2008年05月31日

未来のOSはFacebookなのか、マイクロソフトも飲み込んでしまうかも

パソコンを含むコンピュータのOS(オペレーティング・システム)の未来について考えていたら、おもしろい未来が見えてきたのでポストする。見えたといってもまだ霧の中の木を見るようなもので、全然具体的ではない。ただし、これからの10年でドラスティックに変わる可能性は高いと思う。

コンピュータのOSについて考えるきっかけは、TechCrunchの「新デザインには「Facebook OS」のヒントがいっぱい」という記事。ネットのOSの覇権をGoogleとFacebookが争っていて、Facebookは具体的にしたものを開発者向けに公開したという内容だ。

コンピュータのOSがインターネットをベースとしたものに移行するという流れは、すでに前提条件のように捉えられている。マイクロソフト自身もVistaがパッケージとしてリリースする最後のOSになるかもしれないという発言を過去にしている。Windowsについては「Windows 7」というVista後継OSが開発されているのだが、開発スケジュールによっては、パッケージで表にでることはないかもしれない。

ITの世界では、ビッグブルーと呼ばれたコンピュータの巨人IBMをビル・ゲイツのマイクロソフトがインテルと組んでコンピュータのダウンサイジングを実現した。そしてマイクロソフトもついに倒される時代が目の前に迫っている。マイクロソフト帝国を脅かす存在になったのは、Yahoo!やGoogleといったインターネット企業が台頭してきてからだ。インターネット時代の初期はYahoo!が覇権を握ったが、その後登場したGoogleがYahoo!にとって変わる。日本ではまだまだYahoo!の存在感は大きいが、ワールドワイドでみるとGoogleがインターネット業界を牛耳っているといえなくもない。Google帝国の誕生である。

そして、話を元に戻すが、OSとしてインターネットを見た場合、Googleが提供しているサービスだけでは不十分なことが分かった。理由を書くと長くなるので、別ポストで後日解説するが、今のままのGoogleでは10年後には帝国の姿はなくなっているだろう。どこかの会社に買収される話も出てくるかもしれない。2008年現在、Yahoo!がマイクロソフトに買収されそうになったかのように。

そこで登場するのがFacebook。TechCrunchの記事にあったように、Facebookは次世代OSを目指してサービス開発が進んでいるように思える。Facebookではアプリケーションも動くし、メッセージング機能もある。コンタクト管理もできる。コンピュータのOSに必要なものが一通り揃っている。これを改良していけばインターネットベースのOSが完成するだろう。

ここで面白い偶然がある。マイクロソフトのビル・ゲイツはハーバード大学を中退し、WindowsでパソコンOSの覇権を握った。そして、FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグもハーバード大学在籍中にFacebookを立ち上げ、その後ハーバード大学を中退している。ビル・ゲイツとマーク・ザッカーバーグには学校やビジネスのやりかたに共通点がある。マイクロソフトがFacebookに多額の投資をしているのは、この共通点がベースになっているのではないだろうか。

ここで妄想モードに入るが、究極のパソコンOSを目指したマイクロソフトと同様に、FacebookはインターネットOSの究極の姿を追い続けるに違いない。そして実現してしまうかもしれない。マイクロソフトのビル・ゲイツは2008年7月にマイクロソフトを事実上引退する。このようなタイミングで同じハーバード大学中退の元気なCEOが時代の寵児になるのは偶然なのか必然なのか。

もっと妄想すると、Facebookが株を公開した場合、多額の資金が舞い込むのは間違いない。もしかするとだが、そのときにはマイクロソフトを買収するくらいの環境が整っているかもしれない。これが起こるのはまだまだ先だが、ドッグイヤーとかマウスイヤーといわれるインターネットの世界。何が起きても不思議ではない。

posted by やすお at 12:46 | Comment(0) | TrackBack(1) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月30日

Facebookやmixiなど、SNSごとに異なる温度

Webサービスに限らず、ブランドやモノ、人、気分などに対して温度を感じたことはないだろうか。"冷たい人"とか"温かい感じ"とはよく言ったもので、温度と性質や状態が的確にリンクしている。そういえば、それぞれの人が持っている気持ちの差を"温度差"とも言う。面白い表現ではないだろうか。

同様に、モノや人に対して"色"を感じたことはないだろうか。明るい人は黄色や赤といった暖色系の色をイメージする。逆におとなしい落ち着いた人は青や黒といった寒色系をイメージする。色については"暖色"や"寒色"という言葉があるように、人が感じる温度がある。

さて、人がからむWebサービスにはSNS(ソーシャルネットワークサービス)がある。いくつかのSNSの色と温度について感じたことを書いてみよう。

まず、日本代表のmixi。サービスのイメージはオレンジ。暖色サービスだ。Mixiに登録している人は、友達づきあいや癒しを求めているのではないだろうか。何か暖かいものを欲するがゆえにmixiにはまってしまう感じだろうか。

もうひとつのSNSはGREEになるだろう。ここのイメージカラーはブルー。落ち着いた感がよさげなのだが、冷たい印象を受ける。仕事相手を探すのに向いていそうなサービスカラーである。GREE内にとどまって何かをするわけではなく、必要なコミュニティの書き込みを読んだら、さっさと他の場所に移動してしまいそうな感じだ。

海外のSNSはブルーが多い。MySpaceもFacebookも基本的なサービスイメージはブルーである。ただし、サービスの色は全然違う。MySpaceは遊びで使うSNSであるので、どちらかというと暖色系が似合いそうなのだが、そうなっていない。でも世界最大のSNSであり、ビジネス的には成功している部類である。一方、Facebookの水色はFacebookらしい色だと思う。リアルなつながりの延長としてFacebookがあるので、落ち着いたイメージを持たせていることに成功している。そういえば、ビジネスSNSの「LinkedIn」もブルーを基調としている。当然の結果だろう。しかし、日本人以外の人は色に対して温度を感じないのだろうか。

日本と海外のSNSをいろんな角度で調べてみると面白い。日本のSNSと海外のSNSとでかなりサービス内容に差があるのは、サービスのイメージカラーが異なるところに差があるからかもしれない。
タグ:SNS


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2008年05月29日

「他人以上、友達未満」の交友関係

学校や趣味のサークルかなんかで知り合った人で、親しく接する人を友達という。国語辞典のような言い方だが、これを"友達"という。「遊び友達」や「飲み友達」などカテゴリに分けることもある。主にリアルな生活空間で顔を合わす人を友達という。

さて、ネットに目を向けてみよう。MixiといったSNSを使っていると、コミュニティや趣味を通じて知り合いになった人ができてくる。Mixiの場合は"マイミクシィ"(通称:マイミク)という関係になる。面白いのは"友達"という言葉を使わないこと。リアルの世界であれば、同じ趣味や考え方をする人が親しくなったら"友達"になるのに、mixiでは友達と呼ばない。

海外のSNSはどうだろうか。FacebookやMySpaceでは"Friend"と呼んでいる。そして、興味深いのは日本語版の場合はどうなっているかだ。Facebookでは"友達"と翻訳されている。MySpaceでは"フレンド"だ。ここで両者の考え方に違いが出ている。

