジニアリング担当副社長 兼 創業者)
Chumbyは、ニュースや音楽、写真などを表示できる目覚まし時計のような形状をしたデジタル機器。日本での発売も決定しており、このデバイスがどう受け入れられるのか見てみたい。デジタルフォトフレームなどがじわじわと売れていると聞いている。Chumbyはデジタルフォトフレームの機能を取り込みつつ、さらにインテリジェンスになった機器といえる。


ということで、参加できれば講演内容などをレポートしたいと思う。

posted by やすお at 03:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月18日

スタートページのiGoogleがリニューアル、Chromeと役割が似てないか?

iGoogle_1224264530093.pngまだ米国版だけの話ですが、スタートページのiGoogleがリニューアルしました。これまでは上部にタブが表示されていましたが、画面左側に縦に並ぶように変更されました。タブが増えてくると、横にどんどん広がっていくので操作性が悪化していました。リニューアル後はタブ名称が左側のタブに並ぶことで、非常に便利になりました。タブ間を移動するのが苦にならなくなりました。

また、iGoogleに配置するウィジェット(ガジェット)で対応しているものは全画面表示(キャンパスビューという)ができるようになりました。ウィジェットの右上にあるアイコンをクリックすると、選択したウィジェットだけが画面に表示されます。元に戻すのも左上のアイコンをクリックするだけ。これにより、Webブラウザでいくつもタブを開く必要がなくなります。新しいiGoogleでは、iGoogle上でアプリケーションを実行してもらうのを狙いとしています。ウィジェットが全画面表示になるのはその表れでもあります。

iGoogle_1224264714659.pngここでふと思ったのですが、iGoogleとWebブラウザのChromeは役割分担ができているのでしょうか。過去にChromeの狙いのような記事を書きました(関連記事1関連記事2)。ChromeがパソコンのOSになりそうという内容です。しかし、iGoogleを見ると、こちらの方がOSに近いように思えます。アプリケーションを起動するスピードは、最初からウィジェットとして起動しているiGoogleの方が速くなります。わざわざChromeを使うまでもありません。まあ、ChromeがOSになるのは将来の話だけど、iGoogleは今そこにある現実だと考えれば、現状では2製品が存在してしまうのもしょうがないのかもしれません。

posted by やすお at 03:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月17日

ライフストリーミングサービスも淘汰が始まった

気が付いたのでメモを残します。自分のコンテンツを1箇所に集められるライフストリーミングサービスの1つに「Onaswarm」というものがありました。きちんと使っていたわけではないですが、一度登録しておけば、ある意味勝手にコンテンツ自動で集めてくれるのが便利でした。過去形で書いていることからも分かるように、Onaswarmがサービスを停止しているようです。現在はアクセスできなくなっています。いつサービスを終了したのかも不明です。

ライフストリーミングサービスの代表として「FriendFeed」があります。情報を集めるという意味では、FriendFeedも他のサービスも大差ありません。細かく見ていけば差異はあると思うのですが、私にはそれほど有意な差があるようには見えません。

いくつかライフストリーミングサービスやアグリゲーションサービスが登場したときに、便利な反面、運営会社は競争優位をどう保つのだろうかと疑問に思っていました。それがどうやら現実になってきたようです。今のところはFriendFeedが残るのかなあといった感じです。

とはいえ、広い意味でFacebookといったSNSもライフストリーミングサービスだといえなくもないので、これからはSNSなどとも競合しながら、一部は淘汰され、残るものは残るのかなと思います。

また、1箇所に集められたコンテンツをもとに新たな付加価値を付けるサービスも求められるような気がします。ライフストリーミングはユーザーの属性情報の塊だといえます。その属性情報から別のコンテンツをレコメンドするようなサービスも立ち上がりつつあります。TechCrunch50のファイナリストになった「Popego」なんかもその1つでしょうか。



posted by やすお at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月16日

たくさんの情報に触れられるのはいいが、私にはどれが必要なの?

