2008年07月31日

祝!通過点の100エントリ ─ 未来はいつも先にある

おかげさまでこのエントリが100回目の投稿となりました。2008年3月から始めているので、5ヶ月近くで100エントリに達しました。1月に20本くらいのペースでの投稿ですね。まあ、100本目だからといって何があるわけでもありません。単なる通過点でしかありません。ブログとしてはまだまだヒヨッコですので、これからはさらに切り口の鋭さなどを磨く必要があると思っています。

自分のメモとして始めたこのブログですが、記事を投稿しているうちにだんだん楽しくなってきました。これからもインターネットの分野で起こっていることで、私が興味を持ったものを紹介するスタンスを変えるつもりはありません。でも、もう少し私の近況だとかインターネット以外のこともご紹介した方がいいかなとも思っています。

今のスタイルではどうしてもニュースサイトのようになってしまい、私のキャラというか人間くささが出ていません。ブログ自体がとても冷たいものという印象を与えてしまっているのではないでしょうか。せっかくのブログですから、私とインターネットの関わりやインターネットに応用できそうなリアル世界の出来事などもからめられると、もっと人間の温かみなども感じてもらえるのではないかなと思っています。

インターネットはコンピュータ同士をつなげるコンピュータネットワークの技術です。とはいえ、実際につながっているのは体温を持った個人です。mixiやFacebookといったSNSは、人間を主役に置いたインターネットサービスの代表例といえるでしょう。そんな人間の感触や気持ちもこのブログを通して伝えていければと思います。結局、最後は人ですから。

さて、私自身もいくつかのSNSをユーザーとして楽しんでいます。ブログの画面右側にはFacebookのバッジを置いていますし、mixiのプロフィールへのリンクもあります。ここで会ったのも何かの縁。自由にフレンドリクエスト/フォローしていただいて結構です。つながればつながるほど何かを生み出せそうな気がします。みなさんもそんな気がしませんか?

さて、最後にもう1つ宣伝。Facebookのアプリケーションで「Blog Networks」というものがあります。ブログとブログの読者をつなげるアプリケーションです。ここにこのブログも登録しています。Facebookのアカウントをお持ちの方は、よろしければブログの読者に登録してみてください。具体的に何か得するわけではありませんが、ブログとSNSをつなげる強力なソーシャルメディアが誕生する予感がします。

Blog Networks(Facebookアプリケーション)

「ネット雑記 〜3年後のネットが見えるかも〜」のページ
http://apps.new.facebook.com/blognetworks/blogpage.php?blogid=9267

さらりと100エントリ記念を書くつもりでしたが、長くなってしまいました。これに懲りず、このブログを楽しんでいただければと思います。

よろしくお願いします。

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やすお

posted by やすお at 02:16 | Comment(0) | TrackBack(1) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月30日

マイクロソフトは昔から3次元CGが大好き

パソコン用OSのWindowsのイメージが強烈なマイクロソフトであるが、実は3次元CGが好きな企業としても、ごく狭い範囲の中で知られている。

前回は3次元CGソフトのtrueSpaceが無償で公開されたことを取り上げた。ソフトを買収しているマイクロソフトが同社のVirtual Earthで多くの人に3次元モデルを制作してもらうことを意図している。今回は普段目にしないような昔話をしてみよう。

よくよく考えてみれば、マイクロソフトはゲーム機のXboxを開発・販売している。私はゲームをほとんどしないので、Xboxにはどのようなゲームがあるのかよく知らない。テレビCMなどをみていると、Xboxで動くゲームは3次元の仮想世界の中を動き回るものが多いように思う。3次元CGを研究してきた結果がXboxなのかもしれない。

そしてマイクロソフトには意外な過去がある。プロ向けの3次元CGソフトを製品として持っていた時期があったのだ。これも買収して手に入れたものだが、加Softimage社(ソフトイマージュ)を買収していた。現在はノンリニアビデオ編集システムの米Avid Technology社に買収されている。製品名は「Softimage 3D」というもので、もう10年以上も前の話しであるが、当時はゲーム制作によく使われていた。当時のゲーム機は初代PlayStationが全盛のころだ。ちなみにSoftimage 3Dというソフトはプロ向けの3次元CG作成ソフトのトップブランドだった。価格も1本100万円くらいするものだ。プロの道具といっていい。Windowsのマイクロソフトが、業務用3次元CGソフトを買収したものだから、比較的大きなニュースになったわけだ。

さて、このマイクロソフト、3次元CG業界では大きな功績を残している。昔は3次元CGというものは研究室で使われるようなもので、一般的ではなかった。制作環境もUNIXだったし、そもそも3次元CGを作成するには、ものすごいCPUパワーとメモリー容量が必要になる。当時パソコンは64Mバイト搭載していればWindows 95がそれなりに動いていたはずだ。そんな時代に、512Mバイトのメモリーを搭載したマシンが必要だったりするなど、とても一般人が持っているマシンでは3次元CGを制作するのは不可能に近かった。

マイクロソフトはSoftimageを買収したことで、3次元CGの制作環境をUNIXからWindows NTに移行させることに成功した。ちなみにSoftimage 3DはUNIXで動くソフトであったが、マイクロソフトに買収されてからWindows NT版がリリースされた。プロが3次元CGを作成するならUNIX(しかもシリコングラフィックス)じゃなきゃだめだという風潮があったが、これを見事に打ち破っている。機器コストが安く済むパソコンでUNIXと同じ仕事ができるのであればということで、3次元CG制作環境はどんどんWindows NT環境へとシフトしていった。これにともない、Windows NTマシンで動く3次元グラフィックスボードなどの周辺機器も高速で安価なものが出回るようになった。これにより、どんどん3次元CGの制作コストが下がり、CGが一般的なものになっていった。フルCGのアニメーションが映画館で上映されるのもマイクロソフトがCGに興味を持っていたからかもしれない。

ちょっとマイクソフトをほめすぎたような気がするが、それくらい3次元CG業界においては影響が大きかったのである。もしかしたら、ビル・ゲイツがCG好きなだけだったのかもしれないけれど。