個人的には、1回も会ったことがない人を"友達"とは呼びにくい。もちろん、ネットだけの付き合いでも、メールを何度も交わすなどして交友を深めていくと、友達に近い感覚になるのだが、"友達"であると自分が納得するのは難しい。もちろん、オフ会などで会ってしまえば一気に友達になれるのだけどね。

そんなわけで、SNSだけの付き合いでは、「他人以上、友達未満」という人間関係が存在する。私はそのような状態を日本語として"フレンド"と呼びたい。個人の感覚の問題であるが、私はそれがしっくりとくる。FacebookでFriendが友達と翻訳されたのも、どちらかというとリアルの人間関係を重視するSNSだからであろう。一方、MySpaceはちょっとでも接点があればいきなりフレンドリクエストを出してもいいというような文化が見受けられる。フレンドリクエストを受け取った人も、悪い印象を持たなければフレンドとして承認する文化がある。人と人とのつながりはそれほど強くないので、"フレンド"と翻訳されたのではないだろうか。

結局、何が言いたかったのか自分でも分からなくなってきたが、インターネットの登場、特にSNSの登場により、人間関係のパラダイムシフトが起こっているかのように感じる。もちろんリアルな友人関係がこれからも重要であり続けるのだが、ネットを介した人間関係(フレンドネットワークとでも呼ぶのが適切かもしれない)も、そこそこ重要になる時代がやってくるだろう。「友達」と「フレンド」、辞書には"友達"という意味で紹介される言葉だろう。しかし、インターネットを含んだ人間関係を語る上では、まったく別の単語であることに注意しなければならない。そして新しい形態の人間関係に慣れていかなければならないだろう。

ところで、Mixiと同じようなSNSであるGREEは"友達"と呼んでいるのか。GREE自体はリアルな交流が強いわけではない。勝手に想像すると、mixiとGREEで会員数の差が出ているのは、「マイミク」という言葉を作り出したサービスと、友達以外の言葉を見つけられなかったサービスの差なのかもしれない。

posted by やすお at 02:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月28日

なんでもかんでもソーシャルネットワーク

人と人のつながりをベースとしたソーシャルネットワークが次世代インターネットを形作っていく。すでに、"ソーシャル○○"というサービスは星の数ほど立ち上がっている。ソーシャルなんとかで思いつくのは、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)やSBM(ソーシャル・ブックマーク)あたりだろうか。

SNS分野では、日本にはmixiというSNSがあり、知り合いとの交流に使われている。世界に目を向ければ、アーティストとのつながりを重視するMySapceや、どちらかというとリアルのつながりを重視するFacebookなどが、mixiよりも進んだサービスを提供している。SBMでは、日本だったら、はてなブックマークBuzzurlあたりだろうか。これも世界に目を向けると、del.icio.usMa.gnoliaなどがある。SBMはそれほど人と人とのつながりは重視していないが、Webコンテンツを中心にしたゆるやかなコミュニケーションが展開されているようだ。他の"ソーシャル○○"といえば、ソーシャルニュースなどがあるが、これはSBMの一種と考えていいだろう。

さて、この"ソーシャル○○"であるが、最近はこの"○○"にうまく単語が当てはまらないものがある。

ライフストリーミング・サービスと呼ばれるものにFriendFeedというサービスがある。基本的には自分の行動を1つにまとめて閲覧できるものだ。写真投稿サイトflickrに写真をアップロードしたり、ミニブログのTwitterに書き込んだり、ブログを更新したりするとFrinedFeedにも通知される。自分の行動をまとめてチェックできるのが意外と便利だ。で、FriendFeedは他の人のライフストリーミングを購読(subscription)できる。すると、自分のFriendFeedの画面に購読した人のライフストリーミングも表示されるようになる。お互いが購読しあったりすると、ゆるやかではあるが"つながり"を構築できる。そこまでできるので"ソーシャル○○"の仲間に入れてしまっていい。ただ、FriendFeed自体はもっとSNSの分野に進出しようとしているらしく、mixiでいうところのコミュニティに近い機能を持つようになった。「room」とよばれるものだ。このFriendFeedはソーシャル何と呼べばいいだろうか。位置づけとしてはSNSとSBMの中間あたりだろう。"ソーシャルライフストリーミング?"、意味が分からない。

つぶやきを書き込むTwitterもユーザー同士、followしたりされたりでゆるやかなつながりを構築している。Twitterにはコミュニティ機能がないので、仲間内でクローズドなコミュニケーションをするのは向かない。ただし、はてなグループに「ついったー部」というコミュニティが作られたり、そのついったー部のSNSが立ち上がっていたりと、本サービスの外でコミュニティが形成されている。これらを含めると、twitterはミニブログといわれるようなブログの類なのか、SNSの一種と考えていいのか迷うところだ。まあ、最終的にはユーザーが楽しく使えれば、深く考える必要はないんだけどね。

これを書いていて、だんだん何を言いたいのか分からなくなってきた。実は、ソーシャル○○について考えていたいとき、疑問に思ったのがスタートページの「Netvibes」だ。実はNetvibesも友達と"つながる"機能を持っている。どうも、スタートページと"つながる"機能が、自分の頭の中でつながらなかった。スタートページは個人が興味を持っているものを集めることができる場所だと考えている。あくまでも個人のものだ。なので、個人のものを他人に公開したり、他人の画面を見たりしたいと思うだろうか。仕事でNetvibesを使うことは情報収集などで非常に役に立つ。でも友達はものすごく少ない。少ないけれど困っているわけではない。

将来はOpenSocialやFriend Connect、Facebook Connect、Data Availabilityなどがもっとうまく使われるようになり、スタートページだけでなくWebにあるものが人を中心としたつながりを持つようになるかもしれない。スタートページという概念すらなくなり、新しい画面(それが何かは分からないが)を個人のポータル(この概念もなくなるのかな)として使うようになるのかもしれない。そう考えるとNetvibesのフレンド機能はそれの布石かもしれないと深読みしそうである。

すべてのもの(コンテンツ)が人を中心につながる世界を想像しようとするのだが、現在でもSNSなどのように一部は実現している。さてその先には何があるのだろうか。一番近いところにいるのはFacebookなのだと思うが、きっと"ソーシャル○○"の覇者になるのは、まだスタートアップすらしていない企業なのだと思う。私はその企業が早く世に出てくるのを楽しみに待っている。

posted by やすお at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月24日

実際にさわれるFacebookのリニューアル画面が公開

数週間後に予定されているというFacebookのリニューアル。画像ではいくつか新画面が公開されていたものの、実際に動くものは一般には公開されていなかった。それがようやく一般人でも新画面を見られるようになった。しかも自分のプロフィール画面で試すことができるのだ。下記URLでリニューアル画面を見られるので、Facebookに登録している人は見てみよう。何がどうなるのか知るには、実際に試してみるのが一番だから。

◎Facebookの新画面

http://www.new.facebook.com/

ぱっと見はシンプルになったという印象だ。もともとFacebookはごちゃごちゃしていない画面だったが、アプリケーションをインストールできるようになってからは、細かいウィジェットで画面が埋め尽くされるようになり、見た目が悪くなってしまった(MySpaceほどではないが)。それを解決するのが今回のリニューアルの肝なのかもしれない。ユーザーがみたい情報にすばやくアクセスできるように、画面を複数のタブで区切ることで情報を整理している。