Web2.0時代になって、情報発信の垣根が低くなったのは確かです。そのため、私たちはマスコミからの一方的な情報だけでなく、周りにいる人々の意見を大量に聞くことができるようになりました。周りにいる人々といっても家族や社内だけではありません。理論上はインターネットでつながっているすべての人々の意見に触れることができます。

自分が何かのアクションを起こさなければならないとき、一般的にはたくさんの意見があった方が失敗するリスクを最小限にすることができます。グーグルやヤフーでちょっと検索すれば、自分が必要だと思われる情報がヒットします。これらのすべてに目を通せばいいはずです。が、実際はそうではないこともまた事実です。

人間一人が受け取れる情報量はある程度決まっているように思います。しきい値みたいなものがあって、それを超えると思考停止に陥るのではないかと思います。いわゆるパニック状態ですね。たくさんの人から同時にワーワー言われると、話されている言葉さえ耳に入ってこなくなる状態です。

インターネット上にある情報は膨大です。検索サイトで特定の条件で検索したとしても、大量のWebページがヒットします。果たしてこの状況はいいものなのでしょうか。もしかすると、大量の情報に容易にアクセスできる手段を持っているがために、一種のパニック状態になって思考停止してしまう場合もあるかもしれません。難しいことを言わなくても、選択肢が多いと、どれか1つを決められずに放置してしまうパターンといえばいいでしょうか。

そのため、大量の情報を整理し、その人が欲しがっている情報を伝える機能が必要になります、基本的にはFriendFeedのようなコンテンツアグリゲーションサービスが広まるといいのですが、さまざまなコンテンツをアグリゲーションしてしまうと、結局情報の洪水におぼれるだけになってしまいます。うまく情報を分類する必要があるのですが、これはまだ実現途中ですね。セマンテックWeb技術などが本格的に使われるようになれば、たくさんの情報の中から自分が必要とするものを的確に抽出できるようになるかもしれません。

何度か書いていますが、人と人とのつながりの中でコンテンツをレコメンデーションする技術もその1つとなります。でもまあ、まだ混乱している状態ですね。大量の情報に飲み込まれることなく、必要な情報が適切な分量だけ届く。そんな時代が早くやってきてほしいものです。そうすれば、仕事や趣味でもっとインターネットを活用できるだろうし、広告も閲覧者にぴったりとはまったものを表示することができるようになるはずです。

posted by やすお at 01:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月15日

マスコミと個人ブログの狭間で

うまく言えないけれど、マスコミと個人ブロガーがかなり対等になってきた。うまく言えないと前置きしたのは、対等に近いのだが、対等ではないということ。なにか情報を発信するという点では同じだけれど、伝え方や与えるインパクトは個人ブログとは異なる。もちろん、マスコミといってもピンキリなので、狭い範囲でしか影響を及ぼさない業界新聞のようなものもあるし、逆に全国紙と肩を並べるほどの個人ブログもある。

うまく言えないというのは、マスコミだからどうのこうの、個人ブログだからどうのこうの言う時代は終わりつつあるような気がするのだけれど、やはりマスコミの役割みたいなものもきっとあると思うし、個人ブログだから気軽に何でも発信しても構わないかと言うと、そうでもなさそうである。

うまく言えないのだけれど、以前から言われていたことを改めて書くとすると、ブログやSNSの登場により、誰でも情報発信できるようになった。これまではマスコミの特権とも言えたが、その参入障壁が取り除かれた。これは正しい解釈だと思うが、すべて正しいとは言えないような気がする。

うまく言えるかどうか分からないが、マスコミはあくまでもメディアであり、何かを媒介するものである、具体的には広告だ。マスコミは常に真実を追い求め、人々に伝えると思われているところがある。でも、それは報道という1つの機能にすぎない。報道以外にもテレビ局ではドラマを放送するし、マンガ雑誌を出版する出版社もある。真実と言うよりは娯楽のためである。広告主からみれば、視聴率を取るための道具がドラマであり、マンガだったりするのだ。広告が見られればそれでよしとする考えである。

うまく言えないままなのだが、私は個人ブロガーの立場でここに意見を書いている。多くの個人ブロガーは自分の意見を発表する場としてブログを活用していると思う。私は個人ブロガーがさまざまな意見を発信することはいいことだと思っている。マスコミの情報は絶対だと思いがちだが、マスコミも会社または媒体の意見を発信しているだけにすぎない。そういう意味では個人ブロガーとなんら変わりはない。最初に対等と表現したのはそういう意味である。

うまく言えないまま最後になるが、インターネットによる情報発信が容易になると、マスコミの代わりに多くの個人ブロガーの意見に触れることとなる。これは、事実を多角的に判断できる材料が揃うことになる。マスコミのマスコミによるフィルタがかけられた情報だけを鵜呑みにするのではなく、多くの意見を自分なりに取り込んで、自分なりの解釈をしたい。それができるのが、Web2.0時代なのである。ただし、多くの意見に触れて自分の判断で物事を解釈することは難しい。難しいというよりも面倒であると言っていい。この面倒をさせるのがWeb2.0の欠点である。欠点が見えれば次が見えてくる。現在はあまりにも情報が氾濫している。これを交通整理するのが次世代Webということになるのだろうか。もちろん、こんな単純な進化はしないだろうが、1つの進化系であることは確かだと思う。そして、こう思うことは私の意見でしかなく、私は他の人がどう考えているか知らない。私の意見が正解かもしれないし、私以外のだれかが正解を出すのかもしれない。そして、正解を出すのは、私ではなくこの記事を読んでいるあなたなのである。あなたしか正解を出せないのである。そして、その正解さえも他人と比べると、正解かどうかは不確実なものになる。

posted by やすお at 03:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月14日

もう“Windows”という製品名でいいんじゃない?─ Windows 7

バージョン番号では分からないから年号で表記し、年号だと翌年には古く感じるからマイクロソフトの思いを名称にし、そして結局は元に戻る。全体を通すと結局分かりにくくなっているような気がします。

このWebサービスの時代にバージョン番号が意味あるのかどうか疑問です。Webサービスは日々機能強化します。画面をリニューアルしたからといって名称を変更することはまずありえません。そのような時代なのだから、Windowsも"7"なんてつけないで、単に"Windows"としてしまえばいいのではないでしょうか。

"Windows"をリリースしておいて、機能強化はサービスパック(SP)で対応するようにすれば、向こう10年は製品名で苦労することはないはず。Windows 3.1/95系列とWindows NT系列の異なるOSを統合し、単一アーキテクチャで製品をリリースできる今ならできると思います。大きな変更はできないけれど、OSの役割はWebブラウザを含むソフトウエアを確実に動かすことだから、もうそろそろOSは基本に戻って、開発はアプリケーションソフトやWebサービスを重点的にしたほうがいいかなと思います。

ところで、Windows 7はパッケージソフトとしてリリースされるのでしょうか。従来の延長線上であれば、Vistaと同様に不発に終わるのではないかと思います。Vistaがイマイチなのは、OSの機能が乏しいのではなく、Windows XPで十分に用を足せるからだと思います。つまり、もうOSとしての機能は不要だとユーザーは主張しているのです。

さて、マイクロソフトはWindows XPユーザーを振り向かせるWindows 7を出すことはできるのでしょうか。マイクロソフトが戦う相手はLinuxでもなく、アップルでもなく、グーグルでもありません。最大の敵は、古いWindowsやOfficeを使い続けるユーザーなのです。この人たちに勝てなければ、グーグルやYahoo!には勝つことができないでしょう。出資先のFacebookと何かをするのならともかく。

どうなるんでしょうね。

posted by やすお at 21:18 | Comment(1) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月13日

社内ミニグログはメーリングリストの代替になるかも

ミニブログとはTwitterのようにつぶやきを投稿するWebサービスです。特定の人に対してメッセージを出すというわけでなく、ざっくりとTwitterにいる人に向けてつぶやきます。一方、社内向けのTwitterともいえるサービスがちょこちょこと出てきました。TechCrunch50で優勝したYammerが代表的なものでしょうか。

このYammerですが、社内の有志で試用しています。便利だなと思ったのは、メーリングリストの代わりに使えるなと思ったことです。関係者に作業の進ちょくなどを連絡するのに、近くに座っている人であれば口頭で連絡できますが、他部署にも関わる案件だと、状況を連絡するのに電話やメールを使わなければなりません。電話では複数人に連絡をとる場合は時間がかかりますし、メールを出すのもあて先を選んで文面を書いてとなるとそれなりの労力が必要です。しかも連絡したいことが「終わったよー」の一言で、かつ迅速に伝えたい場合はメールでは重すぎるのです。忙しければ余計にメールや電話での連絡は避けたいところです。

そこで、社内ミニブログの登場です。Twitterだと不特定多数の人に発言が配信されてしまうので、社内情報を流すのは不適です。社内ミニブログでは配信されるのは仕事で関係する人だけなので、ある程度安心して社内情報を流せます。社内ミニブログは、受信する人は誰だか分かります。つまり、特定のあて先に対して、短いメッセージを迅速に送ることができるわけです。この機能、配信できるメッセージが短いだけで、機能としてはメーリングリストと同じではないかなと思いました。

YammerはGoogle Talkなどのメッセンジャーから書き込めますし、専用クライアントソフトもあります。さっと書き込んで、さっと送ることができる。しかも大量のあて先にも対応し、送り先を間違えることもない。なんだか便利そうですね。実際、試用してみて、Yammerを立ち上げておくだけで、自分の仕事にかかわる仕事の進ちょくを把握できたのは便利でした。