とまあ、マイクロソフトのこのような過去があり、そして最近の加Caligari社のtrueSpaceが買収&無償公開されたとあって、今度は何をするのだろうとつい期待してしまうのである。

posted by やすお at 01:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月29日

3次元CG作成ソフトのtrueSpace 7.6が無償公開、これには驚いた

2つの意味で驚いた。1つは、マイクロソフトが3次元CG作成ソフトの「trueSpce 7.6」という高機能な3次元CGソフトを無償で公開したこと、2つ目はtrueSpaceを開発している加Caligari社が、2008年2月にマイクロソフトによって買収されていたことだ。SteveBeSpiderWhite_small.jpg

trueSpaceというソフトは、10万円を切る、本格的な3次元CG作成ソフトとしては低価格のソフトだ。3次元形状を作成するモデリング機能、ライトやカメラの位置を調整して画像を作成するレンダリング機能、アニメーションを作成する機能など、3次元CG制作のための機能がフルで揃っている。(本格的な3次元CGソフトの中では)低価格なソフトとはいえ、クリエータの卵には入門用にちょうどいいソフトだ。

私はクリエータではないが、trueSpaceのユーザーだった。3次元CG関連の仕事をしていたので、少しは3次元CGソフトに触れておこうと思って購入した。もう10年以上前の話だ。「trueSpace 2」の時代である。当時はブログがないので、ホームページを作成し、トップ画面の画像にtrueSpaceで作成した3次元画像を貼り付けていた。プロには適わないが、素人でもそれなりのものが作れたと思っている。独特のユーザーインタフェースを持つソフトであったが、慣れるのに時間はかからなかった。当時のプロのクリエータが使うソフトと比べると、細かなところで機能が削られているので、かえって迷わずに済んだのかもしれない。ホームページの画像以外にも、戦車のアニメーションや戦闘機の画像を作成していた。trueSpaceで創作意欲が沸き立ってきたものだ。残念ながら、私はそれほどセンスがなかったので3次元CGを作成するのは時間がかかっていた。なので、完成した作品の数は少なかったけど。とにかく楽しませてもらった記憶はある。

そんなtrueSpaceを開発している加Caligari社が、10年たってしまった今、米Microsoft社に買収されているとは思っても見なかった。今回のtrueSpace無償公開のニュースを読んで、非常に驚いたわけだ。3次元CGの用途は10年前と比べると広がっている。10年前は、印刷物やテレビ番組、映画、ゲームといったところが主な用途であった。現在では、これらに加えて、インターネットという活躍の場が加わった。Second Lifeのような3次元バーチャルワールドが登場しているし、2次元の地図を3次元化しようとするグーグルのGoogle MapsやマイクロソフトのVirtual Earthといったサービスもある。trueSpaceを無償公開したのは、ユーザーにVirtual Earthの3次元オブジェクトを作成してもらおうという意図がある。Web2.0時代のCGM(Consumer Generated Media)の考え方である。

trueSpaceがこんな形で使われるようになるのは、元ユーザーとしてうれしい話だ。だが、trueSpaceを3次元オブジェクトのモデリングだけに使うのはもったいない。3次元CGアニメーション作成ソフトとしても優秀なので、アニメーション機能をVirtual Earthに盛り込んで欲しいと思う。実装方法はマイクロソフトに任せた。私は1人のユーザーとして待つ。

さて、誰にでも3次元CG制作の環境が与えられるのはいいことだ。しかし、ツールを与えられたからといって、誰もが3次元CGオブジェクトを作成できるとは限らない。ツールはツールであって、何を作るかを決めるのは作り手にゆだねられる。センスも問われるだろう。それでも挑戦するのはいいことだと思う。私も時間ができたら挑戦しようと思う。久しぶりにtrueSpaceと再会できたことだし。

今回はあまりインターネットと関係ない話になってしまった。おそらく、次回もこの話の続きになると思う。マイクロソフトと3次元CGについて過去の経緯を含めて雑感を書いてみようと思う。マイクロソフトの意外な面が見えてくると思う。


◎参考記事


posted by やすお at 01:53 | Comment(1) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月27日

ブログ通信簿−少し納得できない結果が出ました

ブログ通信簿」はブログのURLを入力すると、ブログ作成者のプロフィールを分析してくれるサービスです。ポータルサービスのgooが提供しています。最新記事10件から判定します。面白そうなので私もやってみました。gooが現状でどれくらいのテキスト解析技術を持っているのか知りたかったし。

結果は下記の通り。

tushinbo_img.rb.png


ブログの性別と年齢はいいとして、主張度が「1」というのが納得できません。自分の意見は述べてきたと思っているので、意外な結果に驚いています。挙句の果てに「あなたは一般生徒タイプです。もっと自分の意見を言ってみてもいいのでは」などと通信欄に書かれてしまうとは。

自分が予想した結果が出なかったからといって、ブログ通信簿が悪いわけではありません。自分では認めたくないですが、客観的にみれば、ブログ通信簿の結果が正しいのかもしれません。

ということは、もっとビシッと物事を斬っていけばいいいのかな。よし、がんばろう。

ブログを持っている方は、試してみてはいかがでしょうか。意外な結果が出るか、予想通りとなるかはやってみないと分かりません。一度、客観的に見た自分を調べるのにいいかもしれません。

◎ブログ通信簿
http://blogreport.labs.goo.ne.jp/tushinbo.rb

posted by やすお at 09:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月26日

リニューアル後のFacebookが画面をちょっとだけ修正

facebook_imported_stories_settings.pngFacebookは7月22日にリニューアルしたばかりだが、まだ完全には作業が終わっていないようだ。おそらくリニューアル後にユーザーから指摘されたことを徐々に反映しているのではないだろうか。

Facebookには連絡していないが、リニューアル後の画面でおかしな部分があると過去のエントリで指摘した。今日(2008年7月26日)、Facebookにログインしたところ、指摘した部分が改善されているのに気が付いた。やはり世界中で困っていた人がたくさんいたのだろう。画面のように、「Wall」タブのところに「settings」というリンクが設置され、それをクリックすると、従来と同じように外部サービスのデータをインポートしてMini-feedやNews feedに表示できる。