プロフィール画面は「Feed」タブを最初に表示する。従来の「Mini-Feed」が前面に出てきた格好だ。個人的にはプロフィール画面のトップはMini-Feedではなく、個人の基本情報を載せている「Info」タブの内容をデフォルトにしてほしかった。現在のプロフィール画面では、どこにその人の情報が表示されているのか分かりにくかった。そもそも公開しているのかさえ分からなかった。「Info」タブは一発でその人の情報が分かる。Mini-Feedの内容は、フレンドになってしまえば自分のNews Feedに流れてくる。いちいちプロフィール画面にアクセスする必要はない。なので、プロフィール画面はまだフレンドになっていない人がメインでみることになるので、「Info」タブをデフォルト表示にした方がいいのかなと思ったわけだ。

細かい指摘はいろいろしたいところだが、全体的にはタブで整理されたことがうれしい。アプリケーションをたくさんインストールしている人のプロフィールページは重くて表示に時間がかかっているので、アプリケーションの部分を別タブにすることで、表示が速くなるのも期待できる。でもまあ、こういうユーザーインターフェースは長く使っていかないと良し悪しが分からない。日本ではmixiが画面をリニューアルしたときに、一部、といっても少なくない数のユーザーから文句が出た。Mixiと比べて格段に多いユーザーをかかえるFacebookは、どのように新画面を訴求していくのだろうか。

さて、数週間後にFacebookはリニューアルを実施する。なんとなくではあるが、日本語版のプロモーションが始まったばかりだというのに、もうリニューアルだ。登録したばかりの日本人はリニューアルでさらなる混乱に陥る可能性が高い。それはきちんとフォローするのだろうか。さすが米国のサービスである。日本を特別視する必要はないが、ほとんど無視しているかのようなリニューアルスケジュールには疑問を感じる。

話が別の方向にそれてしまったが、画面のリニューアルは相当の困難を伴う。それが世界的なサービスであればあるほど困難度は高くなる。とはいえ、どんどん改良を進めていかないとユーザーが離れていってしまうのもWebサービスの宿命だ。変えるリスクと変えないリスク、そのバランスをいかにとっていくのか見守っていきたい。

■関連記事
Facebook本社記者勉強会ライブ −プロフィール新デザイン発表
新デザインには「Facebook OS」のヒントがいっぱい

posted by やすお at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | Facebook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月23日

オンの顔とオフの顔、そして第3の顔

複数のソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用している人は少なくない。友達とつながるだけなら1つあれば十分のような気がするが、本人にとっては1つでは満足できないので、複数のSNSを利用しているわけだ。そういう私も複数のSNSを使っている。そもそも、たくさんのSNSがこの世に存在しているのは、ユーザーがさまざまな顔を持っているからだと思う。

私の考えであるが、人には「仕事をしている顔」と「遊んでいる顔」、そして「よからぬことを考えている顔」の3つくらいがあると思っている。そしてこれら3つの顔はほぼ独立しており、同時に表に出てくることはない。

複数のSNSを使うのは、「仕事をしている顔」の自分が参加するものと、「遊んでいる顔」の自分が参加するものとで求めるものがまったく異なるからだ。それに、おもいきり遊んでいる姿を、仕事でつながっている顔の人たちにさらけ出したくないという気持ちも働く。逆も真である。

私の場合は、SNSごとに目的を変えている。例えば、Facebookはどちらかというとまじめで、できるだけ仕事に役立つようにフレンドを探したり、グループやページを登録したりしている。MySpaceは音楽に強いサービスなので、自分の好きな音楽を聴く(探す)ために使っている。日本のmixiはご近所さんなど、どちらかといえばリアルで会っている人がマイミクに多い。厳密ではないが、だいたいこのような区分けをしている。

とはいえ、私の場合は境界線がかなりあやふやである。MySpaceには仕事の話はまったく出さないようにできているが、Facebookはかなりmixiのような使い方に似てきた。なので、最近はあまりmixiを見ていない。

おっと、自分のことはどうでもいい。ここで言いたいのは、個人は複数の顔を持っているということ。つまり、1人で複数のソーシャルグラフを持っているといえる。だからなんだと言われると、今は何も反論できないが、このあたりに何か新しいビジネスのネタが潜んでいるような気もする。

このテーマについては、何か進展があったら、ここで触れようと思う。とりあえず、今日はここまで。

では。

posted by やすお at 02:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月22日

Facebookの歩き方 − 入門編:登録してからやることのリスト

Facebookネタが続いてすいません。日本人の登録者が増えているので、登録したのはいいものの何をやっていいのか分からない方々に少しでもお役に立てればいいなと思ってポストします。

で、Facebookに登録して最初にすることが知り合いを探すことです。Gmailなどのアドレス帳を読み込ませるなどできるので、知り合いを簡単に見つけることができます。あとは次の手順で自分のプロフィールを充実させていきましょう。

■まずはpokeから
知り合いが見つかったらまずはpokeしてみましょう。Pokeというのは日本人にはなじみがない言葉だと思います。私も最初はなにか分からなかったのですが、「もしもし」とか「ちょっとちょっと」とか、そんなニュアンスのアピールの方法だと思っていいです。個人的には知り合いのいる部屋のドアをノックする感覚だと思っています。

■フレンドリクエストを送ってみる
リアルな知り合いが見つかったなら、いきなりフレンドリクエストを出してしまっても構わないと思います。「登録したぞー」くらいのメッセージを添えると完璧でしょう。

■ネットの知り合いを探そう
一通り知り合いをフレンド登録したら、次はネットの知り合いを探します。MixiのマイミクやTwitterでよく会話する人、ブログのオーナーさんなど、気になる人を検索して見つけましょう。運よく見つけることができても、残念ながらその人がプロフィールを公開していなかったりします。その場合はpokeをしましょう。知らない人に対して最初にするアクションとしてpokeは便利です。設定によってはpokeを受け付けていない人もいます。その場合はメッセージを出しましょう。いきなりフレンドリクエストを送るチャレンジをしても構いませんが、そのときはメッセージを添えたほうが無難です。

■アプリケーションの追加
ここまでくると何人かの友達ができたことでしょう。ここまできたら次はアプリケーションをインストールしましょう。でも、どのアプリケーションを入れればいいのか分からない人がほとんどかなと思います。まずは、友達がインストールしているアプリケーションを眺めて、気になったものを追加していきましょう。インストールして気に入らなかったらアンインストールすればいいだけなので、初心者のうちはいろいろ試したほうがFacebookを理解する近道だと思います。

■外部サービスとの連携
もし、写真投稿サービスのflickrやソーシャルブックマークサービスのdel.icio.usなどを使っているのであれば、Facebookにそれらの機能を組み込むことができます。組み込むと、写真をアップロードしたときやブックマークしたときに、友達のNewsFeedで通知されます。これ以外にもたくさんのWebサービスがFacebookのアプリケーションとして使えます。検索窓から使っているWebサービスの名称を検索すると、対応するアプリケーションがあればヒットするので、それらを組み込むといろいろ便利です。

■個人的に便利に使っているアプリケーション
私がよく使うアプリケーションはSuperPokeです。名前の通りpoke機能をもっと楽しくしたものです。Pokeするときにさまざまなアクションを設定できます。ケーキを投げたり、踊りましょうといったアクションを設定したりできます。メッセージを書くほどではないんだけど、なにか友達にちょっかいを出したいときに便利です。iLikeという音楽関連のアプリケーションもあります。好きなアーティストの音楽を聴いたり、YouTubeにアップされているプロモーションビデオを見たり、いろいろ楽しめます。

■アプリケーション追加の注意
友達が増えると、アプリケーションをいろいろ紹介されると思います。アプリケーションを選べるのがfacebookの醍醐味なのですが、注意しないととてもごちゃごちゃしたプロフィールページになってしまいます。また、どのアプリケーションを追加するかで自分のプロフィールの性格が変わってきます。やみくもに入れてしまうと、あなたの人格というかキャラが分からなくなってきます。仕事中心にするのであれば、お遊び系のアプリケーションを追加するのはほどほどにしましょう。

 * * *

ここまでくればもう初心者からは卒業です。あとは友人の活動をNewsFeedで眺めながら、写真にコメントを書いたり、pokeしたり、アプリケーションで遊んだりすれば、それだけで交流ができます。ちょっと注意しなければならないのは、mixiみたいに日記機能がfacebookにはありません。Notesというのがそれに近いのですが、何か書いてもプロフィールの目立つところに出てきません。このあたり、ニッポンのSNSとグローバルスタンダードSNSとの違いが出ているのだと思います。でも、ご安心を。Notesに書いたことは友達には通知されるので、友達だけに読んで欲しいのなら、現状のNotes機能で十分なのかもしれません。

さて、長々と書いてしまいましたが、次に機会があれば中級編もポストしようかなと思います。その前に、私が立派な中級者にならなくてはいけないのですが・・・。がんばります。
タグ:Facebook


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2008年05月21日

Facebookの衝撃 --- mixiなどニッポンのSNSが進化するためのいいキッカケになるか

前回のポストで、Facebook日本語版(名前だけの日本語版だけどね)について書いた。今回は日本のSNSはどうなるかについて思いつくところを書いていこうと思う。

海外生まれのSNSが日本で広がるかどうか、しかもすでにmixiという巨人がいる中でユーザーを獲得できるのか、Facebookの日本での動向に目が離せなくなってきた。今のところ、注目度は高い。Twitterでの発言を見ても、「登録した」といった書き込みがそれなりに登場している。ただし、Twitterでの発言だけを見てみると、「登録したけど放置しそう」「使い方が分からない」といった発言も目立つ。Facebookに登録して日が浅いユーザーは、新しい概念のSNSに戸惑っているようだ。私もFacebookに登録してから数ヶ月は放置しておいた。今ではmixiよりもFacebookをよく使うようになったが、この変化はFacebook内でフレンドができたからである。フレンドの登場がきっかけで、私はどんどん使うようになっていった。

正直なところ、SNSの機能だけを見ると、Facebookの方がさまざまなことができる。mixiは文字と写真がメインの日記投稿システムであるが、Facebookは写真の交換、気に入った動画のクチコミ、バーチャルなプレゼントの交換など、いろいろ遊べる。これは、mixiしか知らない人にとっては斬新に見えるだろう。もしくは、理解できないものとして認識してしまうかもしれない。

友人との交流という面で見ても、mixiでは友人が日記を書くか、写真などをアップロードしないと誰が何をしているのか分からない。日記を書くことはそれなりに労力が必要。ひんぱんに日記を書いている人はmixiの中では少数派に違いない。Facebookはアプリケーションをインストールする必要はあるものの、Super Pokeなどでちょっとしたコミュニケーションができる。この手軽さがFacebookに人が集まる原動力なのだと思う。

また、フレンドの行動はニュースフィードという形式で知ることができる。例えば、「AさんがBさんと友達になりました」「CさんがDさんにバラを送りました」「EさんがFさんのWallに写真を投稿しました」といった情報が流れてくる。友人が何をしているか、息遣いまで感じられるほどだ。mixiだとマイミクさんが日記を書いたり写真などをアップしたりして初めて、マイミクの行動を知ることができる。それまでは、元気なのかどうか、いやなたとえだが生存しているのかも分からない。

とはいえ、ニッポンのSNSを考えた場合、日記を中心としたコミュニケーション機能は外せない。なぜか分からないが、Facebookは日記を書く機能が貧弱である、ないに等しいといってもいいだろう。これもFacebookなど海外SNSが日本で盛り上がらない理由の1つだと思う。

だとすると、ニッポンのSNSはチャンスである。日本人ユーザーの嗜好を理解した上で、Facebookのような機能を追加していけば、面白いものができあがるに違いない。日記を中心にして、flickrやtwitterと連携できれば楽しくなると思う。Mixiにはそのような分野を目指してほしい。Facebookが日本でも話題になったのをきっかけにmixiの機能強化のスピードが早くなることを期待したい。

あと、ビジネス分野でのSNSも盛り上がるといいね。Facebookはビジネスでも使えるようにユーザーがアプリケーションをインストールしてカスタマイズできる。つまり自由度が高い。さすがにmixiでは仕事の話はしにくい。面白いサービスが登場するのを期待しよう。

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2008年05月20日

Facebook日本語版?

2008年5月19日、日本語版Facebookが立ち上がったと言っていいのか微妙なところであるが、とりあえず今日が日本語でのサービス開始日なのだそうである。ログイン画面まで含めて日本語になったそうだ。

Facebook自体は英語のメニューのままで問題なく日本語を扱えていた。なので、ここで日本語版と言われてもしっくりこない。だんだん日本語になっていったという感覚なので、特別お祭り気分になるわけでもない。しかもすべてが日本語化されているわけでもなく、Facebookの特徴であるアプリケーションはほぼ英語のままで提供されるであろう。アプリケーションはFacebookが開発していないものがほとんどなので、多言語対応版は、アプリケーション開発会社が提供することになる。まあ、よほど余裕があるアプリケーションベンダーでなければ日本語版をはじめとする多言語版を出すようなことはしないだろう。開発&メンテナンス費用がバカにならないからね。

さて、日本語化?されたFacebook。日本でユーザー数を伸ばすことができるだろうか。正直なところ日本にはmixiがあるので難しいだろう。米国ほどの盛り上がりには残念ながらならない。それは、アプリケーションだけ英語になってしまうといった中途半端な日本語化が問題になるだろうし、mixiのような日記を手軽に書く機能がないなど、さまざまな要因がある。Facebookの先進的な機能に日本人が慣れていないというのもあるだろう。Facebookは整理整頓された上でアプリケーションを載せることで、ユーザーに楽しさやお役立ちを提供している。Facebookからmixiに戻ると、mixiがものすごく貧弱に見えてくる。こんなこともできないのかと。自分が見つけた面白い記事くらい簡単にリンクを公開できるようにしてくれたっていいじゃんなどと思ってしまう。

Facebookが日本に来た以上、mixiやGREEは本格的な対策を考えなければならない。いや、むしろここは敵対的対応をするのではなく、お互いにメリットがあることを信じて融合策を出していこうではないか。具体的にはFacebook内でmixiの日記を公開できるようにする。mixi側のAPIを整備すれば、プライバシーに配慮しつつ、Facebookなど他サイトでも日記を公開できるはずだ。日本人ユーザーがFacebookを使う上で困るのは、日記を書く機能が貧弱なところ。その弱さをmixiがFacebookのアプリケーションとして提供する。

