2009年11月21日

ついにGoogleのパソコン向けOSが発表されました

ようやく米Google社が開発したパソコン用OS「Google Chrome OS」が発表されました。TechCrunchの記事では、発表会の模様など映像を交えて紹介しているので、そちらをご覧ください。

Chrome OSの紹介ビデオ2本: OS入門編と性能/UIデモ編

Chrome OSを簡単に説明してしまうと、起動時間が短いクラウド時代のパソコン用OSといえる。一昔前(二昔前?)に「ネットワークコンピュータ」というものが話題になった。当時はサンが力を入れていたと記憶している。まあ、シンクライアントみたいなものだ。コンピュータはネットにつなげ、アプリケーションはサーバー側で実行する。クライアントPCはほぼ表示だけを担当するコンピューティングである。

当時は現在と比べてネットワークがそれほどはやくなかった。貧弱なネットワーク環境では、ネットワーク経由でアプリケーションを使うには無理があった。そのような問題があり、ネットワークコンピュータは存在感をなくしてしまった。

そして、現在はクラウドコンピューティングの時代である。ここにきて、かつてネットワークコンピュータと呼ばれたものが名前を変えて浮かび上がってきた。現在のネットワーク環境だと、サーバー側にあるアプリケーションを利用するのは容易なことだ。やっとネットワークベースのコンピューティングが日の目を見ることなる。

これは、マイクロソフトのOSを否定した上で、グーグルが新しいコンセプトのOSを提供することで実現する。コンピュータはやっと次に時代に進もうとしている。

とはいえ、こんな大げさなことにならないかもしれない。Chrome OSだって、安いネットブックを販売するために採用されるだけの存在になってしまうかもしれない。そのあたり、将来は不確定ではあるが、新しい時代を作ろうとするグーグルの姿勢を評価したいと思う。

ちなみに、Chrome OSはオープンソースで提供される。利用料金もかからない。ただし、普通の人があまったパソコンにChrome OSを入れられるほど簡単なものではないようだ。もし、どうしてもChrome OSを触ってみたい人は、これもTechCrunchの記事に手順が書いてあるので試してもいいだろう。もちろん、Chrome OSをインストールして何か不具合が発生しても、このブログは一切関知しません。

Chrome OSを今すぐ使って見たい人はこうする-仮想マシン上だから簡単・安全

では、今回はここまで。
タグ:google CHROME OS

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2009年11月20日

ツイッターの正体に迫る−「Twitter社会論」を読んで

相次いで出ているTwitter本で、私が読んだものを紹介します。今回は「Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流」です。タイトルは重そうですが、新書なので気軽に読んでほしい本です。気軽と言っても内容はかなり濃くなっています。Twitterは単純なサービスですが、懐が深いところをうまく説明できている本だと思います。

この本のターゲットは、TwitterというWebサービスの名前だけは聞いたことあるけれど、どんなサービスを提供しているのかよく知らない初心者向けです。これからTwitterどのように活用できるのか分かるようになるでしょう。Twitterのヘビーユーザーも感覚的には捉えていたツイッターのサービスをもっと深く理解できるようになるのではないでしょうか。

特に第一章「ツイッターとは何か?」は必読です。ここで筆者はツイッターの本質に迫ります。ツイッターの特徴でかつ重要な事項を簡潔にまとめています。ここをしっかりと理解すれば、個人でTwitterを楽しもうとする人も、企業がプロモーションやカスタマーリレーションに使おうとしている場合でも、効率よく使えるようになるに違いありません。

少し、ジャーナリズムや政治の話が多いのですが、活用事例と思って読みましょう。とにかく読むべきところは第一章です。Twitterの基本ですし、Twitterの試験があれば必ず出題される重要なポイントです。ここを理解すれば、Twitterを応用するフェーズに進めると思います。

さて、Twitterはシンプルなサービスですが、そのせいなのか、かえって複雑に応用しようと考えてしまいがちです。Twitter自体、APIを用意して外部サービスと連携しやすくなっています。Twitterをプラットフォームにして複雑なサービスを生みだすことができます。

ただし、どんなにTwitterを応用したところで、つぶやきを交換するというTwitterの本質は失われません。コミュニケーションプラットフォームとしてのTwitterは全世界で今よりもっと使われるようになるでしょう。