細かいところでは、画面上部にも「settings」リンクが設置された。ここでは、ユーザーの情報を設定する「Account settings」と、情報の公開範囲を指定したり特定のユーザーをブロックしたりする「Privacy settings」がある。この設定はあまり変更しないので気が付かなかったが、外部サービスのインポート機能と同様に、探しにくいところに追いやられていたのだろう。トップに復活したわけだ。もしかすると、気が付いていないところで細かい点が修正されているかもしれない。

posted by やすお at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月26日

mixiはブログサービスとしてはとても中途半端だと分かった(後編)

前編ではmixiをブログプラットフォームとして捉えたときに、なんとなく感じる違和感について書いた。今回は拡張性という観点でブログサービスとmixiを比べてみよう。拡張性はブログに軍配が上がる。ブログではさまざまなブログパーツを設置することでカスタマイズできる。もちろんブログ本体の画面レイアウトの自由度も高い。テンプレートを変えることで好みの画面に仕立てることができるし、スタイルシート(CSS)を修正すればかなり細かなカスタマイズができる。

一方、mixiは何かパーツを貼るようなことはできない。フォト・動画投稿サービスやmixiラジオ、レビューなどはブログパーツとして考えて良いと思うが、せいぜいそれくらいである。プロフィール画面をカスタマイズすることもできない(mixiモバイルは表示テンプレートを変更することはできる)。

mixiでは、スタイルシート(CSS)の修正やJavaScriptの追加といったカスタマイズ機能が提供されていない。これでは、自分好みの画面を見せることができないし、ブログではたくさんのブログ事業者が提供しているアフェリエイトで儲けるための設定もできない。また、SEO対策はmixiにはないに等しいので、外部からmixiにたどり着いてもらうこともできない。せめて、プロフィールページのみ無認証で公開できるオプションがあればいいのにと思う。

とはいえ、ブログパーツのようなものがなかったり、レイアウトを修正できなかったりしても、mixiで閉じた世界にいるならば、不自由は感じないだろう。もしかすると、ガラパゴスSNSとして、さまざまな制約をあえて設けることで利便性を上げている可能性だってあるかもしれない。

また、このブログはseesaaを使っているが、「このブログの読者になる」という機能がある。seesaa以外にも同じブログプラットフォームサービスを使っているもの同士がゆるやかにつながる機能を提供している。あたかもブログがSNSになろうとしているかのように。当然ながら、mixiのサービス領域と重なる部分が出てくる。

また、GoogleなどのOpenSocialやFacebookのFriend ConnectといったSNSやWebサービスを連携させる仕組みが整いつつある。これにより、SNSやブログがつながりを持つのは明らかである。ブログがSNSのようにソーシャルメディア化していくトレンドは、mixiにとっては悪夢だろう。現実はきびしく、Webサービスは何でもソーシャル化に進んでいる。悪夢が正夢になってしまう確率は高い。

posted by やすお at 03:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月24日

mixiはブログサービスとしてはとても中途半端だと分かった(前編)

先日のエントリ「mixiは日本最大のブログプラットフォーム」で、mixiは基本的にはブログプラットフォームであると書いた。元記事はTechCrunchの分析だ。mixiをブログプラットフォームとして見た場合、とても中途半端なサービスに思えてきたので、なぜそう考えたのかここに書いておこうと思う。mixiがダメだと言うつもりはまったくない。むしろ、SNS機能を実装しているブログプラットフォームがある今、mixiはどの方向に向かっていくのかに興味を持っている。

さて、誤解を恐れずに書くと、mixiの日記はあくまでも日常の出来事を綴るものである。専門性を問われることはまずない。逆に言うと、mixiの日記では何か特定のテーマで情報発信する場としてはふさわしくない。

特定のテーマで何か書きたい場合、mixiならばコミュニティがある。特定のテーマで複数の人が情報交換しており、一見、特定テーマのブログのように見える。だが、コミュニティ内で個人のキャラが立つことはほとんどなく、ブログ特有の書き手のニオイみたいなものが感じられない。その結果、コミュニティでは思ったほど深い議論はなされてないような気がするし、濃い情報を発信する人も少ないように思える。ブログの場合は、これでもかというほど書き手の情熱やキャラが伝わってくるのにだ。

あえて言うと、コミュニティはmixi内で運営されているミニSNSといえる。ただし、たとえコミュニティを個々のトピックスまで分解してもブログになることはない。現状のmixiではブログプラットフォームにはならないのだ。コメント機能はあるが、トラックバックができないなど、会員同士のつながりを重視するわりには十分な機能を提供しているとはいえない。

では、mixiがブログプラットフォームになるにはどうすればいいのだろうか。例えば、日記とコミュニティに投稿したトピックスを1カ所に集めた個人のページがあれば、ブログライクなページにならないだろうか。現在の個人のプロフィールページを拡張すれば容易に実現できそうな気がする。特定の個人が発信した情報をまとめたページがあると、それを見たユーザーは書き手のキャラを感じることもできるだろう。

となると、mixiに必要なのはmixi内に分散しているコンテンツをアグリゲーションする機能だということになる。世界一のSNSであるFacebookにはすでに持っている機能である。コンテンツアグリゲーションサービスを提供している企業はたくさんある。例えば、FriendFeed。ミニブログのTwitterやブログの投稿記事、Flickr、Google Readerで共有設定にした記事など、さまざまなものを1つにまとめてタイムラインに配信できる。しかもFriendFeedには気に入った人がアグリゲーションしているコンテンツを自分のタイムラインに表示することができる。SNSライクな機能をアグリゲーションサービスも実装するようになっているのだ。そういえばroomsというmixiでいうところのコミュニティ機能もリリースしている。

「すべてはソーシャルへ」と言うつもりはないが、あらゆるサービスが"つながり"を求めてサービスを拡張しているように思える。もしすべてのWebサービスにSNS機能が載ったら、mixiはどのような戦略に出るのだろうか。

さて、長くなってきたので、今回はここまで。次回は拡張性についてブログとmixiを比較し、何がmixiに足らないのか書こうと思う。

posted by やすお at 08:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月22日

Facebookがリニューアル、シンプルで表示が速いプロフィール画面に

Facebookリニューアル後のプロフィール画面ついにFacebookがリニューアルした。6月中には新画面が使えるようになる予定だったが、結局7月にずれ込んだ。新画面の印象は、以前と同じくシンプルで使いやすいものだということ。タブで情報が区切られるので、整理した形でプロフィールをチェックできる。

Facebookはアプリケーションをインストールできるようになってから、プロフィールページが大量のアプリケーションで埋まってしまう人も多かった。新画面では、Facebookの標準アプリケーション以外は別のタブで表示されるようになった。自分のステータスやWallへの書き込みは「Wall」タブに表示される。

これは、従来のMini-Feedに代わるものである。ただし、ここで1つ分からないことがある。従来のMini-Feedでは、del.icio.usでブックマークしたものやYouTubeのお気に入りに設定したものをMini-Feedに流す設定があったのだが、それを設定する画面を表示するためのリンクが見当たらない。よく探せば見つかるのだろうが、今のところ見つからない。外部サービスの情報を取り込むのはやめる方向なのだろうか。それなりに便利だったのだが...。

さて、「Wall」タブの右には「Info」タブがある。誕生日や興味がある性別、興味があるモノなどユーザーの属性情報が入る。従来のプロフィール画面では、この「Info」タブに載せている情報が表示される位置がまちまちで、Pokeされたり、検索でヒットした人がどのような人なのかチェックしようにも、どこにユーザー属性が表示されているのか分かりにくかった。そもそも、公開されているのかどうかも分かりにくい。「Info」タブで独立させたことで、その人の属性を容易に知ることができる。

Facebookの特徴であるアプリケーションは「Boxes」タブにまとめて表示される。この「Boxes」タブはやはりたくさんのアプリケーションを追加しているとゴチャゴチャしてしまう。なお、タブは増やすことができるので、よく使うアプリケーションは別のタブとして独立させた方がいいと思う。

プロフィールページがタブ化されたことで一番良かったのは、プロファイルページの表示速度が速くなったことである。これまで、「Facebookは重い」という意見をよく耳にした。確かにたくさんのアプリケーションがインストールされたページを表示するのは非常に遅い。他人のアプリケーションを確認する機会はそれほど多くないだろうから、今回のリニューアルによりユーザーのイライラは少なくなると思う。ただし、Facebookが重いと感じている人で、アプリケーションの実行環境によるものは、今回のリニューアルでは解消されない。残念であるが、アプリケーション提供者が実行環境を整備するのを待とう。

こんな感じでざっとファーストインプレッションを書き記した。使い込めば、良い点も悪い点も見つかるだろう。今のところ、私は新画面を気に入っている。何より、表示が速くなったのがうれしいのだ。
タグ:Facebook


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2008年07月22日

mixiは日本最大のブログプラットフォーム

海外から日本のサービスを見ると、思わぬ発見がある。TechCrunchの記事「mixi―純然たる日本ローカルのSNSの成功を分析する」によると、mixiは日記を書くことがユーザーの活動の中心になっており、日本最大のブログプラットフォームになっているということだ。

よく研究しているなあと思う。確かにmixiは日記がメインのコンテンツだ。でも、日記をブログと考えたことはなかった。よく考えれば、日記は個人の日常を綴ったブログだ。そして、コミュニティは特定のテーマに特化したブログになる。コミュニティの管理人がブログのオーナーで、記事をポストできる権限をブログ(コミュニティ)の登録者に与えたり与えなかったりを決めている。ブログエントリー(コミュのトピックス)にコメントが付けられるのもブログと同じである。

ただし、mixiをブログと考えると非常にカスタマイズ機能が乏しいといわざるを得ない。ブログパーツはmixi提供のニュースや動画、フォト、レビューくらいしかない。

mixiはオープン化への道を進もうとしている。まだ具体的なものはほとんど出てきてないが、過去エントリ「mixiは日本版Facebookになるか」で書いたように、Facebookに似たプラットフォーム/ビジネスモデルを提供するのかもしれなし。もしそうなった場合、日本最大のブログプラットフォームであることを意識してオープン化して欲しいところだ。Facebookと同じではおそらく日本人ユーザーはmixiから離れていってしまうだろうから。

mixiの強みは「日記」だと改めて思う。運営者側から見れば、ユーザーが日記を書くことで自動的にコンテンツが増えて、広告の露出機会も増える。自動的に儲かる仕組みを構築できているのが現状だ。いわゆるCGM(Consumer Generated Media)の成功の典型例だ。このビジネスモデルは外したくないところだろうが、何か新しい仕組みを提供しないと成長路線を描けなくなってきているのも事実。それをどう乗り越えるのかがmixiの課題である。

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2008年07月21日

ソーシャルグラフ検索エンジンのDelver

ソーシャルグラフをベースにした検索は、次世代の検索技術には欠かせないものだと思っている。イスラエルのDelverがソーシャルグラフ検索エンジンを一般公開したというので、早速使ってみた。いや、正確には登録してみた。

驚いたのは、登録しただけで私のプロフィールページに、FacebookとLinkedIn、Flickrのアカウントが登録されたことだ。しかも、プロフィールページで使う写真なんかも適当に選んで設定してくれる。どこかに登録した好きな映画や音楽も自動で登録される。さすがソーシャルグラフ検索エンジン。こういうことはユーザーに面倒をかけないわけだ。一歩間違えると個人情報の流出につながりかねないが、基本的には本人がどこかで公開している情報をまとめているだけなので、問題ないだろう。

肝心のDelverのサービスについては、まだレビューしていない。すいません、ユーザー登録したときの驚きを残しておきたいだけで、ブログを更新してしまいました。

ただし、実際にソーシャルグラフ検索ができるサービスが登場したのは喜ばしいことだ。グーグルもこの分野の研究をしているだろうが、一足先に次世代検索技術を試して見たい方は、チェックしてみてはどうだろうか。

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2008年07月17日

検索エンジンがサービスの質を上げるかもしれない2つの事例

検索技術を活用してさらに便利なサービスにする。このような動きは珍しくないが、検索技術にまつわる動きが2件あったので、メモとしてエントリを書きます。


ここで検索技術といっても、最近のトレンドは、キーワード検索だけではない。キーワードとの関連性や行動ターゲティング、テキストマイニング、レコメンドなども範疇に入る。

はてなはプリファードインフラストラクチャー(PFI)が持っている関連性検索を重視しているようだ。提携の成果として、はてなブックマーク「関連エントリー表示機能」をリリースしている。ブックマークした記事のエントリページに関連エントリが表示されるようになる。PFIが持っている類似情報抽出エンジンが元になっている機能だ。検索技術をレコメンドに応用した典型的な例である。

一方、Twitterは単純なキーワード検索が欲しかっただけかも。これまでなかった機能なので、公式の検索機能が登場するのはいいことだと思う。検索の実行も速いし、翻訳機能もある。余談だが、自分のつぶやきを英語にしてみると面白い。自由な形態の発言を翻訳するのは難しいと思うが、よくやっていると思う。グーグルの翻訳エンジンを使っているみたいですが、こんなに柔軟に翻訳することに驚きました。

残念なのは、2008年7月17日現在、Twitter本体に完全に組み込まれていないこと。トップページに検索ページへのリンクがない。まあ、すぐにリンク設定されると思いますが。"関連つぶやき"みたいなものを抽出できれば面白いかもしれません。

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2008年07月16日

コンピュータは世界に5台だけでいいの?

IBM創業者のトーマス・J・ワトソンは「コンピュータは世界に5台くらいあれば十分だ」いう意味のことを言ったそうな。65年前の話しですが、クラウド・コンピューティングの世界を予言していたのかもしれません。だったら、5台と言わずに、「5クラウド」とか「5仮想サーバー」とか、せめて「5クラスタ」などの表現にしていたら、すごい予言ということになったのに。

もし「5台」ではなく、クラウドをにおわす別の表現にしていれば、クライアント・サーバー型の分散システムの時代をすっ飛ばして、クラウド・コンピューティングに移行していたかもしれません。そうなると、マイクロソフトのWindowsはこれほど使われなかったかもしれません。もしかすると、Webブラウザが現在のOSそのものになっているかもしれません。パソコンのスイッチを入れると、Netscapeが立ち上がる感じになっていたかもしれません。

コンピューティングの歴史は、集中→分散→集中を繰り返しています。この分散のところをマイクロソフトの時代と呼んでいいでしょう。最初の集中はIBMで、2回目の集中はグーグルということになります。もし、「コンピュータは世界に5クラウドくらいあれば十分」と表現していたならば、マイクロソフトの「分散」時代がなくなっていたわけです。もしかすると、グーグルという企業も登場せずに、ずっとIBMの時代が続いていたかもしれません。言葉というものは恐ろしいです。まさに歴史を変えてしまう力があります。

このクラウド・コンピューティングの世界は奥が深そうです。まだ始まったばかりということもありますが、改めてクラウドについて後日書いてみたいと思います。

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2008年07月15日

mixiは日本版Facebookになるか

mixiの会員が1500万人を超えたそうです。パソコン向けサイトの月間ページビュー(PV)が約54億PV、携帯電話向けサイトは約83億PVだそうです。単純にPVを合計して会員数で割ると、1会員あたりの月間PVが約913PV、1日あたりでも約30PVになります。アクティブユーザー率がどれくらいか分かりませんが、ものすごいPVですね。プレスリリースの中で、笠原 健治代表取締役社長は「このたび、『mixi』のユーザー数が1,500万人を超えたことは、『mixi』がコミュニケーション・インフラとして、より多くの方々の生活に深く関わるサービスとなってきたことを示しているのではないかと、大変うれしく思っております。」と述べています。

さて、そのmixiですが、やはり何か新しいものを打ち出していかないと飽きられるというのも分かっているのかもしれません。先日はmixiで音楽を聞ける「mixi radio」をリリースしました。先のプレスリリースで、笠原氏は「サードパーティーが、『mixi』の中で自由にアプリケーションを構築・運営できるようなプラットフォームを構築することで、引き続きユーザー数の拡大を目指していきたいと考えております。」とも述べています。単純に考えれば、Facebookのようなアプリケーションをmixiの中で動かせると考えていいでしょう。これにより、コミュニケーションインフラとしてのmixiをより強固にできるわけです。

mixiはOpenSocialへの参加を表明しています。OpenSocialとはGoogleが発表した「複数のソーシャルネットワークにアクセスできる初めての共通API」です。mixiがどのようのOpenSocialに対応するのか具体的なものはまだ何も出てきていませんが、もしかすると今回の表明がOpenSocial対応をきちんとやりますという意思表明なのかなとも思いました。
タグ:mixi OpenSocial


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2008年07月13日

「あいつがやらなきゃ俺がやる」─。それがWeb2.0時代の流儀

Yahoo!内のごたごたもあり、ソーシャルブックマークサービスのdel.icio.usがなかなかバージョンアップしない。しびれを切らしてしまったのかどうかは分からないが、新しいサービスを作ってしまった人がいる。TechCrunchの記事「FavThumbsはDel.icio.usブックマークをクールに視覚化」で紹介されていた「Favthumbs」というサービスである。Del.icio.usに保管したブックマークを見栄えよく表示してくれる。Del.icio.usのユーザは一度試してみてはいかがだろうか。

最近のWebサービスは他のWebサービスと連携できるようにAPIを積極的に公開している。そのため、さまざまなWebサービスをマッシュアップした新しいWebサービスが登場している。今回の「Favthumbs」もその一種だといえる。

面白いのは、公開されたAPIを利用することで、本家サイトを越えるものを作れるということだ。これは、最初にAPIを公開しておけば、極論するとバージョンアップを他の人に委ねることができることを意味する。まさに、「誰もやらないのなら、俺がやる!」という気持ちが、Webサービスを進化させるわけだ。