日本のSNSも長期的な視点に立てば、Facebookのようなオープンなものになっていくのだと思う。アプリケーションで日本独自の文化などを熟成させてほしい。

最後になってしまったが、米国のSNS最大手である「MySpace」はすでに日本語版を提供している。ただし、こちらはアーティストのプロモーションがメインになっており、友達との交流にはあまりならない。そういう意味では日本のほかのSNSとはまったくやり方が異なる。一方、Facebookは友達との交流がメインになるので、SNSの性格としてmixiに近い。なので、Facebookとmixiがうまく連携できると、ユーザーにとっては使いやすくなる。

まあ、どちらにしろ面白いことができたらユーザーは楽しいわけで、Facebookが日本に来たことで日本のSNSが盛り上がれば、それはそれでいいかなと思う。日本のソーシャルメディアはまだまだいろんな方向に揺れそうである。

Facebook日本語版の公開を記念して、私のFacebookのプロフィールを公開します。興味を持った方は「poke」でも「友達として追加」でも「メッセージ」でもください。
タグ:Facebook


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2008年05月17日

Google、MySpace、Facebook --- 第2次プラットフォーム戦争勃発

MySpaceの「Data Availability」、Facebookの「Facebook Connect」、Googleの「Friend Connect」がほぼ同時に発表された。それぞれ似ているようで多少は異なる。でも狙いはユーザーの獲得である。ソーシャルメディアをよりオープンにしてユーザーの利便性を上げられるかのように思えるが、最終的にはユーザーを囲い込むのが目的だ。

実はこの動き、何かに似ているように感じた。それは、パソコンのOS(オペレーティング・システム)のシェア争いである。

Windows 95が登場する前の話なので、ITの世界からみると大昔の話である。当時はマイクロソフトのWindowsが強かったものの、いくつかパソコン用OSがあった。今も当時とそれほど大きくは変わってないのだが、Windows以外には、IBMの「OS/2」とアップルの「MacOS」があった。MacOSは手を変え品を変え生き残ったが、IBMのOS/2は「OS/2 warp」を最後に宇宙のかなたに消え去ってしまった。

このパソコン向けOSの覇権争いを「第1次プラットフォーム戦争」と呼ぼう。

Windowsが勝ったのは、Windowsの上で動くアプリケーションをたくさん揃えたこと。使えるソフトがたくさんあるということは、たくさんの人を惹きつける可能性が高いこと。つまり、ユーザーに選ばれる可能性が高いということだ。MacOSはDTPやコンピュータ・グラフィックス、DTM(デスクトップ・ミュージック)といった特定の分野に活躍の場を見出すことで、特定の固定客をつかむことに成功した。IBMのOS/2は、Windowsのマルチタスク処理が不完全だった時代に、ほぼ完全なマルチタスク処理を実現し、技術的には先行していた。ただし、OS/2で動くソフトが少ないのでジリジリと市場から退場していった。ソフトが揃わなかったのは、OS/2上でWindowsのソフトをそのまま動かせるようにしてしまったためでもある。OS/2でWindowsのソフトが動くのなら、わざわざシェアが低いOS/2向けに別途ソフトを開発することはないからだ。

そして、現代のソーシャルメディアサービス間での争いを見てみる。

第1次プラットフォーム戦争時のOS(プラットフォーム)にあたるものが、「Data Availability」「Facebook Connect」「Friend Connect」になる。各OS上で動くソフトは、各ソーシャルメディアサービスを使うユーザーにあたる。ということは、アプリケーションの数で市場をほぼ独占したWindowsのように、サービスを利用する人数が多いサービスが最終的に生き残ることになると予想できる。

パソコンのOSのように、第2次プラットフォーム戦争の勝者は、ほぼ独占的にソーシャルメディアサービスを提供できる可能性がある。また、各プラットフォーム間でのデータ交換はやってはいけない。OS/2のように、もしユーザーを思ったほど集められなかったら、勝ち上がってくるのは難しくなる。なので、そんな状況を知ってのことなのか、FacebookはGoogleのFriend Connectを閉め出すことにした。

さて、ソーシャルグラフ時代のプラットフォームで勝つのはどこだろうか。どこがWindowsを取って替えるのだろうか。現状ではどこも互角という印象を受ける。

Facebookは独自のプラットフォームをベースに独自のアプリケーションを動かす戦略。独自路線を貫くあまり、小さくまとまってしまう可能性を否定できない。MySpaceは他サービスと連携しながら、MySpaceが持つ会員数をさらに増やそうとしている。Googleはユーザーを持っていないが、プラットフォームを徹底的にオープンにすることで、すべてのサービスを飲み込んだプラットフォームを構築しようとしている。

最後は結局Googleだったりしてね。だとしたらあまり面白くないなあ。mixiとかモバゲータウンにがんばってもらって、日本発のプラットフォーム2.0を提案できると楽しくなるかなと思う。

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2008年05月16日

アドレス帳ソフトのRipplexは携帯電話だともっと便利になる

以前の記事「Ripplex -- ソーシャルグラフ構築のインフラを狙う」でアドレス帳ソフト「Ripplex」(リプレックス)について書いた。Twitterやskypeの友達とより仲良くなれるので面白いと思っていたが、だんだん限界も感じていた。Ripplexを一日中起動しておいても、誰かが新しくRipplexをインストールしないことには、新しい友達が増えないのだ。

Ripplexのアイデアは面白いので、使い道は他にないかなあと考えていたところ、携帯電話で使ったら便利ではないかと思うようになった。

私だけかもしれないが、携帯電話のアドレス帳に電話番号やメールアドレスを登録するのは面倒である。もちろん自分の携帯電話に電話をかけてもらって、かけてくれた人の電話番号を登録することもできる。メールアドレスだって同じだ。

もし、Ripplexが携帯電話の中に入っていたとしよう。通常であれば、友人がメールアドレスを変更した場合、連絡をもらわなければ古いメールアドレスを登録したままだ。Ripplexが入っていれば、自動でコンタクト先を更新するので、エンドユーザーは何もせずにコンタクト先をメンテナンスできる。場合によっては、mixiのアカウントや会社や自宅で使っているパソコンのメールアドレスを携帯電話に登録できるようになる。

携帯電話のアドレス帳に登録されている人は、お互いが知り合いであることがほとんどだろう。なので、Ripplexでリンクもしやすい。携帯電話の世界でのコミュニケーションインフラとしてRipplexは最適だと思う。

リプレックスの方々にはぜひ携帯電話で動くアプリ、できれば携帯電話の標準のアドレス帳として実装されるようにがんばっていただきたい。
タグ:Ripplex twitter


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2008年05月14日

Twitterでテレビを10倍面白くする方法

インターネットの普及にともない、テレビでさえオールドメディアと呼ばれる昨今。果たしてテレビは終わったのだろうか。私はインターネットの力を借りることで、もっとテレビを面白くすることができると思っている。特に、アナログ放送が終了して地デジ放送だけになる2011年が転換期となる。そのときは映像受信機としてのテレビはインターネットに接続されるのが当然のことになる。ハードウエアのレベルではテレビとインターネットの融合がなされたと言える時代になっているのではないだろうか。