もしかすると、コミュニケーションの再発明とよばれる時がくるかもしれません。電話や電子メールのようにコミュニケーションインフラの1つとしてTwitterが使われる日がくるかもしれません。その時はTwitter社だけで提供するサービスではなくなっているのでしょうけれど。とにかく、3年後のネットを理解したければ、Twitterを知っておくべきだと思います。

ということで、私のTwitterアカウントは「yasuo110」です。お気軽にフォローしてください。

では、今回はここまで。


posted by やすお at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年11月17日

これからTwitterを始める人向けの実践本−『「ツイッター」でビジネスが変わる』を読んで

Twitterの関連書籍が相次いで出版されています。それだけ情報ニーズがあるということでしょう。ワールドワイドで見れば、すでにキャズムを超えた感のあるTwitterですが、日本ではまだ先進ユーザーが楽しんでいる状況でしょうか。また、テレビや新聞でもTwitterが取り上げられることが出てきて、日本でも一般的に使われるようになるのはそう遠くない未来でしょう。

■Twitterは巨大なバーチャル休憩室


さて、私が読んだTwitter関連の書籍を紹介したいと思います。今回は『「ツイッター」でビジネスが変わる!』です。本書は『Twitter Power』(ジョエル・コム著)の翻訳です。翻訳したのは、Twitter内でも活躍しておられる小林啓倫氏です。「POLAR BEAR BLOG」のオーナーさんでもあります。

まず、本書でもっとも好感が持てたのは、導入部でTwitterに触れる前に、ソーシャルメディアの説明から入ったこと。ソーシャルメディアはmixiといったSNSなど人との結びつきの中で生まれるコンテンツを楽しむものです。もちろんTwitterもソーシャルメディアの1つです。そして、Twitterよりもソーシャルメディアの存在がこれからのインターネットで重要になることを説明し、特にTwitterの独自性がいかにインパクトを与えるかをうまく説明しています。

私が共感したのは、ツイッターを「巨大なバーチャル休憩室」と表現したこと。前に書いた「Twitter爆発しろ!」でも紹介しましたが、私はTwitterを「バーチャルなタバコ部屋」に例えました。どちらも言いたいことは同じで、Twitterはコミュニケーションの場であるということです。人と知り合い、情報を共有し、次のアクションにつなげる─。そんなことをインターネットという巨大なバーチャル空間でやってしまえるのがTwitterなのです。なんか、わくわくしてきませんか?

■Twitterの作法なんかも分かります

後半は、これからTwitterを始める人向けのガイドです。Twitter自体、楽しむためのルールはありません。ただし、実生活と同じですが、こうすれば他人に迷惑をかけることなく楽しめるといった実践的な内容になっています。ルールはないけれど、ちょっとしたマナーのようなものはあるようなないような、ゆるーくあるような気がするので、そんな空気感も分かると思います。

まだTwitterに登録していない人だけでなく、登録はしてみたものの面白さが分からずに放置してしまった人にも役に立つ内容だと思います。そして、ビジネスに活用しようと考えている企業ユーザーにとっても、ファーストステップとして何をすべきか知ることができます。

最後に、私は個人的には翻訳本はあまり好きではありません。ただし、本書は例外です。Twitterのことをよく理解している人が翻訳したからなのだと思います。すらすらと読めてしまいました。

この本を買ってからすぐに読みたくて、本屋からスターバックスに直行し、コーヒーを飲みながら読んでいました。もちろん、movatwitterでつぶやきもしました。「「ツイッター」でビジネスが変わる!を買った。スタバで読んでるなう。」と。そしたら、翻訳者の@akihitoさんに、しっかりとつぶやきをコメント付きでReTweetしていただきました。本を読んで、翻訳者からコメントをいただけるなんて、Twitterならではの体験です。しかも本を読んでいる最中にコミュニケーションできるリアルタイム性はTwitter独自のものです。

なんか、楽しくなってきませんか?


ちなみに、私のTwitterアカウントは「yasuo110」です。お気軽にフォローしてください。

では、今回はここまで。


posted by やすお at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | Twitterなどミニブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする