2008年08月29日

久しぶりのネット接続。さて、私の存在は?

久しぶりにブログを更新します。1週間くらいあけてしまいました。その間、何をしていたのかというと、海外(グアム)に出かけていました。遊びじゃないですよ。友人の結婚式に参列するためです。まあ、半分遊びみたいなものか。

すっきりとした気分でグアムに行くために、休みをとる直前は鬼のように仕事をしていました。「グアムにパソコンは持っていかない」と決めたからにはそれなりの準備が必要です。大変でしたが、目論見どおりパソコンなしでグアムへと旅立つことができました。

さて、このブログは日記を書き綴るところではないので、旅先の話はここではしません。5日間ではありますが、インターネットに接続できない状態にいてどんな感じだったのかを記録しようと思います。

結論から言うと、インターネットに接続できなくても何かがどうにかなったわけではありません。遊びに集中できたことは、私の家族にとっては有意義であったと思います。ただし、くせというか習慣というか、何かにつけてブログのネタになりそうなものはないか気にしている自分がいました。ホテルのロビーでノートパソコンを広げている人がいると、気になってしかたがないし、そういう人をちらほら見かけることで、グアムのインターネット事情はどうなのかなかと考えたりしました。現地の新聞を読んでいると、当然ながら「ローカルニュースを読むにはこのURLにアクセス!」という文言が目立つわけで、グアムの人にとって、インターネットはかなり一般の人に普及しているのだなと気づきました。

視点を変えて、SNSでの知り合いは私の状況をどう思ったのでしょうか。何も情報を更新していないので、インターネット内の私は生存しているかも含めて、ステータスを確認できません。ただし、最近のSNSは簡単なステータス情報を残しておけるので、何かと便利です。FacebookやMySpaceはステータス情報を残しておける。インディーズ機能で提供されていたmixiのエコー機能も正式採用が決定となり、日本のSNSでもステータス情報を残せるようになりました。これで、更新がないから「死んだんじゃないのか」と思われることはなくなりました。

ということで、ブログにも一言を残しておける機能があると便利だなあと、遊び終わった時間帯で考えていました。

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2008年08月21日

現れ始めたmixiのオープン戦略

mixiがOpenIDに対応しました。OpenIDに対応したWebサイトであれば、mixiのIDでログインできるようになります。だから何だといわれればそれまでですが。OpenSocialはどうなったのでしょうか。

OpenIDを発行するサービスはYahoo!も始めているし、OpenID.ne.jpでも発行しています。mixiのサービスが少し違うのは、マイミクシィ認証とコミュニティ認証機能を用意したこと。マイミクさんだけがコメントを書けたり、コミュニティに属している人だけが見られるコンテンツを用意したりするといったことも可能になる。

ただし、利用したいWebサイトがOpenIDに対応していて、かつmixiが提供するマイミクシィ認証かコミュニティ認証機能を実装している必要がある。かなり厳しい条件である。よほどのメリットがないとWebサイト事業者がこれらに対応することはないように思える。2008年8月21日現在、マイミクシィ認証やコミュニティ認証に対応したWebサイトはないという。

マイミクシィ認証かコミュニティ認証機能であるが、なんとなく便利な気はする。でも、実際のところこの機能を採用するWebサイト運営者はほとんど出てこないのではないだろうか。この機能を採用するところは、何かしらソーシャルな機能を提供しているサービスであると予想できる。会員を集めるためにOpenIDに対応するのはいい。マイミクシィ認証かコミュニティ認証機能まで実装してしまうと、そのWebサイトはmixiの人間関係を引きずったサービスになってしまう。そのWebサイトで構築しようとするソーシャルネットワークはmixiとは異なるものになるはず。そうしなければ新しいサービスとして世に出す意味がないからだ。

しかし、マイミクシィ認証かコミュニティ認証機能を実装してしまうと、mixiのソーシャルグラフの範囲でしかサービスを提供できなくなる。Webサイトの特徴が薄れてしまう可能性がある。そもそも、mixiの人間関係を引きずるのであれば、mixiでやればいいだけのことのように思える。

OpenID自体は悪いコンセプトではない。昔はマイクロソフトが「.NET Passport」で実現しようとしたことだ。.NET Passport以外でも確かOpenIDに似たサービスがあった。OpenIDはマイクロソフトのように1社で個人情報を保持することはないので、多くの人々に受け入れられている。OpenIDがもう少し使えるシーンに出てくるためには、OpenSocialやDataPortabilityのように、サービス間をつなげる仕組みが必要にある。mixiがどのように成長するかが楽しみです。
タグ:OepnID mixi


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2008年08月20日

ケータイを手放す時

今日はお酒を飲んで帰ったので気分がいい。なので、突拍子もないことを書いてみようと思います。超未来のコンピューティング環境についてです。

情報端末の主役がパソコンから携帯電話に移ろうとしています。いつでもどこでも情報に触れられるコンピューティング環境を目指した結果だと思います。持ち運びは小型のノートパソコンでもできますが、携帯電話にはかないません。いつでもどこでも便利にを目指すと、自然に携帯電話のような通信機能を持つデバイスに行き着きます。

でも、携帯電話には致命的な欠陥があります。画面が小さいことです。電話としての機能を損なわない範囲で画面を大きくしても限界があります。また、パソコンも同様なのですが、"持ち運ばなければならない"というのも欠点の1つになる可能性があります。携帯電話を忘れて外出してしまったら、どうしようもありません。

ポストパソコンは携帯電話ですが、ポスト携帯電話は何になるのでしょうか。常に身に付けておくもので、通信機能を持ち、欲しい情報にいつでもどこでも触れられるデバイスということになる。

一番近いのはウエアラブルコンピュータでしょうか。しかし、この言葉はずいぶん前に流行りましたが、最近は誰もウエアラブルコンピュータについて言及しませんね。私の個人的な意見ですが、従来のウエアラブルコンピュータは、手に持たなくてもいいコンピュータにすぎないと思っています。身に付けますが、装着するのを忘れて出かけてしまえばどうしようもなくなります。

では、ポスト携帯電話は何になるのか。私は"衣服"がコンピュータになるのではないかと思っています。おかしなことを言い出したと思うかもしれませんが、30年後や50年後といった長いスパンで見れば、衣服がコンピュータになっていてもおかしくはありません。衣服であれば、入浴中以外は身に付けている人がほとんどなので、外出時に忘れるということがなくなります。

コンピュータになった衣服とはどんなものでしょうか。まず、データ通信機能を持っています。情報に触れるインタフェースの役割も担います。情報は衣服に保存しません。データはすべてクラウドに保存されます。毎日同じ服を着ることはないので、衣服に直接データを保存するのは避けなければなりません。

一番問題となるのは、ユーザーインタフェースでしょう。画面をどのようにユーザーに見せればいいのでしょうか。このユーザーインタフェース部分は、残念ながら"画面"ではないものを考える必要があります。何があるのかは私にもまだ見えていません。考えられるのは、衣服が動いて人間を刺激することくらいでしょうか。何に使うかというと、例えば、行きたい場所をセットしておくと、衣服が進む方向を示してくれるといった用途です。あたかも、袖を引っ張ってもらって目的地に導いてくれる介護者の役割をする。目が不自由な方にとっては非常に便利になるでしょう。

ちょっと待てよ。衣服に行き先をセットするのはどうすればいいのだろうか。実は妙案(トンデモ案ともいう)がある。ど根性ガエル型衣服があればいいのである。ど根性ガエルのぴょん吉はカエルであるが人間の言葉を話せる。つまり、衣服型コンピュータとのユーザーインタフェースは音声が中心となる。しかも、ぴょん吉型コンピュータだと、先ほどの例のように、行きたい場所を話せば、自ら動いて目的地まで案内してくれる。昔のマンガに未来のコンピュータへのヒントがあったとは驚きです。

携帯電話の最大の欠点である"持って行くのを忘れる"を解決できる情報端末は、衣服以外にないと思います。しかも、音声を認識するエージェント(ぴょん吉)によって快適にかつ高速に欲しい情報にたどり着けるようになります。技術的には、洗濯しても大丈夫な素材の開発など、超えなければならないハードルがいくつも出てくるでしょう。すぐには実現できませんが、開発の方向として間違っていないような気がします。これが実現できると、携帯電話を持つ必要がなくなります。

さて、ここまで書いておいてなんですが、私のアイデアは単なる思い付きなので、突っ込みどころが満載だと思います。そこはお許しくださいませ。

2008年08月19日

SNSのつながりはリアルなつながりを生めるのか

たくさんのソーシャルメディアがある。SNSだったらmixiやGREE、MySpace、Facebookなどがメジャーなところだろうか。仕事に使うSNSだったらLinkedInがある。ミニブログだったらTwitterが代表的なところだ。ソーシャルブックマークやソーシャルニュースにまで広げると、国内ならはてなブックマークやNewsing、海外ならDelicious.comやDiggといったところだろうか。

これらのサービスの根底には個人のインターネット内での活動がある。人が日記を書く、友人のブログにコメントを書く、つぶやきに返事をする、ブックマークを共有するなどだ。そこにリアルな人がいることを強く感じることができる。しかもワールドワイドのレベルで。

特に人と人との結びつきを強く感じることができるのはSNSだ。mixiでマイミクになろうとしたら、リアルでの知り合いかよほど興味が同じ人でなければ、マイミクの契りは結べない。もちろん、マイミクになるポリシーは各人で異なるので、誰でもオッケーな人も少なからずいるかもしれないが少数派だろう。

私の場合、mixiのマイミクはリアルで会ったことがある人が多い。とはいっても、オフ会で知り合った人がほとんどではある。MySpaceやFacebookでは、さすがにワールドワイドのサービスであるので、実際に会ったことがある人は少ない。でも、MySpaceなら音楽の趣味が似ている人とコミュニケーションする機会が増えるので、親近感がわきやすい。さらに音楽のイベントを通じて実際に会うきっかけにもなる。また、Facebookでは、さらに範囲は広がり、好きなスポーツや仕事の内容、他のソーシャルメディアでの知り合いなど、さまざまなジャンルの人とつながりを持っている。

たくさんの人と友達になれるSNSであるが、友人を増やしても、メッセージを交換したり、コメントを書いたりするのは特定の人に偏ってしまう。あまねくコミュニケーションするのはリアル世界と同様に難しい。でも、それでいいのかなと思う。

全員が私と同じことを感じるかどうかは分からないが、会ったことはないけれど頻繁にコメントのやりとりをしていると、本当の友人に思えてくる。もちろん、同じ趣味や考えを持っているのがベースにあるから、友人になりやすいのだけど、国境や性別を越えて友人になれるとは思ってもみなかった。私はモータースポーツ、特にF1が大好きだ。F1というキーワードでつながっている友人が、日本だけでなく、インドネシアや中国、アメリカにいる。そして、ひんぱんにメッセージを交換するような人は、F1というキーワードだけでつながっている関係だとはとても思えなくなってくる。これが友情というものだろうか。SNSで友情を育めるかどうか、実は疑問に思っていた時期があった。みんなうわべだけの付き合いじゃないのかと。最近はそのような考え方を否定できる。証拠に、苦手な英語でのやりとりも、「あいつのためなら辞書をひきながらでもメールを書こう」という気になる。友情(または下心)がなければそんな行動はできないと思う。

コミュニケーションをする機会が多い人とSNSで友人になるのは、ある意味、自然な流れだ。一方、SNSでつながってはいるものの滅多に会話しない間柄ではどうだろうか。まるで細い糸でつながっているような関係である。それでも、それを太いロープにすることができる力をSNSは持っている。

つい先日、3カ月ぶりに中国の友人からメッセージをもらった。「地震のボランティアに行っていたから連絡が取れなかった。現場では日本の援助があって助かりました。日本人と日本政府に感謝します。オリンピックを楽しんでくださいね」といった内容だった。SNSの難点は、相手が何らかのアクションを起こさない限り、相手がどういう状況にあるのか分からないことだ。何もない状態が3カ月続くと、リアルの世界にたとえれば、1年以上会っていないような感覚と同じくらいだろう。希薄な人間関係といってしまえばそれだけだが、メッセージひとつですぐに関係を元に戻せる。希薄な関係だからできるのかもしれないが。

さて、ここで何がいいたいのかだんだん混乱してきた。このエントリは自分のために書いているのかもしれない。何かは分からないが、何か人間関係の新しい仕組みが登場しそうな予感がするのだ。今の段階では言葉にできない。でも、何かが変わりつつある。
タグ:SNS


posted by やすお at 03:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年08月18日

長期休みのたびに思う。技術の進歩も考えもの

8月13日から8月17日まで夏休みをとった。会社の規定でこの5日間は強制的に休みを取らなければならないことになっている。5日間の休みが長期休暇なのかどうかは置いて、その間、私は休みでも私の周りではビジネスが進んでいたりする。最近は、どこからでも会社あてのメールをチェックできるので、急ぎの用件であればすぐに対応できる。いや、できてしまうと言った方がいいかもしれない。急ぎの用件でなくても、休み明けの仕事がたまっていくことを実感できる。となると、仕事の段取りを考えるなど休み中とはいえ仕事のことで頭を使わなければならなくなる。

そんな感じで5日間を過ごしたので、なんか休んだ気が全然しない。夏休みは普段接することができない子供と触れ合ういい機会なのだが、仕事のことが頭から離れないので、思い切り子供と遊べない。プールに出かけているときなんかは、「緊急のメールが届いていないだろうか、緊急呼び出しの電話が鳴っているのではないか」といったことばかりが気になった。子供とどういう会話をしたのか覚えていない。考えすぎといわれればそれまでかもしれない。でも、緊急のメールや電話に対応できなければ、それはそれで困るお客さまがいるので完全に無視することはできない。

問題なのは、そもそも私が休みを取っていること。普段通り仕事をしていれば何も悩まなくてすむ。休むから余計な心配が増える。そして、休み中でも仕事ができる環境にあることも問題かもしれない。メールや携帯電話がない時代であれば、休みの日は完全にビジネスが止まる。もちろん、その時代でも緊急対応しなければならない場合はあっただろう。よほどのことがない限り連絡を取ろうとは考えないと思う。現在は、連絡が取れるからとりあえず取っておこうというような感覚である。そして、連絡があれば何か対応しなければならないと思うのはビジネスパーソンの性である。

個人的なことではあるが、今年の夏休みはメールや携帯電話がなければなあと本気で思いました。夏休みは日ごろの疲れをいやす機会だと思うのだが、結局は仕事をしているし、平日はやらない家族サービスもやらないといけない。普段よりやることが増えているのに、これで疲れを取れるとは思えない。それでいて、休み明けの会社は「夏休みを取ったのだから元気になっているはずだ。今日からバリバリ働け」と迫る。会社の言い分は論理的には合っているが、休み中のミッションをこなしたことを考慮してくれない。

私の休み方が下手なのかもしれない。でも、ここ数年は夏休みや年末年始休暇がいやなものでしかなくなっているのも事実。メールや携帯電話など技術の進歩をうらんでも仕方がないのだが、人間は弱いものなので、そうした外部要因のせいにしてしまうのである。困ったものですが。

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2008年08月15日

RSSリーダーは何を使っていますか?

自分が欲しい情報を入手するのにRSSリーダーを使っている人は多いだろう。ニュースサイトがRSSを配信するケースも一般的となり、Webサイトのトップから記事を読むよりも、RSSリーダーでニュースをチェックする行動パターンが増えているのではないだろうか。

このRSSを購読するにはRSSリーダーが不可欠なのだが、みなさんは何をお使いだろうか。RSSリーダーには大きく分けて2種類ある。単独のアプリケーションになっているものとWebサービスになっているものだ。単独のアプリケーションになっているものとして、「goo RSSリーダー(アプリ版)」などがある。Webサービスで提供されているものは「Googleリーダー」や「Livedoor Reader」「Bloglines」などがある。

Webサービス型の「Bloglines」のベータ版に新機能が追加されたというニュースを見て、改めてRSSリーダーについて思ったことを書こうと思う。といっても、このようなツールは自分の手になじむかどうかが一番のポイントとなる。自分が使う機能が実装されていればそれで問題ない。

Webサービスとして提供されているものは、会社でも自宅でも登録したRSSフィードを読めるので、私はもっぱらWebサービス型のGoogle Readerを愛用している。初めてのRSSリーダーは「goo RSSリーダー」だった。便利なソフトだったが、会社と自宅のパソコンで登録RSSの同期ができない(注:現在はWeb版やケータイ版がリリースされている)ので、Webサービス型の「Bloglines」に乗り換えた。Webサービス型としてはユーザー数がもっとも多かったというのが理由であるが、使い始めると、その高速さが非常に気に入った。大量のRSSフィードをさばくにはこれ以上のものはないと感じた。でも、今は使っていない。現在は「Google Reader」に乗り換えている。

実は、Bloglinesに乗り換えるときもGoogle Readerは候補の1つとして考えていた。でも、当時のGoogle Readerはベータ版だったためか、とても高速とはいえず使い勝手が悪かったからだ。Google Readerに乗り換える決心をしたのは、高速に使えるようになったからだ。いつのタイミングかは分からないが、正式版で改良されたのだろう。

実はGoogle Readerに乗り換えたのは別の理由もある。1つはBloglinesの開発が全然進まなかったこと。ベータ版がリリースされたものの、1年以上もベータ版のままで一向に正式版にならない。Bloglinesの開発体制に疑問を感じ、何か別のRSSリーダーを探すことにした。ここで候補に挙がったのが、Google Readerだった。ベータ版のころに触ったことがあるという理由と、FriendFeedなどで共有アイテムを共有できる機能が気に入ったのだ。付け加えると、FriendFeedで共有アイテムを流している著名ブロガーが多かったというミーハーな理由もある。著名ブロガーが使っているのならきっと便利に違いないと思ったわけだ。

日本人ユーザーだとLivedoor Readerのユーザーが最も多いかなと思う。このWebサービスも高速でさばけるのをウリにしている。私も試してみた。確かに高速であるがなんとなく手になじまなかったのでメインでは使用していない。便利だと思うのは、日本生まれのツールだけに、携帯電話と相性がいいことだ。Googleなど欧米のサービスだと、どうしても日本のキャリアに合わせたサービスはなかなか出してもらえないので。

posted by やすお at 04:38 | Comment(3) | TrackBack(1) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年08月13日

インターネット企業が危機的状況になるかもしれない

NECが9月から発売するパソコンの秋冬モデルから値上げをするという。これだけ見ればパソコンの駆け込み購入が増えるのかなと思うくらいかもしれない。「もうそろそろウチも買い替え時期だから早めに買っておくか」と思う人もいるだろう。しかし、ちょっと考えてみよう。グーグルなどのインターネット企業とからめて考えるととんでもないことの序曲かもしれないのだ。

グーグルなどのインターネット企業は、インターネットというインフラがあってこそビジネスを展開できる。ここでいうインフラは、データセンターに格納されるサーバーマシンやルーターなどのネットワーク機器、光ファイバなどの通信施設全体を含む。

利益を上げ続けるには、広告売り上げを増やすことも重要ではあるが、一方でコスト削減、つまりインフラにかかるコストを下げることも重要である。グーグルなどは自前でデータセンターを運用し、数万台レベルのサーバーをどっかんどっかんと入れ続けてきた。これができたのも、ハードウエアのコストパフォーマンスが常によくなってきているからである。インターネットで何が起こっているのかを解説したベストセラー「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)」(梅田望夫 著)で触れられているように、ハードウエアのコストが限りなくゼロに近づくからこそ、イノベーションまたはパラダイムシフトを引き起こした企業が台頭できるわけである。

冒頭のNECのパソコンの値上げのニュースを、パソコンではなくIT機器全体で考えてみよう。値上げの原因が原油高や素材の高騰であるなら、パソコンだけ値上げして他の機器はそのままというのは普通に考えればありえない。当然だが、サーバーマシンやルーターなどのネットワーク機器にも影響が出てくるだろう。どこまで原油高などの影響が出るのか予想はつかないが、一般人がガソリン高に対応するために車をプリウスなどのハイブリッド車を購入している流れをみると、とうてい企業努力では対応できないほど厳しいものになっているはずだ。

このような外的要因により、インフラのコストパフォーマンスはこれまでと同じように改善されないのではないかという仮説を立てられる。現在よりコストパフォーマンスが悪くなるということはありえないと思うが、ありないわけではない。もし、インフラのコストパフォーマンスが悪くなると、グーグルやヤフーのように大量のサーバー/通信インフラを使う部署は大打撃を受ける。企業の存続も危ういほどになるのではないだろうか。

もちろん、原油高や素材の高騰による影響はインターネット企業だけでなく、従来型のリアル企業にもある。「ウェブ進化論」の梅田氏がいう未来は幻想なのだろうか。スターウォーズではないが、新しい経済圏(A New Hope)としてインターネット企業は期待された。インターネット企業の株ならほとんどが上がった時代のことだ。その後、ネットバブルははじけて、インターネット企業も堅実な歩みを始めたのだが、今回の原油高で思わぬところから危機がやってきたようだ。

よくよく考えれば、原油高や素材高騰の影響を受けるのは、インターネット企業に限らない、製造業をはじめ、あらゆる産業に影響がある。なんとなくではあるが、インターネット企業は従来の企業と異なるというイメージを持っている。しかし、基本的なものは同じなのだろう。そう考えると、ネットバブルで信じられない株価をつけた事態が異常だったと改めて分かる。
タグ:web


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2008年08月12日

『インフォコモンズ』(佐々木俊尚 著)を読み始めました

最近はできるだけ本を読むようにしている。何かについてまとまった知識を得ようとすると、Webコンテンツだけでは不十分で、どうしても書籍を読まざるをえない。今回読んでいる『インフォコモンズ (講談社BIZ)』(佐々木俊尚 著)もまとまったアイデアを吸収するのが目的だ。

最新のトレンドをざっくりと把握するためのフロー情報として、Webコンテンツは入手しやすいものである。ただし、Webコンテンツは日々、いや時々、分々、もっというと秒々増えている。Google Readerなど優秀なRSSリーダーが無償で提供されているので、新しく公開された情報をひたすら読むのは楽になった。ただし、あまりにもインプットが過多な状態で、重要なメッセージを自分の中で咀嚼できないまま、右から左へ情報が流れていると感じているときもある。正直、思考停止に陥っていると言っても過言ではない。

さて、今日から読み始めた『インフォコモンズ (講談社BIZ)』(佐々木俊尚 著)は、そんな情報洪水の状態に強制的に置かされている状況が、Webテクノロジーによりどのように解決されるのか、情報共有の未来図を提示してくれる。まだ、半分しか読んでいないので、本書のメッセージをつかんだわけではないが、情報洪水から逃れるためには、情報を軸とした共同体である情報共有圏(インフォコモンズ)の役割が重要になると言っているようだ。情報共有圏(インフォコモンズ)とは、同じ趣味・嗜好を持つ人の集まりであると、私は捉えた。つまり、ジャズが好きな人の集まりや医療に携わる人の集まり、特定の企業に勤める人の集まりなどを示す。情報共有圏内で適切な情報共有ができれば、ノイズやスパムを含んだ情報洪水を避け、自分が欲しい情報を入手できるようになるという。

この考え方は私がこれまでに書いてきたことと似ている。つまりソーシャルグラフがベースとなって情報共有が行われるということだ。ただし、本書ではソーシャルグラフだけでは不十分であるようなことが書かれている。最後まで読んでいないので、まだどのような結論が出るのか分からない。確信しているのは、私の考えていることに対して、何かを足してくれることだ。

半分読んだだけでも、グーグルに代表される検索時代の次に来るものが何かを予想しやすくなる。ソーシャルグラフを構築するSNSはITを使ったサービスである。コンピュータの世界なので、論理にがんじがらめになっている印象を受けるかも知れないが、ソーシャルグラフを構築しているのは、あくまでも人間である。論理だけではない感情といった非論理的要素もからんでくる。SNSが本書でいうインフォコモンズになりきれていないのも、人間系の複雑さが原因のようだ。本書の後半は、現在の問題点をどのように解決し、どのような未来が待っているのか示してくれるに違いない。楽しみながら読み進めていくことにしよう。




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2008年08月09日

Web時代のオリンピックだからこそ実現できるもの

2008年8月8日(金)、北京オリンピックが開幕した。今日は開会式が催された。米大統領のブッシュ氏やロシアのプーチン首相、福田首相など世界の要人が会場にいる中、よろしくない事態にならなくてよかったです。

さて、現代オリンピックはITなくしては運営できません。試合の結果などを速報するにもITが欠かせないし、開会式で打ち上げられた花火は、おそらくコンピュータで点火のタイミングを調整していたと思います。そうでなきゃ、あんなタイミングよく花火が打ち上げられるわけではないので。

今回も前置きが長くなりましたが、選手の入場行進をしていて、ものすごく期待したことがあります。これこそWeb2.0とオリンピックが融合したものだと確信しています。

入場行進をみていると、デジカメやビデオカメラで撮影しながら行進している人が多く見られました。ここで撮影された画像がものすごく気になります。だって、普通の人はオリンピックの入場行進なんて経験はできないので。当事者はうらやましい。そんな非日常の世界を記録として残せるなんて。

とここまで思っていたら、今だったら、そこで撮影した写真はflickrに投稿できるし、ビデオならYouTubeで公開できる。選手のブログで公開してもいいと思います。こんな感じで、選手のだれかが、入場行進の模様をflickrやYouYube、ブログで公開してくれないかなとひそかに期待しています。なんかWeb2.0の香りがプンプンしてきませんか。

この時点ではまだ選手が選手村に戻ってはいないと思う。画像や映像がアップされるのは明日になるのだろうか。ぜひ探してみてみたい。フィールドから観客席を見るとどんな感じに見えるのだろうか。擬似でいいので体験したいです。

デジカメやビデオカメラで撮影をした方々、個人で楽しむだけではなく、広く世界に公開してください。開会式の模様を見たいのは誰もが持っている希望ですから。

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2008年08月08日

インターネットは夏の暑さを救えない

毎日暑いですね。地球温暖化の影響があるのかどうか分かりませんが、とにかく暑いです。幸いなことに、仕事をしている日中は空調が効いているオフィス内にいることが多いのでそれほど苦労しているわけではありません。でも夜がつらいですね。我が家では、寝るときは窓を開け放しにして寝ます。クーラーをつけたままだと次の日がつらいので、もっぱら扇風機をタイマー設定にして寝ています。扇風機が回っているときはいいのですが、タイマーで止まってしまうと、また暑くなって夜中に目が覚めるなど、本当に健康にいいのかどうか分からなくなってきました。

相変わらず導入部が長くなってすいません。こんな夏の暑さをしのぐのに、インターネットの力を使えないかと考えてみましたが、どうやら無理そうです。

そもそも、インターネットにつながるサーバーやネットワーク機器は電気で動いています。と言うことは、これらの機器を動かすと熱が発生します。熱が発生するとサーバーが設置されている場所を冷却する必要があります。そこでエネルギーを使うので、別の場所で熱が発生するという悪循環になってしまいます。

地球温暖化を防ぐためにも消費電力が小さいIT機器が必要です。熱が出ない機器も望まれます。もちろん、10年前の機器と比べたら、消費電力が小さく、それでも性能は高いというようになっているのでしょうが、まだ不十分のような気がします。

IT機器を冷やすために、データセンターを南極や北極に設置するというアイデアがあるとかないとか。アイデアは面白いのですが、もし熱いデータセンターが設置された場合、南極や北極の気温が高くなる恐れはないのだろうかと心配してしまいます。南極の気温が上がったら、生態系に大きな影響がでるのではないだろうか。それに、メンテナンス要員が南極などに常駐ということになると、きついなあ。

やっぱり、インターネットは地球にやさしくないのだろうか。どうすればいい? そうだ、思い切って、夏の間はサーバーを動かさないというのはどうだろうか。北半球が夏の間は、南半球でIT機器を動かす。逆に、北半球が冬のときは、南半球の人々に対してコンピュータリソースを提供する。どうだろうか。

暑いので、なかなかまともな思考ができなくなっている。いかんいかん。

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2008年08月07日

改めて書くほどのことじゃないけれど、やはり人が関わるから面白い

いわゆるWeb1.0のサービスは、Webサイトがあってユーザーがそれを見に行くスタイルだった。これがWeb2.0の時代になると、mixiやFacebookのようなSNSであったりWikipediaであったり、人間の営みを感じるようなサービスに注目が集まるようになった。

Web1.0のころは漠然と「インターネットってなんか冷たい」と感じることがあった。その理由には気が付いていなかった。これがWeb2.0の時代になってようやく分かった。人間がからむ要素が少なかったのだと。

Web1.0の時代だと、インターネットってせいぜい買い物に使うのが限界かなと思っていた。もちろん今ではそんな限界を感じない。やはり人の力は偉大であり、どれだけコンピュータが高速になろうが、通信速度が上がろうが、人の思考能力や発想力にはかなわない。インターネットに人間がからめられる仕組みがあることで、インターネットの限界はほぼなくなったといえよう。インターネットの限界は人間の限界と同じになるからだ。

「インターネットにはまだ無限の可能性がある」と言い換えてもいいだろう。人間の発想は無限である。その発想を実現できるのがインターネットなのかもしれない。リアル世界では、主に空間的な制限が大きく、思いついたものをそのまま実現するのに苦労することが多い。

一方、インターネットであれば何でもできるのかというとそうでもない。人間と人間のかかわりの強さにおいては、実際に相手の顔が見えるリアル世界にかなわない。もっとも強いものが人間なのだとすると、永久にインターネットはリアル世界に追いつけない。現時点ではそう思う。

月並みな結論だが、リアル世界からみたインターネットと、インターネットから見たリアル世界は両方とも弱点がある。リアル世界の弱点を補うのがインターネットなのかなと思う。やはりリアル世界の空間的制限は大きな不便だ。

さて、「リアル世界の弱点を補うのがインターネット」と何気に書いたが、将来は「インターネットの弱点を補うのがリアル世界」と言うのが普通になるかもしれない。どういう世界かって?。インターネットではモノを買うことはできるけど、それを実際に手で触るにはリアル世界の宅配便サービスが必要だよね。もしくは、自分がリアル店舗に出かけて行くとか。そんなところがインターネットを補うリアル世界のサービスかな。もちろんこれはごくごく一部なのだろうけど。きっとまだ出てきていないサービスがある。それが何かはまだ我々は気が付いてない。

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2008年08月06日

SNSにTwitterのようなつぶやき機能は必要か。具体的にはmixiのエコー機能のこと

2008年8月4日に、つぶやき機能「みんなのエコー」がmixiに追加されました(関連記事:mixiがTwitterライクなサービスを追加、どんな効果があるの?)。mixiにとっては新しい機能かもしれませんが、MySpaceやFacebookといった海外のSNSでは当たり前の機能です。そういう意味では、mixiがこのような海外のSNSの後追いをしているだけともいえます。もっとも、海外のSNSでは、「みんなのエコー」のような機能は、"つぶやく"というより、自分の状況(ステータス)をフレンドや新しくプロフィールを見に来た人に通知するのが目的です。Twitterのように「腹減った」というような書き込みはあまり見かけません。「家にいます」や「どこそこに出かけます」といったプレゼンスを通知するのがメインになっています。まあ、それが本来の使い方なんですけどね。

mixiのエコー機能は悪くはないのですが、投稿したものはマイミクの画面にしか表示されないのが難点です。Twitterと同じにしろとは言いませんが、せめてマイミクのマイミクくらいまでは、自分の画面でチェックできればもっと使える機能になったのかなと思います。Twitterにはパブリックタイムライン(公開つぶやき)があります。これはTwitterユーザーの中で、つぶやきを公開している人の書き込み一覧のことです。mixiのエコーもパブリックタイムラインを見られるページがあればいいのかなと思いました。日記はmixi内で公開された最新のものを見られるので、その仕組みでエコーを見られたら、会員同士がつながるきっかにもなるのではないでしょうか。

「みんなのエコー」という機能が中途半端になっているせいなのか、私のページに表示されるエコーのほとんどは、Twitterで知り合った人のものになっています。これだったら「Twitterでつぶやいていればいいや。mixiのエコーはいらない」と思ってしまいます。仮説ですが、mixiの会員はエコーをどう使っていいのか理解できていないんじゃないだろうかと思っています。Twitterユーザーだったらすんなりと使えるんだけどね。

さて、マイミク同士のコミュニケーションに使うのがエコーの目的であれば、チャットの方が便利だと思います。

mixiでのマイミク同士のつながりの濃さは、海外のSNSと比べるとかなり濃いです。mixiでは結構仲がよくならないとマイミクにはなりにくいですよね。海外のSNSでは、顔を合わせたことがないのはもちろん、フレンドになってから一度もメッセージを交わしていない人までいます。

それだけマイミク間のつながりが濃いわけです。Twitterは、ちょっと心に留まった書き込みを見かけたらfollowするという行動ができます。相手の発言を見るのに承認などは必要ありません。自由につながり、自由につながりを切る。FacebookやMySpaceといった海外のSNSと比べても極めて薄い関係で、Twitterユーザーはつながっています。

濃い関係でつながっているマイミク同士のコミュニケーションに、Twitterのようなゆるい関係向けの機能はなじみません。なので、mixiユーザーはエコーに何を書いていいのか戸惑っていると思います。ゆえに現状ではTwitterユーザーでもあるマイミクのエコーしか私のページに表示されないわけです。

mixiにはすでにあるものを取り入れるだけではなく、会員の行動をもっと分析して新機能をリリースするべきだと思います。仮にエコーを定着させるつもりなら、会員のつながりの濃さをもっと薄くするようにもっていくべきだと思います。ただし、これは各SNSの文化みたいなものだから、変えるわけにはいかないでしょう。だとしたら、エコーの機能を変えるしか方法はありません。もしくは、エコー自体をインディーズ機能のままにして、予定通りの使用期限を迎えたらそのままお蔵入りさせてしまうことも選択肢の1つとなるでしょう。個人的には残念なシナリオだけど。

mixiは世界のSNSからみると、かなり特殊なサービスです。特殊なことが悪いわけではありません。日本人に受け入れられるものを開発していたら現在の姿になったということでしかありません。ユーザーに受け入れられているのだからサービス内容に問題があるわけではありません。問題なのは、成熟したサービスになってしまうことです。これが、mixiにとって一番の恐怖だと思います。

mixiも株式を公開している上場企業です。投資家から集めたお金をうまく使って、投資家を儲けさせなければなりません。何に使うかは経営者が決めることですが、利益を出さなければ投資家から文句が出ます。mixiはどこにお金を使うべきか迷っているように見えます。最近、相次いで新機能をリリースしているのは、投資家にいろいろ言われているからかもしれません。もちろん目的は次の成長路線を描くためなのですが。

今のところ、海外のSNSがmixiを凌駕することはないでしょう。そういう意味では外的要因をあまり気にせずにビジネスができるのはラッキーです。反面、日本の外に出て行くことができないのも事実。これはそのままデメリットになります。好調のように見えるmixiも意外と正念場を迎えているのかもしれません。

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2008年08月05日

mixiがTwitterライクなサービスを追加、どんな効果があるの?

mixi_echo.bmpmixiでつぶやき機能「みんなのエコー」が追加されました。もちろん、つぶやきサービスのTwitterを意識して追加した機能でしょう。インディーズ機能なので、今のところ2008年9月1日までの期間限定サービスです。

さて、この「みんなのエコー」ですが、誰が使うのでしょうか。想像ですが、mixiで日記を書くのに疲れた人に向けたサービスなのかなと思いました。日記を書くには体力(精神力かも)が必要ですが、つぶやきなら、その瞬間、思っていたことをさらりと書き込めます。

mixiはユーザーが何か情報を入力しないと成り立たないビジネスモデルになっています。日記の更新やコミュニティへの投稿があって、新しいページが生成され、そこに載せる広告が表示されるスペースが増える。ざっと、そんなビジネスモデルです。今回の「みんなのエコー」は、ユーザーに何かを入力させるのに有効な機能。それに加えて、滞在時間を増やすのにも貢献するかもしれません。Twitterもそうだけど、一日中立ち上げておいて、ちょっとした時間にさっと書き込み、反応があればチャットのようなコミュニケーションをするといった用途に向いているのかなと思う。

FacebookやMySpaceといった海外生まれのSNSでは、このつぶやき機能は当たり前に実装されています。Twitterの書き込みと同期を取らせることもできるようになっています。2008年8月4日現在、mixiのみんなのエコーはmixi内で閉じたサービスです。外部サービスと連携する機能もありません。インディーズ機能とはいえ、ちょっと中途半端かなと思います。せめて、TwitterのようにAPIを公開して、みんなのエコーに書き込むツールを第三者が開発できるような環境を整えるべきでしょう。そうすればかなり用途を広げられると思います。

別の方向としては、チャット機能を搭載することも考えられます。私自身はチャットとほとんどやらないのですが、これまたFacebookやMySpaceはチャット機能を備えており、たくさんの人に使われているようだ。私には少し信じられない話なのだが、チャットがSNSのキラーアプリケーションになるのであれば、mixiもチャット機能を導入したほうがいいのではないでしょうか。もしかすると、つぶやき機能よりもチャットの方が重要だったかもしれません。

それにしても、最近のmixiは新機能のリリースを相次いでリリースしています。次の成功路線を探るためのテストという見方ができます。mixiはOpenSocialを支持しており、mixiをオープン化させるのは規定路線といっていいかもしれません。その下準備が「みんなのエコー」であったり、「mixiラジオ」なのかもしれません。
タグ:mixi twitter


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2008年08月02日

ソーシャルブックマークのDelicious.comがついにリニューアル

出る出るといってなかなか出ないのは、UFOだったりオバケだったり、当たりくじだったり、ラジュバンダリ...というのは置いといて...。

ついに、ソーシャルブックマーク(SBM)の巨人がバージョンアップしました。私はWebブラウザのFirefoxの拡張機能「Delicious Bookmarks」と組み合わせて使っています。実はこのFirefoxの拡張機能が便利すぎるので、del.icio.usのWebサイトにはほとんど行きません。自分のブックマークを検索するとき以外は、Firefoxだけで事足ります。

とはいえ、ブックマークしたものを検索するのはWebサイトの方が便利です。今回のバージョンアップでは検索機能が強化されており、検索速度が上がったとのことです。試してみると確かに速い。これからは、とりあえずブックマークしておいて、必要なものは検索で探すスタイルが一般的になるかもしれません。これって、グーグルのGmailなどのサービスコンセプトに似ていますね。必要なものはとりあえず検索機能で抽出する。より正確に絞り込みたいときはタグを使う。こんな感じでしょうか。

そういえば、Webサイトの名称も「Delicious.com」に変更されました。手でURLを入力していた方には朗報です。私も手入力派なのですが、よく「deli.cio.us」とか「de.licious.com」とか、とにかくピリオドの位置を間違えます。今後は大丈夫でしょう。「.com」を入力し忘れるかもしれませんけどね。話はそれますが、私が気に入っているソーシャルブックマークの「Ma.gnolia」もサービス名の途中でピリオドが入っているので、よく間違えます。「Mag.nolia」とか「Ma.gnoria」とかエルとアールを間違うこともあります。英語は難しいですね。

さて、ブックマークしたものですが、みなさんどのように活用してますでしょうか。私はDeliciousでブックマークしたものは、アグリゲーションサービスのFriendFeedとSNSのFacebookに何をブックマークしたのか流れるようにしています。また、スタートページのiGoogleやNetvibesで、Deliciousのウィジェットを組み込んで、ブックマークしたものが一覧で表示されるようにしています。

これは、自分が役に立った情報は、きっと他人にも役に立つだろうという考えでFriendFeedとFacebookに流しています。スタートページに一覧を表示しておくのは、何をブックマークしたのかを忘れないようにするためです。ブックマークだけして読まないページはたくさんあります。それをなくすためにスタートページを活用します。私は用途に応じて複数のスタートページを切り替えて使っています。どのサービスにもDeliciousのウィジェットを組み込んでいます。目障りになるくらいが私にはちょうどいいです。自然と何をブックマークしたのか頭に残るようになりますから。

かなりDeliciousのニューバージョンから話がそれました。それたついでに書いてしまうと、現在のDeliciousは米Yahoo!の傘下にあります。買収時はDeliciousの創設者であるJoshua Schachter氏はYahoo!で働いていました。しかし、Deliciousの社内での開発がほとんど止まってしまったため、同氏はYahoo!を去ることになった(関連記事:事態はさらに悪化。Joshua SchachterがYahooを去る)。

同氏がYahoo!を去ってから1ヶ月くらいしかたっていない。今回のDeliciousの新バージョン公開は、同氏をリスペクトした結果なのかもしれません。私が思っていた以上に早く公開されたので。2008年中にリリースされればいいかなと思っていました。

そんな物語もあるDeliciousをもっと活用できるように研究したいと思います。日本のはてなも新しいはてなブックマークを公開してくれないかなあ。今のままでは使いにくくてしょうがないです。使わなければいいのだけど、日本人がどのようなコンテンツに興味を持っているのかを肌感覚で知るには、どうしてもはてぶの力を借りなければいけないので、しょうがなくはてぶを使っています。

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2008年08月01日

iPhoneに対応したmixiとMySpace、急ぐ必要はあるのだろうか

「iPhoneバブルか」─。mixiとMySpaceはiPhone用のアプリケーションをリリースした。国内のiPhoneユーザーがどれだけなのか分からないが、2008年8月現在ではそれほど多くはないだろう。しかも、mixiやMySpaceの会員でiPhoneユーザーがどれくらいの割合なのか考えると、そんな早急に対応する必要があったのだろうか。

きっとiPhoneに対応すると先進的なイメージが出るのだろう。基本的には無料で提供されているSNSサービスにとって、イメージアップをはかりブランド力をつける戦略はまっとうなものだ。手っ取り早いのは、もともとイメージがよい商品に便乗するというやり方。改めて説明することもないが、アップルというブランドが提供するiPhoneというブランドに便乗して、自社サービスのブランド力を上げる方法だ。

iPhoneにからめると今ならマスコミが動く。メディアで紹介されれば、その広告宣伝効果は非常に大きなものになる。もちろん取り上げられ方にもよるが、今回のiPhoneへの対応で悪いことを書かれることはないだろうから、純粋にイメージアップにつなげられる。

iPhoneのアプリ開発環境はオープンになっている。アプリケーションを開発しようと思えば、誰でも参加できる。とにかく今は、iPhoneでの事業モデルを精緻に考える前に、何ができるのかフィージビリティスタディの段階なのだろう。

結果はおそらく発表されない。もちろんiPhoneアプリによるmixiやMySpaceの会員増やページビューの増加などのデータは各社でトラッキングするだろうが、よほどの効果が出ない限り公表することはない。私はiPhoneによる効果は出ないと思っている。出たとしても極めて限定的なものだろう。現状を言ってみれば"iPhoneバブル"のようなものなのかもしれない。

posted by やすお at 01:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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