そんな時代になったら、現在普及しているWebサービスがテレビでも動くようになっているだろう。もちろんテレビとパソコンとは異なるので、テレビと相性がいいアプリケーションが動くことになる。例えばTwitterだ。

テレビ番組を見ているときに、思わずテレビに向かってツッコミを入れてしまったことはないだろうか。サッカーや野球中継を大勢で見ていると、「あー、おしい!」とか言いながら盛り上がることは多い。それはTwitterでやれないだろうか。テレビ番組にTwitterでツッコミを入れるわけだ。画面の横には常にTwitter経由のツッコミが流れているのを見ながらテレビ番組を楽しむスタイルになる。同じ番組に集まる人はおそらく同じ感覚の持ち主だろう。視聴者が他人のツッコミを見ているうちに仲良くなったりして楽しいかもしれない。

例えば、将棋や囲碁の対局中継。プロの棋士が指している途中で、「その手があったか!」とか「俺だったらこうするけどなあ」など、好き勝手なことを言える。縁台将棋を数千人から数万人の単位でやるようなものだ。盛り上がると思うのだけどなあ。

さて、テレビ局にもメリットはある。番組に集まるTwitterユーザーの数とツッコミの数を番組評価の指標にできるからだ。Twitterユーザーの属性を取得することだってできるかもしれない。今よりもより正確な視聴者属性をとることができるのではないだろうか。もちろん、Twitterユーザーのツッコミで番組が荒れる危険もある。でもそれは視聴者の意見として真摯に受け止め、次の番組制作に生かすことだってできるだろう。

最後に、対局中継の例をさらに進めると、もっと面白いことができる。例えば、プロ棋士とツッコミ集団との対局だって可能だ。ここは群集の英知を使ってみよう。将棋にちょっとは自信があるTwitterユーザーの何人かが指し手を提案する。周りで見ているほかの人が、出てきた指し手の評価をし、投票システムかなんかで実際に打つ手を決める。そうして、プロ棋士と群集が対局をする。

結果はどうなるかな。やってみないと分からないけど、案外プロに勝ってしまうかもしれない。そうなったら楽しいよね。

こんなことを考えているうちに、やっぱりテレビはまだまだいけるなと感じました。放送とインターネットはよく対立する構図で語られることがよくあるが、いいところを使っていけば、別の面白いものができるだろう。対決なんて不要だよ。
タグ:twitter テレビ


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2008年05月13日

もはや囲い込めないソーシャルメディア

前回のポストでMySpaceがFacebookを出し抜く戦略を発表したかと思いきや、敵も黙ってはいられない。FacebookはMySpaceの「Data Availability」に似た「Facebook Connect」を発表した。しかし、それだけでは終わらない。Googleも同様の「Friend Connect」を打ち出してきた。

SNSの2強とインターネットサービスの王様が似たような戦略を打ち出すことは偶然なのだろうか。いや必然なのだろう。SNSはよりオープンな環境を目指すことになる。そうすることで、ユーザーの利便性向上と広告収入のアップを狙うのだろう。もはやクローズドなサービスでは限界があるのだ。

一方、日本のSNSはどうだろうか。mixiはクローズドなままだ。会員数は増加しているとはいえ、頭打ち感が出てくるのは時間の問題だろう。次にどこに行くかがmixiの見せ所だ。海外のSNSのように、オープンプラットフォームへと向かうのだろうか。おそらく、日本のSNSもオープンの方向に向かわざるをえない。参加しているのがほとんど日本人なだけに、より成長していくためには、会員が生み出すコンテンツを広くさまざまな場所で使えるようにし、広告を載せるスペースを生み出していかなければならない(多分)。もちろん、広告を配信するプラットフォームも整備が必要になるだろう(多分)。

しかし、3社の戦略がほぼ同時に発表されたことには驚くばかりだ。しかも具体的にサービスを実装してみせたところもない。戦略がどのように具体化されるのか、これからが楽しみである。

posted by やすお at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月10日

MySpaceが対Facebookに必死

会員数では"まだ"世界最大のSNSであるMySpace。しかし、ちょっと後ろを振り返るとFacebookがものすごい勢いで追いかけてくる。このままじゃ抜かれてしまうと考えたかどうかは分からないが(おそらく考えただろう)、対Facebookの策をいろいろ出してきている。

まず海外のSNSは自社サービスだけに会員を囲い込むといったことはしない。Facebookであれば、Facebook以外の他社が開発したアプリケーションを自分の画面に追加することで、写真や動画、自分で書いているブログなどをFacebook上で公開できる。MySpaceも同様のことができる。

で、MySpaceはさらに先を行くオープン戦略をとることに決めたようだ。今度はMySpace内に保存した写真などをTwitterやYahoo!、e-bayなどと共有できるようにする。MySpaceはこの施策を「Data Availability」と呼ぶ。実際に実装されるのはもう少し先になりそうだ。

詳細はCNETやTechCrunchの記事に詳しいので、そちらを参照してもらいたい。ここではMySpaceは何を目指すのかを考えてみたい。

MySpaceは写真や音楽といったコンテンツを扱うのに強いSNSだ。要は素材を握っているのである。MySpaceは、素材を他のWebサービスに公開することで、他のSNSと差別化しようと考えているのではないだろうか。TwitterやYahoo!とSNSグループを構築し、コンテンツを流通させる。エンドユーザーにしてみれば、複数のSNSに写真などをアップする手間が省けるので便利になるだろう。また、MySpaceやTwitterから見ると、MySpaceが持つ豊富なコンテンツと充実したソーシャルグラフを使えるメリットがある。強引な言い方をすると、異なるソーシャルメディアがゆるやかに融合するようなイメージだ。

さて、そういう状況になると、SNSのサービスってどこからどこまでを示すのか分からなくなってくる。実はこれこそがOpenSocialの進む道なのだと思うが、なぜか今回はOpenSocialの仕組みは使っていない。不思議だ。MySpaceはOpenSocialをかついでいるはずなのに。

MySpaceはFacebookをまねて、アプリケーションを自分のプロフイール画面に追加できるようにした。私が見たところ、Facebookほどうまく既存機能と融合できていないように思える。Facebookのように爆発的な勢いでアプリケーションが導入されている状況にもなっていないようだ。はっきり言ってしまえば失敗だったと思う。Data AvailabilityでFacebookを引き離せるか見ものだ。


◎MySpace、DataPortabilityを採用:Yahoo、Ebay、Twitterとのデータ共有へ
http://jp.techcrunch.com/archives/20080508myspace-embraces-data-portability-partners-with-yahoo-ebay-and-twitter/

◎マイスペース、米ヤフーやTwitterなどとプロフィール共有可能な新プロジェクト発表
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20372833,00.htm?ref=rss

posted by やすお at 04:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月09日

Yahoo!がだめならFacebookがあるさ

Microsoftの経営判断はどうだったのか知る由もないが、インターネット時代におけるマイクロソフトのプレゼンスを早急に高めるためにはお金をどれだけ使っても構わないと考えているようだ。 Yahoo!がだめなら、どこか別の企業はないかなあと言いながら買い物をしていたわけではないと思うが、昔から目を付けていたFacebookに白羽の矢を立てるつもりのようだ。

昨日のポストでうわさレベルのものだと報告したが、もしかすると現実になるかもしれない。

マイクロソフトが欲しいのはインターネット広告のビジネスを推進できる会社である。そういいう意味ではSNSのFacebookを傘下におさめるのは正しい経営戦略だと思う。しかも、これからは単なる広告ではなく、ソーシャルグラフをベースとした人と人との関係を重視する広告が主流になると仮定すると、Yahoo!よりもFacebookを買収することの方が意義がある。そういえば、Yahoo!もSNSを持ってたような気がするけど、全然ぱっとしない(サービス名も忘れた)。もっと余計なことを言うと、グーグルもorkutというSNSを持っているけど、使われている地域が想定していた場所よりも小さい。

もし、マイクロソフトがFacebookの買収に成功したら、グーグルと真っ向から環境が整う。そうすると今度はYahoo!の立場が微妙になる。Yahoo!は早まったことをしたのだろうか。買収提案を受け入れた方がよかったのだろうか。

こういうことは歴史が決めることと相場が決まっている。ビル・ゲイツ氏がMicrosoftを引退するまでもう時間がない。それまでに決着を付ける可能性は大いにある。


◎[WSJ] MicrosoftがFacebookの買収を検討?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/08/news062.html

◎マイクロソフト、次なる標的はFacebookか?
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20372748,00.htm


posted by やすお at 02:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月08日

Yahoo!を買わなかったMicrosoft、次の一手はすでに打っている

MicrosoftはYahoo!の買収をあきらめたが、転んでもただで起きないというか、準備は抜かりないというか、ビジネスにおいて絶対に負けないという信念が伝わってくるというか...、とにかくマイクロソフトのインターネット時代の覇者になろうとする姿勢は驚くほど強い。

Yahoo!買収で世界中をさわがせている中、Microsoftは、ノルウェーの検索エンジンベンダーであるFast Search & Transfer社を2008年4月25日に完全子会社としている(マイクロソフトのプレスリリース)。検索ベースのインターネット事業において、Yahoo!以外のオプションを確実に実行していたわけだ。これが、Yahoo!以外の選択肢だ。

検索機能をベースにしたサービスというと、第1位はGoogleで第2位はYahoo!、そして第3位はMicrosoftの順番で頭に浮かぶ人は多いだろう。 MicrosoftがYahoo!を買収するのは、2位と3位の企業連合を構成して、第1位のGoogleをやっつけようという狙いがあった。

だが、Fast社の完全子会社化という事実を考えてみると、Yahoo!の買収ってなんだったのだろうと思う。インターネット広告の仕組み以外はFast 社が持っている。MicrosoftにはFastの検索エンジン技術を核にして、インターネットビジネスを推進できるのだ。

また、MicrosoftがFastの検索エンジンを手に入れたことで、Googleが弱いエンタープライズシステム(企業情報システム)の分野で大きなシェアを取ることができるだろう。今でもMicrosoftには企業向け検索サービスとしてSharePointがある。これにFastを加えれば、さらに高度な検索機能を企業に提供できる。そして、企業での導入が進めば、インターネット分野でのFastの活用が見えてくる。

Fastの検索エンジンは、日本では楽天が使っているし、米国ではNewYork Timesも使っている。コンシューマ向けのインターネットサービスでも使用実績がある。後は広告配信システムだけだ。これも半分は検索がベースとなるので、半分は出来上がっているようなものだ。マイクロソフトの豊富な資金で、あとはどうにでもなりそうな気がする。

もちろん、マイクロソフトの理想は、Yahoo!を買収し、企業向けも一般消費者向けも同時に相手にしたかっただろう。そうすれば、一気にグーグルを追い詰める可能性もあったに違いない。

マイクロソフトはぎりぎりまで買収交渉をしたのだと思うが、結局はあっさりと身を引いたようにも見える。これはFastをすでに手中に収めていることからくる余裕と見えなくもないが、どうだろうか。

さて、マイクロソフトの買収戦略であるが、うわさのレベルでしかないが、facebookの買収を視野に入れているようだ。マイクロソフトが Facebookにかなり多額の投資をしている。この流れで買収まで行ってしまうこともありえるのだが、正直なところYahoo!よりもFacebook の方が手ごわい相手のような気がする。

posted by やすお at 03:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月03日

Web時代だからこそ重要なリアルコミュニケーション

今夜(2008年5月2日)は飲み会があった。今回は私が勤める会社にかかわった人が集まった。かつて同じ部署だった人や以前に同じ部門で働いていた人、同じ会社に勤める人だが会社よりも飲み屋で遭遇する方が多い人など、部門や会社を超えて知り合いが集まった。参加者は今夜の集まりを“異種格闘技”と呼んだ。

この飲み会で感じたことが2つある。

まず、この集団は私のソーシャルグラフの一部であることだ。私から見れば全員知っている人なのだが、その場で初めて知り合った人たちもいた。正確には状況は違うのだが、初めて挨拶を交わした人は、私のソーシャルグラフを通じて知り合いになれたといえる。

2つ目は、リアルに顔を合わせることの大切さだ。初めて会う人同士でも、“私を知っている”という事実が前提にあるため、仲良くなりやすい。少なくとも相手にそれほど警戒心を抱かない。バーチャルな世界だとそうはいかないだろう。例えば、自分のマイミクのマイミクに対してマイミク申請を気軽に出せるだろうか。逆に、自分のマイミクのマイミクだからといって、いきなりマイミク申請が来ても素直に承認できるだろうか。もちろん、できるという人もたくさんいらっしゃるだろう。しかし、できない人の方が多いのではないだろうか。

SNSで友達を増やすのも悪くはないが、たまにはリアルな場で知り合いを増やしてみよう。やはり顔を見ながらのコミュニケーションは何かを得やすい。顔を見るだけならテレビ会議でもいいのかもしれないが、相手の声のトーンや自分との目の合わせ方などを観察していると、妙になまなましいのが伝わってくる。いわゆるノンバーバルな情報が伝わってくる。

人と会うことはそれなりのパワーが必要だ。しかし、そのパワー以上のものが得られる。今夜はそれを実感した飲み会だった。

posted by やすお at 02:42 | Comment(1) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月02日

ソーシャルグラフ・オリエンテッド・メッセージング・システム(SOMS)というのを考えてみた

Facebookでチャットができるようになったのをきっかけに、私たちのコミュニケーションはどういった形態になっていくのか考えてみた。で、ふと思いついたのがタイトルの言葉である。

ソーシャルグラフがコミュニケーションの基盤となると仮定すると、やはりインスタント・メッセージがコミュニケーションの主流になるのではないかと、私は最初にそう考えた。FacebookやMySpaceがチャット機能を装備しているのを見ると、そう思ってしまう。本当にそうなのだろうか。 twitterだってコミュニケーションツールだ。twitterはミニブログというカテゴリで説明されてしまうこともあるが、非同期のチャットシステムであるとも言える。

では、チャットとtwitter以外には何か考えられるだろうか。そう考えているうちに、ソーシャルグラフを基盤にするのでれば、メールでもいいのではと思ってきたのだ。

最近の電子メールシステムは、迷惑メールのおかげで破綻しつつある。先進的なユーザー同士であれば、facebookやMySpace、仕事上のつきあいであればLinkedInなど、が持っているメール(メッセージング)機能を使ってメールのやりとりをすると聞いたことがある。日本だったら仲のいいマイミクさんとmixiでメッセージのやりとりをしている感じだろうか。この方法が便利なのは、スパムメールの影響をほぼ受けないことだ。安心してメッセージを読むことができる。

そんな現実があるのなら、電子メールはいっそのことソーシャルグラフでつながっている人とだけメッセージ交換できるシステムがあれば、みんながうれしいメッセージング・システムになると考えたわけだ。ソーシャルグラフをユーザー認証に使う方式である。私は「ソーシャルグラフ・オリエンテッド・メッセージング・システム」(SOMS)と呼びたい。

social_auth_mail.pngただしこのSOMS、1つのSNS事業者内のサービスだけでは、現在の電子メールを置き換えることはできない。SNSを超えてソーシャルグラフを構築し、メッセージをやり取りできる仕組みが必要である。これもOpenSocialがだんだん形になってきたこともあり、実現する可能性は低くない。

この仕組みで問題になるのは、メッセージの送受信できる範囲があまりにも限定されることだ。知らない人にメッセージを送ることはできなくなる。メッセージを送る前にソーシャルグラフでつながらなくてはならないからだ。でもまあ、実際には知らない人にメッセージを送ることは少ないので、特に問題はないかと思う。製品の問い合わせや、企業の代表メールアドレスなどは、ソーシャルグラフでつながっていない人からのメッセージも受信できるような仕組みがあればいい。そんなに難しくないはずだ。

さて、いかがだろうか。インターネットをソーシャルグラフベースで考えると、現状では難しいことであっても比較的簡単に解決できる可能性がある。今回のアイデアは自分ではなかなかいいと思っているが、何か重要なことを見落としている可能性もある。迷惑メールに負けない使い勝手がいいメッセージングシステムは本当に欲しい。Mail2.0が欲しいのだ。


posted by やすお at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2008年05月01日

Ripplex -- ソーシャルグラフ構築のインフラを狙う

ripplex.png2008年4月25日(金)、都内某所で無料アドレス帳ソフト「Ripplex」(リプレックス)の説明会が開催された。偶然ではあるが、説明会に出席できたので、これも何かの縁だと思い、インストールして使ってみた。

Ripplexは無料で使えるアドレス帳ソフトである。メールソフトにもアドレス帳機能が付属しているが、Ripplexも似た機能を持つと思っていい。ただし、決定的な違いがある。メールソフト付属のアドレス帳であれば、目的はメールを出すことになる。Ripplexはメールやソーシャルメディアなどの知り合いをまとめて管理できるのだ。TwitterとSkypeには特に親密に連携していて、自動的にSkypeコンタクトとTwitterの友達をアドレス帳に取り込んでくれる。

お互いがRipplexを使っていれば、リンクしてお互いの情報を交換できる。twitter内だけの友達だったのが、その人のブログの存在を知ったり、 mixiのプロフィールにアクセスすることだってできるようになる。Ripplexを介してさらに友人を知ることができる。また、自分を知らしめることもできる。

簡単に説明したが、詳細はリプレックス社のWebサイトに詳しいので、深く知りたい方はそちらをご覧いただきたい。活用方法を含めて分かりやすく解説しているので、ここで長々と説明するのは野暮なことなのでやめる。ここではRipplexが私たちに何をもたらすのか考えてみたい。

さて、コンタクト先の管理であるが、ものすごく面倒なのは言うまでもない。例えば、もらった名刺を管理することを考えてみよう。今日もらった名刺を、 Excelでも専用の名刺管理ソフトでもいいので登録する。もちろん登録した時点では情報は正しい。では、1ヵ月後はどうだろうか。登録した内の何人かは、部署の移動や昇進などで古い情報になってしまってないだろうか。そして1年後、半分くらいの情報が正しければいいほうではないだろうか。それくらいコンタクト先管理はやっかいなものだ。それに、名刺だけでは、会社の電話番号やメールアドレス、部署名、住所くらいしか分からないことが多い。

Ripplexは個人に関するアクセス先情報を柔軟に管理できる。名刺に記載されている情報だけではなく、twitterやSkypeアカウント、ブログのURL、mixiのプロフィールページなど、さまざまな項目を登録できる。しかも、登録情報の更新は本人が行うので、自分で修正する必要がない。基本的には最新の情報に常にアクセスできるわけだ。

また、コンタクト先管理であれば、似たようなWebサービスがあるかもしれない。しかし、自分だけではなく他人の個人情報をオンライン上のサービスに保管するのは勇気がいることだ。「もし情報が漏えいしてしまったら」と考えると怖い。自分の情報だけなら笑ってすますこともできるが、他人の個人情報を漏えいさせたとなれば、たとえWebサービスの運営者に責任があろうとも、友達を失うことになりかねない。

この点、Ripplexはかなりセキュリティに配慮している。説明時にもRipplexのサーバーでは個人情報を蓄積しないことを力を入れて説明していた。私もセキュリティを保てる話を聞いたが、なかなかうまい方法だと思った。

各ユーザーのコンタクト先はあくまでもローカルのパソコンに保存される。Ripplexのサーバーに保管されるのは、例えば自分のtwitterのIDと友達のtwitterのIDを組み合わせた情報のハッシュ値だけだ。ハッシュ値が仮に漏えいしたとしても、そのデータからtwitterのIDを復元することはできない。Ripplexユーザー間では同じハッシュ値を持ったもの同士がリンクする仕組みになっている。

実はRipplexがWebサービスではなく、クライアントソフトで提供されるのは、個人情報はローカルのPCで持ち、Ripplexのサーバーに送信すべきハッシュ値を生成するために必要だったのだ。分かりづらい説明になっていると思うが、これもリプレックス社Webサイトの「セキュリティー」というところで解説があるので、興味のある方はご覧いただきたい。PMMという仕組みのことである。

さて、リプレックスの社長は「Ripplexをコミュニケーションのインフラシステムにしたい」というようなことを言っていた。つまり、Ripplexを使っていれば、遊びでも仕事でも、必要な人にいつでもコンタクトができるようになる世界を目指すということだ。今は、twitterとSkypeのみ自動的にコンタクト先を読み込んでくれるが、これからバージョンアップを重ねるにつれて提携するサービスを増やしていきたいとのことだ。

実は、私は見てしまった。おそらく説明会ではリリース前のベータ版をつかっていたのだと思う。私がインストールしたものより、登録できる項目が増えていたのだ。注目したのはfacebookの情報を登録できていたこと。これは私の予想だが、facebookアプリとの連携も視野に入っているのではないかと思う。そしてさらに予想を広げると、OpenSocial対応というのが見えてくる。

インフラにするのであれば、ぜひここまで対応してほしい。ユーザー個々からみたときに、Ripplexがソーシャルグラフの中心に位置されるまでになってほしいところだ。

久しぶりに自分が楽しくなるものを見たという気がします。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。twitterかSkypeのユーザーであれば、試すのにそんな手間はありません。

posted by やすお at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーシャルメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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