ただし、完全なリプレースはできないでしょう。少なくとも現時点では。Yammerも少人数で使う分にはいいのですが、参加する人数が増えてくると、自分の仕事に関係ないメッセージまで流れてくることになるでしょう。仕事の案件ごとにグループを作成できて、グループに対してメッセージが配信できればもっと便利になると思います。

◎関連記事


posted by やすお at 08:38 | Comment(0) | TrackBack(2) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月10日

FacebookがOSに近づく、仕事のやり方が変わる

パソコンを使って仕事をしている人は、1日にどのような操作をするでしょうか。おそらく、メールの送受信といったコミュニケーションと情報検索と文書の作成で8割くらいを占めているのではないでしょうか。ちょっと乱暴な言い方になりますが、これらの作業を快適にできるような環境を整えるのがオペレーティング・システム(OS)の役目だといえます。パソコンのOSというと、Windowsをはじめ、MacOSやLinuxなどがあります。複雑な説明は省きますが、Wordなどの文書作成ソフトやメールソフトなどを使いやすくするものだと思えばいいでしょう。

現代はWebテクノロジーが進化して、文書作成もメールもWebブラウザがあればできてしまいます。情報検索はインターネットが最も得意とするところです。これはWebブラウザがパソコンのOSの上に乗っかるOSになれることを示します。

そして、パソコンを使う3大目的である「メールの送受信などコミュニケーション」「情報検索」「文書作成」のほぼすべてをカバーするWebサービスがあります。記事タイトルに書いてしまったので、ここでもったいぶることもないのですが、SNSが次世代のOSになるのではないかと注目されています。先行しているのはFacebookです。画面をリニューアルして、よりOSに近づいた気がします。

また、Facebookはマイクロソフトの検索技術を組み込みました。これにより、今まではFacebook内の人物やグループ、アプリケーションぐらいしか探せなかったものを、通常のWebページも検索できるようになりました。

SNSは元々メッセージ機能を持っていますので、メールやチャットによるコミュニケーションは得意とするところです。また、FacebookではNotesで文書を作成したり、Google DocsやZohoの機能をFacebookのアプリケーション経由で使ったりできます。このようにパソコンでよく使う機能をFacebook内で使えるようになるということが、「FacebookがOSになる」という意味です。リニューアル後のFacebookは自身がOSになることを主張しているかのようなデザインになっています。

まず、画面の下にはWindowsのタスクバーそっくりのものがあります。左にある「Applications」はWindowsのスタートボタンと機能がほぼ同じです。クリックするとアプリケーションの一覧が表示され、使いたいアプリケーションを選択できます。その隣には、ショートカットアイコンが並び、よく使うアプリケーションを登録しておけます。右側には通知領域があり、これもWindowsそっくりです。マイクロソフトから出資を受けているのは伊達ではありません。

そして、Facebookの画面上は、Windowsのアプリケーションでいうファイルメニューの役割に近いものがあります。コミュニケーションしたい相手をすばやく呼び出したり、メッセージ機能を使ったりできます。そして、右上には新しい検索窓が設置されています。

パソコンの利用方法がSNSをベースにしたものになるかどうかは分かりません。わずらわしい人間関係がいやでSNSを嫌う人もたくさんいるでしょう。個人の趣味としてパソコンを使うのであれば、人と人のつながりを持つことを考えなくていいでしょう。

一方、仕事で使う場合はSNSがあると便利になります。仕事は一人でできません。作業は一人で行うものがありますが、仕事全体を考えると、発注者と受注者、売り手と買い手といった人と人の関係があります。ビジネスは人が何かをすることで付加価値を生み出すことです。生み出した付加価値のほとんどは人が享受します。人のつながりがビジネスを推進するエネルギーになるかもしれません。だからこそSNSが次のOSになるのではないかと一部で言われているのです。もうここまでくると、OSというよりはビジネス・プラットフォームと言った方がいいかもしれません。

ビジネス・プラットフォームを実現するのがFacebookになるのかどうかはまったく分かりません。ビジネスSNSとしてはLinkedInが有名ですが、Facebookほどのアプリケーション環境を提供できていません。SNSとしては基本的な、人と人をつなげるコミュニケーション機能のみの提供にとどまっています。

さて、3年後や10年後には、どのように仕事をしているのでしょうか。楽しみになってきました。

posted by やすお at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(3) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月10日

Facebookがヨーロッパに拠点を設立か

米国から出て行こうとしないFacebookがアイルランドのダブリンにヨーロッパ本社(International headquarters)を設置するようだ。ヨーロッパと中東、アフリカといったEMEA地域での、テクニカル、セールス、運営に部分をみることになる。

日本語に翻訳しただけのサービスを日本語版と言い張り、なかなか外に出てこないひきこもりのFacebookであるが、やはり海外にも拠点が必要だと感じたのだろう。まずはヨーロッパに進出するようだ。おそらく米国に次いで2番目に大きな市場であろうヨーロッパに進出するのは適切な判断である。

私は日本人なので、日本にも拠点を設立して欲しい。ユーザーサポートは日本語で行う必要があるので、日本にサービス拠点を設置してユーザーサポートを実施してほしい。贅沢をいえば、日本の事情に合わせた日本語版Facebookをリリースして欲しい。単に翻訳しただけでは使いにくくてしょうがない。私はいまだに英語版で使っている。その方が見やすい画面が表示されるからだ。とにかく日本人ユーザーは厳しい。Facebookには日本人を満足させる品質を提供できるようがんばってほしい。そこまでして、やっと日本でFacebookユーザーを増やす下地ができる。

また、関係ないけど、2008年10月10日時点では外部RSSをインポートするとタイトルが文字化けするのは修正してほしい。こんなとき日本語で話せる人がFacebookにいると助かる。ね?日本には日本の拠点がいるよね。

仮に拠点を設立したなら、アジア・パシフィック全体を見るAP本社となるだろう。この場合、日本国内に拠点ができるかどうかは微妙だ。例えば、AP本社を設立するのはシンガポールや香港でもいいわけだ。地理的に必ずしも日本にある必要はない。必要なのは日本語でのサポートである。そのあたりをFacebookには理解してもらいたい。

◎参考記事
Facebook to Locate International HQ in Dublin, Ireland
タグ:Facebook 本社 HQ


posted by やすお at 03:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月09日

自分の子供が次の大物になるよう期待してみよう

私が学生だった頃は、起業自体が大変なことだったし、そもそも"起業"しようと考えている人もほとんどいなかった。いわゆる「いい大学に入って、いい会社に入って、できれば公務員で安泰に生活する」を実現できた人が成功者であった。もちろん今は違う。自分で勝負をかけることができる。もちろん、自分で何かを起こすことは大変な労力だし、リスキーなことだ。しかし、それ以上の喜びを得られる権利を手にすることができる。

Yahoo!やGoogle、Facebookを立ち上げた創業者は、きっとスタートアップ時にはとてつもない苦労をしたと思う。その分、名声やお金を得ている。普通に学校を出て、普通に会社員になった人とは比べ物にならないくらいに。

今は、そんなハイリスク・ハイリターンの生き方を選べる。それはものすごくいいことだ。若いときはチャレンジをする機会があった方がいい。たとえ失敗しても普通の人と比べたらものすごく濃い人生経験を積むことができるから。それに、今の会社員はローリスク・ローリターンの生き方ではなくなってきた。ハイリスク・ローリターンになっているように思える。どうせハイリスクならハイリターンを目指していくのが賢い生き方だと思う。

ということで、TechCrunchの記事によると、次の大物はこの瞬間に生まれようとしているらしい。

次の大物たちが今こそ生まれている

大物にならなくてもいい。自分の子供には、少なくとも多様な生き方があることを教えたい。将来はどのような道を歩むのか、親が決めるものではないが、道は1つではないことを知らせたい。「いい学校を出て、いい会社に入ることが幸せなのだ」と信じさせられた時代は終わった。人生に対して賢くなるよう伝えていきたいと思う。

posted by やすお at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年10月09日

ソーシャルメディアをマネタイズするには発想の転換が必要なのかもしれない

ソーシャルメディアを使ったキャンペーンの半分は失敗するという。ソーシャル
メディアの中には、人と人とのつながりや属性情報がふんだんにあるというの
に、なぜキャンペーンが失敗してしまうのだろう。

◎「ソーシャルメディアキャンペーン」の半数は失敗--アナリストが指摘する理由
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20381661,00.htm


ぱっとは思いつかないが、何か重要なことを見落としているような気がします。
しかもとてつもなく基本的なことじゃないかな。当たり前すぎて、そこにあるの
に見えていない、みたいな。何か発想の転換が必要な気がします。

そもそもFacebookやmixiといったSNSは“メディア”なのかということも考えない
といけないかも。CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア、Consumer
Generated media)というけれど、実態はコミュニケーションツールだと思って
いる人が多いのかもしれない。少なくとも広告主が考えるよりも。

もしかすると、ソーシャルメディアに集う人々がソーシャルメディアに慣れてい
ないだけなのかもしれない。だとすると時間が解決してくれる。少なくとも私は
時間が解決すると考えている。具体的な根拠はないけれど。

posted by やすお at 15:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。