逆にいえば、本家サイトは魅力的なサービスを提供し続けられなければ、他の人にサービスを乗っ取られる恐れもあるということ。こう書くとAPI公開をしない事業者が出てきそうだが、それはないだろう。API公開によるオープンなWebサービス開発の流れは止められそうもない。むしろAPIを公開しないWebサービスは、第三者に見向きもされなくなるのではないだろうか。Webサービス事業者にとっては、こちらの方が怖い。

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2008年07月12日

iPhoneを買わないことに決めた超個人的な3つの理由

昨日(2008年7月11日)は、iPhoneの一日だった。Twitter界隈の書き込みを見ても、朝から晩までiPhoneの話題で持ちきりだった。午後からは入手した人が、とりあえずTwitterにテスト書き込みなどをするなど、一日中盛り上がっていた。たくさんのブロガーが初日に並んで購入したらしく、iPhone関連のブログの数も半端ではない状態だ。日本だけではない。ワールドワイドでのお祭り騒ぎだ。

まあ、こんな大規模でしかも平和な祭りはそうそうないのだが、私は客観的な目で見ることができた。というのも、当面はiPhoneを買わないことに決めているからだ。ガジェットが嫌いなわけではない。アップルが嫌いなわけではない。iPhoneに魅力を感じないわけでもない。

でも、現時点では購入を見送った。その理由は思い切り個人的な理由だ。以下、その理由を説明する。

(1)ソフトバンクだから
私はNTTドコモの携帯電話を使っている。10年以上契約しているので、割引額も最高のところまで行っているのではないだろうか。しかも家族全員(といっても妻と2人だけだが)がNTTドコモユーザーである。慣れ親しんだものを変えるのは難しい。ソフトバンクにキャリアを変えるのは面倒だと思っている。

番号ポータビリティ(MNP)があるからキャリアを変えてもそれほど影響がないように思える。一番大きなのはメールアドレスが変わってしまうことだ。これもアドレス帳に登録している人に一括で通知するサービスはある。だが、個人的な理由でメールアドレスを変更するのは面倒なのだ。私の会社では、大地震などが発生したときのために、非常用連絡先として携帯電話のメールアドレスを会社に登録している。携帯電話のメールアドレスを変えると、会社で変更手続きをしなくてはならない。それが面倒なのだ。メールアドレスが変わらないのであればOKなのだが、ソフトバンクの携帯電話で「docomo.ne.jp」のドメインを使うのはありえないだろう。とうことで、キャリアを変更することに二の足を踏んでいるのだ。

(2)片手で操作できない

iPhoneに限らずスマートフォン全体に言えることだが、片手で操作できないのはつらい。通常の携帯電話であれば片手で操作できるので、さっと取り出してメールをチェックしたり、iモードサイトにアクセスしたりできる。文字の入力だって片手でOKだ。iPhoneのようなスマートフォンは両手で操作することを前提としている。これでは、満員電車などで片手があいていても何もできない。両手がふさがっているのと同じ状況に陥る。都市部の通勤・通学ラッシュでiPhoneを使えなくなってしまう。片手さえあいていれば操作ができる携帯電話は通勤・通学のお供として最適なのだ。それが奪われるのなら、普通の携帯電話でいいのだ。

(3)やはり中途半端

片手で操作できないとも関係してくるのだが、もし両手で操作できる環境が常に確保されている状況にあるとしよう。その場合、せっかく両手を使えるのだったら、スマートフォンよりノートパソコンを使いたくならないだろうか。インテルのAtomを搭載した超小型で低価格のパソコンは、市場で一定の支持を得られている。本格的にメールやWebサイトを利用するのなら、パソコンの方が10倍くらい便利だ。超小型・低価格PCとiPhoneの価格はそれほど変わらない場合もある。冷静に考えればiPhoneよりも超小型パソコンを使うのが合理的である。そう、実は私が欲しいのは超小型パソコンなのである。でも、我が家の財政的な理由で購入できないだけなのだ。さっと使うのが目的なら、今の携帯電話で十分なのだ。

* * *

ここまで、かなり個人的な理由であるが、iPhoneを買わない理由を説明した。逆にいうと、これらを解決できれば、iPhoneを購入するかもしれない。

ガジェットとしての魅力は高い。持っているだけでしばらく自慢ができるし、話題の中心になることができる。もしかしたら合コンでもてるようになるかもしれない。たくさんの人がiPhoneに群がる気持ちは分かる。ただし、私はもう合コンでもてる必要もないし、持ち物で自慢する趣味はないので、いくら人を魅了するガジェットであっても、私にはあまり関係ない。

もちろん、iPhoneはこれからもっと進化するだろう。4Gや5Gの携帯電話を普通に使う時代が来たとき、iPhoneはどのようなガジェットになっているのだろうか。ものすごいイノベーションが起きていて、ものすごく使いやすくものになっているかもしれない。私をとりまく環境も変化しているかもしれない。会社に携帯電話のメールアドレスの変更を届け出なくてもよくなているかもしれない。そのとき私はモバイル機器として何を選んでいるのだろうか。想像つかないが、なんだか楽しみである。
タグ:iPhone


2008年07月11日

mixiよ、お前もか --- SNSと音楽は相性がいい?

日本で最大のSNSであるmixiで、音楽を聴ける「mixi radio」が2008年7月9日にスタートした。まさにWebラジオ。無料で音楽を聴くことができる。有料で友達に楽曲を送れるなどさまざまな機能がある。

確かに、SNSと音楽は相性がいい。音楽やアーティストの好みでコミュニティを形成するのはよくあることだ。Last.fmのように音楽に特化したSNSもあるくらいだ。ちょっと前までは世界最大のSNSと表現されていたMySpace(マイスペース)も音楽を中心としたSNSだ。アーティストのプロモーションの場としてよく使われている。好きなアーティストがいる人や、特定のジャンルのアーティストを探している人には役に立つし、ファン同士のつながりもできる。Facebookに世界最大のSNSの座を奪われはしたものの、音楽を中心としたコミュニティを構築する独特の方針は健在である。

それに、SNSは滞在時間が長くなるサービスなので、利用している間に音楽でも聞こうかと考えるのもめずらしいことではない。私もマイスペースでつながっているアーティストの曲を流しながら、mixiやFacebookを使っていることがある。FacebookにはiLikeというアプリケーションがあり、たまにiLikeで設定したアーティストの楽曲をFacebookで流しながら、ブログを読んだりもする。

mixiは音楽を聞かせることで会員の滞在時間をより長くするのを狙っているのだろう。滞在時間が長くなることで、広告の露出時間が長くなる。より高い広告料金を取れる、といったシナリオだろうか。もちろん、新コンテンツを発表することで、新規会員の増加も狙っているだろう。

mixiはマイスペースの方向へと向かうのだろうか。

実は、mixi radioを流しながら、この原稿を書いている。いい感じだ。ただし、個人的にはmixiで音楽を流すのはあまり賛成しない。それは、音楽色が強くなってしまうことにより、元から持っているmixiの良さが失われるかもしれないからだ。

mixiの強みは日記とコミュニティだと思う。いい意味でも悪い意味でも、とても日本的なSNSであるmixiは、人とのつながりを重要視し、知り合いに対するコミュニケーションという形で日記を書く。趣味が合う人同士で集まってコミュニティを形成し、そこで情報交換を行う。閉鎖的なムラ社会と言ってもいいかもしれないが、それが強みであり、CGMを支える環境だと思う。

音楽でつながるサービスは他にあるので、mixiにはもっと別の分野を狙ってほしかった。日記以外のCGMの真髄に触れるようなものがいい。それが何かというアイデアは私にはないが、せっかく日記を書きやすい雰囲気を出しているSNSであるので、その強みを最大限生かして欲しい。中小のSNSでは、「誰も日記を書かないので盛り上がらない」という声を聞いたことがある。mixiでは毎日大量の日記が公開されている。その資産でマネタイズするのがベストだろう。

怖いのは、ユーザーが書く日記だけでは収入が増えないことだろう。もしかして、音楽サービスを始めたのは、日記だけでは行き詰っているのを解決するためかもしれない。可能性は小さくないが、機能を拡張しすぎるとmixiのコンセプトが分かりにくくなることも少なくない。

mixiは今年が正念場なのかもしれない。やりようはある気はするのだが。
タグ:Webラジオ mixi


posted by やすお at 05:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月10日

へこたれないTwitterユーザー

毎日のように調子が悪くなるTwitter。メンテナンスで止まっている時間も短くはないのだが、いったい何をメンテナンスしたのだろうと不思議に思うくらい稼働率が低い。当然、そんなTwitterを見限って、別のミニブログサービスに乗り換える人も出てくるのだが、大半の人はTwitterにとどまったままだ。私を含めてTwitterを使い続ける理由は何なのだろうか。

そもそもTwitterは140文字以内のつぶやきを投稿するだけのサービスだ。「何が面白いの?」と疑問に思う人は多いだろう。確かに不思議だ。でも、やってみると分かる。これは面白いのだ。

誰だって、つまらないことを思いついて誰かに話したくてしょうがなくなったことはあるだろう。仕事中に隣の席の人に、くだらないことを話すためだけに声をかけるのははばかられる。そんな時はTwitterに書き込めばいい。話したことで自分はスッキリするし、どこの誰かは分からないが、確実に誰かに聞いてもらえる。うまくすると、書き込みに対してレスがくることもある。そうなると、聞いてもらえた感がいっそう高まり、Twitterに対する満足度が上がる。このような書き込みを続けているうちに、ほとんどTwitter中毒と言ってもいいくらいにはまっていく。

つぶやきの一種に独り言がある。日ごろから独り言をいう癖がある人はいないだろうか。その独り言をリアルに言葉として話していると、結構周りの人に迷惑をかける。声に出す代わりにTwitterに書き込んで独り言の代わりにする。また、「王様の耳はロバの耳」ではないが、日ごろ言えないことをTwitterに書き込むことでストレス解消にする。こんな使い方もあるだろう。

Twitterを楽しく感じるのは、ストレスが解消できるからかもしれない。ちょっとした不平や不満、言いたいことを自由に言えない環境、これらはほんの少しずつだが、ストレスをためていく。しかも自分は気が付かないうちに。そんなストレスを少しずつ解消できるのがTwitterなのかもしれない。自分がすっきりすることで快感を得られる。そうなればTwitterから離れることはできなくなる。結局は中毒症状である。

快感を得るだけならTwitter以外のほかのサービスでも可能である。Twitterにみながとどまっているのは、これはユーザー数が多いからだろう。聞いて欲しいものがある時に、聞いてくれる人がいる。ユーザー数が多いと、返信も多くなるので、余計に聞いてもらえた感が高まる。

結局、人はみなさびしんぼうなのかもしれないな。

最初はTwitter以外のサービスの紹介をしようと思ったのだが、Twitterにはまる理由を書いただけになってしまった。機会があれば、FriendFeedやPlurkなどのサービスや、複数のミニブログを活用するためのツールを紹介しようと思う。

posted by やすお at 06:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月09日

My Yahoo!(英語版)がリニューアル、競合はiGoogle?それともFacebook?

英語版のMy Yahoo!がリニューアルした。以前から新しい画面を使うことができたのだが、すべてのユーザーが新画面を利用できるようになった。新画面では、GmailやFacebookなどYahoo!以外のアプリケーション(モジュール)もMy Yahoo!に表示させることができる。情報ポータルからアプリケーションポータルへの移行を狙っているのだろうか。

TechCrunchの記事「My Yahoo、新たなインタフェース採用でiGoogleの追撃をかわせるか」によると、My Yahoo!のユーザーは減少しつつあるとのこと。てこ入れ策として今回の新画面をユーザー全員にリリースし、外部のアプリケーションを組み入れるオープン戦略をとるのだろう。

さて、新画面の印象であるが、ぱっと見たときは「Netvibesに似ているなあ」と感じた。ただし、少し使っているうちに、「これはFacebookと同じじゃないか」と思えてきた。左側にはYahoo!のサービスメニューが並び、右側には2列のコンテンツエリアがある。現在のFacebookも左側にはインストールしたアプリケーションメニューが並び、右側には2列でコンテンツエリアがある。「戦略も似ていれば、画面も同じか?」と思ったが、まあ今のところ、これが最善の策なのだろう。

先ほど紹介したTechCrunchの記事では、My Yahoo!から離れていったユーザーはFacebookに行ってしまったのではないかと推測している。確かに、Facebookの方が使えるアプリケーションが多いので、自分のポータルとして使うのに申し分ない。おまけ(正確にはおまけではなくメインの機能である)に、友人とのつながりも構築できる。ユーザーがFacebookに移行するのは無理もないことだ。

このようなスタートページは、NetvibesやPageFlakesなどの専業会社、Yahoo!やGoogleなどの旧来のポータルサービスを提供する会社、そしてFacebookやMixiのSNSの3分野でユーザーの取り合いが起こるだろう。個人が欲しい情報は当然ながら一人ひとり異なる。なので、スタートページで覇者となるには、よりオープンな仕様で、どんなコンテンツ/Webサービスを取り込めるようになっていることが最低条件だろう。もちろん勝負がつくのはまだ先の話。それまで、我々はいろんなサービスを吟味しようではないか。

posted by やすお at 10:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月08日

「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を読んでのまとめ

ウェブを変える10の破壊的トレンド」という本に出会い、あまりにも私が書きたかったことを解説しているのに衝撃を覚えました。だったら、いっそのこと本書をベースにして私なりの考え方をブログに書いていくと面白いのではないかと思い、今回のような書き方をしました。著者の渡辺弘美氏と異なる主張をしているところもあります。書籍とブログを読み比べていただければ、面白いかもしれません。

最初は3回くらいでまとめようと思っていたのですが、始めてみると言いたいことはどんどん膨らんできて、とうとうほぼ1章につき1つのエントリを書いてしまいました。本書で取り上げているリンク集も(個人的に)作成しておきたかったので、ばらばらに書いていたエントリを参照しやすいように下記にまとめました。ご参考まで。

第1回:今を破壊するものは何か
第2回:「FREE」が変えるコンテンツ流通
第3回:クラウドソーシングはネット時代の民主主義か
第4回:ネットで相手の息遣いを感じる方法
第5回:現在はWeb中心ですが、将来は分かりませんよ
第6回:仮想世界とユーザーインタフェース
「第6回:仮想世界とユーザーインタフェース」の続き(記載Webサイト一覧)
第7回:ビデオはイノベーションの種になる?
第8回:検索でおもてなし
第9回:コンピュータに意味を理解してもらうセマンティック技術


また、エピローグで参考文献と参考Webサイトを紹介してますので、ここにもリンクを記載しておきます。Webサイトは英語のものがほとんどですが、Webのトレンドをつかむのに非常に役立つと思います。



最後に、著者である渡辺弘美さんのブログ「破壊的トレンド」へのリンクを記載し、すばらしい書籍に出会えたことへの感謝の意とさせていただきます。
http://hiroyoshi.wordpress.com/

posted by やすお at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年07月05日

第9回:コンピュータに意味を理解してもらうセマンティック技術− 「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を読んで

前回の「検索でおもてなし− 「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を読んで」というエントリでは検索技術が次世代Webサービスで重要な役割を果たすと書いた。今回は第10章の「Semantic Technology[セマンティック・テクノロジー]意味を理解し始める時代へ」をネタにブログを書いてみようと思う。

セマンティック技術とは、情報の意味や関連性をコンピュータに理解させた上で、何らかの情報処理をコンピュータにさせる技術である。「何のことやら?」と疑問に思うのは自然なこと。セマンティック技術を使うと、自分が閲覧しているWebページが音楽に関することなのか、IT技術に関することなのか、きちんと理解させた上で、音楽だったら自分の好みとを照らし合わせて、関連するアーティストを提示したりできる。今でもLast.fmで実現できていそうな機能だが、セマンティック技術を活用すると、他のWebサイトにある情報を関連付けて、ユーザーに適したアーティスト提示できるようになる。これでもまだ分かりにくい。

本書によると、セマンティック技術はそれほど新しいコンセプトではないらしい。ただ、セマンティック技術を実装したサービスがまだまだ少ないのも事実。紹介しているサービスの数も少ない。

現在はWeb2.0の時代といえる。セマンティック技術は次の「Web3.0」で主役となるテクノロジーになるだろう。これまでは、情報は情報として単独で存在していた。今でもWebのハイパーリンクにより、文書間のつながりは構築できる。ただし、ハイパーリンクでは情報の関連まで表現できない。これをセマンティック技術で補うと考えていいだろう。

SNSで人と人のつながりをソーシャルグラフというもので表現できるようにはなってきた。これは想像だが、セマンティック技術を活用すると、人と人とのつながりを、恋人同士なのか、会社の同僚なのか、親戚なのか、それらを踏まえた上で適切な情報をソーシャルグラフ内に流せるようになるのではないだろうか。

分かりやすく言うと、「空気を読むSNS」が実現するかもしれない。mixiにしろFacebookにしろ、人と人のつながりは均一なものである。遊び友達や趣味の仲間もいれば会社の同僚もいる、もしかしたら取引先の人もいることだってあるだろう。自分の趣味の情報を入手するのに、取引先が興味を持っているWebサイトの情報は不要である。趣味の仲間で共有している情報から、さらに新しい何かを引き出せれば、それが本人にとって本当に有益なリコメンデーションになる。現在のリコメンデーションは「空気を読まない」ので、自分に関連した人の情報はすべて有益であると判断することがある。これをセマンティック技術で排除して、より適切な情報を簡単に得られるようにするわけである。

ただ、セマンティック技術はもっと深い意味があるテクノロジーだと思う。私の不勉強で中途半端な説明になってしまって申し訳ない。セマンティックテクノロジーは次世代のWebを考える上で避けて通れないものだと感じている。もっと調べた上で、分かったことをこのブログで紹介していこうと思う。

以下、第10章で取り上げられたWebサイトのリンクです。ご参考まで。



posted by やすお at 07:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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